睡眠時無呼吸症候群(SAS)と耳鼻科での診療

 

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome, SAS)は、近年患者数が増加している重要な睡眠障害です。

 

中でも閉塞型SAS(喉や鼻など上気道の閉塞によるもの)が大半を占め、以前考えられていたよりも頻度が高いことがわかっています。

 

実際、日本では成人男性の約20%、閉経後の女性の約10%が中等症以上のSASに該当するとの報告があり【1】、現在50万人以上もの方がCPAP(後述)の治療を受けています【1】。

 

SASの主な症状は大きないびき睡眠中の無呼吸(呼吸が止まる)夜間の息苦しさによる突然の覚醒、そしてそれによる日中の強い眠気や倦怠感などです【3】。

 

放置すれば高血圧、心臓病、不整脈、脳卒中など様々な生活習慣病のリスクを通常の2~3倍にも高めることが報告されており【3】、居眠り運転による交通事故の原因にもなり得る深刻な疾患です【2】。

 

しかし、適切に診断して治療を行えば症状は大きく改善し、こうしたリスクを減らすことが可能です【2】。

 

本記事では、SASとは何か、その診断と治療について、特に耳鼻咽喉科(いわゆる「耳鼻科」)での対応に焦点を当てて、一般の患者さん向けにわかりやすく解説します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、文字どおり「睡眠中に繰り返し呼吸が止まる」病気です。医学的には、10秒以上の呼吸停止を「無呼吸」と定義し、これが一晩に何度も発生する状態を指します。

 

多くの場合、喉(咽頭)の空気の通り道が睡眠中に塞がることで起こる閉塞型SASであり、まれに脳の呼吸中枢の異常による中枢型SASもあります(SASの大部分は閉塞型で、本記事でも閉塞型について扱います【2】)。

 

閉塞型SASでは、睡眠中に舌や軟口蓋(喉ちんこを含む上あごの柔らかい部分)が喉の奥に落ち込み、気道を塞いでしまいます。

 

その結果、血中の酸素が低下し、脳が危機を察知して何度も覚醒反応(浅い目覚め)を引き起こすため、熟睡できずに日中の眠気や疲労感につながります。

 

SASの診断には、一晩の睡眠中に発生する無呼吸・低呼吸(呼吸が浅く弱くなる)の回数を指数化したAHI(無呼吸低呼吸指数)が用いられます。

 

一般的にAHIが5以上で睡眠時無呼吸の疑いがあり、15以上で中等症、30以上で重症と分類されます【2】。

 

例えば、AHI=20とは「1時間あたり20回の無呼吸・低呼吸発作」が起きていることを意味します。

 

また、症状の有無も診断の重要なポイントです。夜間の激しいいびきや断続的な無呼吸、起床時の頭痛、日中の過度の眠気などの症状が典型的で【3】、特に日中の耐え難い眠気は交通事故など社会生活上の大きな危険因子となります【2】。

 

実際、ある調査では重症SAS患者の約10%が直近数年間に居眠り運転による事故を経験していたとの報告があります【2】。

 

このようにSASは放置できない病気ですが、幸い治療法が確立している疾患でもあります。

 

後述するCPAPやマウスピースなどの治療により無呼吸を防ぐことで睡眠の質が改善し、高血圧や心血管疾患のリスクも軽減できることが臨床研究で示されています【2】【3】。

 

SASの発症には様々な要因が関与しますが、特に肥満は最大の危険因子です。肥満の方は首や喉周りに脂肪が付きやすく気道が狭くなるため、無呼吸になりやすいのです【3】。

 

実際、体重増加とSASの発症には密接な関連があり、ガイドラインでも肥満患者には減量を含む生活習慣の是正が強く推奨されています【2】。

 

その他、顎の骨格の形状(下顎が小さい、後退している)、扁桃肥大(喉の扁桃腺が大きい)、鼻づまり(鼻中隔湾曲症や慢性鼻炎による)などで上気道が狭い方もSASになりやすい傾向があります【3】。

 

性別では男性に多く、女性でも閉経後(ホルモンバランスの変化後)はリスクが高まります【3】。

 

これらの解剖学的・体質的な要因に、飲酒や睡眠薬の使用(筋肉が弛緩し無呼吸が悪化)、寝る姿勢(仰向けは悪化しやすい)などの生活要因が加わり、SASが発症・増悪すると考えられています。

 

睡眠時無呼吸症候群は耳鼻科で診てもらえる?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は耳鼻咽喉科(耳鼻科)でも診察・治療が可能です。

 

SAS診療というと一般には呼吸器内科や睡眠専門外来を思い浮かべる方も多いですが、実は耳鼻科もSAS診療の重要な担い手です【2】。

 

特に閉塞型SASは鼻や喉の構造が深く関与するため、上気道の専門科である耳鼻科は診断から治療まで大きな役割を果たします【2】。

 

以下に、耳鼻科での具体的な診察の流れや検査内容、他の診療科との役割分担について説明します。

 

耳鼻咽喉科での診察の流れ

耳鼻科を受診してSASの疑いを相談すると、まず問診による詳しい症状の聞き取りが行われます。

 

いびきの状況や無呼吸の有無、日中の眠気の程度(必要に応じてエップワース眠気尺度などの質問票を用いて評価)、起床時の頭痛・口渇の有無、夜間頻尿の有無、既往症(高血圧や糖尿病など関連しうる病気)など、多角的に確認します。

 

また、同居のご家族やパートナーの方から睡眠中の様子(無呼吸や異常な呼吸の指摘)について情報を得ることもあります。

 

生活習慣(飲酒や喫煙、就寝時間)も重要なポイントです。

 

次に身体診察を行います。耳鼻科では主に上気道(鼻から咽頭)の評価を目的とした診察が行われます。

 

具体的には、鼻腔内の診察でポリープ(鼻茸)や鼻中隔の曲がり、粘膜の腫れ具合を観察し、慢性的な鼻づまりの原因がないか確認します。

 

口腔内と咽頭の診察では、舌の大きさ(舌が大きい・後方に落ち込みやすいか)、扁桃の大きさ(扁桃肥大があるか)、軟口蓋と喉の形状(のどちんこが大きい・軟口蓋が下がっていないか)などを観察します。

 

必要に応じて、細い内視鏡(ファイバースコープ)を鼻から挿入して喉の奥(上咽頭や喉頭)の状態を詳しく調べ、気道がどの程度狭いか、どの部位で閉塞が起きやすそうかを評価します。

 

耳鼻科医はこうした上気道の解剖学的特徴を詳しくチェックし、SASの原因となりうる形態的な問題を把握します。

 

上気道の診察所見は、その後の検査や治療法の選択にも大いに役立ちます【3】。

 

また血圧測定やBMI(肥満度)のチェックも行われ、全身的にSASのリスク因子が揃っていないか確認します。

 

問診と診察の結果から「睡眠時無呼吸症候群が疑わしい」と判断された場合、次は客観的に睡眠中の呼吸状態を調べる検査へと進みます。

 

どんな検査をするのか(簡易検査とPSG)

耳鼻科を含むSAS診療では、まず自宅で行える簡易検査が行われることが一般的です。

 

簡易検査とは、携帯型の睡眠モニター(簡易ポリグラフ)を用いて一晩自宅で測定する検査です。

 

指先の酸素飽和度センサーや鼻の気流センサー、いびきや体位を記録するセンサーなどを装着して就寝することで、睡眠中の無呼吸・低呼吸の発生状況を記録します【2】。

 

病院に一泊せず自宅でできる手軽さからスクリーニング検査として広く普及しており、中等症~重症のSASであれば高い精度で発見することができます。【2】

 

簡易検査の結果、AHIが高値(例えば40以上)で明らかな無呼吸症候群と症状が認められた場合には、臨床診断の上ですみやかに治療(後述のCPAPなど)へ進むことが可能です【2】。

 

実際、日本の診療ガイドラインでも、簡易検査で重度SASが強く示唆される場合には確定診断として扱って良いとされ、健康保険上も「簡易検査でAHI40以上」がCPAP療法の導入基準の一つになっています【2】。

 

一方、簡易検査でAHIが軽度~中等度(例えば5~30程度)の場合や、症状と検査結果に食い違いがある場合などには、より精密な検査であるPSG(終夜睡眠ポリグラフ)検査が行われます【2】。

 

PSG検査は病院など専門施設に一泊入院して行う精密検査で、脳波・眼球運動・顎や脚の筋電図・心電図・呼吸気流・いびき音・酸素飽和度など多数のセンサーを装着し、一晩かけて睡眠の深さや構造も含め詳細なデータを記録します。

 

簡易検査では正確に測定できない睡眠そのものの質(何時間眠れたか、どのくらい深い睡眠が得られているか)も評価でき、睡眠時無呼吸の確定診断や重症度判定にはゴールドスタンダード(最も信頼できる基準)となる検査です【2】。

 

PSGでは他の睡眠障害(例:周期性四肢運動症やREM睡眠行動異常症など)の鑑別も同時に行えるメリットがあります。

 

日本の保険診療では「PSG検査でAHIが20以上」もSASの診断基準とされており【2】、簡易検査では判断が難しい軽症~中等症例ではPSGによる評価が推奨されます。

 

以上のように、耳鼻科受診後はまず簡易検査でSASの有無と大まかな重症度を確認し、必要に応じてPSG検査で精密な診断を行う流れになります。

 

検査結果を踏まえて確定診断がついたら、次は適切な治療方針の決定となります。

 

耳鼻科と他の診療科の違い

睡眠時無呼吸症候群の診療には、耳鼻咽喉科の他にも様々な診療科が関与します。SASは全身に影響を及ぼす疾患であり、多職種・多診療科なアプローチが重要だからです【2】。

 

実際、ガイドライン作成にも呼吸器内科、循環器内科、耳鼻咽喉科、精神科、歯科口腔外科など多くの専門分野の医師が関わっており【2】、それぞれの専門性を活かした連携診療が推奨されています。

 

耳鼻科は先述のとおり上気道の評価と治療を専門とするため、鼻や喉の形態的な問題の是正に強みがあります。

 

具体的には、SASの原因となる鼻詰まりや扁桃肥大、軟口蓋の肥厚などに対して外科的治療(手術)を行ったり、CPAP使用時に鼻の通りを良くする処置を行ったりします(後述)【3】。

 

一方、呼吸器内科は肺や気道疾患の専門であり、SASの標準治療であるCPAP療法の導入・管理や、併存する肺疾患(COPDや喘息など)がある場合の全身管理を担うことが多いです。

 

循環器内科はSASと関連の深い高血圧や心不全、不整脈など心血管疾患の管理を行い、心不全に伴う中枢型無呼吸(チェーンストークス呼吸)の治療などに長けています。

 

歯科(歯科口腔外科)はマウスピース(口腔内装具)療法の作製・調整を担う分野です。SAS患者さんに適切なマウスピースを作るには歯科医師の専門技術が必要であり、耳鼻科や内科からの依頼を受けて装置を作製します。

 

さらに、睡眠医療の専門科(睡眠外来)は、これら各科を横断する立場でSAS診療にあたります。

 

睡眠専門医には呼吸器・精神神経・耳鼻科など様々なバックグラウンドの医師がおり、SAS以外の睡眠障害の合併評価や、治療効果判定、他科への橋渡しをする役割があります。

 

このように各分野が役割を持っていますが、患者さんはまずどこか一つの診療科を受診すれば大丈夫です。

 

すでに耳鼻科で受診中の場合は耳鼻科で継続治療(ただし耳鼻科でも無呼吸症候群の対応をしていない場合もあります)を受けられますし、必要があれば耳鼻科医から他科(呼吸器内科や歯科など)への紹介も行われます。

 

逆に内科等から耳鼻科へ手術目的で紹介されるケースもあります。

 

重症例や合併症が多いケースでは、総合的に診られる睡眠医療センター(専門施設)に転院いただくこともあります【2】。

 

ガイドラインでも、一般医(プライマリケア医)はいびきや日中眠気などSASを疑う患者をまず適切に診断し、高度な治療が必要な場合には睡眠専門施設へ紹介することが推奨されています【2】。

 

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耳鼻科で行う治療方法

睡眠時無呼吸症候群の治療は、患者さんの重症度や原因に応じて最適な方法を組み合わせて行います。

 

基本となるのは生活習慣の是正で、特に肥満のある方では減量によってSASが大幅に改善する可能性があります【2】。

 

ガイドラインでも「全ての肥満患者に減量指導を行う」ことが強調されており【2】、実際に体重を減らすと無呼吸の程度(AHI)が減少し、症状が軽快するケースが多く報告されています。

 

また、就寝前の飲酒は喉の筋肉を弛緩させ無呼吸を悪化させるため控える、十分な睡眠時間を確保する、仰向けで寝ると無呼吸が増える人は横向きで寝る工夫(体位療法)をする、といった生活上の対策も有用です。

 

これらの基礎を踏まえた上で、SASの主な治療として以下のような方法があります。

 

CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)

CPAP(シーパップ, Continuous Positive Airway Pressure)療法は、中等症~重症の閉塞型SASに対する第一選択の治療法です【2】。

 

専用の小型機器にホースで繋がったマスクを鼻(場合により鼻と口)に装着して就寝すると、寝ている間ずっと一定の空気圧を喉に送り込み、気道内圧を高く保つことで喉の通り道が塞がらないようにします。

 

いわば「寝ている間ずっと気道を空気で支える添木を当てている」ようなイメージで、これにより無呼吸の発生をほぼ完全に防ぐことができます。

 

SASの治療として1980年代に登場して以来、その有効性は世界中で確立しており【2】、現在でも最も効果的な治療法です。

 

CPAPを使用すると睡眠中の無呼吸・低呼吸がほぼゼロに抑えられるため、睡眠の質が飛躍的に改善し、日中の眠気も多くの患者さんで劇的に軽減します

 

研究により、CPAP治療によって高血圧が改善する(SAS患者では夜間血圧が低下し、起床時の血圧が下がる)ことや、放置すれば心血管疾患を起こしやすかった重症SAS患者でCPAP使用者は非使用者に比べて将来の心疾患・脳卒中の発症率が有意に低下したことが報告されています【2】【4】。

 

このように健康面で大きなメリットが得られるため、睡眠中に無呼吸が頻発する中等症以上の方には原則としてCPAP療法がすすめられます。

 

CPAP療法は1998年に日本で保険適用となって以来急速に普及し、現在では50万以上の患者さんがCPAPを利用している標準的治療です【1】。

 

機器本体は小型で、自宅の枕元で使用できます。

 

マスクの形状も鼻に装着する小型のものから鼻口覆うものまで様々あり、装着感の向上した新しいモデルも登場しています。

 

それでも最初は「就寝時に機械に繋がれる」という違和感から抵抗を感じる方もおられますが、多くの場合は数日~数週間で慣れてしまい、その効果を実感できればむしろ手放せなくなると言われます。

 

実際、CPAP導入患者の80%以上が治療を継続できているというデータもあります。

 

効果を十分得るためには毎晩しっかり使用すること(継続使用すること)が重要で、使用時間が長いほど症状や合併症の改善効果も高まることがわかっています【4】。

 

一般には「少なくとも1晩あたり4時間以上」の使用が推奨されており、眠っている間できるだけ長時間マスクを着けることが望ましいです(もちろん可能ならば就寝から起床までフルに使用するのが理想です)。

 

治療開始後は定期的に医療機関で効果判定や機器の動作確認を行いますが、近年は遠隔モニタリングシステムが確立しており、CPAP装置に内蔵された通信機能で使用データ(使用時間や無呼吸低呼吸指数、マスク漏れなど)を医療側が把握して適切に指導することができます【1】。

 

日本でも2018年からCPAP遠隔モニタリングが保険診療として認められており【1】、通院の負担軽減に役立っています。

 

以上のように、CPAP療法はSAS治療の柱となる非常に有効な方法ですが、残念ながらすべての患者さんに適用できるわけではありません

 

マスクや機械にどうしても慣れず使用を継続できない方や、鼻づまりがひどく十分な気流を送れない方、軽症でCPAPの適応とならない方などもいます。

 

そのような場合には、他の治療法を検討することになります。

 

外科手術による治療(上気道の手術)

耳鼻科では、睡眠時無呼吸の原因となっている鼻・喉の構造的問題を外科的に改善する治療も行っています。

 

SASに対する外科手術の目的は、上気道(空気の通り道)を物理的に拡げて無呼吸の発生を減らすことです。

 

代表的な手術は、喉の奥の余分な軟部組織を切除・縮小して気道を広げる咽頭手術です。

 

具体的には、軟口蓋や口蓋垂(いわゆるノドチンコ)を切除・縫縮する口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)や、肥大した扁桃を摘出する扁桃摘出術が行われます。

 

これらにより咽頭腔が拡大し、空気の通り道が広がっていびきの音量低下や無呼吸エピソードの減少が期待できます【3】。

 

また、重度の鼻づまりが無呼吸を悪化させている場合には、鼻中隔矯正術(曲がった鼻中隔軟骨をまっすぐ矯正する手術)や下甲介粘膜切除・焼灼術(肥厚した鼻粘膜を減容する処置)などの鼻手術を行い、鼻呼吸の改善を図ります。

 

鼻の通りが良くなると睡眠中の呼吸効率が上がり、それ自体で無呼吸が軽減するほか、CPAP療法で必要な空気圧を下げられるためCPAP機器をより快適に使えるようになるという報告もあります【3】。

 

このように、耳鼻科領域の手術は主に鼻腔や咽頭の空気路を拡大することを目的としており、適切な症例ではQOLの向上に寄与します【1】。

 

一方で、外科手術には侵襲(からだへの負担)が伴うため慎重な適応判断が必要です。

 

手術そのものは全身麻酔下で行われ、入院が必要になります。術後には痛み出血のリスクがあり、咽頭手術の場合は声の変化(鼻に抜ける声になる)や嚥下時の違和感などが生じることがあります【1】。

 

特にUPPP後は、一部の患者さんで軟口蓋の閉鎖不全(飲食物が鼻に抜けやすくなる)や長引く咽喉の違和感、味覚の一時的な変化などが報告されています【1】。

 

また、レーザーによる簡易的な咽頭手術(LAUP)はかつていびき治療として行われたこともありましたが、効果が不確実で瘢痕による気道狭窄の副作用が指摘されたため現在は推奨されていません【1】。

 

このようにリスクもあるため、手術は基本的に「他の治療が困難な場合」や「解剖学的に明らかな原因が存在する場合」に検討されます【1】。

 

ガイドラインでも「CPAPや口腔装具が使用できない症例で、耳鼻咽喉科的手術の適応がある場合に、副作用について十分説明した上で施行を提案する」ことが推奨されています【1】。

 

例えば、扁桃肥大が著明でそれが主な原因と思われる成人症例や、CPAPをどうしても使えない重症例で軟口蓋肥大がある場合などには、手術が選択肢となります。

 

特に小児の閉塞型SASでは、原因の多くが扁桃肥大・アデノイド増殖症であるため、耳鼻科でのアデノイド・扁桃摘出術が第一選択となり、多くの症例でSASが根治することが知られています(小児SASでは成人と異なり手術適応が広くなります)。

 

なお、SASに対する外科的アプローチには耳鼻科領域の手術以外に顎顔面の骨格に対する手術もあります。

 

下顎が小さく咽頭が狭い骨格的な要因が大きい場合には、上下の顎骨を前方に移動させる顎顔面形成術(顎矯正手術)が有効です【3】。

 

これは形成外科や口腔外科で行われる大掛かりな手術ですが、気道容積を飛躍的に広げることができ、CPAP療法が困難な重症例に対して根治を目指して行われることがあります【3】。

 

近年では、舌の筋肉を支配する舌下神経にペースメーカー様の装置を埋め込み、睡眠中に舌筋を電気刺激して気道閉塞を防ぐ「舌下神経刺激療法」といった最新の治療法も一部で導入されていますが(日本では未承認)、現時点では適応となる限られた症例に対する研究段階の治療です。

 

総じて、耳鼻科領域の外科治療は「患者さんごとの解剖学的問題を直接改善する」アプローチであり、効果の現れ方には個人差があります。

 

単独の手術でSASが完治するケースもあれば、無呼吸の程度は改善しても完全には消失せず、引き続きCPAPやマウスピースが必要となるケースもあります。

 

ただし手術によりいびきや日中の眠気などの自覚症状が大きく改善し生活の質(QOL)が向上することは多く報告されており【1】、患者さんの状態に応じて適切な手術が検討されます。

 

マウスピース(口腔内装具)による治療

マウスピースによる治療は、睡眠時にマウスピース型の装置(スリープスプリントとも呼ばれます)を装着することで下あごを前方に固定し、喉の奥の気道を広げて無呼吸を防ぐ治療法です。

 

下顎を前に出すことで舌根部が引き上げられ、仰向けに寝ても舌や軟口蓋が喉を塞ぎにくくなります。

 

また、装置装着中は口が半開きにならないため口呼吸から鼻呼吸に矯正する効果もあり、いびきの音量低下にも寄与します【5】。

 

この治療は軽症~中等症の閉塞型SASや、重症でもCPAPがどうしても使えない症例に対して適用されます【1】。

 

ガイドラインでも、AHIが軽度だが日中の眠気など症状がある場合には第一選択肢となりうること、また中等症以上でもCPAP非適応例や不耐容例では有用であるとされています。

 

マウスピース治療を行う場合は、まず耳鼻科や内科でSASの診断を確定した上で歯科口腔外科に依頼し、専門の歯科医師が患者さん個人に合わせた装置を作製します。

 

上下の歯型を取り、咬み合わせの具合を計算して作られるオーダーメイドの医療用マウスピースで、市販の簡易いびき防止マウスピースとは全く別物です。

 

完成した装置を就寝時に装着していただき、装着後に再度睡眠時の無呼吸の程度を検査して効果を確認します(装置が合っていない場合は歯科で調整を行います)。

 

このように医科と歯科の連携で進める治療になります。

 

マウスピース治療のメリットは、患者さんの負担が比較的少ないことです。

 

CPAPのように機械やホースに繋がれる必要がなく、装置も小さいため旅行先などへも携行しやすいです。

 

また電源も不要です。

 

一方でデメリットとしては、治療効果がCPAPと比べてやや劣る点が挙げられます【1】。

 

無呼吸を完全に抑制する力はCPAPほど強くありませんが、それでも多くの患者さんでAHIの改善(無呼吸低呼吸の減少)や症状の軽減が得られます【1】。

 

特にいびきについては顕著に小さくなる例が多く、 一緒に寝る人の睡眠も守れるという利点もあります。

 

実際の臨床研究でも、CPAPほどAHIは下がらないものの患者さんの主観的な眠気や生活の質(QOL)の改善効果はCPAPに匹敵するとの報告もあります【1】【3】。

 

これはマウスピースのほうが違和感が少なく長時間使用しやすい(夜通し装着しやすい)ためと考えられています【3】。

 

また、血圧への効果に関しても興味深いデータがあります。ある大規模臨床研究では、CPAPとマウスピースのいずれも収縮期・拡張期血圧を数mmHg程度低下させる効果があり、両者の降圧効果に有意差は認められなかったと報告されています【4】。

 

つまり、適切な患者さんに用いればマウスピースでもCPAPと同等に心血管リスクの改善が期待できる可能性があります【4】。

 

マウスピース治療にも留意点があります。

 

装置に慣れるまで顎関節や歯に痛み・違和感を生じることがあり、起床時に一時的に噛み合わせがずれる感じがすることもあります。

 

また長期間使用することでわずかに歯並びや咬合が変化してくるケースも報告されています【1】。

 

そのため、定期的に歯科での経過チェックと装置の調整を受けることが大切です。

 

総じて副作用は軽微で可逆的なものがほとんどですが、治療を続けるうえでは歯科医師との協力が欠かせません。

 

マウスピースによる治療は2004年から睡眠時無呼吸症候群に対して健康保険が適用となっています【5】。

 

そのため、SASと確定診断された上で医科から歯科へ紹介状を持参すれば、保険診療(3割負担の場合)で1~2万円程度の自己負担費用で装置を作製することが可能です【5】(装置の種類によっては保険適用外の場合もありますので担当医にご相談ください)。

 

保険適用となったことで経済的ハードルも下がり、多くの患者さんがマウスピース治療を選択できるようになりました。

 

以上、睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療法であるCPAP、手術、マウスピースについて説明しました。

 

軽症の方ではまず生活習慣の改善とマウスピースで経過を見て、無呼吸が著明な方ではCPAPを導入し、解剖学的問題が大きい場合には手術を組み合わせる、といったように患者さんごとに最適な治療計画を立てることが重要です。

 

耳鼻科では、これら治療法の選択において上気道の専門知識を活かし、必要に応じて他科とも連携しながら、SAS患者さんの症状改善と合併症予防に努めていきます。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

睡眠時無呼吸症候群は早期発見・早期治療が何より大切です。

 

上記の症状に思い当たる方、大きないびきを指摘されている方、昼間の異常な眠気にお困りの方は、ぜひ一度専門の医師にご相談ください。

 

当院・森下駅前クリニック(内科・呼吸器内科)では、通院の負担を減らせるオンライン診療(遠隔診療)にて睡眠時無呼吸症候群の診療を行っております。

 

ビデオ通話を用いたオンライン診察で問診を行い、必要と判断した場合は簡易検査機器をご自宅へ郵送して睡眠検査を実施します。

 

検査の結果SASと診断された際には、対面診療と同様に保険適用でCPAP療法の導入を行います。

 

CPAP装置一式をご自宅にお送りし、使用方法はオンラインで丁寧に指導いたしますので、ご安心ください。

 

CPAP治療中も遠隔モニタリングにより機器の使用状況データを確認できるため【1】、オンライン診療下でも適切に治療効果を把握しフォローアップを行えます。

 

忙しくて通院の時間が取りにくい方や遠方にお住まいの方でも、自宅にいながら専門的な睡眠医療を受けていただけます。

 

睡眠時無呼吸症候群かな?と思ったら、まずはお気軽に森下駅前クリニックのオンライン診療をご利用ください。

 

私たち専門医が、一人ひとりに合った最適な検査・治療プランをご提案し、快適な睡眠と健康な生活を取り戻すお手伝いをいたします。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

検査

予防

合併症

症状

原因

傾向

疑い

 

 

参考文献(References)

[1] Chin K, Akashiba T, Inoue Y, et al. Guideline Sleep Apnea Syndrome (SAS) Clinical Practice Guidelines 2020. Sleep and Biological Rhythms. 2022;20(1):–.​

[2] Shiomi T, Sasanabe R. Advances in Diagnosis and Treatment of Sleep Apnea Syndrome in Japan. JMAJ. 2009;52(4):224–230

.

[3] Choudhury N, Deshmukh P. Obstructive Sleep Apnea in Adults and Ear, Nose, and Throat (ENT) Health: A Narrative Review. Cureus. 2023;15(10):e47637

[4] Bratton DJ, et al. CPAP vs Mandibular Advancement Devices and Blood Pressure in Patients with OSA: A Systematic Review and Meta-analysis. JAMA. 2015;314(21):2280-2293​

[5] 一般財団法人運輸・交通SAS対策支援センター. 「マウスピースによる治療」(睡眠コラム)2023年​

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査キットとは?自宅でできる簡易検査の方法や費用

 

日中の眠気や集中力の低下、大きないびき…

もしかしたら、あなたは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

 

厚生労働省の調査によると、SASは成人の約3人に1人が罹患している可能性があると推定されており、決して珍しい病気ではありません。

 

SASがある人の場合、寝ている間に呼吸が止まるため、血液中の酸素が一時的に90%以下に下がり、呼吸の再開で酸素濃度が戻り、無呼吸で再び下がるなどを一晩に何度も繰り返すことになります。

 

この酸素濃度の上下変動が血管への酸化ストレスとなり様々な合併症となり得るため、SAS疑いがある人は検査を受けてみましょう。

 

この記事では、自宅で手軽にできるSASの簡易検査について詳しく解説します。

指先などに酸素飽和度を測るセンサーのタイプ、指先センサーの他に気流センサーや体動センサーをつけるタイプがあり、これらをつけて寝るだけで、睡眠中の酸素飽和度や呼吸状態を測定できます。

検査費用も比較的安く、健康保険が適用されるケースもあります。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)疑いは自宅で検査キット(簡易検査)が可能

簡易検査キットには、酸素飽和度を測る指先センサーの他に、気流センサーや体動センサーが付いているものもあります。

 

気流センサーは、鼻と口の空気の流れを感知し、呼吸が止まっているかどうかを判断します。

 

体動センサーは、寝返りなどの体の動きを検知し、睡眠の質を評価するのに役立ちます。

 

これらのセンサーによって、より詳細な情報を記録し、SASの診断をサポートします。

簡易検査の種類は主にパルスオキシメーターとアプノモニターがあります。

 

パルスオキシメーター

・指先で酸素飽和度を測定、心拍数も測定可能。

・職業ドライバーなどの企業検診で用いられることが多く、医療機関で無呼吸症候群の検査目的に行われることは少ない。

 

アプノモニター

・上記パルスオキシメーターに加えて、気流センサーや体動センサーが付いている。

・医療機関での検査として行われる検査は、この検査がほとんどです。

・簡易検査、簡易ポリソムノグラフィー検査などとも表現されます。

 

いずれの検査も貸出可能なキットとなるため自宅で1晩あるいは2晩装着し、検査結果を解析します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法

自宅で検査可能な簡易検査は手軽に検査出来る反面、睡眠自体の評価は出来ないため検査結果が過小評価に繋がる可能性があります。

 

しかしながら中等症(AHI 15)以上の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断には活用出来る検査と言えます。

 

ほかの検査方法として入院(※現在は入院なしでも検査可能な検査キットがあります)して行う精密検査があります。

 

精密検査はポリソムノグラフィー検査や終夜睡眠ポリグラフ検査と言われる検査です。

 

脳波の測定も出来るため睡眠の質や睡眠障害の有無を確認出来るため睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断以外に、レム睡眠行動障害や周期性四肢運動障害、ナルコレプシーなど睡眠障害に関連する病気の検査として行われることもあります。

 

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睡眠時無呼吸症候群のAHI(無呼吸低呼吸指数)とは?

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われることで簡易検査を受けた場合の検査費用についてはいくら位になるのでしょうか?

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われて医療機関で検査をした場合、多くのケースは健康保険の適用が受けられます。

 

簡易検査の検査費用は保険点数で900点=9000円のため、年齢や収入により自己負担が1割~3割とかわりますが3割負担の方で2700円前後の自己負担になります。

 

※別途、初診あるいは再診料などが加わります。 精密検査の検査費用は施設基準により保険点数に幅があります(3750点~4940点)が3割負担の方で11000円~15000円前後となります。

※別途、初診あるいは再診料。入院で検査の場合は入院費用などが加わります。

 

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検査費用と治療費用

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の流れ

一般的な検査・診断の流れを見てみましょう

 

①問診・睡眠尺度評価(Epworth Sleepness Scale=ESS)

②簡易検査

③重症度に応じて診断確定、治療開始 または精密検査に進んだ後、診断確定、治療開始

 

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睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

 

「もしかして、睡眠時無呼吸症候群かも…?」と不安を抱えながらも、忙しい毎日でなかなか病院に行く時間を取れない方もいるかもしれません。

 

特に、睡眠時無呼吸症候群は、初期症状が自覚しづらいこともあり、受診のハードルが高いと感じている方も少なくないでしょう。

 

そんな方におすすめなのが、オンライン診療です。

 

オンライン診療であれば、自宅や職場など、場所を選ばずに初診から診察を受けることができます。

検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP療法などの治療が開始されます。

 

CPAP療法は、鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで気道を広げ、無呼吸を予防する治療法です。

オンライン診療でも、医師からCPAP装置の使い方や注意点などの説明を受けることができます

(※初診から検査結果説明までオンライン診療で完結可。CPAP開始後の初回は対面診療が必要です。)

 

「もしかして…」と思ったら、まずはオンライン診療で相談してみましょう。

手軽に専門医のアドバイスを受けることができます。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

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原因

傾向

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査とは?内容や費用、精密検査との違いを解説

日中の眠気や集中力の低下、大きないびき…

もしかしたら、あなたは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

厚生労働省の調査によると、睡眠時無呼吸症候群は成人の約3人に1人が罹患している可能性があると推定されており、決して珍しい病気ではありません。

この記事では、自宅で手軽にできる睡眠時無呼吸症候群の簡易検査について詳しく解説します。 特別な機器は不要で、指先などにセンサーを装着して寝るだけで、睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度を測定できます。

検査費用も比較的安く、健康保険が適用されるケースもあります。 簡易検査では、1時間あたりの無呼吸・低呼吸回数を示すAHI(無呼吸低呼吸指数)が重要な指標となります。

AHIの数値によって睡眠時無呼吸症候群の重症度を判断し、必要に応じて精密検査へと進むことができます。

精密検査では、より詳細なデータに基づき、的確な診断と治療法の選択が可能になります。 簡易検査で睡眠時無呼吸症候群の疑いが発見された事例や、精密検査との違い、費用、そしてオンライン診療の可能性についても解説します。

あなたの睡眠の質を高め、日中のパフォーマンスを向上させるために、ぜひこの記事を読んで、睡眠時無呼吸症候群について理解を深めてください。

もしかしたら、あなたの人生を変える第一歩となるかもしれません。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査の内容

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査は、自宅で手軽にできる検査です。特別な機械を使うことなく、普段と同じように寝ている間に検査を行うことができます。

この検査では、指先や鼻の下に小さなセンサーを取り付けて寝ます。このセンサーは、いびきや呼吸の状態、体の動き、酸素飽和度などを記録します。

酸素飽和度とは、血液中にどれくらい酸素が含まれているかを示す数値です。健康な人の酸素飽和度は95%以上です。 しかし、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある人の場合、寝ている間に呼吸が止まるため、血液中の酸素が一時的に90%以下に下がったり、何度も上下に変動したりすることがあります。

簡易検査キットには、酸素飽和度を測るセンサーの他に、気流センサーや体動センサーが付いているものもあります。気流センサーは、鼻と口の空気の流れを感知し、呼吸が止まっているかどうかを判断します。

体動センサーは、寝返りなどの体の動きを検知し、睡眠の質を評価するのに役立ちます。これらのセンサーによって、より詳細な情報を記録し、睡眠時無呼吸症候群の診断をサポートします。

しかし、簡易検査はあくまでスクリーニング検査であり、確定診断をするものではありません。あくまで睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるかを調べるための検査です。

簡易検査で睡眠時無呼吸症候群の疑いがあると診断された場合は、必ず病院で精密検査を受けるようにしましょう。

精密検査では、脳波や眼球運動、筋電図などを測定することで、より正確な診断を行うことができます。AHI(無呼吸低呼吸指数)が40回以上であれば、保険適用で治療が可能です。AHIが40回未満でも、睡眠時無呼吸症候群が強く疑われる場合は精密検査を実施します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査と精密検査の違い

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合、まず行うのが簡易検査です。

簡易検査と聞くと、仰々しい装置や複雑な手順を想像する方もいるかもしれませんが、実際は指先に装着するだけの機器で、自宅で寝ている間に手軽に行うことができます。

この簡易検査では、主に酸素飽和度と呼吸の状態を調べます。酸素飽和度とは、血液中にどのくらい酸素が含まれているかを示す数値で、健康な人であれば95%以上です。 睡眠時無呼吸症候群の方は、睡眠中に呼吸が止まる、あるいは弱くなるため、血液中の酸素が一時的に低下します。

この酸素飽和度の変化を見ることで、睡眠時無呼吸症候群の可能性を評価します。 具体的には、動脈血酸素飽和度、呼吸努力、脈拍数、体動、エアフロー(空気の流れ)、いびき、体位など、様々なデータが記録されます。

簡易検査でわかるのは、無呼吸の有無とその頻度です。1時間に何回無呼吸が起こるかをAHI(無呼吸低呼吸指数)といいます。

AHIが5回以上あると、睡眠時無呼吸症候群の可能性があると判断されます。 AHIが40回以上の場合、睡眠時無呼吸症候群の疑いが濃厚で、保険適用で治療を受けることができます。

例えば、CPAP(シーパップ)という装置を用いて、空気を送り込み気道を広げることで呼吸を楽にする治療などがあります。 AHIが40回未満でも、睡眠時無呼吸症候群が強く疑われる場合は精密検査が必要になります。

簡易検査では、脳波や睡眠の深さといった詳細なデータまでは得られません。精密検査では、脳波、眼球運動、筋電図などを測定することで、睡眠の質や睡眠中の呼吸状態をより詳しく調べます。

精密検査は通常1泊2日の入院で行い、体に複数のセンサーを取り付けて、睡眠中の様々な生体情報を記録します。センサーの数に圧倒される方もいますが、検査自体は痛みを伴うものではありませんのでご安心ください。

簡易検査と精密検査は、それぞれ目的が異なります。簡易検査は手軽に睡眠時無呼吸症候群の可能性をスクリーニング(ふるい分け)する検査で、精密検査はより詳細なデータに基づいて睡眠時無呼吸症候群の診断を確定し、重症度を評価する検査です。

どちらの検査も、睡眠時無呼吸症候群の早期発見・早期治療に役立つ重要な検査です。睡眠時無呼吸症候群が疑われる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、検査を受けるようにしましょう。

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査の費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査は、ご自宅で手軽に行えるため、費用面でも比較的負担が少ない検査です。

健康保険が適用されるため、3割負担の方ですと約2,700円程度で検査を受けることができます。

1割負担の方であれば、さらに費用は抑えられ、約900円程度となります。 費用が抑えられるとはいえ、検査によってわかる情報はとても貴重です。

例えば、日中の強い眠気に悩まされている40代の男性会社員のケースでは、簡易検査で睡眠中の酸素飽和度の低下が確認されました。ご本人は自覚されていませんでしたが、この検査結果から睡眠時無呼吸症候群の疑いが浮上し、精密検査へと繋がったのです。

睡眠時無呼吸症候群の治療が必要かどうかは、精密検査の結果をみて判断します。重症の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP(シーパップ)療法などの治療が保険適用で開始できます。中等度の場合でも、精密検査で睡眠時無呼吸症候群が強く疑われれば治療が可能です。

費用面だけでなく、検査で得られる情報やその後の流れも踏まえ、ご自身に合った検査方法を選択することが大切です。

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査の結果はどのようにわかる?

簡易検査で一番重要なのは、AHI (無呼吸低呼吸指数) という数値です。

これは、1時間あたりに呼吸が止まる回数(無呼吸)と呼吸が浅くなる回数(低呼吸)を足した値です。

この数値が高いほど、睡眠時無呼吸症候群の重症度が高いと考えられます。 簡易検査では、指先に小さなクリップのようなセンサーを挟んで寝ます。

このセンサーは、血液中の酸素飽和度を測定するものです。酸素飽和度とは、血液中にどのくらい酸素が含まれているかを示す数値です。健康な人であれば、通常95%以上です。

しかし、睡眠時無呼吸症候群の方は睡眠中に呼吸が止まるため、血液中の酸素が一時的に低下します。この酸素飽和度の変化をみることで、睡眠時無呼吸症候群の可能性を評価します。

簡易検査では、酸素飽和度の他にも、呼吸の状態や脈拍数、体動なども同時に記録されます。これらのデータを総合的に判断することで、より正確な診断に繋げます。

例えば、酸素飽和度が低下するだけでなく、脈拍数が乱れる場合、心臓に負担がかかっている可能性も考えられます。

また、体動が多い場合は、睡眠の質が低下している可能性があります。 検査結果は、郵送や電話、オンラインなどで通知されます。

結果は数値で示され、AHIが5未満であれば正常、5以上15未満であれば軽症、15以上30未満であれば中等症、30以上であれば重症と判断されます。

さらに、最近では、いびきの音や呼吸の音を録音するタイプの簡易検査キットも登場しています。これらのキットでは、より詳細な呼吸の状態を分析することが可能です。例えば、いびきの種類や頻度、呼吸の浅さなどを分析することで、睡眠時無呼吸症候群のタイプを特定し、より適切な治療方法を選択することに役立ちます。

ただし、簡易検査はあくまでもスクリーニング検査、つまりふるい分けの検査です。簡易検査で睡眠時無呼吸症候群の疑いがあると判断された場合でも、確定診断のためには精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査:PSG検査)を受ける必要があります。

簡易検査でAHIが低い値を示したとしても、日中の強い眠気や集中力の低下などの症状が強い場合は、精密検査をお勧めすることがあります。

なぜなら、簡易検査では捉えきれない軽度の睡眠時無呼吸症候群や、他の睡眠障害の可能性もあるからです。

また、睡眠時呼吸障害は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)と中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)の2つのタイプに大きく分けられます。OSAは、空気の通り道が塞がることで呼吸が止まるタイプで、CSAは脳からの呼吸の指令がうまく伝わらなくなることで呼吸が止まるタイプです。

簡易検査だけでは、OSAとCSAのどちらのタイプかを判断することはできません。

精密検査を受けることで、より詳細な情報を得ることができ、適切な治療方針を決定することができます。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

睡眠中に呼吸が止まる、あるいは浅くなる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。

大きないびきや日中の強い眠気などの症状があれば、ご自身やご家族が睡眠時無呼吸症候群を疑うこともあるでしょう。

「病院に行く時間がない」「初めての受診で緊張する」といった方にとって、オンライン診療はハードルの低い選択肢と言えます。

まずはオンライン診療で相談し、簡易検査キットで睡眠時無呼吸症候群の可能性を探ってみましょう。

睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を行えば症状を改善し、生活の質を高めることができます。

オンライン診療を活用し、気軽に簡易検査を受けてみることで、ご自身の睡眠の状態を把握し、健康管理に役立ててください。

 

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睡眠時無呼吸症候群のAHI(無呼吸低呼吸指数)とは?

  あなたは、夜中に何度も目が覚める、日中に強い眠気に襲われるなど、睡眠の質に不安を感じているかもしれません。

もしかしたら、それは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」のサインかもしれません。

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が止まってしまう病気で、放置すると高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクを高めると言われています。

この記事では、睡眠時無呼吸症候群の診断に重要な「AHI(無呼吸低呼吸指数)」について解説します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)のAHI(無呼吸低呼吸指数)とは?

皆さんは、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気を聞いたことがありますか?

これは、寝ている間に呼吸が止まってしまったり、弱くなってしまったりする病気です。

この病気の診断にとても重要なのが、「AHI」という指標です。 AHIは、「無呼吸低呼吸指数」の略称で、1時間に何回呼吸が止まったか、弱くなったかを表す数値です。

簡単に言うと、AHIの値が大きければ大きいほど、睡眠時無呼吸症候群が重症であると判断されます。

例えば、私の患者さんで、AさんとBさんがいるとします。 Aさんは寝ている間に1時間に5回しか呼吸が止まりませんが、Bさんはなんと30回も止まってしまうとします。 当然、Bさんの方が睡眠時無呼吸症候群の症状は重いと言えますよね?

最近は、このAHIや、もう一つの指標であるODI(1時間あたりの無呼吸低呼吸による酸素飽和度低下の回数)に加えて、「低酸素負荷(HB)」という指標も注目されています。

これは、睡眠中の酸素飽和度の低下度合いを時間経過とともに積分し、一晩のうちに体内にどれだけの低酸素ストレスがかかったかを評価するものです。   AHIやODIといった従来の指標では見過ごされてきた、低酸素の蓄積という側面を捉えることで、より正確に睡眠時無呼吸症候群の重症度を評価できるようになると期待されていますが、やはり睡眠時無呼吸症候群の診断に最も重要なのはAHIでしょう。

AHIは、睡眠時無呼吸症候群の診断や治療方針を決める上で、とても大切な指標です。 ご自身のAHIを知ることで、病気の深刻さを理解し、適切な治療を受けることができます。

 

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「無呼吸」と「低呼吸」の定義

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されたときによく聞く「無呼吸」と「低呼吸」。 これらの言葉は、その言葉の通り、呼吸に異常が生じている状態を示しています。

「無呼吸」は、文字通り呼吸が止まってしまうことです。

皆さんが普段何気なく行っている呼吸が、寝ている間に10秒以上も止まってしまうのです。 10秒間も呼吸が止まると苦しいと感じるかもしれませんが、寝ている間は無意識のため、ほとんどの場合、ご自身で異常に気付くことはありません。

しかし、周りの人が寝ている様子を見ていて、「呼吸が止まっている!」と気づくことがあります。

「低呼吸」は、息が浅くなってしまう状態です。

「無呼吸」ほど深刻ではありませんが、普段よりも呼吸が弱くなってしまいます。 医学的には、普段の呼吸の量の半分以下になった状態が30秒以上続くと「低呼吸」と診断されます。

風邪をひいて鼻が詰まっている時や、疲れている時などに、無意識に呼吸が浅くなっていることを実感することがあると思いますが、「低呼吸」は、こうした状態が長く続いている状態を指します。

「無呼吸」や「低呼吸」は、決して放置して良いものではありません。 これらの症状が現れたら、医療機関を受診し、適切な検査や治療を受けるようにしましょう。

 

AHI(無呼吸低呼吸指数)はどうやってわかる?

AHI(無呼吸低呼吸指数)は、寝ている間の体の状態を詳しく調べる「PSG検査(ポリソムノグラフィー検査)」を受けることでわかります。

この検査では、脳波、眼球の動き、筋電図、心電図、呼吸状態、いびきの音、血液中の酸素濃度など、様々なデータを記録します。

 

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「pAHI」と「AHI」の違いは?

AHIですが、実は測定方法によって「pAHI」と「AHI」の二種類があることをご存知でしょうか?

「pAHI」は「ポリグラフ無呼吸低呼吸指数」の略称で、簡易検査で用いられることが多い指標です。 鼻に装着したセンサーだけで呼吸の状態を計測するため、比較的簡便に測定できます。

一方、「AHI」はより詳細な検査で用いられる指標です。 鼻だけでなく口にもセンサーを装着し、脳波や体の動きなども同時に測定します。

そのため、より正確に無呼吸や低呼吸の状態を把握することができます。

では、なぜpAHIとAHIを使い分ける必要があるのでしょうか? それは、口呼吸の有無によって測定結果に差が出る可能性があるためです。

例えば、口を開けて寝ている癖がある方がpAHI検査を受けるとします。 この場合、鼻のセンサーだけでは口からの呼吸を捉えられず、実際の無呼吸や低呼吸の回数を正確に反映できない可能性があります。

このように、pAHIは簡易的な検査である一方、測定条件によっては正確なAHIを反映できない可能性があるという側面も持ち合わせています。   どちらの検査が適切かは、症状や状態によって異なってきます。

そのため、検査を受ける際には、事前に医師に相談し、自身の症状や状態に最適な検査方法を選択することが大切です。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「大きないびきがうるさい」「日中、我慢できないほどの眠気に襲われる」といったことはありませんか?

これらの症状は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。 睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まり、体内の酸素量が低下してしまう病気です。   自覚症状が少ないため、放置されがちですが、高血圧や心臓病、脳卒中といった深刻な病気のリスクを高める危険因子となります。

「もしかして自分も睡眠時無呼吸症候群?」と感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。

オンライン診療は、病院に行く時間や手間を省くことができるため、忙しい方や外出が難しい方にもおすすめです。

睡眠時無呼吸症候群の診断や治療は、早めに対処することが大切なので、まずは気軽に相談してみましょう。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査について解説!少しでも疑ったらまずは検査から!

  夜中に何度も目が覚める、日中眠くて集中できない…

そんな経験はありませんか?

もしかしたら、あなたは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」かもしれません。

多くの人がSASの症状に気づかず、放置しているのが現状です。   この記事では、SASの検査について詳しく解説します。

少しでも「もしかして…」と感じたら、まずは検査から始めましょう。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の内容

  睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。

放っておくと、高血圧や心筋梗塞、脳卒中などのリスクを高める可能性があります。

早期発見・早期治療が重要ですので、「もしかして…」と感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。

SASの検査には、いくつかの種類があります。

ここでは、それぞれの検査内容と、当院で患者さんに受診いただく際によくお伝えしているポイントを交えながら解説していきます。

 

問診・睡眠尺度評価(ESS)

問診では、医師がいびきの有無や程度、日中の眠気、起床時の頭痛、過去の病気などについて、詳しく質問します。

例えば、家族から「夜中に呼吸が止まっている」と指摘されたことがあるか、日中に強い眠気を感じることがあるか、朝起きたときに頭痛がすることがあるか、高血圧や糖尿病などの病気にかかったことがあるかなどを伺います。

また、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの中には、自分ではいびきや無呼吸に気づいていない方も少なくありません。そのため、家族に指摘されたことなども、重要な情報となるため、事前に確認しておきましょう。

問診と併せて、睡眠尺度評価(ESS)という簡単なテストを行うこともあります。これは、日中の眠気を8つの質問で評価するものです。

例えば、「信号待ちで停車中に居眠りをしてしまったことがあるか」や「会議中に居眠りをしてしまったことがあるか」といった質問に答えることで、普段の生活でどれだけ眠気が強いのかを客観的に評価することができます。

このテストは、合計点が11点以上だと、眠気は強いと判断されます。

 

スクリーニング検査

問診やESSの結果、SASの可能性が考えられる場合は、スクリーニング検査や後述する簡易検査を行います。

スクリーニング検査は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかどうかを調べる簡易的な検査です。

指先にセンサーをつけて、睡眠中の血液中の酸素の量と脈拍数を測定します。

この検査は、自宅で眠っている間に簡単に実施できるというメリットがあります。

 

簡易検査(PG検査)

スクリーニング検査でSASの可能性が高いと判断された場合もしくはSASの疑いが問診で高い場合は、簡易無呼吸検査を行います。

簡易無呼吸検査は、自宅でできる検査です。指や鼻にセンサーを取り付けて、睡眠中の呼吸の状態を測定します。

具体的には、1時間あたりの無呼吸や低呼吸の回数(AHI)、最低血中酸素飽和度、いびきの程度などを測定し、睡眠時無呼吸症候群の重症度を判定します。

簡易検査は、手軽に受けることができる一方で、体の動きによる測定エラーが起こりやすいというデメリットもあります。

 

ポリソムノグラフィ(PSG)検査

簡易無呼吸検査で少し無呼吸が見られるものの、CPAPの適応とはいえない場合や、簡易無呼吸検査の結果が inconclusive な場合(検査結果がはっきりしない場合)は、ポリソムノグラフィ(PSG)検査を行います。

PSG検査は、睡眠時無呼吸症候群の診断に用いられる最も精密な検査です。一晩入院もしくは自宅で、脳波、眼球運動、筋電図、心電図、呼吸、血液中の酸素飽和度など、さまざまな生体信号を記録します。

この検査では、睡眠の深さや質、無呼吸や低呼吸の回数、種類、持続時間、重症度、さらに、睡眠中の体の動きやいびきなども詳しく分析することができます。

PSG検査の結果をもとに、適切な治療法が決定されます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の流れ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査には、いくつかの段階があります。

まずは、問診や簡易的な検査でSASの可能性を探り、必要に応じてより精密な検査へと進んでいきます。

それぞれの検査方法や、検査でわかることについて詳しく見ていきましょう。

 

① まずは「手がかり」を探す「簡易検査」

簡易検査は、自宅で眠っている間に専用の機器を使って行います。指先にセンサーを取り付けるだけで、簡単に検査を受けることができます。

この検査では、睡眠中の呼吸の状態や血液中の酸素飽和度などを測定し、SASの疑いがあるかどうかを調べます。

例えば、寝ている間に何度も呼吸が止まったり、呼吸が浅くなったりする場合は、SASの可能性が高いと判断されます。   簡易検査で測定される項目の一つに、睡眠中の血液中の酸素の量があります。

健康な状態であれば、睡眠中の血液中の酸素飽和度は95%以上あるのが一般的ですが、SASの患者さんの場合、無呼吸や低呼吸によって血液中の酸素飽和度が低下することがあります。

簡易検査では、この酸素飽和度の変化を測定することで、SASの可能性を評価します。

 

② より徹底的に検査する「精密検査」

この検査では、脳波や心電図、呼吸運動など、睡眠中のさまざまな生体情報を同時に記録します。   睡眠の深さや質、いびきの有無、無呼吸や低呼吸の回数、血液中の酸素飽和度の変化などを詳しく分析することで、SASの確定診断を行います。

さらに、SASの原因や重症度、睡眠中の身体への影響などを総合的に評価することができます。   この検査結果に基づいて、医師は患者さん一人ひとりに最適な治療法を検討します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用は、検査方法や医療機関によって異なり、保険適用可否によっても変動します。

例えば、簡易的なスクリーニング検査は、比較的安価で3,000円~5,000円程度の医療機関が多いです。   簡易検査はご自宅で実施できる手軽さから、費用を抑えて検査を受けたいという患者さんに広く利用されています。

一方で、より精密な検査であるポリソムノグラフィ検査(PSG検査)は、多くの場合、保険適用で15,000円~20,000円程度です。   PSG検査は、入院が必要となるため、検査費用以外に入院費用がかかる場合もあります。

自宅検査の場合は、通常のクリニック通院と検査費用以外は一緒です。   また、健康保険が適用されない自由診療としてPSG検査を行う場合は、30,000円~50,000円程度かかることもあります。

検査費用は医療機関によって異なるため、事前に確認しておくことをお勧めします。   費用面だけで検査方法を決定するのではなく、医師に相談し、自身の症状や状態に最適な検査を受けるようにしましょう。

 

自宅にいながら診療を受けられるオンライン診療

  睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査は、近年、病院だけでなくオンライン診療でも受けられるようになりました。

「仕事が忙しくて、なかなか病院に行く時間がない」という方や、「病院に行くのが億劫で、つい後回しにしてしまう」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

オンライン診療であれば、自宅にいながら、スマートフォンやパソコンを使って診察を受けられます。

病院への移動時間や待ち時間を節約できるだけでなく、自分のペースで受診できるというメリットがあります。

医師との問診の結果、SASの可能性があると判断された場合には、自宅でできる簡易検査キットが送られてきます。

このキットには、睡眠中の呼吸の状態などを測定するためのセンサーなどが含まれています。

キットが届いたら、検査機器を正しく装着し、手順に従って検査を行います。   検査自体は、自宅で眠っている間に自動的に行われるため、特別な操作は必要ありません。

検査が終了したら、そのデータを医師に送ります。 医師は、そのデータに基づいて、SASの可能性を判断します。

もし、SASが疑われる場合は、オンライン診療で気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用と治療費用 | 保険は適用される?

  睡眠時無呼吸症候群の検査は保険が適用になるか心配なあなたに 「睡眠時無呼吸症候群かな?」

と思ったら、まずは検査を受けることが大切です。

検査費用が気になる方も多いと思いますが、ご安心ください。 睡眠時無呼吸症候群の検査は、多くの場合、健康保険が適用されます。

「健康保険が適用される」というのは、検査費用の一部を国が負担してくれるということです。自己負担額は、年齢や収入によって異なりますが、費用の1~3割程度になります。

例えば、検査費用が1万円だった場合、自己負担額は1千円~3千円程度ですみます。

本記事では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用と治療費用についてさらに詳しく解説を行っていきます。 睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方は最後までお付き合いください。  

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・治療の費用は保険が適用されます

「睡眠時無呼吸症候群(SAS)ってよく聞くけど、放っておいたらどうなるの?検査や治療にお金がかかるか心配…」

寝ている間に呼吸が止まるなんて、ちょっと想像するだけでも怖いですよね。

SASは放置すると、日中の眠気や集中力の低下だけでなく、高血圧や糖尿病のリスクも高めてしまう可能性があります。

例えば、あなたが会社員で、日中の会議中に強い眠気に襲われたとしましょう。重要な商談中にウトウトしてしまったら、取り返しのつかないことになりかねません。

また、SASは心臓にも負担をかけます。高血圧は心臓病のリスクを高めるため、SASの治療をせずに放置すると、命に関わる可能性も出てきます。

「それは大変だ!でも、検査や治療にお金がかかるのは心配…」

その気持ち、よく分かります。

でも安心してください!SASの検査や治療は健康保険が適用されます。

「え、本当?!」 はい!

ただし、検査や治療を受けるには、必ず医療機関を受診する必要があります。医療機関では、医師による問診や診察、そして検査を通して、SASかどうかを診断します。

例えば、問診では、「いびきがうるさいと指摘されたことがありますか?」「日中、眠くて仕方がないことはありませんか?」といった質問をされます。 そして、SASと診断された場合は、医師の指示に従って適切な治療を受けることになります。

「先生、なんだか安心しました。」

よかったです!SASは適切な治療を受けることで、症状を改善し、健康的な生活を送ることができます。

少しでも気になる症状があれば、一人で悩まず、医療機関を受診して、専門医に相談してくださいね。  

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査には、大きく分けて簡易検査と精密検査の2種類があり、検査方法や費用が異なります。ご自身の症状やライフスタイル、そして医師の指示を考慮しながら、最適な検査方法を選びましょう。

簡易検査の費用

簡易検査は、自宅で手軽に行える検査で、費用は医療機関や使用する検査キットの種類によって異なりますが、5,000円~15,000円程度が相場です。

簡易検査では、睡眠中の呼吸状態を測定し、SASの可能性をスクリーニングします。 例えば、指脈動式酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)は、睡眠中に指に装着することで、血液中の酸素飽和度を測定します。

SASの場合、無呼吸によって血液中の酸素飽和度が低下するため、その変動を調べることでSASの可能性を評価できます。

簡易検査は、比較的安価で手軽に受けることができるというメリットがある反面、軽度のSASを見逃してしまう可能性もあります。そのため、検査結果によっては、医療機関への受診と精密検査が必要になる場合があります。  

 

精密検査の費用

精密検査は、医療機関に一晩入院し、脳波や心電図、呼吸状態などを詳細に測定する検査で、費用は医療機関や検査内容によって異なります。

健康保険が適用される場合、15,000円~30,000円程度が目安となります。

精密検査では、より詳細なデータを取得することで、SASの重症度や種類を正確に診断することができます。 この精密検査により、より正確な診断が可能となり、患者さん一人ひとりに最適な治療法を選択することができます。

 

オンライン診療の費用

近年、オンライン診療でSASの検査を行う医療機関も増えてきました。オンライン診療では、自宅にいながら検査の予約から結果説明までを受けることができます。費用は医療機関によって異なりますが、初診料や検査キットの送料などを含めて、10,000円~20,000円程度が一般的です。

オンライン診療は、病院への移動時間や待ち時間を短縮できるというメリットがありますが、すべての医療機関で対応しているわけではなく、インターネット環境が必要になる場合があります。事前に医療機関に確認しておくことが大切です。

SASの検査費用は、検査方法や医療機関によって大きく異なります。ご自身の症状や状況に合わせて、医師と相談の上、適切な検査を選択しましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療にかかる費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療費は、まるでオーダーメイドスーツを仕立てるように、患者さん一人ひとりの症状やライフスタイル、そして治療法によって大きく異なります。

例えば、軽度のSASと診断され、マウスピースによる治療を選択した場合、治療費は数万円から数十万円程度かかることがありますが、これは健康保険が適用されない場合がほとんどです。

一方、中等症以上のSASと診断され、CPAP療法を選択した場合、月額約5,000円から10,000円程度の費用がかかります。しかし、CPAP療法は健康保険が適用されるため、自己負担額は月額約500円から3,000円程度に抑えられます。

治療費を考える上で、もう一つ忘れてはならないのが、定期的な検査やメンテナンスにかかる費用です。CPAP療法の場合、マスクなどの消耗品を定期的に交換する必要があり、その費用は年間で数千円から1万円程度が目安となります。

また、マウスピース療法でも、定期的な調整や清掃が必要で、その費用は医療機関によって異なりますが、数千円から数万円程度かかる場合があります。

治療費は、SASの治療を継続していく上で重要な要素です。治療前に医師とよく相談し、ご自身の症状やライフスタイル、そして経済状況に合った治療法を選択することが大切です。

例えば、私は患者さんとのカウンセリングの際に、SASの治療法だけでなく、それぞれの治療法にかかる費用や保険適用についても詳しく説明するようにしています。

また、患者さんの経済状況を考慮し、無理なく治療を継続できるよう、ジェネリック医薬品の使用や、自治体の助成制度の利用なども提案しています。

最近の研究では、SASのリスクに関連する遺伝子座位が複数発見されており、SASの発症には遺伝的要因も大きく影響していることが明らかになってきました。これは、SASが決して特別な病気ではなく、体質の一部として捉える必要があることを示唆しています。

SASと診断された場合は、決して一人で悩まず、医師や医療機関に相談し、最適な治療法を見つけ、健康な生活を取り戻しましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「仕事が忙しくて、なかなか病院に行く時間がない…」

そんな現代人にとって、強い味方となるのがオンライン診療です。

オンライン診療では、スマートフォンやパソコンを使って、自宅にいながら医師の診察を受けることができます。 病院の待ち時間や移動時間を節約できるだけでなく、費用も対面診療と比べて安価な場合があります。

オンライン診療では、SASの症状や疑われる原因、検査方法などについて医師に相談することができます。 例えば、「家族にいびきがうるさいと指摘された」「日中、強い眠気に襲われることが多い」といった症状を医師に伝えることで、SASのリスクや検査の必要性についてアドバイスを受けることができます。

さらに、あなたの症状に合った検査方法を提案してもらったり、必要であれば医療機関を紹介してもらうこともできます。

例えば、問診や簡易検査の結果、SASの疑いが強い場合は、精密検査を受けるために適切な医療機関を紹介してもらうことができます。

まずは気軽に相談できるオンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか?  

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査入院とは?治すには入院が必要なの?

「最近、どうも疲れが取れない」「日中、強烈な眠気に襲われる」と感じていませんか?

もしかしたら、それは睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」のサインかもしれません。

SASは、決して他人事ではありません。成人の約3人に1人が潜在的に抱えている可能性があると言われています。

 

例えば、こんな経験はありませんか?

  • 「昨日のいびき、すごかったよ!」と家族から指摘される:SASの患者さんの多くは、大きないびきをかきます。これは、狭くなった気道に無理やり空気を送り込もうとすることで、喉の奥が振動するためです。まるで、細いストローで勢いよくジュースを吸うような状態です。
  • 朝起きても、頭がスッキリしない:睡眠中に呼吸が止まることで、脳が酸素不足に陥り、質の高い睡眠が得られません。結果として、起床時の頭痛や倦怠感を引き起こすことがあります。
  • 日中の会議中、睡魔に襲われる:SASの患者さんは、日中に強い眠気や集中力の低下を感じることがあります。これは、睡眠不足が慢性化しているためです。

これらの症状に心当たりがある方は、SASの可能性があります。

SASは、適切な治療を行わないと、高血圧や糖尿病、心臓病などのリスクを高めることが、近年の研究で明らかになってきました。

早期発見・早期治療が重要です。ぜひ、医療機関を受診して相談してみましょう。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある場合は検査入院が必要?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断には、精密検査が必要です。多くの場合、この精密検査は一晩病院に泊まって行われます。睡眠中の呼吸の状態を詳しく調べるためです。

ですが、現在は精密検査も自宅でできるようになりました。つまり、必ずしも入院が必要ではないということです。

検査入院が必要かどうかは、患者さんによって異なり、一概には言えません。日中の眠気や倦怠感といった自覚症状の程度、肥満や高血圧などの合併症の有無、そして簡易検査の結果などを総合的に判断します。

 

一般的な睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の流れ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査は、まるで探偵が事件を解決するような、段階的なプロセスを経て行われます。

 

① まずは「手がかり」を探す「簡易検査」

最初のステップは、自宅でできる簡易検査(PG検査)です。これは、指に装着する小さな機械が、睡眠中の呼吸や血中酸素の状態を記録します。

例えるなら、指先にいる小さな探偵が、寝ている間の体の変化を観察してくれるようなものです。

この検査でSASの可能性が示唆された場合、より精密な検査に進みます。

② より徹底的に検査する「精密検査」

精密検査は脳波や心電図、呼吸の状態など、様々な角度から体の状態をモニタリングします。今までは、1泊入院して行う検査が主流ではありましたが、現在は自宅でも可能となり、より利便性が増しました。

最近の研究1では、成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の診療ガイドラインの質を評価しており、検査の重要性も強調されています。

適切な検査と診断は、患者さんにとって最適な治療法を選択する上で非常に重要です。

 

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『自宅でできる簡易検査』と『検査入院』の違い

「自宅でできる簡易検査」は、文字通り自宅で手軽にできる検査です。指に洗濯バサミのような小さな機械を挟んで寝るだけで、睡眠中の呼吸の状態(呼吸が止まっていないか、いびきがうるさくないかなど)を測ることができます。

費用も比較的安く、検査結果が出るまでの時間も短いというメリットがあります。 しかし、これはあくまでも簡易的な検査です。精密な検査結果が出ない場合があり、SASの確定診断には不向きです。

 

一方、「検査入院」は、病院に一晩泊まって、より詳しい検査を受ける方法です。

脳波や心電図、呼吸の状態などを同時に測定することで、SASの重症度や原因を詳しく調べることができます。

この検査入院は、より正確な診断結果を得ることができるというメリットがある反面、費用が高額になりやすいことや、入院の手間がかかるというデメリットもあります。

前述したように、今では、この検査入院と同様の検査が自宅でできるようになったため、わざわざ入院する必要性はなくなったと言えます。

検査を受ける際には、医師に相談して、自分に合った検査方法を選びましょう。

 

検査入院の費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査入院。一体いくらかかるのか、不安になりますよね。費用は、入院日数、個室か相部屋かによって変わります。

精密検査自体は、保険点数が定められており、概ね約1万〜3万程度となります。

これらの検査費用は、健康保険が適用されます。3割負担の方であれば、費用の3割を負担することになります。仮に検査費用が10万円だった場合、自己負担額は3万円になります。

しかし、高額な医療費がかかった場合には、高額療養費制度を利用することで、自己負担額をさらに抑えることができます。これは、一定額以上の医療費を支払った場合に、その超過分が払い戻される制度です。

 

検査入院の流れ

ここでは検査入院の流れを具体的にイメージしやすいように、病院での1泊2日を例にお話していきます。 まずは病院で入院の手続きを済ませます。

睡眠中の脳波や呼吸状態、心拍数、血中酸素濃度などを測定するためのセンサーを体に装着します。 これらのセンサーを通して、睡眠中に身体で何が起きているのかを詳しく調べます。 検査後はセンサーを取り外し終了です。

当日には検査結果はでないため、結果を聞きに外来受診が必要なケースがほとんどです。

検査結果に基づいて、睡眠時無呼吸の重症度やその後の治療方針(CPAP療法など)について説明を受けます。 睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、自宅での生活改善のアドバイスも受けられます。 疑問や不安なことがあれば、遠慮なく医師や看護師に相談するようにしましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「最近、寝ている間の呼吸がおかしいって家族に言われた…」「日中、強烈な眠気に襲われることがある…」と感じていませんか?

もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。

SASは、文字通り睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。例えるなら、寝ている間に体が「電池切れ」を起こしてしまい、呼吸をすることを忘れてしまうような状態です。そして、この状態が長く続くと、高血圧や糖尿病などの深刻な病気を引き起こすリスクも高まります。

そこで、近年注目されているのがオンライン診療です。

仕事や家事などで忙しい方でも、自宅にいながら専門医に相談することができます。 例えば、「仕事で疲れてしまって、なかなか病院に行く時間がない…」という方でも、オンライン診療であれば、空いた時間にスマホやパソコンを使って気軽に相談できます。

これは、まるで家にいながら専門医に往診してもらっているような感覚と言えるでしょう。

オンライン診療では、あなたの症状を詳しくヒアリングし、SASの疑いがあるかどうかを判断します。さらに、自宅でできる簡単な検査キットをご紹介したり、状況に応じて医療機関での検査をご案内したりすることも可能です。

「病院に行くのはちょっと気が引ける…」「まずは、どんな病気か知りたい…」という方は、ぜひオンライン診療をご活用ください。

簡易検査、精密検査ともに自宅でできるため、入院する手間はなくなるかもしれませんね。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)は何科を受診すればいい?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いを感じて、「受診してみようかな?」と考えている方もいるかもしれません。

普段かからない診察だから何科に受信すればいいかわからないかと思います。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診察は呼吸器内科、耳鼻咽喉科、内科、オンライン診療(1番おすすめ)でできます。

どちらでも診察はできますが、それぞれ特徴があるので本記事で解説を行います。

睡眠時無呼吸症候群は決して珍しい病気ではなく、放置すると様々な病気のリスクを高めます。少しでも気になる方は、医療機関への受診をお勧めします。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療は何科?それぞれの特徴も紹介

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されたり、その可能性を指摘されたりすると、一体どの診療科を受診すれば良いのか迷ってしまいますよね。

この章では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療を行う主な診療科と、それぞれの科の特徴について詳しく解説していきます。

 

呼吸器内科

呼吸器内科は、肺や気管支など、呼吸に関わる臓器の病気を専門的に扱う診療科です。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気なので、呼吸器内科が専門的に診療を行います。

呼吸器内科医は、肺の機能検査や睡眠中の呼吸の状態を詳しく調べる検査(PSG検査など)を行い、SASの重症度を評価します。

 

  • メリット
    • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療に精通した医師が多い。
    • 検査から治療、その後の管理まで一貫して受けることができる。
    • CPAP療法などの機器治療にも対応している
  • こんな人におすすめ
    • いびき、無呼吸、日中の眠気など、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の典型的な症状がある人
    • 呼吸器系の持病がある人
    • 専門的な検査や治療を受けたい人

 

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科は、耳、鼻、喉の病気を専門的に扱う診療科です。 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の中には、扁桃腺肥大やアデノイド肥大、鼻中隔彎曲症など、耳鼻咽喉科的な要因で発症するケースもあります。

例えば、鼻中隔彎曲症があると、鼻呼吸がしづらくなり、口呼吸になりがちです。この状態が続くと、気道が狭くなり、SASのリスクが高まると考えられています。

  • メリット
    • 鼻や喉の構造的な問題を改善する手術など、根本的な治療を受けられる場合がある。
  • こんな人におすすめ
    • 鼻づまりがひどい人
    • 扁桃腺やアデノイドが大きいなど、喉の奥が狭い人

 

内科

内科は、体の様々な臓器の病気を幅広く診る診療科です。 最近では、内科の中でも、生活習慣病や睡眠障害に力を入れているクリニックも増えています。

内科では、SASの原因として考えられる生活習慣病の有無を調べたり、他の病気が隠れていないかなどを総合的に判断します。

 

  • メリット
    • 高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を合併している場合、まとめて相談できる。
    • 他の病気の可能性も考慮して、総合的に診察してくれる。
  • こんな人におすすめ
    • 高血圧や糖尿病などの生活習慣病を持っている人
    • 健康診断で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いを指摘された人
    • まずは、気軽に相談に乗ってほしい人

 

オンライン診療

オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンなどを使い、ビデオ通話で医師の診察を受けられる診療方法です。

最近では、オンライン診療に対応しているクリニックも増えてきているので、上手に活用してみましょう。

 

  • メリット
    • 自宅にいながら診察を受けられるので、通院の負担を軽減できる。
    • 仕事や家事などで忙しい人でも、受診しやすい。
  • こんな人におすすめ
    • 病院に行く時間がない人
    • 近くに睡眠時無呼吸症候群(SAS)を診療している病院がない人
    • まずは、気軽に相談に乗ってほしい人

 

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おすすめは気軽に受診できるオンライン診療

近年、スマホやパソコンで気軽に医療機関に相談できるオンライン診療が注目されています。

睡眠時無呼吸症候群の診断は、問診や検査が必要となるため、オンライン診療だけでは完結しない場合もあります。

しかし、例えば「大きないびきが気になる」「日中、強い眠気に襲われる」といった症状がある方は、まずオンライン診療で医師に相談してみてはどうでしょうか?

睡眠時無呼吸症候群の治療では、CPAP(シーパップ)という、鼻に装着して空気を送り込み、気道を広げて呼吸を楽にする装置を使うことが一般的です。

オンライン診療では、CPAPの使用方法や効果、注意点などを詳しく説明してもらうことができます。

また、「CPAPマスクのサイズが合わなくて困っている」「治療を始めてから、口が渇きやすくなった」など、治療中の疑問や不安を気軽に相談することも可能です。

さらに、症状の経過観察もオンライン診療で行うことで、通院の負担を軽減できる場合があります。

ただし、オンライン診療に対応していない医療機関もあるため、事前に確認が必要です。

オンライン診療は、忙しい方や外出が難しい方にとって、睡眠時無呼吸症候群の治療をスムーズに進めるための、心強い味方と言えるでしょう。

当院でも、オンライン診療を使用したSASの治療を行っています。 以下から予約をしてみましょう。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・治療には健康保険はおりる?適用されるの?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査や治療には、健康保険が適用されます。

ただし、状態によっては追加の検査や費用が発生することもあります。

本記事で詳しく解説します。

 

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CPAP(シーパップ)による治療は保険適用される?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査には健康保険が適用されます。しかし、合併症の有無や検査方法によっては、検査費用に加えて入院費や差額ベッド代などが必要になる場合もあります。各医療機関に問い合わせて、検査終了までに必要な金額を確認することをおすすめします。

治療にかかる費用は、健康保険が適用されます。

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)は、SASの治療に用いられる一般的な装置です。この治療を続けるためには、定期的な外来受診が必要になります。

CPAP治療の費用は、月に約4,000円程度となります。 生命保険にSASの既往がある場合、保険金が支払われないことがあります。

保険会社によって異なるため、加入前に詳細を確認することが重要です。

また、県民共済や補助金制度を利用することで、治療費の一部を軽減することができる場合もあります。具体的な給付金や休職制度については、各制度の規定を確認することをおすすめします。

睡眠時無呼吸症候群の治療においては、個人の状態や適用される治療法によって費用が異なります。医師と相談しながら、最適な治療方法と費用を確認することが重要です。

【参考】

  • 睡眠時無呼吸症候群の診断・治療ガイドライン(第十版)
  • 全国睡眠呼吸学会公式ホームページ

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・治療にかかる費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査や治療には、健康保険が適用されます。

しかし、合併症の有無や検査の種類によっては、費用がかかる場合もあります。

以下に、費用の一例を紹介しますが、医療機関や検査内容によって異なるため、問い合わせが必要です。

検査にかかる費用の一例

  • 簡易検査(パルスオキシメトリー):300円
  • 簡易検査:2,700円
  • 終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査:約1万~3万円程度

終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査の場合、個室で検査が行われるため、医療機関によっては入院費に加え差額ベッド代などが必要になることもあります。事前に医療機関に問い合わせて、予想費用を確認することをおすすめします。

治療にかかる費用の一例

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断された場合の治療にも健康保険が適用されます。ただし、一部例外があります。以下に、治療にかかる一例を紹介します。

  • CPAP治療:月4,000円程度

治療方法によって費用は異なりますので、医師と相談して適切な治療方法と費用について確認しましょう。外科的手術などの場合は、状態や適用される手術によって費用も変わることがあります。

睡眠時無呼吸症候群の治療にかかる費用は個人差がありますので、具体的な金額については医療機関に問い合わせることが重要です。

 

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睡眠時無呼吸症候群でも生命保険の加入は可能?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に一時的に呼吸が止まる症状です。生命保険に加入する場合、SASの既往があると保険会社によっては加入が難しい場合もありますが、絶対に入れないわけではありません。

生命保険会社は、契約者が健康で長生きすることを前提にしています。そのため、慢性的な病気やリスクのある状態があると保険の対象外とされることがあります。

しかし、SASだけでなく他の病気でも加入に制限があるため、具体的な保険会社や商品によって異なる場合があります。

保険会社によって対応が異なるため、保険加入前に保険会社や商品の条件をよく確認することが重要です。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療は医療費控除の対象?

睡眠時無呼吸症候群の治療は医療費控除の対象です。具体的な治療にかかる費用は、患者さんの病状や治療法によって異なるため、個別に確認することが必要です。

病院での検査や機器の使用にかかる費用も健康保険が適用されますが、一部負担する金額が発生する場合もあります。

たとえば、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査の場合、入院費用のほかに差額ベッド代などが必要になるケースもあります。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるなら、まずはオンライン診療へ

もし睡眠時無呼吸症候群の症状に不安を抱えている方は、オンライン診療を利用して専門医のアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。

保険適応で対面診療とほぼ変わらない金額で治療を受けることができます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は森下駅前クリニックまで
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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

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