胃がん検診を受けてみたいが、内視鏡検査やバリウム検査が苦手という方は、まずABC検診で
ご自分の胃がどのくらい胃がんのリスクがあるか調べてみましょう。
①胃がんの発生に関係している H.ピロリ菌(HP)感染の有無 |
②胃粘膜萎縮の進行度を表す ペプシノゲン(PG)検査 |
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①②の血液検査を組み合わせて、胃がんになりやすい状態か どうかを下表のように分類。 |
※上記表をもとに一部改変
健康的な胃粘膜で、胃の病気になる危険性は低い。それでも5年に1回の胃部検査で確認を。
胃がんの年間発生率:ほぼゼロ
ピロリ菌感染あり。胃粘膜の萎縮は軽度。胃潰瘍・十二指腸潰瘍に注意。
胃がんになる危険性を否定できないので、ピロリ菌を除菌し、3年に1回以上の胃内視鏡検査を推奨。
胃がんの年間発生率:1000人に1人
ピロリ菌感染あり。胃粘膜は萎縮。
胃がんになる危険性が高いため、ピロリ菌を除菌し2年に1回以上の胃内視鏡検査を推奨。
胃がんの年間発生率:500人に1人
ピロリ菌が感染できないほどの高度の胃粘膜萎縮あり。
胃がんになる危険性がC群よりも高いため、1年に1回以上の胃内視鏡検査を推奨。
胃がんの年間発生率:80人に1人
上記表のE群に該当
→胃がんリスクが約1/3低下しますが、未感染とは全く異なり、除菌後もバリウムX線検査・胃内視鏡検査受診が望ましいため。
プロトンポンプ阻害薬(タケプロン・パリエット・オメプラール等)服用中の方や、
2ヶ月以内に服用していた方。
→ペプシノゲン値が高く、陰性に出る場合があるため。
→ペプシノゲン値が低く、陽性に出る場合があるため。
腎機能障害(血清クレアチニン値3mg/dL以上)により
→ペプシノゲン値が高く、陰性に出る場合があるため。
ステロイド薬など免疫抑制剤内服中の方
食事に関係なく検査可能です。
検査のみの受診も可能です。
費用4500円(税込)