小児科について
発熱、咳、鼻水・鼻づまり、喉の痛み、腹痛、嘔吐、下痢、便秘、けいれんなどの症状について診察・治療を行っています。必要に応じて迅速検査、採血、レントゲン検査を行います。
また皮膚の症状、便秘症や夜尿、アレルギー疾患、心疾患にも対応いたします。当院では、次のような病気についても診察を行っていますので、何か変だと思われることや心配なことがございましたら、是非ご相談ください。
予防医療が非常に大切であると考えております。予防接種、乳幼児健診を積極的に行っております。就学時の診断書の発行にも対応いたします。
小児感染症
・アトピー性皮膚炎 ・乾燥肌・敏感肌 ・あざ ・乳児湿疹 ・あせも ・オムツかぶれ ・とびひなど
・夜尿症 ・便秘症 ・低身長 ・乗り物酔い ・肥満や痩せ ・貧血など
小児感染症
インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、毎年、冬に流行します。かぜよりも症状が強く、飛沫感染でうつります。予防接種で発症率や重症化を抑えることができるとされています。
治療
タミフル(1日2回、5日間内服)、イナビル(1回のみ吸入)、リレンザ(1日2回、5日間吸入)、ゾフルーザ(1回内服)などの治療薬があります。
出席停止期間
発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで
A群溶血性レンサ球菌の感染により起こります。発熱と全身倦怠感、咽頭痛がまず起こり、吐き気を伴う場合もよくあります。いちご舌や扁桃腺の腫大、軟口蓋の点状の出血、体を中心にかゆみを伴ったびまん性の赤い発疹を認めます。急性糸球体腎炎やリウマチ熱などを合併する場合がありますので、きちんと治療する必要があります。
治療
ペニシリン系抗菌薬(10日間)やセフェム系抗菌薬(5日間)の投与を行います。
出席停止期間
抗菌剤治療開始後 24 時間を経て全身状態が良ければ登園・登校ができます。
百日咳菌の感染で起こる急性の呼吸器感染症で、特有の咳発作を認めます。母親から免疫が移行しないため乳児期に感染するケースがあり、無呼吸発作で呼吸を止める可能性があります。このため、百日咳に対するワクチンを含む4種混合ワクチンを生後3ヶ月から接種することが大切です。近年、小学校に通う頃にワクチンの抗体価が低下し感染する児童が増えたことから、就学前に3種混合ワクチンの追加接種が推奨されています。
治療
マクロライド系抗菌薬(クラリス、ジスロマックなど)で治療を開始しますが、治療効果がなかったり、苦くて飲めない時には、ニューキノロン系抗菌薬(オゼックス)で治療します。
出席停止期間
特有な咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌薬療法が終了するまで
RSウイルスは生後6ヶ月~2歳位までの乳幼児に感染し、咳嗽・喘鳴・呼吸困難を引き起こします。ウマチ熱などを合併する場合がありますので、きちんと治療する必要があります。
治療
RSウイルスに効く薬はなく、かかった場合には対症療法(症状を改善するような治療)が主体となります。感染のリスクが高い早産児や未熟児、先天性心疾患のある児などに対しては、シナジスの予防投与が行われます。
いくつかのウイルスによって起こる病気です。夏に流行することが多い感染症で、口の中や手足に水疱性の発疹ができ、発熱する場合もあります。ほとんどの場合、症状は軽くすみますが、重い症状がある場合には合併症を起こす危険性があります。
治療
ほとんどは対症療法により数日で回復しますが、中枢神経系に髄膜炎や脳炎といった合併症をまれに起こすことがあります。症状が少し重いと感じたら、すぐに医療機関を受診してください。症状が改善しても1ヶ月程度便の中にウイルスが排泄されますので、おむつを片付けた後には必ず手洗いをしましょう。
アデノウイルス感染によって、咽頭炎や結膜炎をおこします。プール熱という名前がついていますが、適切な塩素量を保っているプールの水からうつることはほぼありません。接触感染や飛沫感染でうつり、感染力が強いのが特徴です。石鹸で手をこまめによく洗うようにしましょう。
治療
対症療法が主体となります。
出席停止期間
発熱などの主要症状が消退した後2日を経過するまで
両頬がリンゴのように赤くなるため「リンゴ病」と呼ばれています。両頬が赤くなる前にかぜのような症状を認め、レース様の紅斑が四肢や体幹に出る場合があります。妊婦が感染した際には流産の可能性があり注意が必要です。
治療
特に治療する必要はなく、経過観察ですむことがほとんどです。
出席停止期間
両頬が赤くなった時にはヒトにうつすことはありませんので、出席を停止する必要はありません。
ウイルスによる皮膚感染症で、皮膚のバリア機能が低下しているアトピー性皮膚炎や乾燥肌の方がかかりやすい病気です。子どもの場合、抱き着いたり、浮き輪やビート板を共有することによってうつると考えられています。
治療
水いぼが多数ある場合には除去を行う場合があります、小学校に通う頃にはだんだん少なくなっていきます。はと麦茶やヨクイニンを飲む場合もあります。
黄色ブドウ球菌などの細菌感染によって起こります。痒いからと掻いてしまうと、その手を介して身体の他の部分にも広がっていきます。アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏症などがある子どもでは、皮膚のバリア機能が低下しているだけでなく、皮膚に細かい傷が多いので、とてもうつりやすくなっています。
治療
抗菌薬を内服し、患部に抗菌薬を塗布します。痒みや炎症が強い場合には、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、亜鉛華軟膏を用いる場合もあります。
水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染によって起こります。発熱や倦怠感があり、発疹ははじめ小さな丘疹で、水疱からかさぶたへと変化します。現れる場所は頭皮を含めた全身で、痒みを伴います。空気感染を起こし、感染力の強い病気です。治った後もウイルスが体内に残り、長い期間を経て帯状疱疹を発症するケースがあります。
治療
抗ウイルス薬を投与しますが、塗り薬や痒みを和らげる内服薬などを併用します。
出席停止期間
すべての発疹がかさぶたになるまで
ムンプスウイルスの感染によって起こります。片側か両側の耳下腺や顎下腺が腫れるのが特徴で1~2 週間で回復しますが、髄膜炎や脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などの合併症を起こす可能性があります。
治療
痛みや発熱、頭痛に対して鎮痛・解熱薬を投与します。
出席停止期間
耳下腺、顎下腺または舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで
麻疹ウイルスの感染によって起こります。かぜのような症状が出てから一旦解熱し、口の中に白い斑点(コプリック斑)が出てから再び高熱を認め、全身に赤く小さな斑状の発疹が現れます。発疹は回復してくると色素沈着として残ります。感染力は非常に強く空気感染を起こすので注意が必要です。合併症のほとんどは中耳炎で、まれに肺炎や脳炎を起こす場合があります。
治療
麻疹ウイルスに対する治療薬はなく、対症療法が中心となります。
出席停止期間
解熱後3日を経過するまで
三日ばしかとも呼ばれる感染症で、患者の鼻水に含まれる風疹ウイルスとの接触やくしゃみによる飛沫で感染します。症状は発熱、耳の後ろのリンパ節の腫れ、発疹です。発疹では軽い痒みを伴う紅斑が現れますが、麻疹(はしか)と違い融合せず、その後の色素沈着も起こしません。妊婦が感染すると先天性風疹症候群となり、胎児に先天異常をもたらすので注意が必要です。
治療
対症療法が中心です。
出席停止期間
発疹が消失するまで
診療時間
※午前の受付は12時45分、午後の受付は18時15分までにお済ませ下さい。
※祝日は休診となります。
▲:第2・第4日曜日は診療日になります。
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