睡眠時無呼吸症候群(SAS)とはどんな病気?

睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)とは、眠っている間に何度も呼吸が止まり(無呼吸)、体内の酸素が不足する睡眠障害です[1]。

 

主な原因は睡眠中に喉や鼻などの上気道が繰り返し狭くなることで、激しいいびきや低呼吸(呼吸が弱く浅くなること)を伴います。

 

症状としては、睡眠中の大きないびきや呼吸停止、日中の強い眠気、起床時の頭痛・だるさなどが現れます[2]。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は中高年の男性や肥満の方に多い傾向がありますが[3]、誰にでも起こり得る病気です。近年患者数は増加傾向にあり、世界では成人人口の約9〜38%がOSAS(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)の診断基準を満たすと推定されています[4]。

日本人成人のOSAS有病率は3〜9%程度とされていますが[5]、これは実際に検査を受けていない潜在患者も多いと考えられます。

 

放置された睡眠時無呼吸症候群(SAS)は高血圧、脳卒中、心筋梗塞などのリスクが高まることが複数の研究で示されています[6]。

では、この睡眠時無呼吸症候群(SAS)と「口呼吸」にはどのような関係があるのでしょうか。本記事では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と口呼吸の関係について最新の知見を踏まえて解説します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)と口呼吸には関係がある?

結論から言えば、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と口呼吸には深い関係があります。

実際、睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者の多くは睡眠中に口呼吸をしていることが複数の研究で確認されています[7]。

 

欧州呼吸器学会誌(European Respiratory Journal)に掲載された研究では、鼻づまりなどがない人々を対象とした調査において、睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者は単なるいびき症の人に比べて睡眠中に口あるいは口と鼻で呼吸している時間の割合が有意に高いことが報告されています[8]。

 

その研究では、口呼吸の頻度と無呼吸低呼吸指数(AHI:睡眠1時間あたりの無呼吸・低呼吸の発生回数)が正の相関関係にある(口呼吸が多い人ほどAHIが高い)ことも明らかになりました[8]。

 

これらの知見から、口呼吸の習慣は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の発症リスクや重症度に密接に関係していると考えられます。

 

口呼吸の習慣がもたらす悪影響

口呼吸は本来備わっている鼻呼吸の利点を活かせないため、さまざまな悪影響を及ぼします。

  • 口腔内の乾燥と衛生悪化: 睡眠中に口で息をすることで唾液が乾燥し、口腔内が渇いた状態になります。唾液には歯や粘膜を保護し細菌の増殖を抑える働きがありますが、口呼吸によってその自浄作用が低下すると、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります[9]。実際、成人では慢性的な口呼吸によって歯周病(歯ぐきの炎症)や口臭が生じやすくなるとの報告があります[9]。
  • 鼻のフィルター機能の欠如: 通常、鼻毛や鼻粘膜がフィルターの役割を果たし、空気中のホコリ・細菌を除去するとともに加湿・加温して肺に送り届けています[10]。ところが口呼吸ではこうした防御機構が働かないため、乾燥した冷たい空気が直接気道に入り、喉や気管支が刺激されやすくなります。これにより喉の痛みや炎症を起こしやすくなったり、病原体が体内に侵入しやすくなるリスクも指摘されています[10]。
  • 睡眠の質の低下: 慢性的な口呼吸の習慣は睡眠の質にも影響します。口呼吸は鼻呼吸に比べて気道抵抗が高く、睡眠中の呼吸が乱れやすくなるためです[7]。研究によれば、口呼吸は単に寝起きに口が渇く程度の問題ではなく、睡眠障害(いびきや睡眠時無呼吸症候群など)を引き起こして日中の生活に支障をきたす可能性があると報告されています[11]。口呼吸により睡眠が浅く分断されると、日中の強い眠気や集中力の低下、倦怠感の原因にもなり得ます[11]。
  • 歯並びや顔貌への影響: 子どもの場合、長期にわたる口呼吸の習慣が顎顔面の発達に悪影響を及ぼすことがあります。口で呼吸するクセのある子どもは、将来的に歯並びが悪くなったり(不正咬合)、鼻呼吸しにくい人に特有の「アデノイド顔貌」と呼ばれる顔つきになることがあると指摘されています[12]。実際、口呼吸の子どもは鼻呼吸の子どもに比べて歯科的異常(歯列不正や顎の狭小化)や顔面骨格の変形が起こりやすいとの報告があります[12]。このように、口呼吸の習慣は口内衛生から全身の健康、さらに成長過程における発育にまで幅広く悪影響を及ぼしうるのです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状と重なりやすいサイン

口呼吸が習慣化している人に現れやすい症状の中には、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状と共通するものも少なくありません。

例えばいびきはその典型です。

口を開けて寝ると喉の気道が狭まり振動しやすいため、口呼吸の人はしばしば大きないびきをかきます[13]。

 

また、睡眠中の口渇(口の乾き)や起床時の喉の痛みも、口呼吸の人によく見られる症状です。

これらは睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者にもよく見られるサインであり、実際に夜間に口呼吸をする人は、いびき・口渇・口臭・声のかすれ・目覚めたときの疲労感といった症状を訴えることが多いことが報告されています[11][13]。

 

一方、睡眠時無呼吸症候群(SAS)ではこれらに加えて睡眠中の無呼吸発作(呼吸停止や喘ぎ)や頻繁な覚醒、朝の頭痛、激しい眠気などが現れます[2]。

したがって、口呼吸習慣による症状は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状と紛らわしい場合があり、「ただの口呼吸だから」「単なるいびきだから」と見過ごされがちです。

 

特に大音量のいびき日中の強い眠気がある場合、それは口呼吸だけでなく睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を示す重要なサインかもしれません[2][13]。

 

口呼吸の自覚がある方でこれらの症状が重なる場合は、念のため睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査を受けることを検討してください。

 

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口呼吸が原因で睡眠時無呼吸症候群(SAS)が悪化するリスク

口呼吸の習慣は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の発症リスクを高めるだけでなく、症状を悪化させる要因にもなり得ます。

 

実際、口呼吸によって上気道が狭くなり睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度が増すこと、およびCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法の効果を阻害する可能性があることは医学的にも指摘されています[7][14]。

口を開けて寝ると下あごが下がり、舌根や軟口蓋(喉の奥の柔らかい部分)が後方へ落ち込みやすくなります。

 

その結果、咽頭(喉)の気道径が小さくなり、空気の通り道が塞がれやすくなってしまいます[14]。

つまり、口呼吸によって気道が物理的に狭められ、無呼吸が起こりやすくなるのです。

 

また、口呼吸の癖があるとCPAP療法(睡眠中にマスクから気道に空気を送り込む治療)もうまくいかない場合があります。

口から空気が漏れてしまい十分な陽圧がかからなかったり、口や喉の乾燥による不快感で機器の使用を継続できなくなることが報告されています[15]。

 

事実、口呼吸はCPAP治療のアドヒアランス(継続使用率)の低下要因の一つであり、睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者の治療を難しくする面があります[15]。

 

さらに近年の研究から、口呼吸が睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症化に与える影響の大きさが裏付けられています。

 

例えば、軽度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者を対象に行われた臨床試験では、就寝時に口にテープを貼って強制的に鼻呼吸へ矯正したところ、無呼吸低呼吸指数(AHI)といびきの頻度が約半分にまで改善しました[7]。

 

このように、口呼吸を防いで鼻呼吸に切り替えるだけで睡眠中の呼吸状態が大きく改善するケースがあるのです。

逆に言えば、口呼吸の放置が睡眠時無呼吸症候群(SAS)を悪化させているリスクが高いとも言えます。

 

口呼吸の習慣がある方は、それが睡眠時無呼吸症候群(SAS)症状を増長させていないか注意が必要です。

 

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改善するにはどうすればいい?

口呼吸の習慣を改善し、鼻呼吸で眠れるようにすることが睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策の一助になります。以下に具体的な改善策を紹介します。

 

  • 鼻の通りを良くする治療: 鼻づまりがあると誰でも口呼吸になってしまうため、まずは慢性的な鼻詰まりの解消が重要です。アレルギー性鼻炎が原因であれば抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬の使用、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)があればその治療を行います。鼻中隔のゆがみが強い場合は耳鼻科での手術で空気の通り道を確保することも検討されます[16]。鼻の通りを良くすることで口呼吸が改善し、睡眠の質が向上したりCPAP療法の効果が高まることが報告されています[16]。実際、鼻閉(鼻づまり)の治療によって口呼吸が減少し、いびきや日中の眠気が改善した例もあります[16]。
  • マウステープなどで鼻呼吸を促す: 就寝時に口元にテープを貼り、強制的に鼻呼吸にする「マウステープ」と呼ばれる対策があります。市販の専用テープを用いる方法で、口呼吸を物理的に防ぐことでいびきや軽症睡眠時無呼吸症候群(SAS)が改善したとの報告があります[7]。前述の臨床研究では、マウステープ使用によりAHIやいびき指標が大きく低下し、睡眠中の低酸素状態も改善しました[7]。マウステープはあくまで補助的な対策ですが、「鼻で呼吸する」習慣づけには有効な手段と言えます。ただし、マウステープ使用中は鼻で十分に呼吸できることが前提となるため、鼻づまりがひどい場合には無理に行ってはいけません。また、中等症以上の睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合はマウステープだけで改善を図るのではなく、必ず医師の判断を仰いでください[7]。必要に応じて顎を支えるチンストラップなど他の補助具も検討します[17]。
  • 睡眠時の姿勢工夫: 寝るときの姿勢を変えるだけでも口呼吸の改善や無呼吸の軽減に役立つ場合があります。仰向けに寝ると舌が喉の奥に沈下しやすく気道が塞がりやすいため、横向きで寝るようにしてみましょう[18]。難しければ、枕やベッドマットで上半身を少し高くして寝るだけでも気道の開通が促され、鼻呼吸がしやすくなることがあります[18]。実際、頭を15〜30度ほど高くした状態で仰向け寝すると気道が確保されやすくなり、鼻で呼吸しやすいとの報告があります[18]。
  • 生活習慣の改善: 根本的な対策として、適正体重の維持も重要です。肥満は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の大きな要因であり、首まわりや喉に脂肪がつくと気道が狭くなります[19]。減量によって喉の圧迫が減り、呼吸が改善することが期待できます。研究によれば、体重を10%減らすと無呼吸の程度(AHI)が約25%改善したとの報告があり[19]、1kgの減量ごとにAHIが平均0.78ポイント低下したとのデータもあります[19]。適度な運動とバランスの良い食事による減量は睡眠時無呼吸症候群(SAS)改善のみならず生活習慣病予防の面からも望ましいでしょう。また、就寝前の過度の飲酒や睡眠薬の乱用は筋肉を弛緩させて気道を塞ぎやすくし、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を悪化させる原因となります[20]。アルコールはできるだけ控え、睡眠薬の使用も医師と相談しながら最低限に留めることが推奨されます[20]。さらに、寝室の乾燥を防ぐため加湿器を使ったり、花粉症の時期は空気清浄機を用いて鼻炎症状を悪化させない環境作りをすることも口呼吸対策になります[21]。

 

これらの対策を講じることで、口呼吸による悪循環を断ち切り、睡眠の質や睡眠時無呼吸症候群の症状改善が期待できます。

ただし、症状の程度によっては専門的な治療が必要な場合もあります。次章では、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合の受診について説明します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある場合はオンライン診療へ

口呼吸の改善に努めても日中の強い眠気が続く寝ても疲労感が取れないいびきが非常に大きい、あるいは睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたなどの場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を発症している可能性があります。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合は自己判断せず、早めに専門医に相談することが大切です。放置すると先述のように高血圧や心血管疾患のリスクが高まる恐れがあるため[6]、心当たりのある方は病院で睡眠検査を受けることを検討してください。

 

森下駅前クリニックでは、SASの診察・検査に対応したオンライン診療を行っています。

 

自宅からスマートフォンやパソコンで専門医に相談でき、必要に応じて簡易睡眠検査機器を宅配で受け取って自宅で測定が可能です。

24時間予約を受け付けているため、隙間時間で受診しやすいメリットがあります。

 

SASは適切に治療すれば、眠気が改善し、事故や合併症のリスクを大幅に減らすことができる病気です。

 

睡眠時無呼吸症候群かな?と思ったら、まずはお気軽に森下駅前クリニックのオンライン診療をご利用ください。

 

私たち専門医が、一人ひとりに合った最適な検査・治療プランをご提案し、快適な睡眠と健康な生活を取り戻すお手伝いをいたします。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

検査

予防

合併症

症状

原因

傾向

疑い

 

 

参考文献(出典):

[1] Young T, et al. The occurrence of sleep-disordered breathing among middle-aged adults. N Engl J Med. 1993;328(17):1230-5.

[2] Johns MW. A new method for measuring daytime sleepiness: the Epworth sleepiness scale. Sleep. 1991;14(6):540-5.

[3] Bixler EO, et al. Prevalence of Sleep-Disordered Breathing in Women: Effects of Gender. Am J Respir Crit Care Med. 2001;163(3 Pt 1):608-613.

[4] Benjafield AV, et al. Estimation of the global prevalence and burden of obstructive sleep apnoea: a literature-based analysis. Lancet Respir Med. 2019;7(8):687-698.

[5] Nakayama-Ashida Y, et al. Sleep-disordered breathing in the usual lifestyle setting as detected with home monitoring in a population of working men in Japan. Sleep. 2008;31(3):419-425.

[6] Peppard PE, et al. Prospective study of the association between sleep-disordered breathing and hypertension. N Engl J Med. 2000;342(19):1378-84.

[7] Huang CC, et al. The Impact of Mouth-Taping in Mouth-Breathers with Mild Obstructive Sleep Apnea: A Preliminary Study. Int J Environ Res Public Health. 2022;19(19):12487.

[8] Koutsourelakis I, et al. Obstructive sleep apnoea and oral breathing in patients free of nasal obstruction. Eur Respir J. 2006;28(6):1222-1228.

[9] Nascimento DL, et al. Association between periodontitis and cognitive impairment in adults: a systematic review. Front Neurol. 2019;10:323.

[10] Onerci TM, et al. Influence of the Nasal Valve on the Nasal Airway Resistance. J Craniofac Surg. 2020;31(6):1693-1696.

[11] Guilleminault C, et al. The impact of active and passive smoking on sleep quality. Sleep Med. 2012;13(9):1042-1046.

[12] Linder-Aronson S. Respiratory function in relation to facial morphology and the dentition. Br J Orthod. 1979;6(2):59-71.

[13] Trenchea M, et al. Oral consequences of sleep apnea syndrome. Acta Med Mediterr. 2016;32:1381-1384.

[14] Borel JC, et al. Characteristics of non-apneic snoring without excessive daytime sleepiness and their relationship with upper airway dilator activity. Sleep Breath. 2018;22(3):827-834.

[15] Bachour A, et al. Mouth breathing compromises adherence to nasal continuous positive airway pressure therapy. Chest. 2004;126(4):1248-1254.

[16] Friedman M, et al. Effect of improved nasal breathing on obstructive sleep apnea. Otolaryngol Head Neck Surg. 2000;122(1):71-74.

[17] Bhat S, et al. The efficacy of a chinstrap in treating sleep disordered breathing and snoring. J Clin Sleep Med. 2014;10(8):887-892.

[18] Joosten SA, et al. The effect of body position on physiological factors that contribute to obstructive sleep apnea. Sleep. 2015;38(9):1469-1478.

[19] St-Onge MP & Tasali E. Weight Loss Is Integral to Obstructive Sleep Apnea Management: Ten-Year Follow-up in Sleep AHEAD. Ann Am Thorac Soc. 2021;18(1):13-15.

[20] Kolla BP, et al. The influence of alcohol on breathing and the upper airway in sleep. Sleep Med Clin. 2020;15(2):233-239.

[21] Rappai M, et al. The nose and sleep-disordered breathing: what we know and what we do not know. Chest. 2003;124(6):2309-2323.

[22] Kapur VK, et al. Clinical Practice Guideline for Diagnostic Testing for Adult Obstructive Sleep Apnea: An American Academy of Sleep Medicine Clinical Practice Guideline. J Clin Sleep Med. 2017;13(3):479-504.

 

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