睡眠時無呼吸症候群(SAS)と耳鼻科での診療

 

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome, SAS)は、近年患者数が増加している重要な睡眠障害です。

 

中でも閉塞型SAS(喉や鼻など上気道の閉塞によるもの)が大半を占め、以前考えられていたよりも頻度が高いことがわかっています。

 

実際、日本では成人男性の約20%、閉経後の女性の約10%が中等症以上のSASに該当するとの報告があり【1】、現在50万人以上もの方がCPAP(後述)の治療を受けています【1】。

 

SASの主な症状は大きないびき睡眠中の無呼吸(呼吸が止まる)夜間の息苦しさによる突然の覚醒、そしてそれによる日中の強い眠気や倦怠感などです【3】。

 

放置すれば高血圧、心臓病、不整脈、脳卒中など様々な生活習慣病のリスクを通常の2~3倍にも高めることが報告されており【3】、居眠り運転による交通事故の原因にもなり得る深刻な疾患です【2】。

 

しかし、適切に診断して治療を行えば症状は大きく改善し、こうしたリスクを減らすことが可能です【2】。

 

本記事では、SASとは何か、その診断と治療について、特に耳鼻咽喉科(いわゆる「耳鼻科」)での対応に焦点を当てて、一般の患者さん向けにわかりやすく解説します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、文字どおり「睡眠中に繰り返し呼吸が止まる」病気です。医学的には、10秒以上の呼吸停止を「無呼吸」と定義し、これが一晩に何度も発生する状態を指します。

 

多くの場合、喉(咽頭)の空気の通り道が睡眠中に塞がることで起こる閉塞型SASであり、まれに脳の呼吸中枢の異常による中枢型SASもあります(SASの大部分は閉塞型で、本記事でも閉塞型について扱います【2】)。

 

閉塞型SASでは、睡眠中に舌や軟口蓋(喉ちんこを含む上あごの柔らかい部分)が喉の奥に落ち込み、気道を塞いでしまいます。

 

その結果、血中の酸素が低下し、脳が危機を察知して何度も覚醒反応(浅い目覚め)を引き起こすため、熟睡できずに日中の眠気や疲労感につながります。

 

SASの診断には、一晩の睡眠中に発生する無呼吸・低呼吸(呼吸が浅く弱くなる)の回数を指数化したAHI(無呼吸低呼吸指数)が用いられます。

 

一般的にAHIが5以上で睡眠時無呼吸の疑いがあり、15以上で中等症、30以上で重症と分類されます【2】。

 

例えば、AHI=20とは「1時間あたり20回の無呼吸・低呼吸発作」が起きていることを意味します。

 

また、症状の有無も診断の重要なポイントです。夜間の激しいいびきや断続的な無呼吸、起床時の頭痛、日中の過度の眠気などの症状が典型的で【3】、特に日中の耐え難い眠気は交通事故など社会生活上の大きな危険因子となります【2】。

 

実際、ある調査では重症SAS患者の約10%が直近数年間に居眠り運転による事故を経験していたとの報告があります【2】。

 

このようにSASは放置できない病気ですが、幸い治療法が確立している疾患でもあります。

 

後述するCPAPやマウスピースなどの治療により無呼吸を防ぐことで睡眠の質が改善し、高血圧や心血管疾患のリスクも軽減できることが臨床研究で示されています【2】【3】。

 

SASの発症には様々な要因が関与しますが、特に肥満は最大の危険因子です。肥満の方は首や喉周りに脂肪が付きやすく気道が狭くなるため、無呼吸になりやすいのです【3】。

 

実際、体重増加とSASの発症には密接な関連があり、ガイドラインでも肥満患者には減量を含む生活習慣の是正が強く推奨されています【2】。

 

その他、顎の骨格の形状(下顎が小さい、後退している)、扁桃肥大(喉の扁桃腺が大きい)、鼻づまり(鼻中隔湾曲症や慢性鼻炎による)などで上気道が狭い方もSASになりやすい傾向があります【3】。

 

性別では男性に多く、女性でも閉経後(ホルモンバランスの変化後)はリスクが高まります【3】。

 

これらの解剖学的・体質的な要因に、飲酒や睡眠薬の使用(筋肉が弛緩し無呼吸が悪化)、寝る姿勢(仰向けは悪化しやすい)などの生活要因が加わり、SASが発症・増悪すると考えられています。

 

睡眠時無呼吸症候群は耳鼻科で診てもらえる?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は耳鼻咽喉科(耳鼻科)でも診察・治療が可能です。

 

SAS診療というと一般には呼吸器内科や睡眠専門外来を思い浮かべる方も多いですが、実は耳鼻科もSAS診療の重要な担い手です【2】。

 

特に閉塞型SASは鼻や喉の構造が深く関与するため、上気道の専門科である耳鼻科は診断から治療まで大きな役割を果たします【2】。

 

以下に、耳鼻科での具体的な診察の流れや検査内容、他の診療科との役割分担について説明します。

 

耳鼻咽喉科での診察の流れ

耳鼻科を受診してSASの疑いを相談すると、まず問診による詳しい症状の聞き取りが行われます。

 

いびきの状況や無呼吸の有無、日中の眠気の程度(必要に応じてエップワース眠気尺度などの質問票を用いて評価)、起床時の頭痛・口渇の有無、夜間頻尿の有無、既往症(高血圧や糖尿病など関連しうる病気)など、多角的に確認します。

 

また、同居のご家族やパートナーの方から睡眠中の様子(無呼吸や異常な呼吸の指摘)について情報を得ることもあります。

 

生活習慣(飲酒や喫煙、就寝時間)も重要なポイントです。

 

次に身体診察を行います。耳鼻科では主に上気道(鼻から咽頭)の評価を目的とした診察が行われます。

 

具体的には、鼻腔内の診察でポリープ(鼻茸)や鼻中隔の曲がり、粘膜の腫れ具合を観察し、慢性的な鼻づまりの原因がないか確認します。

 

口腔内と咽頭の診察では、舌の大きさ(舌が大きい・後方に落ち込みやすいか)、扁桃の大きさ(扁桃肥大があるか)、軟口蓋と喉の形状(のどちんこが大きい・軟口蓋が下がっていないか)などを観察します。

 

必要に応じて、細い内視鏡(ファイバースコープ)を鼻から挿入して喉の奥(上咽頭や喉頭)の状態を詳しく調べ、気道がどの程度狭いか、どの部位で閉塞が起きやすそうかを評価します。

 

耳鼻科医はこうした上気道の解剖学的特徴を詳しくチェックし、SASの原因となりうる形態的な問題を把握します。

 

上気道の診察所見は、その後の検査や治療法の選択にも大いに役立ちます【3】。

 

また血圧測定やBMI(肥満度)のチェックも行われ、全身的にSASのリスク因子が揃っていないか確認します。

 

問診と診察の結果から「睡眠時無呼吸症候群が疑わしい」と判断された場合、次は客観的に睡眠中の呼吸状態を調べる検査へと進みます。

 

どんな検査をするのか(簡易検査とPSG)

耳鼻科を含むSAS診療では、まず自宅で行える簡易検査が行われることが一般的です。

 

簡易検査とは、携帯型の睡眠モニター(簡易ポリグラフ)を用いて一晩自宅で測定する検査です。

 

指先の酸素飽和度センサーや鼻の気流センサー、いびきや体位を記録するセンサーなどを装着して就寝することで、睡眠中の無呼吸・低呼吸の発生状況を記録します【2】。

 

病院に一泊せず自宅でできる手軽さからスクリーニング検査として広く普及しており、中等症~重症のSASであれば高い精度で発見することができます。【2】

 

簡易検査の結果、AHIが高値(例えば40以上)で明らかな無呼吸症候群と症状が認められた場合には、臨床診断の上ですみやかに治療(後述のCPAPなど)へ進むことが可能です【2】。

 

実際、日本の診療ガイドラインでも、簡易検査で重度SASが強く示唆される場合には確定診断として扱って良いとされ、健康保険上も「簡易検査でAHI40以上」がCPAP療法の導入基準の一つになっています【2】。

 

一方、簡易検査でAHIが軽度~中等度(例えば5~30程度)の場合や、症状と検査結果に食い違いがある場合などには、より精密な検査であるPSG(終夜睡眠ポリグラフ)検査が行われます【2】。

 

PSG検査は病院など専門施設に一泊入院して行う精密検査で、脳波・眼球運動・顎や脚の筋電図・心電図・呼吸気流・いびき音・酸素飽和度など多数のセンサーを装着し、一晩かけて睡眠の深さや構造も含め詳細なデータを記録します。

 

簡易検査では正確に測定できない睡眠そのものの質(何時間眠れたか、どのくらい深い睡眠が得られているか)も評価でき、睡眠時無呼吸の確定診断や重症度判定にはゴールドスタンダード(最も信頼できる基準)となる検査です【2】。

 

PSGでは他の睡眠障害(例:周期性四肢運動症やREM睡眠行動異常症など)の鑑別も同時に行えるメリットがあります。

 

日本の保険診療では「PSG検査でAHIが20以上」もSASの診断基準とされており【2】、簡易検査では判断が難しい軽症~中等症例ではPSGによる評価が推奨されます。

 

以上のように、耳鼻科受診後はまず簡易検査でSASの有無と大まかな重症度を確認し、必要に応じてPSG検査で精密な診断を行う流れになります。

 

検査結果を踏まえて確定診断がついたら、次は適切な治療方針の決定となります。

 

耳鼻科と他の診療科の違い

睡眠時無呼吸症候群の診療には、耳鼻咽喉科の他にも様々な診療科が関与します。SASは全身に影響を及ぼす疾患であり、多職種・多診療科なアプローチが重要だからです【2】。

 

実際、ガイドライン作成にも呼吸器内科、循環器内科、耳鼻咽喉科、精神科、歯科口腔外科など多くの専門分野の医師が関わっており【2】、それぞれの専門性を活かした連携診療が推奨されています。

 

耳鼻科は先述のとおり上気道の評価と治療を専門とするため、鼻や喉の形態的な問題の是正に強みがあります。

 

具体的には、SASの原因となる鼻詰まりや扁桃肥大、軟口蓋の肥厚などに対して外科的治療(手術)を行ったり、CPAP使用時に鼻の通りを良くする処置を行ったりします(後述)【3】。

 

一方、呼吸器内科は肺や気道疾患の専門であり、SASの標準治療であるCPAP療法の導入・管理や、併存する肺疾患(COPDや喘息など)がある場合の全身管理を担うことが多いです。

 

循環器内科はSASと関連の深い高血圧や心不全、不整脈など心血管疾患の管理を行い、心不全に伴う中枢型無呼吸(チェーンストークス呼吸)の治療などに長けています。

 

歯科(歯科口腔外科)はマウスピース(口腔内装具)療法の作製・調整を担う分野です。SAS患者さんに適切なマウスピースを作るには歯科医師の専門技術が必要であり、耳鼻科や内科からの依頼を受けて装置を作製します。

 

さらに、睡眠医療の専門科(睡眠外来)は、これら各科を横断する立場でSAS診療にあたります。

 

睡眠専門医には呼吸器・精神神経・耳鼻科など様々なバックグラウンドの医師がおり、SAS以外の睡眠障害の合併評価や、治療効果判定、他科への橋渡しをする役割があります。

 

このように各分野が役割を持っていますが、患者さんはまずどこか一つの診療科を受診すれば大丈夫です。

 

すでに耳鼻科で受診中の場合は耳鼻科で継続治療(ただし耳鼻科でも無呼吸症候群の対応をしていない場合もあります)を受けられますし、必要があれば耳鼻科医から他科(呼吸器内科や歯科など)への紹介も行われます。

 

逆に内科等から耳鼻科へ手術目的で紹介されるケースもあります。

 

重症例や合併症が多いケースでは、総合的に診られる睡眠医療センター(専門施設)に転院いただくこともあります【2】。

 

ガイドラインでも、一般医(プライマリケア医)はいびきや日中眠気などSASを疑う患者をまず適切に診断し、高度な治療が必要な場合には睡眠専門施設へ紹介することが推奨されています【2】。

 

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耳鼻科で行う治療方法

睡眠時無呼吸症候群の治療は、患者さんの重症度や原因に応じて最適な方法を組み合わせて行います。

 

基本となるのは生活習慣の是正で、特に肥満のある方では減量によってSASが大幅に改善する可能性があります【2】。

 

ガイドラインでも「全ての肥満患者に減量指導を行う」ことが強調されており【2】、実際に体重を減らすと無呼吸の程度(AHI)が減少し、症状が軽快するケースが多く報告されています。

 

また、就寝前の飲酒は喉の筋肉を弛緩させ無呼吸を悪化させるため控える、十分な睡眠時間を確保する、仰向けで寝ると無呼吸が増える人は横向きで寝る工夫(体位療法)をする、といった生活上の対策も有用です。

 

これらの基礎を踏まえた上で、SASの主な治療として以下のような方法があります。

 

CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)

CPAP(シーパップ, Continuous Positive Airway Pressure)療法は、中等症~重症の閉塞型SASに対する第一選択の治療法です【2】。

 

専用の小型機器にホースで繋がったマスクを鼻(場合により鼻と口)に装着して就寝すると、寝ている間ずっと一定の空気圧を喉に送り込み、気道内圧を高く保つことで喉の通り道が塞がらないようにします。

 

いわば「寝ている間ずっと気道を空気で支える添木を当てている」ようなイメージで、これにより無呼吸の発生をほぼ完全に防ぐことができます。

 

SASの治療として1980年代に登場して以来、その有効性は世界中で確立しており【2】、現在でも最も効果的な治療法です。

 

CPAPを使用すると睡眠中の無呼吸・低呼吸がほぼゼロに抑えられるため、睡眠の質が飛躍的に改善し、日中の眠気も多くの患者さんで劇的に軽減します

 

研究により、CPAP治療によって高血圧が改善する(SAS患者では夜間血圧が低下し、起床時の血圧が下がる)ことや、放置すれば心血管疾患を起こしやすかった重症SAS患者でCPAP使用者は非使用者に比べて将来の心疾患・脳卒中の発症率が有意に低下したことが報告されています【2】【4】。

 

このように健康面で大きなメリットが得られるため、睡眠中に無呼吸が頻発する中等症以上の方には原則としてCPAP療法がすすめられます。

 

CPAP療法は1998年に日本で保険適用となって以来急速に普及し、現在では50万以上の患者さんがCPAPを利用している標準的治療です【1】。

 

機器本体は小型で、自宅の枕元で使用できます。

 

マスクの形状も鼻に装着する小型のものから鼻口覆うものまで様々あり、装着感の向上した新しいモデルも登場しています。

 

それでも最初は「就寝時に機械に繋がれる」という違和感から抵抗を感じる方もおられますが、多くの場合は数日~数週間で慣れてしまい、その効果を実感できればむしろ手放せなくなると言われます。

 

実際、CPAP導入患者の80%以上が治療を継続できているというデータもあります。

 

効果を十分得るためには毎晩しっかり使用すること(継続使用すること)が重要で、使用時間が長いほど症状や合併症の改善効果も高まることがわかっています【4】。

 

一般には「少なくとも1晩あたり4時間以上」の使用が推奨されており、眠っている間できるだけ長時間マスクを着けることが望ましいです(もちろん可能ならば就寝から起床までフルに使用するのが理想です)。

 

治療開始後は定期的に医療機関で効果判定や機器の動作確認を行いますが、近年は遠隔モニタリングシステムが確立しており、CPAP装置に内蔵された通信機能で使用データ(使用時間や無呼吸低呼吸指数、マスク漏れなど)を医療側が把握して適切に指導することができます【1】。

 

日本でも2018年からCPAP遠隔モニタリングが保険診療として認められており【1】、通院の負担軽減に役立っています。

 

以上のように、CPAP療法はSAS治療の柱となる非常に有効な方法ですが、残念ながらすべての患者さんに適用できるわけではありません

 

マスクや機械にどうしても慣れず使用を継続できない方や、鼻づまりがひどく十分な気流を送れない方、軽症でCPAPの適応とならない方などもいます。

 

そのような場合には、他の治療法を検討することになります。

 

外科手術による治療(上気道の手術)

耳鼻科では、睡眠時無呼吸の原因となっている鼻・喉の構造的問題を外科的に改善する治療も行っています。

 

SASに対する外科手術の目的は、上気道(空気の通り道)を物理的に拡げて無呼吸の発生を減らすことです。

 

代表的な手術は、喉の奥の余分な軟部組織を切除・縮小して気道を広げる咽頭手術です。

 

具体的には、軟口蓋や口蓋垂(いわゆるノドチンコ)を切除・縫縮する口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)や、肥大した扁桃を摘出する扁桃摘出術が行われます。

 

これらにより咽頭腔が拡大し、空気の通り道が広がっていびきの音量低下や無呼吸エピソードの減少が期待できます【3】。

 

また、重度の鼻づまりが無呼吸を悪化させている場合には、鼻中隔矯正術(曲がった鼻中隔軟骨をまっすぐ矯正する手術)や下甲介粘膜切除・焼灼術(肥厚した鼻粘膜を減容する処置)などの鼻手術を行い、鼻呼吸の改善を図ります。

 

鼻の通りが良くなると睡眠中の呼吸効率が上がり、それ自体で無呼吸が軽減するほか、CPAP療法で必要な空気圧を下げられるためCPAP機器をより快適に使えるようになるという報告もあります【3】。

 

このように、耳鼻科領域の手術は主に鼻腔や咽頭の空気路を拡大することを目的としており、適切な症例ではQOLの向上に寄与します【1】。

 

一方で、外科手術には侵襲(からだへの負担)が伴うため慎重な適応判断が必要です。

 

手術そのものは全身麻酔下で行われ、入院が必要になります。術後には痛み出血のリスクがあり、咽頭手術の場合は声の変化(鼻に抜ける声になる)や嚥下時の違和感などが生じることがあります【1】。

 

特にUPPP後は、一部の患者さんで軟口蓋の閉鎖不全(飲食物が鼻に抜けやすくなる)や長引く咽喉の違和感、味覚の一時的な変化などが報告されています【1】。

 

また、レーザーによる簡易的な咽頭手術(LAUP)はかつていびき治療として行われたこともありましたが、効果が不確実で瘢痕による気道狭窄の副作用が指摘されたため現在は推奨されていません【1】。

 

このようにリスクもあるため、手術は基本的に「他の治療が困難な場合」や「解剖学的に明らかな原因が存在する場合」に検討されます【1】。

 

ガイドラインでも「CPAPや口腔装具が使用できない症例で、耳鼻咽喉科的手術の適応がある場合に、副作用について十分説明した上で施行を提案する」ことが推奨されています【1】。

 

例えば、扁桃肥大が著明でそれが主な原因と思われる成人症例や、CPAPをどうしても使えない重症例で軟口蓋肥大がある場合などには、手術が選択肢となります。

 

特に小児の閉塞型SASでは、原因の多くが扁桃肥大・アデノイド増殖症であるため、耳鼻科でのアデノイド・扁桃摘出術が第一選択となり、多くの症例でSASが根治することが知られています(小児SASでは成人と異なり手術適応が広くなります)。

 

なお、SASに対する外科的アプローチには耳鼻科領域の手術以外に顎顔面の骨格に対する手術もあります。

 

下顎が小さく咽頭が狭い骨格的な要因が大きい場合には、上下の顎骨を前方に移動させる顎顔面形成術(顎矯正手術)が有効です【3】。

 

これは形成外科や口腔外科で行われる大掛かりな手術ですが、気道容積を飛躍的に広げることができ、CPAP療法が困難な重症例に対して根治を目指して行われることがあります【3】。

 

近年では、舌の筋肉を支配する舌下神経にペースメーカー様の装置を埋め込み、睡眠中に舌筋を電気刺激して気道閉塞を防ぐ「舌下神経刺激療法」といった最新の治療法も一部で導入されていますが(日本では未承認)、現時点では適応となる限られた症例に対する研究段階の治療です。

 

総じて、耳鼻科領域の外科治療は「患者さんごとの解剖学的問題を直接改善する」アプローチであり、効果の現れ方には個人差があります。

 

単独の手術でSASが完治するケースもあれば、無呼吸の程度は改善しても完全には消失せず、引き続きCPAPやマウスピースが必要となるケースもあります。

 

ただし手術によりいびきや日中の眠気などの自覚症状が大きく改善し生活の質(QOL)が向上することは多く報告されており【1】、患者さんの状態に応じて適切な手術が検討されます。

 

マウスピース(口腔内装具)による治療

マウスピースによる治療は、睡眠時にマウスピース型の装置(スリープスプリントとも呼ばれます)を装着することで下あごを前方に固定し、喉の奥の気道を広げて無呼吸を防ぐ治療法です。

 

下顎を前に出すことで舌根部が引き上げられ、仰向けに寝ても舌や軟口蓋が喉を塞ぎにくくなります。

 

また、装置装着中は口が半開きにならないため口呼吸から鼻呼吸に矯正する効果もあり、いびきの音量低下にも寄与します【5】。

 

この治療は軽症~中等症の閉塞型SASや、重症でもCPAPがどうしても使えない症例に対して適用されます【1】。

 

ガイドラインでも、AHIが軽度だが日中の眠気など症状がある場合には第一選択肢となりうること、また中等症以上でもCPAP非適応例や不耐容例では有用であるとされています。

 

マウスピース治療を行う場合は、まず耳鼻科や内科でSASの診断を確定した上で歯科口腔外科に依頼し、専門の歯科医師が患者さん個人に合わせた装置を作製します。

 

上下の歯型を取り、咬み合わせの具合を計算して作られるオーダーメイドの医療用マウスピースで、市販の簡易いびき防止マウスピースとは全く別物です。

 

完成した装置を就寝時に装着していただき、装着後に再度睡眠時の無呼吸の程度を検査して効果を確認します(装置が合っていない場合は歯科で調整を行います)。

 

このように医科と歯科の連携で進める治療になります。

 

マウスピース治療のメリットは、患者さんの負担が比較的少ないことです。

 

CPAPのように機械やホースに繋がれる必要がなく、装置も小さいため旅行先などへも携行しやすいです。

 

また電源も不要です。

 

一方でデメリットとしては、治療効果がCPAPと比べてやや劣る点が挙げられます【1】。

 

無呼吸を完全に抑制する力はCPAPほど強くありませんが、それでも多くの患者さんでAHIの改善(無呼吸低呼吸の減少)や症状の軽減が得られます【1】。

 

特にいびきについては顕著に小さくなる例が多く、 一緒に寝る人の睡眠も守れるという利点もあります。

 

実際の臨床研究でも、CPAPほどAHIは下がらないものの患者さんの主観的な眠気や生活の質(QOL)の改善効果はCPAPに匹敵するとの報告もあります【1】【3】。

 

これはマウスピースのほうが違和感が少なく長時間使用しやすい(夜通し装着しやすい)ためと考えられています【3】。

 

また、血圧への効果に関しても興味深いデータがあります。ある大規模臨床研究では、CPAPとマウスピースのいずれも収縮期・拡張期血圧を数mmHg程度低下させる効果があり、両者の降圧効果に有意差は認められなかったと報告されています【4】。

 

つまり、適切な患者さんに用いればマウスピースでもCPAPと同等に心血管リスクの改善が期待できる可能性があります【4】。

 

マウスピース治療にも留意点があります。

 

装置に慣れるまで顎関節や歯に痛み・違和感を生じることがあり、起床時に一時的に噛み合わせがずれる感じがすることもあります。

 

また長期間使用することでわずかに歯並びや咬合が変化してくるケースも報告されています【1】。

 

そのため、定期的に歯科での経過チェックと装置の調整を受けることが大切です。

 

総じて副作用は軽微で可逆的なものがほとんどですが、治療を続けるうえでは歯科医師との協力が欠かせません。

 

マウスピースによる治療は2004年から睡眠時無呼吸症候群に対して健康保険が適用となっています【5】。

 

そのため、SASと確定診断された上で医科から歯科へ紹介状を持参すれば、保険診療(3割負担の場合)で1~2万円程度の自己負担費用で装置を作製することが可能です【5】(装置の種類によっては保険適用外の場合もありますので担当医にご相談ください)。

 

保険適用となったことで経済的ハードルも下がり、多くの患者さんがマウスピース治療を選択できるようになりました。

 

以上、睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療法であるCPAP、手術、マウスピースについて説明しました。

 

軽症の方ではまず生活習慣の改善とマウスピースで経過を見て、無呼吸が著明な方ではCPAPを導入し、解剖学的問題が大きい場合には手術を組み合わせる、といったように患者さんごとに最適な治療計画を立てることが重要です。

 

耳鼻科では、これら治療法の選択において上気道の専門知識を活かし、必要に応じて他科とも連携しながら、SAS患者さんの症状改善と合併症予防に努めていきます。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

睡眠時無呼吸症候群は早期発見・早期治療が何より大切です。

 

上記の症状に思い当たる方、大きないびきを指摘されている方、昼間の異常な眠気にお困りの方は、ぜひ一度専門の医師にご相談ください。

 

当院・森下駅前クリニック(内科・呼吸器内科)では、通院の負担を減らせるオンライン診療(遠隔診療)にて睡眠時無呼吸症候群の診療を行っております。

 

ビデオ通話を用いたオンライン診察で問診を行い、必要と判断した場合は簡易検査機器をご自宅へ郵送して睡眠検査を実施します。

 

検査の結果SASと診断された際には、対面診療と同様に保険適用でCPAP療法の導入を行います。

 

CPAP装置一式をご自宅にお送りし、使用方法はオンラインで丁寧に指導いたしますので、ご安心ください。

 

CPAP治療中も遠隔モニタリングにより機器の使用状況データを確認できるため【1】、オンライン診療下でも適切に治療効果を把握しフォローアップを行えます。

 

忙しくて通院の時間が取りにくい方や遠方にお住まいの方でも、自宅にいながら専門的な睡眠医療を受けていただけます。

 

睡眠時無呼吸症候群かな?と思ったら、まずはお気軽に森下駅前クリニックのオンライン診療をご利用ください。

 

私たち専門医が、一人ひとりに合った最適な検査・治療プランをご提案し、快適な睡眠と健康な生活を取り戻すお手伝いをいたします。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

検査

予防

合併症

症状

原因

傾向

疑い

 

 

参考文献(References)

[1] Chin K, Akashiba T, Inoue Y, et al. Guideline Sleep Apnea Syndrome (SAS) Clinical Practice Guidelines 2020. Sleep and Biological Rhythms. 2022;20(1):–.​

[2] Shiomi T, Sasanabe R. Advances in Diagnosis and Treatment of Sleep Apnea Syndrome in Japan. JMAJ. 2009;52(4):224–230

.

[3] Choudhury N, Deshmukh P. Obstructive Sleep Apnea in Adults and Ear, Nose, and Throat (ENT) Health: A Narrative Review. Cureus. 2023;15(10):e47637

[4] Bratton DJ, et al. CPAP vs Mandibular Advancement Devices and Blood Pressure in Patients with OSA: A Systematic Review and Meta-analysis. JAMA. 2015;314(21):2280-2293​

[5] 一般財団法人運輸・交通SAS対策支援センター. 「マウスピースによる治療」(睡眠コラム)2023年​

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査キットとは|簡易検査と精密検査の違い・費用まとめ

 

日中の強い眠気や集中力低下、大きないびきに心当たりがある場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を疑ってみる必要があります。

SASは決して珍しい病気ではなく、成人では治療が必要なレベルの患者が少なくありません[1]。

放置すれば高血圧や心疾患など深刻な合併症につながる恐れがあるため、疑わしい場合は早めに検査を受けることが重要です。

本記事では、自宅で手軽にできるSASの簡易検査(検査キット)に焦点を当て、その方法や費用、流れについて解説します。

根拠となるエビデンスも示しながら、一般の患者さんにもわかりやすく説明します。最後に、当院で提供しているオンライン診療によるSAS検査・診察についても紹介します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)疑いは自宅で検査キット(簡易検査)が可能

 

SASが疑われる場合、自宅で検査キットを用いた簡易検査を行うことが可能です。

簡易検査キットには通常、鼻腔通気センサー(鼻の気流)指先に装着するパルスオキシメーター(酸素飽和度)胸部・腹部の呼吸努力センサーなどが含まれています[2]。

これらを就寝時に装着して一晩眠ることで、睡眠中の呼吸状態や血中酸素飽和度の変動を記録します。

無呼吸が起きれば気流停止が検知され、同時に酸素低下の程度も測定されます[2]。

記録データから1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数(RDIや推定AHI)や最低酸素飽和度、無呼吸の持続時間などを算出します。

自宅で完結でき、忙しい方や遠方の方でも受けやすい第一段階のスクリーニングとして広く利用されています[3]。

 

ただし簡易検査は脳波を測定しないため、睡眠そのものの深さや質は直接評価できません。

実際には無呼吸で睡眠が分断されていても、検査上は「起きている時間」と扱われて重症度が過小評価される可能性があります[4]。

それでも中等症(AHI 15以上)~重症のSASの発見には有用で、まずは簡易検査で有無と大まかな重症度を評価し、必要に応じ精密検査に進むのが一般的です[4]。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法

 

簡易検査(自宅でキットを装着して睡眠データを測定)

携帯用終夜睡眠モニターを自宅で一晩装着し、呼吸気流・呼吸努力・いびき音・体位・血中酸素などを記録します[2]。

痛みはなく、普段通りの寝室環境で測定できるのが利点です。

 

メリットは、①自宅で実施できる手軽さ、②入院不要・低コスト、③プライバシー面の安心。

デメリットは、①脳波がないため正確な睡眠時間・睡眠段階が分からず、指標が記録時間に依存すること(RDI/REI)、②他の睡眠障害(周期性四肢運動障害など)の鑑別ができないことです[4]。

典型的な中等症以上の閉塞性SASが疑われる場合には診断的価値が高く、有効なスクリーニングとなります。

 

精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査:PSG)との違い

終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)は一泊で行う精密検査(※現在は自宅で検査可能な機器もあり)で、脳波(EEG)、眼球運動(EOG)、筋電図(EMG:オトガイ筋・前脛骨筋)、心電図(ECG)、呼吸気流(鼻・口)、呼吸努力(胸部・腹部)、いびき音、酸素飽和度(SpO₂)、体位など多項目を同時記録します[5]。

PSG最大の特徴は脳波計測により睡眠・覚醒を厳密に判定できる点で、実睡眠1時間あたりの無呼吸低呼吸指数(AHI)を正確に算出できます[6]。

無呼吸イベントに伴う覚醒反応睡眠段階(N1/N2/N3/REM)の推移、心拍変動まで評価でき、中枢性無呼吸や他の睡眠障害の鑑別にも有用です[5][6]。

総じて、簡易検査は“発見・ふるい分け”、PSGは“確定診断・鑑別・重症度の厳密評価”という役割になります。

 

どんな人にどの検査が向いているか

まずは簡易検査から

いびき・日中の眠気・肥満など典型的所見があり、中等症以上が疑われる場合は簡易検査で十分に診断可能なことが多いです[4]。

最初からPSGを検討

①簡易検査が軽度・陰性でも症状が強い、②若年・非肥満など非典型例、③中枢性無呼吸他の睡眠障害(周期性四肢運動障害・レム睡眠行動障害など)の疑いがある、④CPAP適応の厳密な判定が必要、などのケースです[5][6]。

保険適用上の考慮

日本の保険診療では、CPAP導入にはPSGでのAHI基準が求められ、原則AHI 20以上が目安となります(症状や合併症により例外あり)[7]。簡易検査ではAHI 40以上が目安です。簡易検査で重症が示唆されても、適正圧設定や確定診断のためPSGを追加することがあります[5][7]。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用

 

保険診療で行う場合の自己負担(3割負担の目安)です。施設基準・地域差で変動します。

簡易検査

自己負担は約2,000〜3,000円台が目安。初診料や機器貸与に伴う費用が加わることがあります[7][8]。

精密検査(PSG)

自己負担は約11,000〜15,000円前後が一般的。入院基本料・個室差額が別途かかる場合があります[7][8]。

保険が使える条件

医師が医学的に必要と判断した場合に保険適用。いびきのみで他症状がなく医学的必要性が乏しい場合は自費になることがあります[7]。

注意点

CPAP導入の保険適用はPSGでのAHI基準が原則。AHIが基準未満でも、症状や合併症によりマウスピースなど他治療が保険適用となる場合があります[7]。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の流れ

 

1.診察・問診

いびき・無呼吸の有無、日中の眠気、起床時頭痛、夜間頻尿、既往歴・生活習慣などを詳しく確認。エプワース眠気尺度(ESS)などの質問票で眠気の客観評価を行うことがあります[6]。

 

2.検査キットの貸出(自宅で使用)

簡易検査の機器一式を貸与。装着方法の説明を受け、自宅で1〜2夜測定。測定中の飲酒は控え、普段に近い就寝リズムで行います[2][3]。

 

3.データ返却と解析

測定後に機器を返却(来院または郵送)。RDI/推定AHI、最低SpO₂、無呼吸・低呼吸の持続時間分布などを解析します。返却から結果判明まで数日〜1週間程度が目安です[3]。

 

4.結果説明・必要に応じて精密検査や治療へ

オンラインまたは来院で結果を説明。中等症以上なら治療(CPAP・口腔内装置)を検討。軽症なら生活指導・経過観察、症状が強ければPSG追加へ[5][7]。

 

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検査キットはどこで入手できる?

 

病院で貸し出し

医療機関を受診して貸与を受けるのが基本です。

呼吸器内科・睡眠外来などで予約し、当日または後日機器を受け取り、説明に沿って自宅で測定します。

検査後は医療機関で解析・診断まで一気通貫で対応でき、保険診療として自己負担を抑えられます[2][7]。遠方の方には郵送貸与・返却にも対応できます[3]。

 

市販品との違い

ネットや量販店のセルフチェック機器(簡易パルスオキシメーターや録音アプリ等)は手軽ですが、医療用の検査機器とは精度・信頼性が異なり、診断目的には不十分です。

無呼吸の直接計測(気流・覚醒反応)はできず、過小評価・過大評価のリスクがあります。

確実な診断・治療につなげるには医療機関での検査が不可欠です[6][7]。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われるときはオンライン診療へ

当院ではオンライン診療を通じて、初診相談から検査キットの手配、結果説明、治療方針の決定まで自宅で完結できる体制を整えています。

ビデオ通話で問診を行い、必要に応じて簡易検査キットを郵送。測定後に機器を返送いただき、オンラインで結果説明を行います。

重症と判定された場合はCPAP療法口腔内装置など適切な治療を提案し、以後のフォローもオンライン中心に無理なく継続可能です[7][8]。

※CPAP導入時など、医師が必要と判断した場面では対面診療を併用します。

※オンライン診療のみではなく対面診療での対応も行っております。

 

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よくある質問(FAQ)

 

Q1. SASかどうか自分で調べる方法はありますか?

A1. ウェブのセルフチェック表や、家族による観察(いびき・無呼吸)、いびき録音などは目安になります。ただし確定診断には検査が必須です。少しでも心当たりがあれば医療機関にご相談ください[6]。

 

Q2. 検査キットは自宅に届きますか?

A2. 可能です。オンライン診療で申込み後、キットを郵送し、測定後は返送いただけます。来院が難しい方でもスムーズに検査できます[3]。

 

Q3. PSGで「うまく眠れませんでした」。正確な結果は出ますか?

A3. 十分眠れない方は少なくありません。重要な指標(無呼吸・低呼吸、SpO₂低下、覚醒反応)は比較的短時間でも解析可能です。眠れなかった旨を医師に伝えてください。必要に応じて再検査や補助的検査を検討します[5][6]。

 

Q4. PSG検査は自宅でできますか?

A4. 標準は入院での一泊検査ですが、現在は自宅で検査可能なPSG器機もあり、当院でも自宅で可能な検査キットを用意しております。まずはご相談ください[5]。

 

Q5. いびきの検査費用はいくらですか?

A5. 実際にはSASの検査として行います。医師が必要と判断すれば保険適用で、簡易検査は数千円、PSGは1〜1.5万円前後が目安です(3割負担)[7][8]。

 

Q6. 検査キットの結果判明まで何日かかりますか?

A6. 測定は原則1夜。返却後の解析を経て、通常数日〜1週間程度で結果説明が可能です。郵送往復を含めても概ね2週間以内が目安です[3]。

 

Q7. 簡易検査キットには何が入っていますか?

A7. 鼻腔気流センサー、パルスオキシメーター、胸部・腹部の呼吸努力バンド、必要に応じいびきマイク・体位センサーなど。小型レコーダーに一晩記録します。装着は事前説明でどなたでも行えます[2]。

 

Q8. SASはどうやって“数値”で判断するのですか?

A8. AHI(Apnea-Hypopnea Index)睡眠1時間あたりの無呼吸・低呼吸回数で重症度を分類します。軽症:5〜<15、中等症:15〜<30、重症:≥30。簡易検査ではRDI/REI(便宜的に≒AHIとします)を用い、厳密評価はPSGで行います[6]。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある場合はオンライン診療へ

 

「いびきが大きい」「日中の眠気がつらい」「家族に呼吸が止まっていると言われた」――そんな方は、まずは検査から始めましょう。

当院ではオンライン診療で、相談・検査キット手配・結果説明・治療のご提案まで、自宅で完結できます。

忙しい方・遠方の方でも受けやすい体制です。SASは適切に診断・治療すれば生活の質が大きく改善します。

気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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お問い合わせ・ご相談もお気軽にどうぞ。あなたの健やかな眠りを、私たちがサポートいたします。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

検査

予防

合併症

症状

原因

傾向

疑い

 

 

参考文献

[1] Peppard PE, et al. Increased prevalence of sleep-disordered breathing in adults. Am J Epidemiol. 2013.

[2] 日本呼吸器学会. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療ガイドライン 2020.

[3] Kuna ST, et al. Noninferiority of home sleep testing vs. laboratory PSG for diagnosis of OSA. Sleep. 2011(在宅スクリーニングの有用性を示す研究)。

[4] Kapur VK, et al. Clinical practice guideline for diagnostic testing for adult OSA. J Clin Sleep Med. 2017(AASM診断ガイドライン:簡易検査の位置づけ)。

[5] Berry RB, et al. The AASM Manual for the Scoring of Sleep and Associated Events. AASM. 2012以降改訂(PSG計測項目・スコア基準)。

[6] Malhotra A, et al. Obstructive Sleep Apnea. Lancet. 2021(SASの診断・重症度・ESSなど総説)。

[7] 厚生労働省・診療報酬点数表(呼吸ポリグラフ検査・PSG、CPAP導入適用基準に関する取扱い)。

[8] Labarca G, et al. Telemedicine and CPAP adherence: systematic review and meta-analysis of RCTs. Sleep Med Rev. 2021(遠隔支援による継続率向上)。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査とは?内容や費用、精密検査との違いを解説

日中の眠気や集中力の低下、大きないびき…

もしかしたら、あなたは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

厚生労働省の調査によると、睡眠時無呼吸症候群は成人の約3人に1人が罹患している可能性があると推定されており、決して珍しい病気ではありません。

この記事では、自宅で手軽にできる睡眠時無呼吸症候群の簡易検査について詳しく解説します。 特別な機器は不要で、指先などにセンサーを装着して寝るだけで、睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度を測定できます。

検査費用も比較的安く、健康保険が適用されるケースもあります。 簡易検査では、1時間あたりの無呼吸・低呼吸回数を示すAHI(無呼吸低呼吸指数)が重要な指標となります。

AHIの数値によって睡眠時無呼吸症候群の重症度を判断し、必要に応じて精密検査へと進むことができます。

精密検査では、より詳細なデータに基づき、的確な診断と治療法の選択が可能になります。 簡易検査で睡眠時無呼吸症候群の疑いが発見された事例や、精密検査との違い、費用、そしてオンライン診療の可能性についても解説します。

あなたの睡眠の質を高め、日中のパフォーマンスを向上させるために、ぜひこの記事を読んで、睡眠時無呼吸症候群について理解を深めてください。

もしかしたら、あなたの人生を変える第一歩となるかもしれません。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査の内容

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査は、自宅で手軽にできる検査です。特別な機械を使うことなく、普段と同じように寝ている間に検査を行うことができます。

この検査では、指先や鼻の下に小さなセンサーを取り付けて寝ます。このセンサーは、いびきや呼吸の状態、体の動き、酸素飽和度などを記録します。

酸素飽和度とは、血液中にどれくらい酸素が含まれているかを示す数値です。健康な人の酸素飽和度は95%以上です。 しかし、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある人の場合、寝ている間に呼吸が止まるため、血液中の酸素が一時的に90%以下に下がったり、何度も上下に変動したりすることがあります。

簡易検査キットには、酸素飽和度を測るセンサーの他に、気流センサーや体動センサーが付いているものもあります。気流センサーは、鼻と口の空気の流れを感知し、呼吸が止まっているかどうかを判断します。

体動センサーは、寝返りなどの体の動きを検知し、睡眠の質を評価するのに役立ちます。これらのセンサーによって、より詳細な情報を記録し、睡眠時無呼吸症候群の診断をサポートします。

しかし、簡易検査はあくまでスクリーニング検査であり、確定診断をするものではありません。あくまで睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるかを調べるための検査です。

簡易検査で睡眠時無呼吸症候群の疑いがあると診断された場合は、必ず病院で精密検査を受けるようにしましょう。

精密検査では、脳波や眼球運動、筋電図などを測定することで、より正確な診断を行うことができます。AHI(無呼吸低呼吸指数)が40回以上であれば、保険適用で治療が可能です。AHIが40回未満でも、睡眠時無呼吸症候群が強く疑われる場合は精密検査を実施します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査と精密検査の違い

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合、まず行うのが簡易検査です。

簡易検査と聞くと、仰々しい装置や複雑な手順を想像する方もいるかもしれませんが、実際は指先に装着するだけの機器で、自宅で寝ている間に手軽に行うことができます。

この簡易検査では、主に酸素飽和度と呼吸の状態を調べます。酸素飽和度とは、血液中にどのくらい酸素が含まれているかを示す数値で、健康な人であれば95%以上です。 睡眠時無呼吸症候群の方は、睡眠中に呼吸が止まる、あるいは弱くなるため、血液中の酸素が一時的に低下します。

この酸素飽和度の変化を見ることで、睡眠時無呼吸症候群の可能性を評価します。 具体的には、動脈血酸素飽和度、呼吸努力、脈拍数、体動、エアフロー(空気の流れ)、いびき、体位など、様々なデータが記録されます。

簡易検査でわかるのは、無呼吸の有無とその頻度です。1時間に何回無呼吸が起こるかをAHI(無呼吸低呼吸指数)といいます。

AHIが5回以上あると、睡眠時無呼吸症候群の可能性があると判断されます。 AHIが40回以上の場合、睡眠時無呼吸症候群の疑いが濃厚で、保険適用で治療を受けることができます。

例えば、CPAP(シーパップ)という装置を用いて、空気を送り込み気道を広げることで呼吸を楽にする治療などがあります。 AHIが40回未満でも、睡眠時無呼吸症候群が強く疑われる場合は精密検査が必要になります。

簡易検査では、脳波や睡眠の深さといった詳細なデータまでは得られません。精密検査では、脳波、眼球運動、筋電図などを測定することで、睡眠の質や睡眠中の呼吸状態をより詳しく調べます。

精密検査は通常1泊2日の入院で行い、体に複数のセンサーを取り付けて、睡眠中の様々な生体情報を記録します。センサーの数に圧倒される方もいますが、検査自体は痛みを伴うものではありませんのでご安心ください。

簡易検査と精密検査は、それぞれ目的が異なります。簡易検査は手軽に睡眠時無呼吸症候群の可能性をスクリーニング(ふるい分け)する検査で、精密検査はより詳細なデータに基づいて睡眠時無呼吸症候群の診断を確定し、重症度を評価する検査です。

どちらの検査も、睡眠時無呼吸症候群の早期発見・早期治療に役立つ重要な検査です。睡眠時無呼吸症候群が疑われる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、検査を受けるようにしましょう。

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査入院とは?治すには入院が必要なの?

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査の費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査は、ご自宅で手軽に行えるため、費用面でも比較的負担が少ない検査です。

健康保険が適用されるため、3割負担の方ですと約2,700円程度で検査を受けることができます。

1割負担の方であれば、さらに費用は抑えられ、約900円程度となります。 費用が抑えられるとはいえ、検査によってわかる情報はとても貴重です。

例えば、日中の強い眠気に悩まされている40代の男性会社員のケースでは、簡易検査で睡眠中の酸素飽和度の低下が確認されました。ご本人は自覚されていませんでしたが、この検査結果から睡眠時無呼吸症候群の疑いが浮上し、精密検査へと繋がったのです。

睡眠時無呼吸症候群の治療が必要かどうかは、精密検査の結果をみて判断します。重症の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP(シーパップ)療法などの治療が保険適用で開始できます。中等度の場合でも、精密検査で睡眠時無呼吸症候群が強く疑われれば治療が可能です。

費用面だけでなく、検査で得られる情報やその後の流れも踏まえ、ご自身に合った検査方法を選択することが大切です。

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用と治療費用 | 保険は適用される?

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査の結果はどのようにわかる?

簡易検査で一番重要なのは、AHI (無呼吸低呼吸指数) という数値です。

これは、1時間あたりに呼吸が止まる回数(無呼吸)と呼吸が浅くなる回数(低呼吸)を足した値です。

この数値が高いほど、睡眠時無呼吸症候群の重症度が高いと考えられます。 簡易検査では、指先に小さなクリップのようなセンサーを挟んで寝ます。

このセンサーは、血液中の酸素飽和度を測定するものです。酸素飽和度とは、血液中にどのくらい酸素が含まれているかを示す数値です。健康な人であれば、通常95%以上です。

しかし、睡眠時無呼吸症候群の方は睡眠中に呼吸が止まるため、血液中の酸素が一時的に低下します。この酸素飽和度の変化をみることで、睡眠時無呼吸症候群の可能性を評価します。

簡易検査では、酸素飽和度の他にも、呼吸の状態や脈拍数、体動なども同時に記録されます。これらのデータを総合的に判断することで、より正確な診断に繋げます。

例えば、酸素飽和度が低下するだけでなく、脈拍数が乱れる場合、心臓に負担がかかっている可能性も考えられます。

また、体動が多い場合は、睡眠の質が低下している可能性があります。 検査結果は、郵送や電話、オンラインなどで通知されます。

結果は数値で示され、AHIが5未満であれば正常、5以上15未満であれば軽症、15以上30未満であれば中等症、30以上であれば重症と判断されます。

さらに、最近では、いびきの音や呼吸の音を録音するタイプの簡易検査キットも登場しています。これらのキットでは、より詳細な呼吸の状態を分析することが可能です。例えば、いびきの種類や頻度、呼吸の浅さなどを分析することで、睡眠時無呼吸症候群のタイプを特定し、より適切な治療方法を選択することに役立ちます。

ただし、簡易検査はあくまでもスクリーニング検査、つまりふるい分けの検査です。簡易検査で睡眠時無呼吸症候群の疑いがあると判断された場合でも、確定診断のためには精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査:PSG検査)を受ける必要があります。

簡易検査でAHIが低い値を示したとしても、日中の強い眠気や集中力の低下などの症状が強い場合は、精密検査をお勧めすることがあります。

なぜなら、簡易検査では捉えきれない軽度の睡眠時無呼吸症候群や、他の睡眠障害の可能性もあるからです。

また、睡眠時呼吸障害は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)と中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)の2つのタイプに大きく分けられます。OSAは、空気の通り道が塞がることで呼吸が止まるタイプで、CSAは脳からの呼吸の指令がうまく伝わらなくなることで呼吸が止まるタイプです。

簡易検査だけでは、OSAとCSAのどちらのタイプかを判断することはできません。

精密検査を受けることで、より詳細な情報を得ることができ、適切な治療方針を決定することができます。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

睡眠中に呼吸が止まる、あるいは浅くなる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。

大きないびきや日中の強い眠気などの症状があれば、ご自身やご家族が睡眠時無呼吸症候群を疑うこともあるでしょう。

「病院に行く時間がない」「初めての受診で緊張する」といった方にとって、オンライン診療はハードルの低い選択肢と言えます。

まずはオンライン診療で相談し、簡易検査キットで睡眠時無呼吸症候群の可能性を探ってみましょう。

睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を行えば症状を改善し、生活の質を高めることができます。

オンライン診療を活用し、気軽に簡易検査を受けてみることで、ご自身の睡眠の状態を把握し、健康管理に役立ててください。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

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睡眠時無呼吸症候群のAHI(無呼吸低呼吸指数)とは?

  あなたは、夜中に何度も目が覚める、日中に強い眠気に襲われるなど、睡眠の質に不安を感じているかもしれません。

もしかしたら、それは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」のサインかもしれません。

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が止まってしまう病気で、放置すると高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクを高めると言われています。

この記事では、睡眠時無呼吸症候群の診断に重要な「AHI(無呼吸低呼吸指数)」について解説します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)のAHI(無呼吸低呼吸指数)とは?

皆さんは、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気を聞いたことがありますか?

これは、寝ている間に呼吸が止まってしまったり、弱くなってしまったりする病気です。

この病気の診断にとても重要なのが、「AHI」という指標です。 AHIは、「無呼吸低呼吸指数」の略称で、1時間に何回呼吸が止まったか、弱くなったかを表す数値です。

簡単に言うと、AHIの値が大きければ大きいほど、睡眠時無呼吸症候群が重症であると判断されます。

例えば、私の患者さんで、AさんとBさんがいるとします。 Aさんは寝ている間に1時間に5回しか呼吸が止まりませんが、Bさんはなんと30回も止まってしまうとします。 当然、Bさんの方が睡眠時無呼吸症候群の症状は重いと言えますよね?

最近は、このAHIや、もう一つの指標であるODI(1時間あたりの無呼吸低呼吸による酸素飽和度低下の回数)に加えて、「低酸素負荷(HB)」という指標も注目されています。

これは、睡眠中の酸素飽和度の低下度合いを時間経過とともに積分し、一晩のうちに体内にどれだけの低酸素ストレスがかかったかを評価するものです。   AHIやODIといった従来の指標では見過ごされてきた、低酸素の蓄積という側面を捉えることで、より正確に睡眠時無呼吸症候群の重症度を評価できるようになると期待されていますが、やはり睡眠時無呼吸症候群の診断に最も重要なのはAHIでしょう。

AHIは、睡眠時無呼吸症候群の診断や治療方針を決める上で、とても大切な指標です。 ご自身のAHIを知ることで、病気の深刻さを理解し、適切な治療を受けることができます。

 

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「無呼吸」と「低呼吸」の定義

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されたときによく聞く「無呼吸」と「低呼吸」。 これらの言葉は、その言葉の通り、呼吸に異常が生じている状態を示しています。

「無呼吸」は、文字通り呼吸が止まってしまうことです。

皆さんが普段何気なく行っている呼吸が、寝ている間に10秒以上も止まってしまうのです。 10秒間も呼吸が止まると苦しいと感じるかもしれませんが、寝ている間は無意識のため、ほとんどの場合、ご自身で異常に気付くことはありません。

しかし、周りの人が寝ている様子を見ていて、「呼吸が止まっている!」と気づくことがあります。

「低呼吸」は、息が浅くなってしまう状態です。

「無呼吸」ほど深刻ではありませんが、普段よりも呼吸が弱くなってしまいます。 医学的には、普段の呼吸の量の半分以下になった状態が30秒以上続くと「低呼吸」と診断されます。

風邪をひいて鼻が詰まっている時や、疲れている時などに、無意識に呼吸が浅くなっていることを実感することがあると思いますが、「低呼吸」は、こうした状態が長く続いている状態を指します。

「無呼吸」や「低呼吸」は、決して放置して良いものではありません。 これらの症状が現れたら、医療機関を受診し、適切な検査や治療を受けるようにしましょう。

 

AHI(無呼吸低呼吸指数)はどうやってわかる?

AHI(無呼吸低呼吸指数)は、寝ている間の体の状態を詳しく調べる「PSG検査(ポリソムノグラフィー検査)」を受けることでわかります。

この検査では、脳波、眼球の動き、筋電図、心電図、呼吸状態、いびきの音、血液中の酸素濃度など、様々なデータを記録します。

 

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「pAHI」と「AHI」の違いは?

AHIですが、実は測定方法によって「pAHI」と「AHI」の二種類があることをご存知でしょうか?

「pAHI」は「ポリグラフ無呼吸低呼吸指数」の略称で、簡易検査で用いられることが多い指標です。 鼻に装着したセンサーだけで呼吸の状態を計測するため、比較的簡便に測定できます。

一方、「AHI」はより詳細な検査で用いられる指標です。 鼻だけでなく口にもセンサーを装着し、脳波や体の動きなども同時に測定します。

そのため、より正確に無呼吸や低呼吸の状態を把握することができます。

では、なぜpAHIとAHIを使い分ける必要があるのでしょうか? それは、口呼吸の有無によって測定結果に差が出る可能性があるためです。

例えば、口を開けて寝ている癖がある方がpAHI検査を受けるとします。 この場合、鼻のセンサーだけでは口からの呼吸を捉えられず、実際の無呼吸や低呼吸の回数を正確に反映できない可能性があります。

このように、pAHIは簡易的な検査である一方、測定条件によっては正確なAHIを反映できない可能性があるという側面も持ち合わせています。   どちらの検査が適切かは、症状や状態によって異なってきます。

そのため、検査を受ける際には、事前に医師に相談し、自身の症状や状態に最適な検査方法を選択することが大切です。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「大きないびきがうるさい」「日中、我慢できないほどの眠気に襲われる」といったことはありませんか?

これらの症状は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。 睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まり、体内の酸素量が低下してしまう病気です。   自覚症状が少ないため、放置されがちですが、高血圧や心臓病、脳卒中といった深刻な病気のリスクを高める危険因子となります。

「もしかして自分も睡眠時無呼吸症候群?」と感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。

オンライン診療は、病院に行く時間や手間を省くことができるため、忙しい方や外出が難しい方にもおすすめです。

睡眠時無呼吸症候群の診断や治療は、早めに対処することが大切なので、まずは気軽に相談してみましょう。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

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症状

原因

傾向

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【医師監修】睡眠時無呼吸症候群の検査は自宅で可能?費用・流れ・病院選びの全知識|オンライン診療対応

 

「最近いびきがひどいと言われる」

「日中の眠気が改善しない」

このような症状でお悩みの方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。

しかし、「検査のために入院する時間がない」「費用が高そう」といった理由で、検査を先延ばしにしていませんか?

実は、睡眠時無呼吸症候群の検査は自宅でも可能で、費用も健康保険が適用されるため、思っているより負担は少ないのです。

森下駅前クリニックで呼吸器内科を専門に診療している医師として、本記事では睡眠時無呼吸症候群の検査について、自宅検査と精密検査の違い、費用、検査の流れ、そしてオンライン診療での対応について詳しく解説します。

 

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あなたはどっち?2つの検査法が一目でわかる徹底比較表

まずは、睡眠時無呼吸症候群の検査には大きく分けて2つの方法があることを理解しましょう。以下の比較表で、あなたに適した検査方法を確認してください。

 

項目 簡易検査(アプノモニター) 精密検査(PSG)
検査名 簡易睡眠時無呼吸検査 終夜睡眠ポリグラフ検査
検査場所 自宅 病院(1泊入院)※自宅で検査可能な機器もあり
費用目安(3割負担) 約3,000~3,600円 約20,000~50,000円
わかること ・無呼吸・低呼吸の回数・血中酸素濃度・いびきの有無 ・睡眠の深さ(睡眠段階)・無呼吸の種類・体位による変化・その他の睡眠障害
メリット ・自宅で検査可能・費用が安い・普段の睡眠環境で検査 ・最も正確な診断・他の睡眠障害も発見可能・専門技師による監視
デメリット ・睡眠の質は測定不可・センサーが外れる可能性・重症例では精度低下 ・入院が必要・費用が高い・慣れない環境での睡眠・予約待ちが長い場合も

 

研究によると、簡易検査は中等症までの睡眠時無呼吸症候群に対して90%以上の診断精度を持ちますが、重症例では80%未満に低下することが報告されています[1]。

そのため、まずは簡易検査から始めることが一般的です。

 

まずはこれ!自宅でできる「簡易検査(アプノモニター)」

どんな検査?痛みは?

簡易検査は、睡眠中の呼吸状態を測定する検査です。小型の機器を使用し、以下の項目を測定します。

  • 鼻呼吸センサー:鼻の下に装着し、呼吸の有無を検知
  • パルスオキシメーター:指先に装着し、血中酸素濃度を測定
  • いびきセンサー:のどに貼り付け、いびきの有無を検知

 

痛みは全くありません。

センサーは軽量で、装着による違和感も最小限に抑えられています。82%の患者さんが病院での検査よりも自宅検査を好むという研究結果もあります[2]。

 

オンライン診療なら”通院ゼロ”!検査の5ステップ

森下駅前クリニックでは、オンライン診療を活用した簡易検査を実施しています。通院の必要がなく、以下の5ステップで検査が完了します。

 

Step 1:オンライン問診・診察(約10分)

  • スマートフォンやパソコンで医師と面談
  • 症状や既往歴を確認
  • 検査の適応を判断

Step 2:検査機器の配送(2-3日)

  • ご自宅に検査機器をお届け
  • 使い方の説明書も同封

Step 3:自宅で検査実施(1晩)

  • 就寝前に機器を装着
  • いつも通りに睡眠
  • 翌朝、機器を外して返送

Step 4:データ解析(3-5日)

  • 専門医が検査データを解析
  • 無呼吸低呼吸指数(AHI)を算出

Step 5:結果説明(オンライン)

  • 検査結果をオンラインで説明
  • 必要に応じて治療方針を決定

 

費用はどれくらい?

簡易検査の費用は、健康保険が適用されます。

  • 3割負担の場合:約3,000~3,600円
  • 1割負担の場合:約1,000~1,200円

この費用には、検査機器のレンタル料、データ解析料、結果説明料が含まれています。初診料や再診料は別途必要ですが、オンライン診療の場合は対面診療よりも若干安くなる場合があります。

 

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より詳しく正確に調べる「精密検査(PSG)」

どんな時に必要?

精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査:PSG)は、以下のような場合に必要となります。

簡易検査で診断が確定できない場合

  • AHIが境界域(5-15回/時)
  • 症状と検査結果が一致しない
  • 他の睡眠障害が疑われる場合
    • 周期性四肢運動障害
    • レム睡眠行動障害
    • ナルコレプシー
  • 中枢性睡眠時無呼吸が疑われる場合
    • 心不全などの基礎疾患がある
    • 簡易検査で中枢性パターンを認める
  • CPAP治療の効果が不十分な場合
    • 適切な圧設定の確認が必要

 

入院が必要な理由と検査の流れ

PSG検査では、脳波、眼球運動、筋電図など多数のセンサーを装着する必要があり、専門の検査技師による監視が必要なため、入院での検査となります。

検査の流れ

  1. 夕方入院(18:00頃)
    • 検査の説明
    • センサーの装着(約1時間)
  2. 就寝前準備(21:00頃)
    • 機器の最終確認
    • 普段通りの就寝
  3. 睡眠中の記録(22:00-6:00)
    • 検査技師が別室でモニタリング
    • センサー外れの際は即座に対応
  4. 翌朝退院(7:00頃)
    • センサーの取り外し
    • 帰宅後は通常の生活可能

 

費用はどれくらい?

PSG検査の費用は医療機関により異なりますが、健康保険適用で以下が目安です。

  • 3割負担の場合:約20,000~50,000円
  • 1割負担の場合:約7,000~17,000円

 

費用に幅があるのは、個室使用料(差額ベッド代)や、併せて行う検査(血液検査、心電図など)の有無によるためです。

事前に医療機関に確認することをお勧めします。ちなみに、現在は、自宅でもPSG検査ができるキットがございます。

よって、オンライン診療で簡易検査を実施後、PSG検査が必要と医師に判断された場合、入院しなくてもPSG検査ができる場合があります。

 

検査はスタート地点!診断から治療開始までの流れ

Step 1:【オンラインで】医師からの検査結果説明と診断

検査結果は、無呼吸低呼吸指数(AHI)を中心に評価されます。

  • 正常:AHI 5未満
  • 軽症:AHI 5-15
  • 中等症:AHI 15-30
  • 重症:AHI 30以上

中等症以上(AHI 15以上)の場合、CPAP治療の保険適用対象となります[3]。

 

Step 2:【相談しながら】あなたに最適な治療方針の決定

治療方針は、重症度だけでなく、以下の要素を総合的に考慮して決定します。

  • 日中の眠気の程度
  • 基礎疾患の有無(高血圧、糖尿病など)
  • 体型(BMI)
  • 生活習慣
  • 治療への意欲

 

Step 3:【ご自宅で】治療開始!機器の受け取りと使い方レクチャー

CPAP治療が決定した場合、機器は医療機関と提携した業者から自宅に配送されます。使い方の説明は、オンラインでも対面でも可能です。CPAP治療の費用(3割負担)。

  • 月額約4,000~5,000円(機器レンタル料、管理料込み)

 

Step 4:【治療開始後も】専門家による継続的なオンライン・フォローアップ

CPAP治療は継続が重要です。オンライン診療なら、毎月の通院負担を軽減できます。

  • 使用データの確認
  • マスクフィッティングの調整
  • 副作用への対応
  • 治療効果の評価

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査に関するよくあるご質問(Q&A)

Q. どんな症状があれば、検査を考えた方がいいですか?

以下の症状が2つ以上ある場合は、検査をお勧めします。

  • 大きないびきを指摘される
  • 睡眠中の呼吸停止を指摘される
  • 日中の強い眠気
  • 起床時の頭痛
  • 夜間頻尿(2回以上)
  • 集中力の低下
  • 高血圧がなかなか改善しない

Q. 何科を受診すればいいですか?

以下の診療科で検査が可能です。

  • 呼吸器内科(最も専門的)
  • 耳鼻咽喉科(いびきが主症状の場合)
  • 循環器内科(心疾患がある場合)
  • 内科(かかりつけ医がいる場合)

オンライン診療対応の医療機関なら、専門医の診察を自宅で受けられます。

Q. 症状は軽いのですが、それでも検査を受けるべきですか?

はい、軽症でも検査をお勧めします。

睡眠時無呼吸症候群は自覚症状が乏しいことが特徴で、実際の重症度と症状の強さは必ずしも一致しません。

また、軽症でも長期的には心血管疾患のリスクが上昇することが分かっています[4]。

Q. 検査費用は、医療費控除の対象になりますか?

はい、対象になります。睡眠時無呼吸症候群の検査費用は医療費控除の対象です。

年間の医療費が10万円(所得によっては異なる)を超えた場合、確定申告により税金の還付を受けられます。領収書は必ず保管してください[5]。

Q. 検査キットは、自分で簡単に装着できますか?

はい、簡単に装着できます。検査キットには詳しい説明書が同封されており、多くの機器では動画での説明も用意されています。

装着に必要な時間は約10分程度です。万が一分からない場合は、医療機関に電話で問い合わせることも可能です。

Q. 検査の日は、いつも通り仕事や食事をしても大丈夫ですか?

基本的には普段通りで構いませんが、以下の点にご注意ください。

  • アルコール:検査当日は控えめに(普段の量よりも飲みすぎない程度で)
  • 睡眠薬:主治医に相談(中止が必要な場合あり)
  • カフェイン:夕方以降は控える
  • 食事:就寝3時間前までに済ませる

Q. 寝相が悪く、寝返りをよくうつのですが、センサーは外れませんか?

最新の検査機器は、寝返りを考慮した設計になっています。

センサーは伸縮性のあるベルトや粘着テープでしっかり固定されるため、通常の寝返り程度では外れません。

また、一部のデータが欠損しても、全体の評価には影響しないよう設計されています。

Q. 夜中にトイレに起きた場合、センサーはどうすればいいですか?

センサーを装着したままトイレに行って構いません。機器は小型・軽量で、コードも十分な長さがあります。

ただし、機器を落としたり、コードを引っ張ったりしないよう注意してください。

Q. 検査の結果は、どれくらいでわかりますか?

検査の種類により異なります。

  • 簡易検査:3~7日程度
  • PSG検査:1~2週間程度

オンライン診療の場合、結果説明の予約も事前に取れるため、スムーズに次のステップに進めます。

Q. 検査で異常がなかった場合も、費用はかかりますか?

はい、検査費用は結果に関わらず発生します。ただし、「異常なし」という結果も重要な医学的情報です。

症状がある場合は、他の原因を探る必要があるため、医師と相談して次の検査や対策を検討しましょう。

Q. 検査の結果、治療が必要と言われました。必ず治療しないといけませんか?

治療を受けるかどうかは最終的に患者さんの判断ですが、睡眠時無呼吸症候群を放置すると以下のリスクがあります。

  • 心血管疾患リスク:2-3倍上昇
  • 脳卒中リスク:約2倍上昇
  • 交通事故リスク:2-7倍上昇
  • 糖尿病発症リスク:約2倍上昇

特に中等症以上の場合は、健康寿命に大きく影響するため、治療を強くお勧めします。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群の検査は、自宅でできる簡易検査から始めることができ、費用も健康保険適用で3,000円程度と手軽です。

オンライン診療を活用すれば、仕事を休まずに検査から治療まで完結できます。

「いびきがうるさいと言われる」「日中眠い」といった症状がある方は、まずは検査を受けてみましょう。

早期発見・早期治療が、将来の健康リスクを大きく減らします。森下駅前クリニックでは、オンライン診療による睡眠時無呼吸症候群の検査・診断・治療を行っています。

呼吸器内科専門医が、一人ひとりに合った最適な治療法をご提案します。

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引用文献

[1] Comparison of a home sleep test with in-laboratory polysomnography in the diagnosis of obstructive sleep apnea syndrome. J Chin Med Assoc. 2022;85(7):831-836.[2] Home sleep testing for diagnosing obstructive sleep apnea. Am Fam Physician. 2017;96(10):650-651.[3] 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査と治療にかかる費用. 睡眠時無呼吸なおそう.com. 帝人ファーマ株式会社.[4] Young T, et al. Sleep disordered breathing and mortality: eighteen-year follow-up of the Wisconsin sleep cohort. Sleep. 2008;31(8):1071-1078.[5] 国税庁. 医療費控除の対象となる医療費. タックスアンサー No.1122.

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用と治療費用 | 保険は適用される?

  睡眠時無呼吸症候群の検査は保険が適用になるか心配なあなたに 「睡眠時無呼吸症候群かな?」

と思ったら、まずは検査を受けることが大切です。

検査費用が気になる方も多いと思いますが、ご安心ください。 睡眠時無呼吸症候群の検査は、多くの場合、健康保険が適用されます。

「健康保険が適用される」というのは、検査費用の一部を国が負担してくれるということです。自己負担額は、年齢や収入によって異なりますが、費用の1~3割程度になります。

例えば、検査費用が1万円だった場合、自己負担額は1千円~3千円程度ですみます。

本記事では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用と治療費用についてさらに詳しく解説を行っていきます。 睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方は最後までお付き合いください。  

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・治療の費用は保険が適用されます

「睡眠時無呼吸症候群(SAS)ってよく聞くけど、放っておいたらどうなるの?検査や治療にお金がかかるか心配…」

寝ている間に呼吸が止まるなんて、ちょっと想像するだけでも怖いですよね。

SASは放置すると、日中の眠気や集中力の低下だけでなく、高血圧や糖尿病のリスクも高めてしまう可能性があります。

例えば、あなたが会社員で、日中の会議中に強い眠気に襲われたとしましょう。重要な商談中にウトウトしてしまったら、取り返しのつかないことになりかねません。

また、SASは心臓にも負担をかけます。高血圧は心臓病のリスクを高めるため、SASの治療をせずに放置すると、命に関わる可能性も出てきます。

「それは大変だ!でも、検査や治療にお金がかかるのは心配…」

その気持ち、よく分かります。

でも安心してください!SASの検査や治療は健康保険が適用されます。

「え、本当?!」 はい!

ただし、検査や治療を受けるには、必ず医療機関を受診する必要があります。医療機関では、医師による問診や診察、そして検査を通して、SASかどうかを診断します。

例えば、問診では、「いびきがうるさいと指摘されたことがありますか?」「日中、眠くて仕方がないことはありませんか?」といった質問をされます。 そして、SASと診断された場合は、医師の指示に従って適切な治療を受けることになります。

「先生、なんだか安心しました。」

よかったです!SASは適切な治療を受けることで、症状を改善し、健康的な生活を送ることができます。

少しでも気になる症状があれば、一人で悩まず、医療機関を受診して、専門医に相談してくださいね。  

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査には、大きく分けて簡易検査と精密検査の2種類があり、検査方法や費用が異なります。ご自身の症状やライフスタイル、そして医師の指示を考慮しながら、最適な検査方法を選びましょう。

簡易検査の費用

簡易検査は、自宅で手軽に行える検査で、費用は医療機関や使用する検査キットの種類によって異なりますが、5,000円~15,000円程度が相場です。

簡易検査では、睡眠中の呼吸状態を測定し、SASの可能性をスクリーニングします。 例えば、指脈動式酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)は、睡眠中に指に装着することで、血液中の酸素飽和度を測定します。

SASの場合、無呼吸によって血液中の酸素飽和度が低下するため、その変動を調べることでSASの可能性を評価できます。

簡易検査は、比較的安価で手軽に受けることができるというメリットがある反面、軽度のSASを見逃してしまう可能性もあります。そのため、検査結果によっては、医療機関への受診と精密検査が必要になる場合があります。  

 

精密検査の費用

精密検査は、医療機関に一晩入院し、脳波や心電図、呼吸状態などを詳細に測定する検査で、費用は医療機関や検査内容によって異なります。

健康保険が適用される場合、15,000円~30,000円程度が目安となります。

精密検査では、より詳細なデータを取得することで、SASの重症度や種類を正確に診断することができます。 この精密検査により、より正確な診断が可能となり、患者さん一人ひとりに最適な治療法を選択することができます。

 

オンライン診療の費用

近年、オンライン診療でSASの検査を行う医療機関も増えてきました。オンライン診療では、自宅にいながら検査の予約から結果説明までを受けることができます。費用は医療機関によって異なりますが、初診料や検査キットの送料などを含めて、10,000円~20,000円程度が一般的です。

オンライン診療は、病院への移動時間や待ち時間を短縮できるというメリットがありますが、すべての医療機関で対応しているわけではなく、インターネット環境が必要になる場合があります。事前に医療機関に確認しておくことが大切です。

SASの検査費用は、検査方法や医療機関によって大きく異なります。ご自身の症状や状況に合わせて、医師と相談の上、適切な検査を選択しましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療にかかる費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療費は、まるでオーダーメイドスーツを仕立てるように、患者さん一人ひとりの症状やライフスタイル、そして治療法によって大きく異なります。

例えば、軽度のSASと診断され、マウスピースによる治療を選択した場合、治療費は数万円から数十万円程度かかることがありますが、これは健康保険が適用されない場合がほとんどです。

一方、中等症以上のSASと診断され、CPAP療法を選択した場合、月額約5,000円から10,000円程度の費用がかかります。しかし、CPAP療法は健康保険が適用されるため、自己負担額は月額約500円から3,000円程度に抑えられます。

治療費を考える上で、もう一つ忘れてはならないのが、定期的な検査やメンテナンスにかかる費用です。CPAP療法の場合、マスクなどの消耗品を定期的に交換する必要があり、その費用は年間で数千円から1万円程度が目安となります。

また、マウスピース療法でも、定期的な調整や清掃が必要で、その費用は医療機関によって異なりますが、数千円から数万円程度かかる場合があります。

治療費は、SASの治療を継続していく上で重要な要素です。治療前に医師とよく相談し、ご自身の症状やライフスタイル、そして経済状況に合った治療法を選択することが大切です。

例えば、私は患者さんとのカウンセリングの際に、SASの治療法だけでなく、それぞれの治療法にかかる費用や保険適用についても詳しく説明するようにしています。

また、患者さんの経済状況を考慮し、無理なく治療を継続できるよう、ジェネリック医薬品の使用や、自治体の助成制度の利用なども提案しています。

最近の研究では、SASのリスクに関連する遺伝子座位が複数発見されており、SASの発症には遺伝的要因も大きく影響していることが明らかになってきました。これは、SASが決して特別な病気ではなく、体質の一部として捉える必要があることを示唆しています。

SASと診断された場合は、決して一人で悩まず、医師や医療機関に相談し、最適な治療法を見つけ、健康な生活を取り戻しましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「仕事が忙しくて、なかなか病院に行く時間がない…」

そんな現代人にとって、強い味方となるのがオンライン診療です。

オンライン診療では、スマートフォンやパソコンを使って、自宅にいながら医師の診察を受けることができます。 病院の待ち時間や移動時間を節約できるだけでなく、費用も対面診療と比べて安価な場合があります。

オンライン診療では、SASの症状や疑われる原因、検査方法などについて医師に相談することができます。 例えば、「家族にいびきがうるさいと指摘された」「日中、強い眠気に襲われることが多い」といった症状を医師に伝えることで、SASのリスクや検査の必要性についてアドバイスを受けることができます。

さらに、あなたの症状に合った検査方法を提案してもらったり、必要であれば医療機関を紹介してもらうこともできます。

例えば、問診や簡易検査の結果、SASの疑いが強い場合は、精密検査を受けるために適切な医療機関を紹介してもらうことができます。

まずは気軽に相談できるオンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか?  

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査入院とは?治すには入院が必要なの?

「最近、どうも疲れが取れない」「日中、強烈な眠気に襲われる」と感じていませんか?

もしかしたら、それは睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」のサインかもしれません。

SASは、決して他人事ではありません。成人の約3人に1人が潜在的に抱えている可能性があると言われています。

 

例えば、こんな経験はありませんか?

  • 「昨日のいびき、すごかったよ!」と家族から指摘される:SASの患者さんの多くは、大きないびきをかきます。これは、狭くなった気道に無理やり空気を送り込もうとすることで、喉の奥が振動するためです。まるで、細いストローで勢いよくジュースを吸うような状態です。
  • 朝起きても、頭がスッキリしない:睡眠中に呼吸が止まることで、脳が酸素不足に陥り、質の高い睡眠が得られません。結果として、起床時の頭痛や倦怠感を引き起こすことがあります。
  • 日中の会議中、睡魔に襲われる:SASの患者さんは、日中に強い眠気や集中力の低下を感じることがあります。これは、睡眠不足が慢性化しているためです。

これらの症状に心当たりがある方は、SASの可能性があります。

SASは、適切な治療を行わないと、高血圧や糖尿病、心臓病などのリスクを高めることが、近年の研究で明らかになってきました。

早期発見・早期治療が重要です。ぜひ、医療機関を受診して相談してみましょう。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある場合は検査入院が必要?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断には、精密検査が必要です。多くの場合、この精密検査は一晩病院に泊まって行われます。睡眠中の呼吸の状態を詳しく調べるためです。

ですが、現在は精密検査も自宅でできるようになりました。つまり、必ずしも入院が必要ではないということです。

検査入院が必要かどうかは、患者さんによって異なり、一概には言えません。日中の眠気や倦怠感といった自覚症状の程度、肥満や高血圧などの合併症の有無、そして簡易検査の結果などを総合的に判断します。

 

一般的な睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の流れ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査は、まるで探偵が事件を解決するような、段階的なプロセスを経て行われます。

 

① まずは「手がかり」を探す「簡易検査」

最初のステップは、自宅でできる簡易検査(PG検査)です。これは、指に装着する小さな機械が、睡眠中の呼吸や血中酸素の状態を記録します。

例えるなら、指先にいる小さな探偵が、寝ている間の体の変化を観察してくれるようなものです。

この検査でSASの可能性が示唆された場合、より精密な検査に進みます。

② より徹底的に検査する「精密検査」

精密検査は脳波や心電図、呼吸の状態など、様々な角度から体の状態をモニタリングします。今までは、1泊入院して行う検査が主流ではありましたが、現在は自宅でも可能となり、より利便性が増しました。

最近の研究1では、成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の診療ガイドラインの質を評価しており、検査の重要性も強調されています。

適切な検査と診断は、患者さんにとって最適な治療法を選択する上で非常に重要です。

 

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『自宅でできる簡易検査』と『検査入院』の違い

「自宅でできる簡易検査」は、文字通り自宅で手軽にできる検査です。指に洗濯バサミのような小さな機械を挟んで寝るだけで、睡眠中の呼吸の状態(呼吸が止まっていないか、いびきがうるさくないかなど)を測ることができます。

費用も比較的安く、検査結果が出るまでの時間も短いというメリットがあります。 しかし、これはあくまでも簡易的な検査です。精密な検査結果が出ない場合があり、SASの確定診断には不向きです。

 

一方、「検査入院」は、病院に一晩泊まって、より詳しい検査を受ける方法です。

脳波や心電図、呼吸の状態などを同時に測定することで、SASの重症度や原因を詳しく調べることができます。

この検査入院は、より正確な診断結果を得ることができるというメリットがある反面、費用が高額になりやすいことや、入院の手間がかかるというデメリットもあります。

前述したように、今では、この検査入院と同様の検査が自宅でできるようになったため、わざわざ入院する必要性はなくなったと言えます。

検査を受ける際には、医師に相談して、自分に合った検査方法を選びましょう。

 

検査入院の費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査入院。一体いくらかかるのか、不安になりますよね。費用は、入院日数、個室か相部屋かによって変わります。

精密検査自体は、保険点数が定められており、概ね約1万〜3万程度となります。

これらの検査費用は、健康保険が適用されます。3割負担の方であれば、費用の3割を負担することになります。仮に検査費用が10万円だった場合、自己負担額は3万円になります。

しかし、高額な医療費がかかった場合には、高額療養費制度を利用することで、自己負担額をさらに抑えることができます。これは、一定額以上の医療費を支払った場合に、その超過分が払い戻される制度です。

 

検査入院の流れ

ここでは検査入院の流れを具体的にイメージしやすいように、病院での1泊2日を例にお話していきます。 まずは病院で入院の手続きを済ませます。

睡眠中の脳波や呼吸状態、心拍数、血中酸素濃度などを測定するためのセンサーを体に装着します。 これらのセンサーを通して、睡眠中に身体で何が起きているのかを詳しく調べます。 検査後はセンサーを取り外し終了です。

当日には検査結果はでないため、結果を聞きに外来受診が必要なケースがほとんどです。

検査結果に基づいて、睡眠時無呼吸の重症度やその後の治療方針(CPAP療法など)について説明を受けます。 睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、自宅での生活改善のアドバイスも受けられます。 疑問や不安なことがあれば、遠慮なく医師や看護師に相談するようにしましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「最近、寝ている間の呼吸がおかしいって家族に言われた…」「日中、強烈な眠気に襲われることがある…」と感じていませんか?

もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。

SASは、文字通り睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。例えるなら、寝ている間に体が「電池切れ」を起こしてしまい、呼吸をすることを忘れてしまうような状態です。そして、この状態が長く続くと、高血圧や糖尿病などの深刻な病気を引き起こすリスクも高まります。

そこで、近年注目されているのがオンライン診療です。

仕事や家事などで忙しい方でも、自宅にいながら専門医に相談することができます。 例えば、「仕事で疲れてしまって、なかなか病院に行く時間がない…」という方でも、オンライン診療であれば、空いた時間にスマホやパソコンを使って気軽に相談できます。

これは、まるで家にいながら専門医に往診してもらっているような感覚と言えるでしょう。

オンライン診療では、あなたの症状を詳しくヒアリングし、SASの疑いがあるかどうかを判断します。さらに、自宅でできる簡単な検査キットをご紹介したり、状況に応じて医療機関での検査をご案内したりすることも可能です。

「病院に行くのはちょっと気が引ける…」「まずは、どんな病気か知りたい…」という方は、ぜひオンライン診療をご活用ください。

簡易検査、精密検査ともに自宅でできるため、入院する手間はなくなるかもしれませんね。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

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症状

原因

傾向

疑い

 

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)は何科で診てもらう?受診先と診断の流れを解説

睡眠時無呼吸症候群は何科を受診すればいい?

 

睡眠時無呼吸症候群(SASは、寝ている間に呼吸が何度も止まる病気で、日本でも決して珍しくありません[1]

放置すると高血圧や心疾患など様々な合併症リスクを高め、重症の場合は死亡率が健常者の2.6倍に上るとの報告もあります[2]

そのため、「もしかしてSASかも?」と感じたら早めに医療機関を受診することが重要です。では具体的に何科を受診すれば良いのでしょうか。

SASの検査や治療を行っている診療科はいくつかありますが、主に以下のような科が中心となります[3]。

呼吸器内科

SAS治療の中心となる科です[4]

睡眠中の呼吸障害を専門的に評価・治療でき、精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査など)やCPAP療法にも対応できます[5]

耳鼻咽喉科

鼻づまりや扁桃肥大など上気道の構造的な問題が疑われる場合に適しています。

手術による根本治療(例:扁桃摘出、鼻中隔の矯正)を含め検討できます[6][7]

特にいびきが強い方や鼻の通りが悪い方はまず耳鼻咽喉科での評価が有用です。

内科(一般内科)

明確な専門科が分からない場合は、まずはかかりつけの内科でも相談できます。

内科では高血圧や糖尿病など生活習慣病を合併していないか総合的にチェックしてくれます[8]

健康診断で「睡眠時無呼吸の疑い」を指摘された場合も、紹介状をもらって専門科へつないでもらう入口として内科受診が役立ちます[9]

専門の睡眠外来・睡眠センター

病院によっては「睡眠時無呼吸症候群外来」や睡眠センターといった専門施設があります。

これらでは簡易検査から精密検査(PSG)まで設備が整い、睡眠専門医が診療にあたります[10]

東京や千葉など都市部にはSAS専門外来を設置した病院も多く、ネット上で「睡眠時無呼吸症候群の治療が受けられるおすすめ病院○選」といった形で紹介されていることもあります[11][12]

 

以上のように、症状や原因によって受診すべき診療科が異なります[3]。次章では、それぞれの診療科の特徴や役割について詳しく見てみましょう。

 

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診療科ごとの特徴と役割

 

呼吸器内科|SAS診療の中心・CPAP治療も可能

呼吸器内科は肺や気道など「呼吸」に関わる臓器の専門科で、睡眠時無呼吸症候群の診療において中心的な役割を担います[4]

睡眠中の呼吸状態を総合的に評価できる知識・経験を持つ医師が多く、簡易検査から精密検査(PSG検査)、診断後のCPAP療法まで一貫して対応できるのが強みです[5]

実際、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)は中等度~重症SASに対する標準的治療法であり[13][14]、呼吸器内科ではその導入から使用方法の指導、療法の管理まで専門的サポートを受けることができます[14]

また、呼吸器内科医は慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息など呼吸器の持病を抱える患者さんのSAS診療にも慣れており、そうした呼吸器疾患を合併している場合にも適しています。

典型的なSASの症状(いびき、無呼吸の目撃、日中の強い眠気など)がある方や、肥満・高血圧・糖尿病といった生活習慣病を持つ方は、呼吸器内科を受診すると必要な検査・治療を一貫して受けられるでしょう[5][9]

 

耳鼻咽喉科|鼻や喉の構造的問題の評価・外科的治療も可能

耳鼻咽喉科は鼻腔や咽頭など上気道の構造的異常に起因する睡眠時無呼吸症候群の診療で力を発揮します[15]

SASの原因として扁桃肥大(扁桃腺が大きい)、アデノイド増殖鼻中隔湾曲症(鼻中隔のゆがみ)や慢性的な副鼻腔炎による鼻づまり等がある場合、耳鼻咽喉科での治療が効果的です[7]

実際に、小児のSASではアデノイドや扁桃の肥大が主因となることが多く、耳鼻科での扁桃摘出術・アデノイド切除術によって症状が著明に改善する例も報告されています[16]

成人でも明らかな上気道狭窄が疑われる場合やいびきがひどく鼻呼吸が困難な場合には、耳鼻咽喉科で評価を受けることで外科的治療による根本的改善の可能性を探ることができます[6][17]

耳鼻咽喉科の医師は鼻・喉の状態を詳しく診察し、必要に応じてCT検査などで気道狭窄の部位を確認した上で、手術が適切かあるいはCPAPなど内科的治療がよいかといった方針を立ててくれます[6]

したがって、いびき主体でSASが疑われる方鼻づまり・扁桃肥大など上気道の異常を指摘された方は、耳鼻咽喉科受診も検討するとよいでしょう。

 

内科|全身の健康管理と他科への橋渡し役

一般内科は体全体の健康を幅広く診る科で、「まずは相談したい」という場合に適した受診先です。

近年、生活習慣病の管理や睡眠障害に力を入れるクリニックも増えており、内科でSASのスクリーニング検査(問診や簡易検査)を行っている場合もあります[18]

内科医は高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病の合併の有無を調べたり、他に隠れた病気がないか総合的に判断してくれるため、SASに伴う合併症リスクの管理まで含めて相談できる点がメリットです[8][9]

実際、睡眠時無呼吸症候群の約50%は高血圧を合併し、特に中年男性の高血圧患者の30%近くにSASがみられるとの報告があります[9]

SAS治療により血圧が改善するケースもあるため、高血圧や糖尿病などをお持ちの方は内科でそれらも含めて相談すると一石二鳥でしょう[9]

また、健康診断でSASの疑いを指摘された場合や、どの科に行くべきか迷う場合も、まず内科を受診すれば適切な専門科へ紹介してもらえます。

内科はSAS診療への入口としての役割も果たしており、「まずは気軽に話を聞いてほしい」という方に向いています[19]

 

(※この他、SASは循環器内科(心臓専門医)や神経内科、歯科口腔外科、精神科など複数の分野にまたがる病気でもあります[20]。心不全や不整脈など心臓への影響が強い場合は循環器内科、うつ症状や不眠を合併する場合は精神科、マウスピース治療を希望する場合は歯科といったように、それぞれ専門領域での診療が必要になるケースもあります。ただし一般的な閉塞性SASの診療は前述の呼吸器内科・耳鼻咽喉科・内科が中心です[21])

 

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受診の流れと検査内容

 

睡眠時無呼吸症候群が疑われて医療機関を受診すると、診察から検査、治療までおおまかに以下のような流れで進みます。

それぞれの段階で何をするのか確認しておきましょう。

 

問診と症状の確認

まず医師による詳しい問診が行われます。現在の症状(いびきの有無・程度、無呼吸の目撃、日中の眠気や集中力低下など)や生活習慣について質問されるほか、過去の病歴や家族歴も確認します。

特に「日中の強い眠気」「寝ている最中の激しいいびき・呼吸停止を指摘されたこと」「高血圧を指摘されている」などはSASを強く疑う手がかりとなるため重視されます[22]

必要に応じてエプワース眠気尺度(ESS)など眠気の自己評価問診票を実施することもあります。

問診により「SASの可能性が高い」と判断されれば、次の検査ステップへと進みます。

 

睡眠時の簡易検査(スクリーニング検査)

SASの疑いが濃厚な場合、まず簡易検査と呼ばれるスクリーニング検査を行います。

これは自宅でできる場合も多く、入院せずに携帯用の検査装置を使って一晩睡眠中の呼吸状態を記録するものです[23]

装置は指先の酸素飽和度センサーや鼻の気流センサー、いびきや脈拍を測定するセンサー等を備えた簡易なものですが、自宅で普段どおりに眠りながら検査できる利点があります[23]

記録されたデータから1時間あたりの無呼吸・低呼吸の発生回数(AHI)が算出され、SASの重症度の目安となります。

簡易検査で重症の疑い(AHIが高値)と判定された場合は、その結果をもとに治療方針を立て始めることもあります。

一方、簡易検査で陰性でも症状が強ければ見逃しの可能性があるため、必要に応じてさらに精密検査を行います。

 

精密検査(PSG:終夜睡眠ポリグラフ検査)

PSG(ポリソムノグラフィー)検査はSASの確定診断のためのゴールドスタンダード(標準検査)です[24]

身体に多数のセンサーを装着して睡眠中の生体情報を詳細に測定します。

脳波・眼球運動・顎や脚の筋電図による睡眠段階の測定、鼻口の気流、胸と腹部の呼吸努力、血中酸素飽和度、心電図、睡眠中の体位などが記録され[23]、睡眠の深さや無呼吸発生時の状態が詳細に分析されます。

PSG検査により、閉塞性か中枢性かといった無呼吸のタイプや重症度(無呼吸低呼吸指数AHIの正確な値など)が確定し、診断が下ります[22]

精密検査は設備の整った病院で行う必要がありますが、その分確実な診断ができ、他の睡眠障害との鑑別も可能です。

なお、最近ではPSGを在宅で行う「在宅終夜睡眠ポリグラフ検査」があり、当院でも採用しております。

 

診断後の治療(CPAP・マウスピース・生活習慣改善など)

検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、重症度や患者さんの希望に応じて治療方針が決定されます。

中等症~重症の閉塞性SASと診断された場合、まず第一選択となる治療はCPAP療法です[13]

CPAP装置からホースとマスクを介して空気を送り込み、睡眠中に気道が閉塞しないよう陽圧で支える治療法で、適切に使用すれば即座に無呼吸を抑制し日中の眠気などの症状を改善できる非常に有効な治療です[13]

一方、軽症~中等症のSASで「マウスピースで治したい」という希望がある場合や、CPAPがどうしても適応できない場合には、マウスピース、正確には口腔内装置(スリープスプリント)による治療も検討されます[25]

スリープスプリント治療は上下の顎を前方に固定して気道を広げるもので、中等症までであればCPAPの代替となりうる方法ですが、重症SASには効果が不十分なため通常は重症にはCPAPが推奨されます[25]

さらに、SASの治療においては生活習慣の改善も欠かせません。

具体的には、減量(肥満の解消)や就寝前の飲酒・睡眠薬の控制、十分な睡眠時間の確保、鼻づまりの治療などです。

特に肥満がある方では体重を10%減らすだけで無呼吸指数が約26%減少したとのデータもあり、減量によって血圧が下がる・必要CPAP圧が下がる等の多面的なメリットがあります[26]

こうした生活習慣の是正はCPAP等の治療と並行して行うことで効果を高め、軽症の方では生活改善のみで症状が軽快するケースもあります[27]

なお、耳鼻咽喉科的な原因が大きい場合には外科手術による治療(例えば肥大した扁桃やアデノイドの切除、鼻中隔の矯正、軟口蓋手術、顎骨の拡大手術など)も選択肢となります[7]

手術適応はケースバイケースですが、根本原因を取り除ける可能性がある反面、効果の個人差や侵襲(身体への負担)もあるため、担当医と慎重に相談して決める必要があります。

 

オンライン診療という選択肢

 

近年、スマートフォンやパソコンを使ったオンライン診療が普及しつつあります。

睡眠時無呼吸症候群の分野でもオンライン診療が活用でき、忙しい現代人にとって大きな助けとなっています。

ここではSAS治療におけるオンライン診療のメリットを紹介します。

 

自宅で検査キットを受け取れる

オンライン診療では、病院に行かなくても自宅に検査機器(簡易検査キット)が郵送されてくるサービスがあります[28]

例えば、オンライン専門クリニックに予約すると問診後に自宅へ簡易検査装置が送られ、自宅で一晩計測したデータを医師が遠隔で解析する、といった流れです[28]

これにより、わざわざ検査のために通院して機器を受け取ったり返却したりする手間が省けます。

自宅で普段通りに寝ながら検査できるためリラックスして受けられる利点もあります。

 

通院不要で診断・CPAP導入まで可能

従来、睡眠時無呼吸症候群の診療は初診から対面での対応が原則でした。

しかし20246月の診療報酬改定により、SASに対するCPAP療法についてはオンライン診療での保険適用が認められました[29]

これにより、条件を満たせば初診から診断、さらにはCPAP機器の導入まで一連の流れをオンラインで完結することも可能となっています[29]。(※CPAP開始後、一度だけ対面診療を行う必要があります。)

実際、「通院せずにSASを治療したい」というニーズに応えるオンラインクリニックが登場しており、自宅にいながらビデオ通話で診察を受け、検査結果の説明を聞き、郵送されたCPAP装置の使い方指導をオンラインで受ける…といった形で治療開始まで行えるケースもあります。

SASは急を要する疾患ではないためオンライン診療との親和性が高く、遠隔医療のメリットを享受しやすい分野と言えます[29]

もちろん重症度や合併症の有無によっては対面診療が必要ですが、「通院せずに治療できる可能性がある」という選択肢が増えた意義は大きいでしょう。

 

忙しい方・遠方の方におすすめ

オンライン診療は、仕事や育児で忙しく通院の時間が取りにくい方や、近くにSASを診てくれる病院がない地域にお住まいの方にとって特に有用です。[30]

実際、オンライン診療であれば移動や待ち時間が不要なので、昼休みや夜間など好きな時間に受診しやすくなります。また、「CPAPを使い始めたけれどマスクのフィッティングに困っている」「治療後に口の渇きが気になる」といった治療中の疑問や不安もオンラインで気軽に相談可能です[30][31]

経過観察をオンラインに置き換えることで定期通院の負担を減らせる場合もあります[32]

このようにオンライン診療は、時間的・地理的制約を抱える患者さんの強い味方となってくれるでしょう。

 

(※オンライン診療を利用する際は、その医療機関がオンライン対応に対応しているか事前に確認しましょう。また症状によっては途中で対面診療への切り替えを指示される場合があります[33]。安全に診療を受けるため、医師の指示に従いましょう。)

 

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まとめ

 

睡眠時無呼吸症候群は「いびきがひどい」「日中に強い眠気がある」などで気づかれることが多く、放置すると生活習慣病や心血管疾患のリスクを高める怖い病気です[34]

幸い、呼吸器内科耳鼻咽喉科をはじめとする各科で検査・治療法が確立されており、適切に診断・治療すれば症状の改善が期待できます。

まずは症状や状況に合った診療科を受診し、必要な検査を受けることが肝心です。「どの科に行けばいいかわからない」と迷ったら、最初は内科で相談してみても良いでしょう。[20]

また、対面での通院が難しい場合にはオンライン診療という便利な選択肢も登場しています。

オンラインであれば自宅にいながら医師の診察やCPAP治療を受けることが可能になってきています[29]

忙しい方や遠隔地の方でも治療を継続しやすい環境が整いつつあります。

 

睡眠時無呼吸症候群は決して一人で悩まず、専門医に相談することで改善への道が開けます。少しでも心当たりのある方は早めに医療機関を受診し、質の高い睡眠と健康な生活を取り戻しましょう[1][35]

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

検査

予防

合併症

症状

原因

傾向

疑い

 

 

引用文献

[1] [19] [30] [31] [32] 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は何科を受診すればいい? | 森下駅前クリニック

https://morishitaekimae.com/008-2/

[2] [9] [29] オンライン診療について

https://mukokyu-lab.jp/sas/treatment/online-treatment.html

[3] [4] [5] [7] [10] [14] [15] [16] [17] [21] 睡眠時無呼吸症候群は何科を受診?専門医が教える診療科の選び方と治療の流れ

https://gmc.kumamoto.jp/sleep/which-department-sas/

[6] [8] [18] [20] 睡眠時無呼吸症候群は何科を受診すれば良いか? | 阪野クリニック

https://banno-clinic.biz/what-type-of-doctor-to-see-for-sleep-apnea/

[11] 〖2025年〗東京都で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療 おすすめしたい8医院 | メディカルドック

https://medicaldoc.jp/m/recommend-m/tokyo-sleepapneasyndrome/

[12] 〖2025年〗千葉県の睡眠時無呼吸症候群の治療 おすすめしたい6医院 | メディカルドック

https://medicaldoc.jp/m/recommend-m/chiba-sleepapneasyndrome/

[13] [25] [26] [27] Obstructive Sleep Apnea (OSA) Treatment & Management: Approach Considerations, Pharmacologic Therapy, Nasal CPAP Therapy

https://emedicine.medscape.com/article/295807-treatment

[22] [23] [24] [34] [35] AASM publishes new guideline for diagnostic testing for adult sleep apnea

https://aasm.org/aasm-publishes-new-guideline-for-diagnostic-testing-for-adult-sleep-apnea/

[28] [33] いびき・無呼吸の自宅簡易検査専門オンライン診療 – スリープ・サポート クリニック

https://www.sleep-support.jp/online

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・治療には健康保険はおりる?適用されるの?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査や治療には、健康保険が適用されます。

ただし、状態によっては追加の検査や費用が発生することもあります。

本記事で詳しく解説します。

 

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CPAP(シーパップ)による治療は保険適用される?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査には健康保険が適用されます。しかし、合併症の有無や検査方法によっては、検査費用に加えて入院費や差額ベッド代などが必要になる場合もあります。各医療機関に問い合わせて、検査終了までに必要な金額を確認することをおすすめします。

治療にかかる費用は、健康保険が適用されます。

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)は、SASの治療に用いられる一般的な装置です。この治療を続けるためには、定期的な外来受診が必要になります。

CPAP治療の費用は、月に約4,000円程度となります。 生命保険にSASの既往がある場合、保険金が支払われないことがあります。

保険会社によって異なるため、加入前に詳細を確認することが重要です。

また、県民共済や補助金制度を利用することで、治療費の一部を軽減することができる場合もあります。具体的な給付金や休職制度については、各制度の規定を確認することをおすすめします。

睡眠時無呼吸症候群の治療においては、個人の状態や適用される治療法によって費用が異なります。医師と相談しながら、最適な治療方法と費用を確認することが重要です。

【参考】

  • 睡眠時無呼吸症候群の診断・治療ガイドライン(第十版)
  • 全国睡眠呼吸学会公式ホームページ

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・治療にかかる費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査や治療には、健康保険が適用されます。

しかし、合併症の有無や検査の種類によっては、費用がかかる場合もあります。

以下に、費用の一例を紹介しますが、医療機関や検査内容によって異なるため、問い合わせが必要です。

検査にかかる費用の一例

  • 簡易検査(パルスオキシメトリー):300円
  • 簡易検査:2,700円
  • 終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査:約1万~3万円程度

終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査の場合、個室で検査が行われるため、医療機関によっては入院費に加え差額ベッド代などが必要になることもあります。事前に医療機関に問い合わせて、予想費用を確認することをおすすめします。

治療にかかる費用の一例

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断された場合の治療にも健康保険が適用されます。ただし、一部例外があります。以下に、治療にかかる一例を紹介します。

  • CPAP治療:月4,000円程度

治療方法によって費用は異なりますので、医師と相談して適切な治療方法と費用について確認しましょう。外科的手術などの場合は、状態や適用される手術によって費用も変わることがあります。

睡眠時無呼吸症候群の治療にかかる費用は個人差がありますので、具体的な金額については医療機関に問い合わせることが重要です。

 

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睡眠時無呼吸症候群でも生命保険の加入は可能?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に一時的に呼吸が止まる症状です。生命保険に加入する場合、SASの既往があると保険会社によっては加入が難しい場合もありますが、絶対に入れないわけではありません。

生命保険会社は、契約者が健康で長生きすることを前提にしています。そのため、慢性的な病気やリスクのある状態があると保険の対象外とされることがあります。

しかし、SASだけでなく他の病気でも加入に制限があるため、具体的な保険会社や商品によって異なる場合があります。

保険会社によって対応が異なるため、保険加入前に保険会社や商品の条件をよく確認することが重要です。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療は医療費控除の対象?

睡眠時無呼吸症候群の治療は医療費控除の対象です。具体的な治療にかかる費用は、患者さんの病状や治療法によって異なるため、個別に確認することが必要です。

病院での検査や機器の使用にかかる費用も健康保険が適用されますが、一部負担する金額が発生する場合もあります。

たとえば、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査の場合、入院費用のほかに差額ベッド代などが必要になるケースもあります。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるなら、まずはオンライン診療へ

もし睡眠時無呼吸症候群の症状に不安を抱えている方は、オンライン診療を利用して専門医のアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。

保険適応で対面診療とほぼ変わらない金額で治療を受けることができます。

 

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