睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いチェック!自分でできる症状チェックリスト

 

「最近、疲れが取れない」「朝起きてもスッキリしない」と感じていませんか?

 

もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。

 

この記事では、睡眠時無呼吸症候群の疑いチェックリストについて詳しく解説します。

 

ご自身の症状をチェックして、睡眠時無呼吸症候群の可能性について考えてみましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いチェック!自分でできる症状チェックリスト

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気です。

自覚症状が少ないため、気づかないまま放置してしまうケースも多いのですが、実は放っておくと高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクを高めてしまう危険な病気です。

 

ご自身で簡単にできる睡眠時無呼吸症候群の疑いチェックリストをご用意しました。ぜひ、チェックしてみてください。

 

あなたはいくつ当てはまりますか?

  • 大きないびきをかいている。(家族やパートナーから指摘されたことがある場合も当てはまります)
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある。
  • 日中に、会議中や運転中に強い眠気に襲われることが多い。
  • しっかり寝ても日中眠い、体がだるい、やる気が出ない。
  • 高血圧である、もしくは降圧剤を飲んでも血圧が下がりにくい。
  • 夜間にトイレに起きることが多い。
  • 最近メタボリックシンドロームの傾向を指摘された。
  • あごが小さく二重あごもしくはあごのくびれがない。

 

これらの項目は、睡眠時無呼吸症候群の典型的な症状の一部です。

 

例えば、大きないびきは気道の狭窄が原因で発生し、睡眠時無呼吸症候群患者さんの多くに見られます。

また、日中の眠気は、睡眠中の無呼吸によって脳が十分に休息できていないために起こります。

 

これらの項目に多く当てはまる方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。ご心配な方は、医療機関への受診をおすすめします。

 

チェックがついたら要注意!睡眠時無呼吸症候群(SAS)の主な症状

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気です。

 

自覚症状が少ないため、気づかないまま放置してしまうケースも多いのですが、実は放っておくと、高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクを高めてしまう危険な病気なのです。

 

「私は大丈夫!」そう思っている方も、ぜひ一度、ご自身の症状をチェックしてみて下さい。

 

口やのどの渇き

朝起きたとき、口やのどがカラカラに乾いていることはありませんか?

健康な状態であれば、就寝中に多少のどが渇くことはあっても、朝起きた時に極端に乾燥していると感じることは少ないでしょう。

 

しかし、睡眠時無呼吸症候群の人は、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまうため、口呼吸になりがちです。その結果、口やのどが乾燥し、朝起きたときに強い渇きを感じることがあります。

 

例えば、

  • 寝る前にコップ一杯の水を飲んでも、朝にはなくなっている
  • 口の中がネバネバする
  • のどがイガイガする
  • 舌がヒリヒリする

このような症状があれば、要注意です。

 

熟眠感がない

「ぐっすり眠れた!」という感覚がない場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

睡眠は、ただ長時間眠ればいいというわけではありません。睡眠の「質」が重要なのです。

 

睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまうため、深い睡眠が得られにくくなります。

 

例えば、

  • 朝起きても、体が重だるい
  • 頭がスッキリしない
  • 日中、強い眠気に襲われる
  • 何度も目が覚めてしまう

このような症状があれば、睡眠の質が低下しているサインかもしれません。

 

居眠り

会議中や運転中など、起きていなければならない場面で、強い眠気に襲われることはありませんか?

 

健康な状態であれば、たとえ睡眠時間が短かったとしても、会議中や運転中に強い眠気に襲われることは、まずありません。

 

睡眠時無呼吸症候群の人は、睡眠不足の状態になっているため、日中に強い眠気に襲われることがあります。

 

例えば、

  • 信号待ちで、ついウトウトしてしまう
  • テレビを見ながら、寝落ちしてしまう
  • 仕事中に、集中力が続かない
  • 電車の中で座るとすぐに眠ってしまう

このような経験があれば、要注意です。

 

慢性的な疲労感

十分な睡眠をとっているはずなのに、常に疲労感を感じている場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

 

「疲れている」と感じやすい方は、もしかしたら、睡眠の質が低下しているせいで、体や脳がしっかりと休めていないのかもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠の質が低下するため、体や脳がしっかりと休まりません。

 

例えば、

  • 朝から体がだるい
  • 常に疲れを感じている
  • 何をするにも、やる気が起きない
  • 休日も寝てばかりいる

このような症状が続いている場合は、医療機関への受診も検討しましょう。

 

集中力の低下

仕事や勉強に集中できない、ミスが増えたなど、集中力の低下を感じたら、睡眠時無呼吸症候群の可能性も考えられます。

 

「あれ?最近、集中力が続かないな…」 「以前は簡単にできた仕事が、最近はミスばかり…」

このような経験はありませんか?

 

睡眠時無呼吸症候群になると、脳が酸素不足に陥るため、集中力や記憶力、判断力などの認知機能が低下する可能性があります。

 

例えば、

  • 本を読んでも、内容が頭に入ってこない
  • 計算ミスが増えた
  • 物忘れがひどくなった
  • 会話中に、相手の名前が出てこない

と感じたら、注意が必要です。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状をわかりやすく解説!自分でできる症状チェックリスト付き

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

 

以上のようなチェックリストに当てはまる方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまい、質の高い睡眠を妨げる病気です。

 

自覚症状が少ないため、多くの方が気づかないまま放置してしまいがちですが、実は高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクを高める危険な病気です。

 

「でも、仕事が忙しくて病院に行く時間がない…」

 

そんな方でも、最近はスマホやパソコンを使って自宅で診察を受けられるオンライン診療があります。

 

オンライン診療であれば、病院に行く時間がない方でも、自分のペースで受診できます。

 

「もしかしたら、私も睡眠時無呼吸症候群かもしれない…」

 

そう感じたら、一人で悩まず、まずはオンライン診療で相談してみて下さい。

 

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の芸能人を紹介!実は治療を受けてる人はたくさんいた!

 

あなたは、夜中に何度も目が覚めてしまう、朝起きてもスッキリしない、日中に強い眠気に襲われる、といった経験はありませんか?


これらの症状は、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。


多くの人は、睡眠時無呼吸症候群を太った男性の病気と思いがちですが、実はそうではありません。


今回の記事では、睡眠時無呼吸症候群の治療を受けている芸能人を紹介することで、この病気に対する理解を深め、より身近な病気として認識してもらいたいと思います。

 

芸能人だって悩んでいる、あなたも知らないうちに睡眠時無呼吸症候群のリスクを抱えているかもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)で治療を受けている芸能人一覧

今回は、実は睡眠時無呼吸症候群を公表し、治療を受けている芸能人の方々を11組ご紹介することで、より身近な病気として理解を深めていきましょう。

 

福山雅治

 

歌手や俳優として活躍されている福山雅治さんは、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「福山雅治と荘口彰久の『地底人ラジオ』」の中で、睡眠時無呼吸症候群の治療に使用されるCPAP(シーパップ)を愛用していることを公表しました。

 

きっかけは、いびきや睡眠中の無呼吸を指摘されたことでした。 検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断され、CPAPの使用を開始したそうです。

 

福山さんは、CPAPを使用した睡眠について「非常に気持ちが良い」と語り、朝の目覚めや睡眠の質の改善を実感しているようです。

 

パパイヤ鈴木

パパイヤ鈴木 - 焼鳥・水炊き 五郎一

 

ダンサー、振付師、俳優、コンピューターミュージックの作曲家と多彩な顔を持つパパイヤ鈴木さんも、睡眠時無呼吸症候群の治療を受けていることを公表しています。

 

毎晩、呼吸を助ける医療器具を顔に装着して眠っているそうです。 パパイヤさんは、器具を付けたら「ぐっすり眠れ、爽快だ」と語り、睡眠時無呼吸症候群の治療に積極的です。

 

太った中年男性の居眠り病と思われがちですが、やせている人もかかる病気であることを公表することで、多くの人に睡眠時無呼吸症候群の危険性を認識してもらうきっかけを作っています。

 

芋洗坂係長

芋洗坂係長 - 株式会社えにしんぐエンターテイメント

 

コミカルな動きで人気のお笑い芸人、芋洗坂係長も、実は重度の睡眠時無呼吸症候群に悩まされていました。 テレビ番組の企画で検査を受けたところ、一晩に68回も呼吸が止まるという深刻な状況が明らかになりました。

 

日中の強い眠気や集中力の低下など、日常生活に支障をきたすほどの症状に悩まされていた芋洗坂係長ですが、CPAP療法によって症状は劇的に改善しました。

 

この経験を通して、睡眠時無呼吸症候群は適切な治療によって克服できる病気であることを、身をもって証明しています。

 

ジャングルポケット 斉藤慎二

斉藤慎二 プロフィール|吉本興業株式会社

 

お笑いコンビ・ジャングルポケットの斉藤慎二さんは、自身のYouTubeチャンネルで睡眠時無呼吸症候群と診断されたことを公表しています。

 

診断のきっかけは、妻からの指摘で、検査の結果、重度の睡眠時無呼吸症候群と判明しました。

 

斉藤さんは、CPAP療法を開始し、その効果を実感している様子を動画で紹介しています。 

 

チェリー吉武

チェリー吉武 ※業務提携 | ホリプロコム

 

お笑い芸人のチェリー吉武さんは、奥様であるたんぽぽの白鳥久美子さんの勧めで睡眠時無呼吸症候群の検査を受け、治療を開始しました。

 

チェリーさんは、自身のブログでCPAPを装着した写真を公開し、「CPAP治療は、自分自身の健康だけでなく、家族の安心にもつながる」とコメントしています。

 

睡眠時無呼吸症候群は、周囲の人からの指摘によって気づくケースも多い病気です。 チェリーさんのように、家族の支えを得ながら治療に臨むことは、とても大切です。

 

おぎやはぎ 矢作兼

矢作兼、サラリーマン時代から知り合いだった芸人を実名告白 デビュー時にメガネアドバイスも/芸能/デイリースポーツ online

 

お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼さんは、自身のラジオ番組で睡眠時無呼吸症候群であることを公表しています。

 

矢作さんは、相方の小木博明さんや家族からいびきや無呼吸を指摘され、検査を受けた結果、睡眠時無呼吸症候群と診断されました。

 

CPAPの使用により症状が改善し、「全く違う!」と感動したことを語っています。

 

矢作さんのように、周囲の人からの指摘をきっかけに、睡眠時無呼吸症候群の検査を受ける人は少なくありません。

 

しゅんしゅんクリニックP

しゅんしゅんクリニックP プロフィール|吉本興業株式会社

 

医師でありながら、お笑い芸人としても活躍する、しゅんしゅんクリニックPさんもCPAPを使用している芸能人の一人です。

 

彼は、睡眠時無呼吸症候群の診断は受けていないものの、医師としてCPAPの効果を認識し、自ら使用しています。

 

自身の経験を通して、睡眠時無呼吸症候群の治療法や予防法についての情報を発信し、多くの人々の健康意識向上に貢献しています。

 

安田大サーカス クロちゃん

安田大サーカス |松竹芸能株式会社

 

安田大サーカスのクロちゃんは、テレビ番組で睡眠時無呼吸症候群の検査を受けた結果、重度の診断を受けました。

 

CPAP療法を継続しており、自身のSNSでも治療の様子を公開するなど、睡眠時無呼吸症候群に対する意識の高さが伺えます。

 

歯ぎしりやいびきがひどいなど、睡眠中のトラブルを抱えていることをオープンに話すことで、視聴者に睡眠障害への関心を抱かせるきっかけを与えています。

 

極楽とんぼ 山本圭一

極楽とんぼ 山本圭壱 プロフィール|吉本興業株式会社

 

極楽とんぼの山本圭一さんは、自身のInstagramでCPAPを使用している姿を公開しており、フォロワーに向けて睡眠時無呼吸症候群の認知度向上を促しています。

 

太田光・光代夫妻

爆問・太田光&光代夫妻、ともにCPAP着用 自宅で並んで就寝/芸能/デイリースポーツ online

 

爆笑問題の太田光さんと、その妻である太田光代さんは、夫婦揃って睡眠時無呼吸症候群の治療を受けています。

 

光代さんが太田さんのいびきや無呼吸を心配し、病院受診を勧めたことがきっかけでした。 お二人ともCPAPを使用しており、睡眠の質の向上を実感しているようです。

 

夫婦で共に治療に取り組む姿は、多くの人の共感を呼んでいます。 睡眠時無呼吸症候群は、早期発見・早期治療が大切な病気です。

 

空気階段 鈴木もぐら

鈴木もぐら プロフィール|吉本興業株式会社

 

お笑いコンビ・空気階段の鈴木もぐらさんは、医師から「よく生きていたね」と言われるほどの重度の睡眠時無呼吸症候群と診断されました。

 

奥様の助言で検査を受けた鈴木さんは、CPAP療法を開始し、日中の眠気や集中力の改善を実感しているようです。

 

これらの芸能人の方々のように、睡眠時無呼吸症候群は決して他人事ではありません。 自覚症状がない場合でも、検査を受けてみることをおすすめします。

 

睡眠時無呼吸症候群(CPAP)になりやすい人の特徴と傾向

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、決して他人事ではありません。もしかしたら、あなたも、あるいはあなたの大切な人も、知らないうちに睡眠時無呼吸症候群のリスクを抱えているかもしれません。

 

今回は、睡眠時無呼吸症候群になりやすい人の特徴と傾向について、より詳しく解説していきます。ご自身の体質や生活習慣と照らし合わせながら、ぜひ読み進めてみてください。

 

性別

確かに、睡眠時無呼吸症候群は男性に多い病気です。しかし、だからといって女性が安心できるわけではありません。


閉経前の女性は、女性ホルモンの働きによって気道が比較的保たれていますが、閉経後は、女性ホルモンの分泌が減少し、男性と同様に睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。

 

年齢

年齢を重ねると、誰しも体の様々な機能が衰えていきます。筋肉量も例外ではありません。

 

筋肉量の減少は、気道を狭くし、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高める要因の一つとなります。特に40歳を過ぎると、その傾向は顕著になります。

 

生活習慣

「睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病の一つ」と言っても過言ではありません。

 

日々の生活習慣の積み重ねが、睡眠時無呼吸症候群のリスクを大きく左右するからです。

 

例えば、肥満は睡眠時無呼吸症候群の大きなリスクファクターです。首回りに脂肪がつきやすく、気道を圧迫してしまうためです。

 

また、喫煙も気道の炎症を引き起こし、気道を狭くするため、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。飲酒も、睡眠中の気道の筋肉を緩ませるため、注意が必要です。

 

生活習慣 睡眠時無呼吸症候群への影響 具体的な例
肥満 首回りに脂肪がつきやすく、気道が狭くなる BMI(体格指数)が25以上の肥満の方は、そうでない方に比べて睡眠時無呼吸症候群のリスクが2倍以上高くなると言われています。
喫煙 気道の炎症を引き起こし、気道を狭くする 1日20本以上喫煙する方は、喫煙しない方に比べて睡眠時無呼吸症候群のリスクが約3倍高くなるという研究結果もあります。
飲酒 睡眠中の気道の筋肉を緩ませる 飲酒によって睡眠は浅くなり、呼吸も不安定になりがちです。
鼻づまり 鼻呼吸が困難になり、口呼吸になりやすくなるため、気道が狭くなる アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎などの持病がある方は、日頃から鼻づまりを起こしやすく、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高いと言えます。
ストレス 交感神経が優位になり、気道が狭くなる ストレスによって交感神経が優位になり、気道が収縮します。睡眠時無呼吸症候群のリスクを高める要因の一つと言えるでしょう。

体格・見た目

あごが小さく引っ込んでいる人や、首が短く太い人は、生まれつき気道が狭いため、睡眠時無呼吸症候群になりやすい傾向があります。

 

また、肥満体型の人は、首回りに脂肪がつきやすく、気道が圧迫されやすいため、注意が必要です。

 

  • あごが小さい、または引っ込んでいる
  • 首が短い、または太い
  • 肥満体型
  • 鼻が高い、または鼻骨が曲がっている
  • アデノイドや扁桃肥大(これらの特徴は、子どもの睡眠時無呼吸症候群の原因として特に重要です。)

これらの特徴は、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高める可能性があります。

 

「自分は大丈夫」と安易に考えず、少しでも気になる点があれば、医療機関への相談を検討することをおすすめします。

 

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「睡眠時無呼吸症候群(SAS)はどんな人がなるの?」傾向と特徴を徹底解説

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「最近、朝起きてもスッキリしない」「日中、我慢できないほどの眠気に襲われる」「集中力が続かない」…もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。

 

オンライン診療であれば、病院への移動時間や待ち時間の負担も軽減できますので、ぜひ活用してみてください。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の予防と対策は食事から!食べ物を見直すことから始めよう

 

日本内科学会の研究結果によると、BMI25以上の肥満気味の方では、そうでない方に比べて、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の発症率が有意に高いというデータも出ています。

 

この記事では、睡眠時無呼吸症候群の予防と対策に効果的な食事について、具体的な方法や、減量に効果的な食べ物を紹介します。

 

毎日の食事を見直すことで、睡眠時無呼吸症候群のリスクを減らし、ぐっすり眠れる体を目指しましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は肥満になると発症しやすい

皆さんは、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気を知っていますか?

 

簡単に言うと、寝ている間に呼吸が止まってしまう病気です。 実はこれ、決して他人事ではありません。特に肥満の方は要注意です。

 

さらに、睡眠時無呼吸症候群は、一度発症してしまうと、さらに肥満を悪化させてしまう可能性があります。

 

睡眠時無呼吸症候群になると、体内で食欲をコントロールするホルモンのバランスが乱れ、食欲が増進したり、満腹感が得にくくなったりすることがあります。

 

その結果、さらに食べ過ぎてしまい、肥満が悪循環となってしまうのです。

 

ご自身の生活習慣を振り返り、睡眠時無呼吸症候群のリスクについて、今一度真剣に考えてみましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の対策・予防をするなら食事(食べ物)を意識して肥満を解消しよう

 

「最近、体重が増えてきた」「食事の内容に偏りがあるかも…」と感じたら、それは黄色信号です。

 

また「私は太ってないから大丈夫」と思っていませんか?

確かに、肥満は睡眠時無呼吸症候群のリスク因子の一つですが、痩せている方でも安心はできません。

 

例えば、普段からラーメンやコンビニ弁当ばかり食べていませんか?

これらの食事は、一見手軽で便利ですが、栄養バランスが偏りやすく、塩分や脂質が多くなりがちです。

 

このような食生活を続けていると、知らず知らずのうちに他の生活習慣病を引き起こし、結果として睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めてしまう可能性があります。

 

睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を行えば改善する病気です。しかし、発症してしまうと、治療だけでなく、食生活の見直しなど、生活習慣全体を改善する必要がある場合もあります。

 

毎日の食事を見直し、健康的な食生活を送り、睡眠時無呼吸症候群を予防しましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策・予防の食事(食べ物)の取り方

 

適正カロリーを意識する

適正カロリーとは、私たちが健康的に生活するために必要なエネルギー量のことです。

この適正カロリーをオーバーしてしまうと、肥満のリスクが高まり、睡眠時無呼吸症候群の発症に繋がりやすくなってしまいます。

 

では、適正カロリーはどのように決めれば良いのでしょうか?

 

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、年齢や性別、身体活動レベルによって異なります。

 

例えば、30歳代の男性会社員で、身体活動レベルが「ふつう」の場合、1日に必要なエネルギー量は2,650kcalとされています。

 

デスクワーク中心で運動習慣がない方は、この「ふつう」を参考にすると良いでしょう。

 

しかし実際には、毎日2,650kcalものエネルギーを消費している方は少ないのではないでしょうか?

 

ついつい食べ過ぎてしまう人は、お菓子やジュースなどの間食を控えてみましょう。また、ご飯やパンなどの炭水化物を少し減らしてみるのも効果的です。

 

適正カロリーを意識した食事を心がけることで、肥満を予防し、睡眠時無呼吸症候群のリスクを減らすことができます。

 

栄養バランスを意識する

栄養バランスの取れた食事は、健康な体を維持するために欠かせません。

特に、睡眠時無呼吸症候群の予防には、以下の栄養素を積極的に摂ることが重要です。

 

栄養素 働き 多く含まれる食品
たんぱく質 筋肉や血液を作る材料になる 肉、魚、卵、大豆製品
ビタミンB群 糖質や脂質の代謝を助ける 豚肉、レバー、うなぎ、牛乳
ビタミンC ストレスへの抵抗力を高める イチゴ、レモン、ピーマン、ブロッコリー
全身の細胞に酸素を運ぶ働きをする レバー、ひじき、小松菜
食物繊維 腸内環境を整え、便秘を予防する 野菜、きのこ、海藻、こんにゃく

 

これらの栄養素をバランス良く摂るためには、主食・主菜・副菜を揃えた食事を心がけましょう。

 

例えば、ご飯、焼き魚、野菜炒め、味噌汁といった献立は、栄養バランスがバッチリです。 しかし、毎日このような理想的な食事を作るのは難しいと感じる方もいるかもしれません。

 

そのような場合は、コンビニやスーパーのお弁当を選ぶ際に、栄養バランスの表示を確認したり、主食・主菜・副菜が揃っているものを選んだりするなど、工夫してみましょう。

 

塩分控えめにする

塩分の摂り過ぎは、高血圧のリスクを高めるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群にも悪影響を及ぼす可能性があります。

 

厚生労働省が推奨する1日の塩分摂取量の目標値は、男性で8g未満、女性で7g未満です。

 

外食が多い方は、ラーメンのスープを全部飲んでしまうと、一食で1日の目標摂取量を超えてしまうことさえあります。

 

塩分を控えるためには、以下のポイントを意識してみましょう。

  • 加工食品の食べ過ぎに注意する(ハム、ソーセージ、かまぼこなど)
  • 外食が多い場合は、麺類のスープを全部飲まないようにする
  • 調味料は、計量スプーンを使って量るようにする
  • 香辛料やハーブ、柑橘類などを活用して、薄味でも美味しく食べられるように工夫する

 

糖分を控える

糖分の摂り過ぎは、肥満の原因となるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高める可能性も示唆されています。

 

糖分を多く含む清涼飲料水やお菓子などを過剰に摂取すると、血糖値が急上昇し、インスリンというホルモンが大量に分泌されます。 インスリンには、脂肪を蓄積する働きがあるため、肥満に繋がってしまうのです。

 

また、糖分の摂り過ぎは、体内での炎症反応を促進し、睡眠時無呼吸症候群の症状悪化に繋がると考えられています。 糖分を控えるためには、甘い飲み物やお菓子を控えることはもちろん、果物や乳製品などにも糖分が含まれていることを意識することが大切です。

 

サラダや汁物から食べ始める

食事の際は、「何を食べるか」だけでなく、「食べる順番」も意識してみましょう。

 

食物繊維豊富なサラダや、温かい汁物を最初に食べることで、血糖値の上昇を緩やかにし、肥満予防に繋がります。

 

食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにする働きがあるため、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。

 

また、汁物は胃にゆっくりと流れ込むため、満腹感を得やすく、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。

 

咀嚼回数を多くする

よく噛んで食べることは、消化を助けるだけでなく、満腹感を得やすくなるため、食べ過ぎ防止にも効果的です。

 

よく噛むことで、食べ物が細かく砕かれ、消化酵素が働きやすくなるため、胃腸への負担を軽減することができます。

 

また、よく噛むと唾液の分泌が促進され、消化を助けるだけでなく、口臭や虫歯予防にも効果が期待できます。

 

一口30回を目安によく噛んで食べるように心がけましょう。

 

飲酒の頻度を抑える

アルコールの過剰摂取は、睡眠の質を低下させるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群の症状を悪化させる可能性があります。

 

アルコールには、筋肉を弛緩させる作用があり、気道を狭くしてしまうことがあります。 特に、寝る前にアルコールを摂取すると、睡眠中に呼吸が浅くなり、睡眠時無呼吸症候群の症状が悪化しやすくなります。

 

飲酒は、適量を守り、寝る直前の飲酒は避けましょう。

 

特に睡眠時無呼吸症候群を発症した方は、断酒を心がけるのがおすすめです。

 

肥満を解消!減量に効果的な食べ物

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の予防や対策には、毎日の食事内容の見直しも重要です。

というのも、食生活の乱れは肥満に繋がりやすく、肥満は睡眠時無呼吸症候群のリスクを上げてしまうからです。

 

「最近、体重が増えてきた」「お腹周りが気になる」と感じている方は、ぜひ今日からご紹介する食べ物を積極的に食事に取り入れてみましょう。

 

野菜

野菜は、低カロリーで栄養価が高く、食物繊維が豊富なので、たくさん食べても安心です。食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにする働きがあるため、食後の血糖値の急上昇を抑え、肥満予防に役立ちます。

 

例えば、ブロッコリーやほうれん草、キャベツ、ピーマンなど、色々な種類を食べるように心がけましょう。色の濃い野菜には、ビタミンやミネラルが豊富なので、積極的に食べることをおすすめします。

 

キノコ

キノコ類も、低カロリーで食物繊維やビタミンが豊富です。食物繊維が多いキノコ類は、噛みごたえがあり、満腹感を得やすいため、食べ過ぎ防止にも効果的です。

 

いろいろな料理に使えるので、毎日の食事に取り入れやすい食材です。定番のしいたけやしめじ、えのきの他に、マイタケやエリンギもおすすめです。

 

魚介類

魚介類は、脂質が少なく、良質なタンパク質をたくさん含んでいます。高タンパク質の食事は、代謝アップに繋がり、太りにくい体作りをサポートします。

 

特におすすめなのは、鮭やサバ、いわしなどの青魚です。これらの魚には、DHAやEPAといった体に良い脂肪酸も豊富に含まれています。DHAやEPAは、中性脂肪を減らし、血液をサラサラにする効果も期待できます。

 

豆腐

豆腐は、植物性タンパク質が豊富で低カロリーな点が魅力です。豆腐に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのバランスを整える働きがあるため、更年期障害の症状緩和にも効果が期待できます。

 

冷奴や味噌汁、炒め物など、いろいろな料理に活用できます。

 

わかめ

わかめは、ミネラルや食物繊維が豊富で、低カロリーな海藻です。わかめに含まれる水溶性食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便秘の解消にも役立ちます。

 

味噌汁に入れたり、サラダにトッピングしたりするなど、手軽に食事に取り入れられます。

 

ヨーグルトは、腸内環境を整える働きがあり、便秘解消にも効果が期待できます。腸内環境が整うと、免疫力が高まり、風邪などの感染症を予防する効果も期待できます。

 

無糖のものを選べば、カロリーを抑えられます。

 

鶏肉

鶏肉は、皮を取り除けば、高タンパク質で低脂肪な食材になります。特に、ささみは脂肪が少なく、ダイエットに最適です。

 

鶏肉に豊富なビタミンB群は、疲労回復効果も期待できます。

 

オートミール

オートミールは、食物繊維が豊富で、腹持ちが良く、ダイエットに効果的な食材です。オートミールは、白米やパンなどの他の穀物と比べて、GI値が低いため、血糖値の上昇が穏やかです。

 

朝食に置き換えたり、ヨーグルトに混ぜたりするのもおすすめです。

 

これらの食べ物をバランスよく食べることで、健康的に減量することができます。過度な食事制限ではなく、体に良いものをしっかり食べて、睡眠時無呼吸症候群の予防と対策を目指しましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「最近、寝ている時に息が止まっていると家族に言われた…」「日中、強烈な眠気に襲われる…」 そんな経験はありませんか? もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まり、身体が酸素不足に陥ってしまう病気です。自覚症状が少ないため、周囲の人に指摘されて初めて気づく方も少なくありません。

 

「ちょっと息が止まるくらい…」と安易に考えていませんか? 実は睡眠時無呼吸症候群は、放っておくと、高血圧や心臓病、脳卒中などの深刻な病気を引き起こすリスクを高める危険な病気です。

 

特に、睡眠中に低酸素の状態が長く続く「低酸素負荷」が高い人ほど、心臓や血管への負担が大きくなり、動脈硬化が進行しやすくなるという研究結果も報告されています。

 

睡眠時無呼吸症候群は早期発見・早期治療が非常に重要です。

 

「もしかして…? 」と感じたら、一人で悩まず、まずは専門医に相談してみましょう。

 

最近は、病院に行かなくても、スマートフォンやパソコンを使って、自宅で診察を受けられるオンライン診療もあります。

 

ただ症状によっては、直接病院を受診する必要がある場合もあります。心配な方は、まずは、オンライン診療に対応している医療機関に問い合わせてみましょう。

 

 

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参考文献

  1. Pinilla L, Esmaeili N, Labarca G, Martinez-Garcia MÁ, Torres G, Gracia-Lavedan E, Mínguez O, Martínez D, Abad J, Masdeu MJ, Mediano O, Muñoz C, Cabriada V, Duran-Cantolla J, Mayos M, Coloma R, Montserrat JM, de la Peña M, Hu WH, Messineo L, Sehhati M, Wellman A, Redline S, Sands S, Barbé F, Sánchez-de-la-Torre M, Azarbarzin A. Hypoxic burden to guide CPAP treatment allocation in patients with obstructive sleep apnoea: a post hoc study of the ISAACC trial. The European respiratory journal 62, no. 6 (2023).

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査について解説!少しでも疑ったらまずは検査から!

 

夜中に何度も目が覚める、日中眠くて集中できない…

 

そんな経験はありませんか?

 

もしかしたら、あなたは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」かもしれません。

 

多くの人がSASの症状に気づかず、放置しているのが現状です。

 

この記事では、SASの検査について詳しく解説します。少しでも「もしかして…」と感じたら、まずは検査から始めましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の内容

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。放っておくと、高血圧や心筋梗塞、脳卒中などのリスクを高める可能性があります。早期発見・早期治療が重要ですので、「もしかして…」と感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。

 

SASの検査には、いくつかの種類があります。ここでは、それぞれの検査内容と、当院で患者さんに受診いただく際によくお伝えしているポイントを交えながら解説していきます。

 

問診・睡眠尺度評価(ESS)

問診では、医師がいびきの有無や程度、日中の眠気、起床時の頭痛、過去の病気などについて、詳しく質問します。

 

例えば、家族から「夜中に呼吸が止まっている」と指摘されたことがあるか、日中に強い眠気を感じることがあるか、朝起きたときに頭痛がすることがあるか、高血圧や糖尿病などの病気にかかったことがあるかなどを伺います。

 

また、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの中には、自分ではいびきや無呼吸に気づいていない方も少なくありません。そのため、家族に指摘されたことなども、重要な情報となるため、事前に確認しておきましょう。

 

問診と併せて、睡眠尺度評価(ESS)という簡単なテストを行うこともあります。これは、日中の眠気を8つの質問で評価するものです。

 

例えば、「信号待ちで停車中に居眠りをしてしまったことがあるか」や「会議中に居眠りをしてしまったことがあるか」といった質問に答えることで、普段の生活でどれだけ眠気が強いのかを客観的に評価することができます。

 

このテストは、合計点が11点以上だと、眠気は強いと判断されます。

 

スクリーニング検査

問診やESSの結果、SASの可能性が考えられる場合は、スクリーニング検査や後述する簡易検査を行います。

 

スクリーニング検査は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかどうかを調べる簡易的な検査です。指先にセンサーをつけて、睡眠中の血液中の酸素の量と脈拍数を測定します。

 

この検査は、自宅で眠っている間に簡単に実施できるというメリットがあります。

 

簡易検査(PG検査)

スクリーニング検査でSASの可能性が高いと判断された場合もしくはSASの疑いが問診で高い場合は、簡易無呼吸検査を行います。

 

簡易無呼吸検査は、自宅でできる検査です。指や鼻にセンサーを取り付けて、睡眠中の呼吸の状態を測定します。

 

具体的には、1時間あたりの無呼吸や低呼吸の回数(AHI)、最低血中酸素飽和度、いびきの程度などを測定し、睡眠時無呼吸症候群の重症度を判定します。

 

簡易検査は、手軽に受けることができる一方で、体の動きによる測定エラーが起こりやすいというデメリットもあります。

 

ポリソムノグラフィ(PSG)検査

簡易無呼吸検査で少し無呼吸が見られるものの、CPAPの適応とはいえない場合や、簡易無呼吸検査の結果が inconclusive な場合(検査結果がはっきりしない場合)は、ポリソムノグラフィ(PSG)検査を行います。

 

PSG検査は、睡眠時無呼吸症候群の診断に用いられる最も精密な検査です。一晩入院もしくは自宅で、脳波、眼球運動、筋電図、心電図、呼吸、血液中の酸素飽和度など、さまざまな生体信号を記録します。

 

この検査では、睡眠の深さや質、無呼吸や低呼吸の回数、種類、持続時間、重症度、さらに、睡眠中の体の動きやいびきなども詳しく分析することができます。

 

PSG検査の結果をもとに、適切な治療法が決定されます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の流れ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査には、いくつかの段階があります。まずは、問診や簡易的な検査でSASの可能性を探り、必要に応じてより精密な検査へと進んでいきます。それぞれの検査方法や、検査でわかることについて詳しく見ていきましょう。

 

① まずは「手がかり」を探す「簡易検査」

簡易検査は、自宅で眠っている間に専用の機器を使って行います。指先にセンサーを取り付けるだけで、簡単に検査を受けることができます。

 

この検査では、睡眠中の呼吸の状態や血液中の酸素飽和度などを測定し、SASの疑いがあるかどうかを調べます。

 

例えば、寝ている間に何度も呼吸が止まったり、呼吸が浅くなったりする場合は、SASの可能性が高いと判断されます。

 

簡易検査で測定される項目の一つに、睡眠中の血液中の酸素の量があります。

 

健康な状態であれば、睡眠中の血液中の酸素飽和度は95%以上あるのが一般的ですが、SASの患者さんの場合、無呼吸や低呼吸によって血液中の酸素飽和度が低下することがあります。

 

簡易検査では、この酸素飽和度の変化を測定することで、SASの可能性を評価します。

 

② より徹底的に検査する「精密検査」

この検査では、脳波や心電図、呼吸運動など、睡眠中のさまざまな生体情報を同時に記録します。

 

睡眠の深さや質、いびきの有無、無呼吸や低呼吸の回数、血液中の酸素飽和度の変化などを詳しく分析することで、SASの確定診断を行います。

 

さらに、SASの原因や重症度、睡眠中の身体への影響などを総合的に評価することができます。

 

この検査結果に基づいて、医師は患者さん一人ひとりに最適な治療法を検討します。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用は、検査方法や医療機関によって異なり、保険適用可否によっても変動します。

 

例えば、簡易的なスクリーニング検査は、比較的安価で3,000円~5,000円程度の医療機関が多いです。

 

簡易検査はご自宅で実施できる手軽さから、費用を抑えて検査を受けたいという患者さんに広く利用されています。

 

一方で、より精密な検査であるポリソムノグラフィ検査(PSG検査)は、多くの場合、保険適用で15,000円~20,000円程度です。

 

PSG検査は、入院が必要となるため、検査費用以外に入院費用がかかる場合もあります。自宅検査の場合は、通常のクリニック通院と検査費用以外は一緒です。

 

また、健康保険が適用されない自由診療としてPSG検査を行う場合は、30,000円~50,000円程度かかることもあります。

 

検査費用は医療機関によって異なるため、事前に確認しておくことをお勧めします。

 

費用面だけで検査方法を決定するのではなく、医師に相談し、自身の症状や状態に最適な検査を受けるようにしましょう。

 

自宅にいながら診療を受けられるオンライン診療

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査は、近年、病院だけでなくオンライン診療でも受けられるようになりました。

 

「仕事が忙しくて、なかなか病院に行く時間がない」という方や、「病院に行くのが億劫で、つい後回しにしてしまう」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

オンライン診療であれば、自宅にいながら、スマートフォンやパソコンを使って診察を受けられます。病院への移動時間や待ち時間を節約できるだけでなく、自分のペースで受診できるというメリットがあります。

 

医師との問診の結果、SASの可能性があると判断された場合には、自宅でできる簡易検査キットが送られてきます。

 

このキットには、睡眠中の呼吸の状態などを測定するためのセンサーなどが含まれています。

 

キットが届いたら、検査機器を正しく装着し、手順に従って検査を行います。

 

検査自体は、自宅で眠っている間に自動的に行われるため、特別な操作は必要ありません。

 

検査が終了したら、そのデータを医師に送ります。

医師は、そのデータに基づいて、SASの可能性を判断します。

もし、SASが疑われる場合は、オンライン診療で気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

 

 

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参考文献

  1. Nobre ML, Sarmento ACA, de Oliveira PF, Wanderley FF, Diniz Júnior J, Gonçalves AK. Pharmacological treatment for obstructive sleep apnea: A systematic review and meta-analysis. Clinics (Sao Paulo, Brazil) 79, no. (2024): 100330.
  2. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020.

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の機器(CPAP)はレンタルできる?費用やレンタル方法を解説します

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気です。

放置すると、日中の強い眠気や集中力低下、さらには高血圧や心臓病などのリスクを高める可能性も。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療には、CPAPという機器を用いた療法が有効ですが、高額なため購入をためらう方も多いのではないでしょうか?

 

この記事では、CPAPのレンタル方法や費用、そして購入についても詳しく解説します。

睡眠時無呼吸症候群でお悩みの方や、CPAP療法に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を治療するための機器はどうやってレンタルできる?

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療に用いるCPAPという機器は、レンタルすることができます。CPAPは、鼻に装着したマスクを通して空気を送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防ぐ医療機器です。

 

「いびきがひどい」「日中、強い眠気がある」など、ご自身が睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合、まずは医療機関を受診し、検査を受けて診断を受ける必要があります。検査には、簡易検査と精密検査の二つがあります。簡易検査は、自宅でできる検査キットを使用し、睡眠中の呼吸状態を測定します。精密検査は、脳波や呼吸状態などを一晩かけてモニタリングする検査です。

 

医師の診察の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断され、CPAP療法が適切と判断されれば、レンタルの手続きについて説明を受けることができます。CPAPのレンタルは、医療機関と提携している医療機器業者を通じて行われます。医師の指示に従って、必要な手続きを行いましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の機器(CPAP)のレンタル費用

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断され、CPAP療法が適していると判断された場合、CPAP機器をレンタルできます。レンタル費用は、健康保険の適用状況やレンタル期間、機種によって異なり、自己負担額も変わってきます。

 

例えば、私の患者さんでは、会社員としてバリバリ働いている40代の男性で、日中の強い眠気を訴えて来院された方がいました。精密検査の結果、重症の睡眠時無呼吸症候群と診断され、CPAP療法を開始することになりました。この方の場合は、健康保険が適用され、月々5,000円程度の自己負担で済みました。

 

一方、AHIが20以下と比較的軽度で、健康保険が適用されない場合は、自己負担額が大きくなります。例えば、デスクワーク中心で普段運動不足を感じている30代の女性の場合、軽度の睡眠時無呼吸症候群と診断されCPAP療法を希望されても、保険適用外となり、月々約15,000円の自己負担が発生するケースもあります。

 

このように、睡眠時無呼吸症候群の重症度や健康保険の適用状況によって、CPAPレンタル費用は大きく変わる可能性があります。費用の詳細については、医師や医療機器業者に確認することをおすすめします。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の機器(CPAP)は購入もできる?

 

CPAPはレンタルだけでなく、購入することも可能です。ただし、CPAPを購入する場合、原則として全額自己負担となります。

 

「購入」と聞いて、私の患者さんでも「え?買えるんですか?」と驚かれる方が少なくありません。

 

CPAPの購入費用は、機種や機能によって異なりますが、一般的には10万円~20万円程度が相場です。

 

例えば、精密検査の結果、AHIが50という重度の睡眠時無呼吸症候群と診断され、CPAP療法を開始した50代の男性の患者さんを例に考えてみましょう。この方は、毎晩CPAPを使用することが必須な状態でした。レンタルの場合、月々5,000円の自己負担だとしても、年間6万円、10年では60万円もの費用がかかります。

 

もちろん、ご自身の症状に合わせて、医師と相談の上で治療方針を決めることが大切です。しかしながら、長期的にCPAP療法を続ける必要があると予想される場合は、購入を検討するのも一つの方法と言えるでしょう。

 

CPAPを購入するメリットは、自由度の高さです。自分の好きなタイミングで機種を買い替えたり、不要になれば処分したりといった自由が効きます。

 

一方、CPAPを購入するデメリットは、初期費用が高額になることです。また、CPAPは精密機器なので、定期的なメンテナンスが必要となる場合があります。メンテナンス費用も自己負担となるため、ランニングコストも考慮する必要があります。また、医師の診察が必ずしも必要ではなくなるため、自身の状態が改善しているか不明確になる点も大きいデメリットとなるでしょう。

 

CPAPの購入を検討する際は、メリットとデメリットをよく比較し、医師や医療機器業者に相談しながら、ご自身の状況に合わせて慎重に判断しましょう。

 

CPAP治療とは?

「CPAP治療」と聞いても、初めて耳にする方は「何のことやら…」と思われるかもしれません。CPAP治療とは、簡単に言えば「睡眠中に装着する呼吸サポート装置」を使った治療法のことです。

 

具体的には、鼻に装着した専用のマスクを通して、機器から空気を送り込み、気道を広げて呼吸を楽にすることで、睡眠中の無呼吸を防ぐ効果があります。

 

「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と診断された方が、このCPAP治療の対象となります。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気で、放っておくと、日中の強い眠気や集中力低下、高血圧や心臓病などのリスクを高める可能性も示唆されています。

 

CPAP治療は、この睡眠時無呼吸症候群の症状を改善し、ぐっすり眠れるようにするための有効な治療法の一つです。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある場合はオンライン診療へ

「もしかして、自分って睡眠時無呼吸症候群(SAS)かも…?」

そう思った時、皆さんはまずどうしますか?

 

多くの方が、インターネットで情報を探したり、周りの人に相談したりするのではないでしょうか。

もちろん、それらも大切なことですが、最も確実で安心できる方法は、専門の医療機関を受診することです。

 

「でも、仕事が忙しくて、なかなか病院に行く時間がない…」

そんな悩みをお持ちの方も多いでしょう。

 

そこで、近年注目されているのが「オンライン診療」です。

オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンを使って、自宅や職場など、場所を選ばずに医師の診察を受けられる便利なサービスです。

 

予約から診察、会計まで、すべてオンラインで完結するため、忙しい方でも、時間を有効活用しながら、気軽に受診することができます。

 

「最近、どうも睡眠の質が悪い…」

「もしかしたら、睡眠時無呼吸症候群かもしれない…」

 

そう感じたら、一人で悩まず、まずはオンライン診療などを利用して、専門の医療機関に相談してみましょう。

 

 

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睡眠時無呼吸症候群と頭痛の関係性 | そのまま放置すると高血圧・動脈硬化・脳梗塞の危険性も

 

「朝起きたら頭が痛い…」そんな経験はありませんか?

 

もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因かもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が止まり、体が酸素不足になってしまう病気です。

 

近年、増加傾向にある睡眠時無呼吸症候群は、放置すると頭痛だけでなく、高血圧や脳梗塞などの重大な病気を引き起こす可能性も。毎日のように頭痛が続く、朝起きたときに頭が締め付けられるような痛みがある方は、睡眠時無呼吸症候群を疑い、早めに医療機関を受診しましょう。

 

この記事では、睡眠時無呼吸症候群による頭痛の特徴や対処法、オンライン診療の活用方法について詳しく解説します。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と頭痛の関係

 

「朝起きたら頭が痛い…」「なんだか最近、頭痛が多い気がする…」と感じていませんか?もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因かもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、寝ている間に呼吸が止まり、体が酸素不足になってしまう病気です。高い山に登ると、空気が薄くて酸素が少なくなり、頭痛がすることがありますよね? 睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、寝ている間に何度もこの状態を繰り返しているため、朝起きたときに頭痛を感じやすくなるのです。

 

睡眠時無呼吸症候群が原因で起こる頭痛は、単なる疲れや寝不足による頭痛とは異なる特徴があります。特徴的なのは、朝起きたときに頭が強く締め付けられるような痛みを感じることです。これは、寝ている間に脳が酸素不足の状態が続いた結果、痛みが強くなると考えられています。患者さんの中には、「頭をハンマーで殴られたような痛みだ」と表現される方もいらっしゃいます。

 

また、睡眠時無呼吸症候群による頭痛は、頻度も問題です。一般的な頭痛は、疲れた時やストレスを感じた時などに一時的に起こることが多いですが、睡眠時無呼吸症候群が原因の場合は、1ヶ月のうち15日以上も頭痛が続くことがあります。

 

起きた時に頭痛が続く高血圧・動脈硬化・脳梗塞につながる恐れあり

 

睡眠時無呼吸症候群になると、寝ている間に呼吸が何度も止まり、体が酸素不足の状態になってしまいます。酸素が不足すると、私たちの体はなんとか酸素を取り込もうと、心臓を一生懸命動かして、血液をたくさん送り出そうとします。その結果、血圧が上がりやすくなってしまいます。この状態が続くと、血管に負担がかかり、血管が傷つきやすくなってしまいます。

 

さらに、睡眠時無呼吸症候群は、睡眠の質を悪くしてしまい、体も脳も十分に休むことができなくなってしまいます。睡眠不足が続くと、疲れがとれにくくなるだけでなく、集中力や記憶力が低下したり、イライラしやすくなるなど、様々な悪影響が出ることがあります。

 

このような状態が続くと、血管が硬くなって弾力性を失ってしまう動脈硬化のリスクが高まり、脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こす可能性も出てきます。脳梗塞は、脳の血管が詰まってしまう病気で、脳の細胞に栄養や酸素が送られなくなり、脳の働きが損なわれてしまう怖い病気です。

 

「たかが頭痛」と安易に考えず、少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。適切な検査と治療を受けることで、症状の改善や病気の進行を防ぐことができる場合が多くあります。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある方の頭痛以外の症状

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、寝ている間に呼吸が止まり、体が酸素不足になってしまう病気です。この病気は、単なる「いびきがひどいだけ」と安易に考えてはいけません。自覚症状がない場合でも、放っておくと体に様々な悪影響を及ぼす可能性があり、頭痛以外にも、次のような症状が現れることがあります。

 

寝ているとき

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある方の、睡眠中の症状として、下記のようなものが挙げられます。

 

いびきをかく

「うるさい」「大きないびき」と家族に指摘されたことはありませんか?もしかしたら、それは単なる「いびき」ではなく、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんの多くは、大きないびきをかきます。これは、睡眠中に空気の通り道である気道が狭くなることで、空気がスムーズに通らなくなるために起こります。

 

大きないびき自体は、周囲の人を寝苦しくさせてしまうこと以外に、直接的な健康被害をもたらすことはほとんどありません。しかし、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の場合、大きないびきは、病気のサインである可能性があります。

 

無呼吸・低呼吸

睡眠時無呼吸症候群(SAS)では、いびきだけでなく、呼吸が止まってしまう「無呼吸」や、呼吸が浅くなる「低呼吸」もみられます。

 

無呼吸の状態になると、まるで水中で息を止めているように、体の中に酸素が取り込めなくなってしまいます。この無呼吸の状態が、一晩の睡眠中に何度も繰り返されるのが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の特徴です。

 

むせる

睡眠中にむせて目が覚める、という経験はありませんか?これは、狭くなった気道に、無理やり空気を吸い込もうとしてしまうために起こります。

 

例えば、寝ている間に喉の奥の筋肉が緩んでしまい、気道が狭くなってしまうことがあります。このような状態になると、空気の通りが悪くなってしまい、息苦しさからむせてしまうのです。

 

何度も目が覚める

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人は、ぐっすり眠ることが難しく、夜中に何度も目が覚めてしまうことがあります。

 

このような状態が続くと、慢性的な睡眠不足に陥り、日中の眠気や倦怠感、集中力低下などを引き起こす可能性があります。

 

寝汗を書く

睡眠中に大量の汗をかいてしまうことも、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状の一つです。

 

睡眠時無呼吸症候群が原因の寝汗は、夏の暑い夜や布団をかぶりすぎている時などに書く寝汗とは異なり、季節や室温に関係なく、大量の汗をかくのが特徴です。

 

起きているとき

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって、夜間に十分な睡眠がとれていないため、日中にさまざまな症状が現れます。

 

身体が重い

「朝起きてもスッキリしない」「体がだるくて重い」と感じることが多い場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)になると、睡眠中に呼吸が止まり、脳や体に十分な酸素が供給されません。

 

酸素が不足すると、体は、まるで電池切れのスマホのように、十分に機能しなくなってしまいます。その結果、「体がだるい」「重い」「疲れている感じがする」といった症状が現れます。

 

強い眠気

日中に強い眠気に襲われる、会議中や運転中についウトウトしてしまう、といった経験はありませんか? これも、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的な症状の一つです。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)になると、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまうため、脳はぐっすり休むことができません。その結果、日中に強い眠気や倦怠感に悩まされるようになり、仕事や家事、学業に集中することが難しくなってしまいます。

 

倦怠感

「疲れているはずなのに、なかなか寝付けない」「日中、何をするにもやる気が出ない」という場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって倦怠感が生じている可能性があります。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠の質を著しく低下させるため、たとえ長時間寝ていても、体は十分に休むことができません。

 

睡眠は、私たちの体と心を充電する大切な時間です。しかし、睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって睡眠の質が低下すると、十分に充電することができず、日中、体が重だるく感じたり、やる気が出なかったりします。

 

集中できない

「仕事や勉強に集中できない」「ミスが増えた気がする」と感じたら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の影響で、集中力や注意力が低下しているのかもしれません。

 

脳は、私たちが活動するための司令塔の役割をしています。しかし、睡眠不足の状態が続くと、この司令塔が正常に機能しなくなってしまいます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって睡眠の質が低下すると、脳は十分に休息を取ることができず、集中力や注意力が低下してしまいます。

 

疲労感

「休日にしっかり休んでも疲れが取れない」「毎日疲れている」と感じるのは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因で、睡眠中に十分な休息がとれていないからかもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が何度も止まることで、体内の酸素濃度が低下し、心臓や血管に大きな負担をかけます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんは、寝ている間に、高地トレーニングと同じような状態を繰り返しているため、朝起きたときに、ひどい疲労感を感じることがあります。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)で頭痛がある場合の対処法

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因で起こる頭痛は、寝ている間に呼吸が何度も止まり、脳が酸素不足になることで起こると考えられています。

 

睡眠時無呼吸症候群によって引き起こされる頭痛には、朝起きた時に感じる頭痛や、一ヶ月のうち15日以上も痛みが続くなど、いくつかの特徴があります。

 

この頭痛を対処するには、その根本原因である睡眠時無呼吸症候群を治療することが最も重要です。睡眠時無呼吸症候群の治療法は、大きく分けて「生活習慣の改善」と「医療機器の使用や手術」の2つがあります。

 

まず、生活習慣の改善としては、寝る向きを変える、体重管理、飲酒や喫煙を控える、十分な睡眠時間を確保するなどがあります。

 

例えば、仰向けで寝ると、舌の根元が喉の方に落ち込みやすくなり、気道が狭くなってしまうことがあります。これを防ぐためには、横向きで寝るようにすると良いでしょう。また、肥満も気道を狭くする原因の一つです。日頃から適度な運動やバランスの取れた食事を心がけ、肥満を予防・改善することが大切です。

 

次に、医療機器の使用や手術といった医療的な治療についてご説明します。

 

CPAP療法は、鼻にマスクを装着して空気を送り込み、気道を広げて呼吸を楽にする治療法です。これは、まるで風船に空気を入れるように、気道を広げて呼吸を助けるイメージです。

 

マウスピース療法は、寝ている時に装着するマウスピースで、下顎を少し前に出すことで気道を広げます。

 

手術療法は、扁桃腺やアデノイドなど、気道を狭くしている部分を切除する手術です。

 

これらの治療法は、患者さん一人ひとりの症状の重さや生活スタイルなどを考慮して、医師が適切なものを選択します。自己判断で治療法を変えたり、中断したりすることは大変危険なので、必ず医師の指示に従ってください。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療を進めることで、頭痛だけでなく、日中の眠気や倦怠感の改善、集中力アップなど、様々な効果が期待できます。頭痛を我慢せずに、まずは専門医に相談してみましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「もしかして、睡眠時無呼吸症候群かも…」と感じたら、まずは医療機関を受診し、検査を受けることが大切です。

 

最近は、病院に行かなくても、自宅でスマホやパソコンを使って医師の診察を受けられる「オンライン診療」を実施している医療機関も増えてきました。

 

オンライン診療は、病院への移動時間や待ち時間を節約できるだけでなく、小さな子どもがいる方や仕事で忙しい方でも、自分の都合に合わせて受診できるというメリットがあります。

 

オンライン診療では、睡眠時無呼吸症候群の症状や不安なことを医師に相談することができます。医師は、患者さんの話を丁寧に聞きながら、症状や生活習慣などについて詳しく質問していきます。

 

例えば、「いびきをかきますか?」「日中、強い眠気を感じますか?」「高血圧や糖尿病などの病気がありますか?」といった質問を通して、患者さんの状態を把握していきます。

 

そして、必要に応じて、対面での診察や検査を予約することも可能です。

 

また、頭痛が強いなど緊急を要する症状の場合は、残念ながらオンライン診療は適切ではないため、対面での診療をお願いしております。

 

睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を行うことで、症状の改善や病気の進行を抑制できる可能性があります。

 

「たかが、いびき」と安易に考えず、少しでも気になる症状があれば、まずはオンライン診療などを利用して、専門医に相談することをおすすめします。

 

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)は起こした方がいいの?寝てるときに呼吸が止まった時の対処法

 

あなたは、パートナーの寝息が止まった時、不安を感じたことはありませんか?

 

もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気で、放置すると高血圧や心臓病などのリスクが高まります。

 

この記事では、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)は起こした方がいいの?」という疑問にお答えします。

 

また、寝てるときに呼吸が止まった時の対処法ついて解説し、あなたと大切な人の健康を守るための情報を提供します。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)で呼吸が止まってるときは起こした方がいい?

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんのそばで寝ていると、呼吸が止まってしまい「このまま息をしなくなってしまうのではないか」と不安になるかもしれません。

 

しかし、たとえ呼吸が止まっているように見えても、無理に起こすのは控えましょう。深い眠りについているときに呼吸が止まるのが、この病気の特徴です。睡眠中に何度も起こしてしまうと、熟睡を妨げ、睡眠不足に陥ってしまう可能性があります。

 

また、睡眠時無呼吸症候群と似た症状でも、飲酒やアレルギーによる一時的な鼻づまりが原因の可能性もあります。

 

専門医ではない方が安易に判断するのは危険です。ご家族の方は、呼吸が止まっている時間を確認する、いびきの状態を観察するなど、気になる症状があれば記録しておきましょう。

 

そして、専門医の診察を受けて、適切なアドバイスを受けることが大切です。

 

20秒以上呼吸が止まっている場合は医療機関へすぐに相談

 

健康な人であれば、寝ている間も脳が呼吸をコントロールしているので、呼吸が止まることはありません。しかし、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの場合、睡眠中に気道が塞がってしまうことで、一時的に呼吸が止まってしまうのです。

 

20秒間呼吸が止まるということは、息を20秒間我慢しているのと同じ状態です。これは、健康な人にとっては想像もできないほど苦しい状態です。このように、睡眠中に何度も呼吸が止まることで、身体は大きな負担を受けています。

 

医療機関を受診する目安は、睡眠時に20秒以上呼吸が止まっているときです。寝息が聞こえなくなったり、胸の動きが止まったりした場合は、秒数を数えてみましょう。ご自身で確認するのが難しい場合は、家族やパートナーに協力してもらいましょう。

 

また、睡眠時無呼吸症候群は、自覚症状がない場合もあります。日中の強い眠気や倦怠感、集中力の低下なども、睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれません。少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関を受診して、適切な検査や治療を受けるようにしましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の寝ているときの主な症状

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、寝ている間に呼吸が止まってしまう病気です。自覚症状が乏しく、一緒に寝ている家族に指摘されて初めて気づくというケースも多いです。

 

「大きないびきをかいている」「呼吸が止まっているときがある」と言われたら、睡眠時無呼吸症候群の可能性を疑ってみましょう。

 

いびきをかく

睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状の一つがいびきです。健康な人でも、疲れている時やお酒を飲んだ時にいびきをかくことはありますよね。しかし、睡眠時無呼吸症候群のいびきは、単なるいびきとは大きく異なります。

 

睡眠時無呼吸症候群の人は、のどの奥の気道が狭くなっており、呼吸をするたびにその部分が振動することで、大きないびきをかきます。例えるなら、狭いパイプに勢いよく空気を通そうとすると、音が鳴るのと同じです。

 

ご家族に指摘されたことがある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性を疑い、医療機関を受診してみましょう。

 

無呼吸・低呼吸

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、その名の通り、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。無呼吸とは、10秒以上呼吸が停止している状態を指します。

 

「10秒間も呼吸が止まったら苦しいのでは?」と思うかもしれませんが、睡眠時無呼吸症候群の人は、無呼吸になっている間は眠っているため、苦しさを感じることはありません。

 

しかし、呼吸が止まっている間、体は酸素不足の状態に陥っています。これを繰り返すことで、心臓や血管に大きな負担がかかり、様々な合併症を引き起こすリスクが高まります。

 

むせる

睡眠中にむせるのは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。睡眠時無呼吸症候群の人は、寝ている間に何度も呼吸が止まり、その度に体が酸素を取り込もうとして、苦しさからむせてしまうことがあります。

 

健康な人であれば、睡眠中にむせることはほとんどありません。もし、頻繁にむせて目が覚める場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性を考え、医療機関を受診してみましょう。

 

何度も目が覚める

「夜中に何度も目が覚めてしまう…」

こんな経験はありませんか?睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人は、寝ている間に何度も目が覚めてしまうことがあります。

 

これは、無呼吸によって血液中の酸素濃度が低下し、体が危険信号を発するためです。脳が「危ない!」と判断して、強制的に目を覚まさせているのです。

 

その結果、睡眠時無呼吸症候群の人は、熟睡することができず、日中の眠気や倦怠感、集中力低下などに悩まされることになります。

 

寝汗を書く

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人は、寝ている間に大量の汗をかくことがあります。

 

これは、無呼吸によって体がストレスを感じ、自律神経のバランスが乱れるためです。自律神経は、体温や呼吸、消化など、体の機能を調整する役割を担っています。

 

睡眠時無呼吸症候群によって自律神経が乱れると、体温調節機能がうまく働かなくなり、大量の汗をかいてしまうのです。

 

「寝汗の量が尋常ではなく、朝起きたらパジャマがびしょびしょになっている…」

 

このような場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性も考えられます。医療機関を受診して、適切な検査を受けてみましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の起きているときの主な症状

 

寝ている間に呼吸が止まるなんて、なんだか怖い病気だな、と思っていませんか?

 

実は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、寝ている時だけでなく、起きている時にも様々な症状が現れることがあります。しかも、自覚症状が乏しい場合が多く、知らないうちに症状が進行していることも少なくありません。

 

今回は、日中に現れる代表的な症状をご紹介します。

 

頭痛

「朝起きた時から頭が重い」「ズキズキと痛むこともある」と感じていませんか? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんの多くは、朝起きた時に頭痛を訴えます。

 

健康な人であれば、朝起きた時は頭がスッキリしているのが普通です。しかし、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの場合、睡眠中に呼吸が何度も止まることで、脳が酸素不足に陥ってしまうことがあります。酸素が不足すると、脳の血管が拡張し、周りの神経を刺激するため、頭痛が起こりやすくなると考えられています。

 

頭痛の程度は人によって異なり、軽い鈍痛から、ズキンズキンと脈打つような激しい痛みまで様々です。

 

身体が重い

「朝起きても体がだるくて、なかなか布団から出られない」 そんな経験はありませんか? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんは、睡眠の質が低下するため、朝起きた時に身体が重く感じることがあります。

 

睡眠は、私たちにとって、心身を休ませ、疲労を回復させるための大切な時間です。しかし、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの場合、睡眠中に呼吸が何度も止まることで、深い睡眠が妨げられ、身体が十分に休むことができません。

 

強い眠気

「日中、仕事中に強い眠気に襲われる」 「会議中や運転中など、場所を問わず眠気に襲われる」そんな経験はありませんか? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんは、日中に強い眠気を感じることがあります。

 

健康な人であれば、十分な睡眠時間を確保していれば、日中に強い眠気に襲われることはほとんどありません。しかし、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの場合、睡眠中に呼吸が何度も止まることで、脳が酸素不足に陥り、睡眠の質が低下してしまいます。

 

その結果、脳がしっかりと休息できていない状態が続き、日中の活動中に強い眠気に襲われてしまうのです。

 

場合によっては、居眠り運転による事故のリスクも高まりますので、注意が必要です。

 

倦怠感

「一日中だるさが抜けない、やる気が出ない」 「まるで、電池切れのようになってしまい、何もする気が起きない」そんな状態が続いていませんか? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんは、慢性的な倦怠感を訴えることがあります。

 

睡眠時無呼吸症候群によって睡眠の質が低下すると、身体は慢性的な疲労状態に陥ります。

 

集中できない

「仕事や勉強に集中するのが難しい」 「読書をしていても内容が頭に入ってこない」「会議中に話についていけなくなる」「些細なミスが増えてしまう」と感じていませんか? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんは、集中力の低下に悩むことがあります。

 

睡眠時無呼吸症候群によって睡眠の質が低下すると、脳は十分に休息を取ることができません。その結果、脳の機能が低下し、注意力を維持することが難しくなり、集中力の低下につながってしまうのです。

 

疲労感

「夜しっかり寝ているはずなのに、朝起きた時から疲労感が取れない」と感じていませんか? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんは、慢性的な疲労感を訴える方が多くいらっしゃいます。

 

前述したように、睡眠時無呼吸症候群によって睡眠の質が低下すると、身体は慢性的な疲労状態に陥ります。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

 

「もしかして、睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれない…」と感じたら、まずは専門の医療機関に相談してみましょう。

 

最近は、病院に直接行かなくても、自宅でスマホやパソコンを使って医師の診察を受けられるオンライン診療に対応している医療機関が増えてきました。

 

例えば、仕事や家事で忙しい方でも、移動時間や待ち時間の負担を減らして、空いた時間に受診することができます。病院に行くことに抵抗がある方や、近くに専門の医療機関がない方も、オンライン診療であれば気軽に相談しやすいのではないでしょうか。

 

オンライン診療では、睡眠時無呼吸症候群の症状や治療法について、医師から詳しく説明を受けることができます。また、自宅でできる簡易的な検査キットを使って、睡眠中の呼吸の状態を調べることもできます。検査の結果によっては、医療機関でより詳しい検査が必要になる場合もあります。

 

 

オンライン診療の予約はこちら

 

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予約ページ(対面):https://medicalpass.jp/hospitals/morishita

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参考文献

  1. Sforza M, Salibba A, Carollo G, Scarpellino A, Bertone JM, Zucconi M, Casoni F, Castronovo V, Galbiati A and Ferini-Strambi L. “Boosting obstructive sleep apnea therapy by non-pharmacological approaches: A network meta-analysis.” Sleep medicine 115, no. (2024): 235-245.

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因とは?原因と対策

 

睡眠中に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、放置すると高血圧や心臓病などの深刻な病気を引き起こす可能性がある怖い病気です。

 

しかし、多くの人は睡眠時無呼吸症候群の症状に気づかず、放置しているケースも少なくありません。

 

近年では、睡眠時無呼吸症候群は決して珍しい病気ではなく、国民の約5人に1人が睡眠時無呼吸症候群の可能性があるとされています。

 

あなたは大丈夫でしょうか?

 

この記事では、睡眠時無呼吸症候群の原因や対策について詳しく解説していきます。自分の症状と照らし合わせて、ぜひチェックしてみてください。

 

睡眠時に呼吸が止まる2つの要因とそれぞれの原因

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まる病気ですが、その原因は大きく分けて2つのタイプに分けられます。

 

眠っている間に呼吸が止まるなんて、なんだか怖い病気ですよね。ですが、原因とメカニズムを知ることで、適切な対策をとることができます。

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)は、最も一般的なタイプの睡眠時無呼吸症候群です。簡単に言うと、OSAは、睡眠中にのどが塞がってしまうことで呼吸が止まってしまう病気です。

 

なぜのどが塞がってしまうの?

寝ている間は、体の筋肉がリラックスしてゆるみますよね。このとき、のどの周りの筋肉もゆるんでしまい、気道が狭くなってしまうのです。特に、肥満の人はのど周りの脂肪が多いため、気道が狭くなりやすく、OSAになりやすいと言われています。

 

想像してみてください。空気の通り道である気道が、まるで寝ている間に誰かに襟元を締め付けられるように、狭くなってしまうのです。太いホースよりも細いホースの方が水が流れにくいように、空気の通り道が狭くなってしまうと、スムーズに呼吸ができなくなってしまうのです。

 

OSAになりやすい人の特徴

  • 肥満気味の方
  • あごが小さい、または後退している方
  • のどちんこの大きい方
  • 鼻の病気(アレルギー性鼻炎など)を持っている方
  • 扁桃腺が大きい方

 

OSAは、高齢者や男性に多い病気ですが、近年では若い世代や女性にも増加傾向にあります。

 

さらに、パーキンソン病の患者さんにおいてもOSAが多く見られるという研究結果が出ています。パーキンソン病は、体の動きが鈍くなったり、震えが出たりする病気ですが、高齢の患者さんや、運動障害が重い患者さんに特に多い傾向があります。

 

パーキンソン病の患者さんでは、体の動きだけでなく、呼吸に関わる筋肉の動きも弱くなってしまうため、OSAのリスクが高まると考えられています。

 

中枢性無呼吸症候群(CSA)

中枢性無呼吸症候群(CSA)は、OSAに比べて頻度は少ないですが、脳の呼吸中枢がうまく働かなくなることで起こる病気です。

 

脳からの指令がうまく伝わらない?

私たちの呼吸は、脳からの指令によってコントロールされています。CSAは、この指令がうまく伝わらなくなることで、呼吸が止まってしまうのです。例えるなら、脳からの呼吸の指令が、まるで電波が悪くてテレビが映らなくなるように、うまく伝わらない状態です。

 

CSAの原因となる病気

  • 脳梗塞
  • 脳腫瘍
  • 心不全
  • 薬剤の影響(睡眠薬など)

 

CSAは、OSAに比べて原因が特定しにくいため、より詳しい検査が必要となる場合もあります。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)はストレスが原因でなることもある?

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とストレスの関係は、まるで静かな水面に波紋が広がるように複雑です。ストレスそのものが直接睡眠時無呼吸症候群を引き起こすわけではありません。しかし、ストレスが引き金となって、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高める可能性があります。

 

例えば、日々の仕事のプレッシャーや人間関係に悩んでいると、ストレスから逃れるために、ついつい甘いものや脂っこいものを食べ過ぎてしまうことはありませんか?また、ストレスを解消しようと、寝る前に晩酌をする習慣が身についてしまっている方もいるかもしれません。

 

このような食生活の乱れや過度な飲酒は、肥満の一因となり、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めることにつながります。肥満体系の方は、気道周囲にも脂肪がつきやすく、睡眠時に気道が狭窄しやすくなってしまうのです。これは、まるで太いホースよりも細いホースの方が水が流れにくいように、空気の通り道が狭くなってしまうイメージです。

 

また、ストレスによって、タバコの本数が増える人もいるかもしれません。タバコは、気道の炎症を引き起こし、睡眠時無呼吸症候群の症状を悪化させる可能性があります。タバコの煙に含まれる有害物質は、気道を刺激し、炎症を起こしやすくします。すると、気道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まるのです。

 

さらに、ストレスは睡眠の質にも悪影響を及ぼします。心配事があると、布団に入ってもなかなか寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりすることがありますよね。睡眠不足の状態が続くと、体は疲労困憊し、自律神経のバランスが乱れてしまいます。その結果、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まるだけでなく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクも高めてしまうことがあります。

 

ストレスを感じやすい人は、ご自身の生活習慣を見直し、ストレスをため込まないように工夫することが大切です。例えば、適度な運動を習慣化したり、趣味に没頭する時間を作ったりするのも良いでしょう。また、バランスの取れた食事を心がけ、睡眠時間をしっかりと確保することも重要です。

 

もし、睡眠時に呼吸が止まっている、息苦しさを感じて目が覚める、日中の眠気が強いなどの症状がある場合は、医療機関を受診して相談してみましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の対策

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の対策

OSAの対策は、その重症度や原因、患者さんの状態に合わせて多岐に渡ります。

 

1.生活習慣の改善

生活習慣の改善は、OSAの予防や症状改善の第一歩と言えるでしょう。

  • 体重管理: 肥満はOSAの最も大きなリスク要因の一つです。体重が増加すると、気道周囲にも脂肪がつきやすく、睡眠時に気道が狭窄しやすくなってしまいます。
    例えば、甘いジュースを水やお茶に変えたり、エレベーターではなく階段を使う、休日は家族で 公園へ出かけるなど、小さなことから始めてみましょう。
  • 飲酒・喫煙の制限: アルコールやタバコは、気道の筋肉を緩ませたり、炎症を起こしたりするため、OSAの症状を悪化させる可能性があります。
    特に、寝る前の飲酒は避け、禁煙を心がけましょう。
  • 睡眠時の姿勢: 仰向けで寝ると、舌の根元が気道を塞ぎやすくなるため、横向きで寝るようにすると良いでしょう。
    横向き用の枕や抱き枕を使う、パジャマの背中にタオルを入れるなど、仰向けで寝にくいように工夫してみましょう。

 

2.医療機器の使用

  • CPAP療法: 鼻/口に装着したマスクから空気を送り込み、気道を広げておく治療法です。
    最も効果的な治療法の一つとされており、多くの人に症状の改善が見られます。

 

3.その他の治療法

  • マウスピース: 睡眠時に装着することで、下顎を前に出して気道を広げる効果があります。OSAの軽症者やCPAP療法が合わない人に適しています。
  • 手術: 扁桃腺やアデノイドなど、気道を狭窄している部分を切除する手術や、顎の位置を矯正する手術などがあります。
    • 手術は、他の治療法で効果が得られない場合に検討されます。

 

中枢性無呼吸症候群(CSA)の対策

CSAは、OSAに比べて頻度は少ないですが、脳の呼吸中枢がうまく働かなくなることで起こる病気です。そのため、治療はOSAとは異なり、原因となっている病気の治療が中心となります。

 

1.基礎疾患の治療

CSAは、脳卒中や心不全、脳腫瘍などの基礎疾患が原因で起こることが多いため、まずはその基礎疾患の治療が最優先となります。

 

2.その他の治療法

OSAと同様に、CPAP療法が有効な場合もあります。

睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を行うことで、症状の改善や合併症の予防が期待できます。少しでも気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、検査や治療について相談することをおすすめします。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

 

「もしかして、睡眠時無呼吸症候群かも…?」

そう思った時、皆さんはまずどうされますか?

 

多くの方が、病院に行くべきか、様子を見るべきか、悩まれるのではないでしょうか。

「仕事が忙しいし、なかなか病院に行く時間がない…」

「どんな検査をされるのか不安だな…」

「病院に行くほどでもないかもしれないし…」

 

こんな風に考えてしまって、なかなか行動に移せない方もいるかもしれません。

そんな時に役立つのが、オンライン診療です。

 

パソコンやスマートフォンさえあれば、わざわざ病院まで足を運ぶ必要はありません。

睡眠時無呼吸症候群は、放置すると、高血圧や心臓病、脳卒中など、様々な病気のリスクを高める可能性があります。

 

「ちょっと気になるな…」と思ったら、まずはオンライン診療で相談してみませんか?

 

 

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参考文献

  1. Maggi G, Giacobbe C, Iannotta F, Santangelo G, Vitale C. Prevalence and clinical aspects of obstructive sleep apnea in Parkinson disease: A meta-analysis. European journal of neurology 31, no. 2 (2024): e16109.

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)が重症化すると死亡する?原因や生存率・寿命について解説

 

あなたは、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」を知っていますか?

「ただのいびきでしょ?」と思っていませんか?

 

実は睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まり、体に大きな負担をかける危険な病気です。放置すると、心筋梗塞や脳血管疾患、最悪の場合は突然死のリスクも高まります。

 

実は、自覚症状が少ないまま進行することも多く、自分は大丈夫と過信している人は少なくありません。

 

この記事では、睡眠時無呼吸症候群が死亡につながるのか、引き起こす体のリスクや、具体的な病気、そして、生存率や寿命への影響について詳しく解説していきます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は死亡につながるの?

 

「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気は、寝ている間に呼吸が止まってしまう病気です。単なる「いびき」と安易に考えてはいけません。放置すると様々な病気を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもある恐ろしい病気なのです。

 

睡眠中に呼吸が止まるということは、体や脳に十分な酸素が供給されない状態が続いていることを意味します。酸素不足のまま長時間放置すると、体はまるで酸欠状態になり、様々な臓器に大きな負担がかかってしまうのです。

 

心臓は、体中に酸素を送り出すために休むことなく働き続ける臓器です。しかし、睡眠時無呼吸症候群によって酸素不足に陥ると、心臓はさらに頑張って血液を送り出そうとします。これは、まるで重い荷物を背負って、息切れしながら坂道を上り続けるようなものです。このような状態が続けば、心臓は疲弊し、心筋梗塞や不整脈などの深刻な心臓病を引き起こすリスクが高まります。

 

また、脳にとっても酸素は必要不可欠です。脳は、私たちの思考や感情、運動など、あらゆる生命活動をコントロールする司令塔です。酸素不足の状態では、脳細胞がダメージを受け、集中力や記憶力の低下、ひどい場合は脳梗塞や脳出血などの命に関わる病気を引き起こす可能性もあるのです。

 

さらに恐ろしいことに、睡眠時無呼吸症候群は、自覚症状が少ないまま進行することが多い病気です。「ちょっと寝不足気味かな?」「最近、疲れやすいな…」と感じていても、まさか自分が睡眠時無呼吸症候群だとは思わない方がほとんどでしょう。

 

しかし、健康診断で高血圧や糖尿病を指摘されたり、日中の強い眠気や集中力の低下、起床時の頭痛などの症状が現れ始めたら、それは体が危険信号を発しているサインかもしれません。

 

「自分は大丈夫」と過信せずに、少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関を受診し、適切な検査を受けるようにしましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)で死亡する原因

 

睡眠時無呼吸症候群はさまざまな理由で死亡につながるリスクが高まることをお伝えしてきました。では、具体的に睡眠時無呼吸症候群が原因で、どのような病気を引き起こす可能性があるのでしょうか。

 

心筋梗塞

心臓は、寝ている間も休むことなく、体中に酸素を送り届けるために働き続けています。常に酸素を必要としています。

 

しかし、睡眠時無呼吸症候群によって呼吸が止まってしまうと、心臓は酸素不足の状態に陥ります。心臓は、酸素不足を補おうと、より多くの血液を送り出そうと、さらに激しく動かなければなりません。 これは、心臓にとって非常に大きな負担となり、心筋梗塞のリスクを高めることに繋がります。

 

脳血管疾患

脳は、私たちの体全体の司令塔であり、常に新鮮な酸素を必要としています。 しかし、睡眠時無呼吸症候群によって呼吸が止まってしまうと、脳に十分な酸素が行き渡らなくなります。 

 

脳血管疾患には、脳梗塞や脳出血などがあり、命に関わるだけでなく、後遺症が残ってしまう場合もあります。 

 

夜間の突然死

睡眠時無呼吸症候群が重症化すると、睡眠中に呼吸が何度も止まり、血液中の酸素濃度が著しく低下することがあります。 その結果、心臓が正常に機能しなくなり、突然死を引き起こすリスクが高まります。

 

過去の研究では、睡眠時無呼吸症候群の人は、健康な人の2.6倍、夜間の突然死のリスクが高いとされています。

 

交通事故

睡眠時無呼吸症候群の人は、日中の強い眠気や集中力の低下といった症状が現れやすいです。 これは、睡眠中に何度も呼吸が止まることで、質の高い睡眠が取れないことが原因と考えられています。

 

日中の強い眠気は、運転中に突然意識を失ってしまう「居眠り運転」に繋がりかねません。 過去の研究では、睡眠時無呼吸症候群のある人は、居眠り運転による交通事故の発生率が健康な人の約7倍リスクがあると報告されています。

 

居眠り運転による交通事故は、自分自身だけでなく、周りの人も巻き込んでしまう可能性があります。

 

「少し眠いけど、大丈夫だろう・・・」 そう思って運転してしまう人もいるかもしれません。 しかし、ほんの一瞬の油断が、取り返しのつかない事故に繋がる可能性もあるのです。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の生存率

 

自覚症状が乏しい場合も多い睡眠時無呼吸症候群ですが、実は、適切な治療を受けずに放置すると寿命にも影響する可能性があります。

 

重症の睡眠時無呼吸症候群患者さんを対象とした研究では、治療を行わなかったグループと比較して、治療を行ったグループでは心筋梗塞や脳卒中の発症率が有意に減少したという結果が出ています。

 

つまり、睡眠時無呼吸症候群の治療は、心臓や血管への負担を軽減し、健康寿命を延ばす可能性があると言えるのです。

 

また、睡眠時無呼吸症候群は自覚症状が現れにくい病気であるため、健康診断などで指摘されて初めて、自分が睡眠時無呼吸症候群だと気付く方も少なくありません。

 

「自分は大丈夫」と過信せずに、日頃から睡眠時無呼吸症候群の危険性を認識し、睡眠の質に気を配ることが大切です。

 

もし、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、医師と相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の寿命

 

「睡眠時無呼吸症候群と診断されました。でも、治療は面倒だし、自覚症状もないので、放っておいても大丈夫ですよね…?」

 

診察室で、こんな風に尋ねる患者さんは少なくありません。確かに、自覚症状が乏しいまま経過することも多い睡眠時無呼吸症候群ですが、実は、適切な治療を受けずに放置すると寿命を縮めてしまう可能性があります。

 

一晩に何度も呼吸が止まるような重度の睡眠時無呼吸症候群の場合、8年後の生存率が63%にまで低下するという報告もあります。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)で死亡しないための対策・治療

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、決して「ただのいびき」と安易に考えてはいけません。自覚症状が少ないため、自分がその怪物の餌食になっていることに気づかないまま、健康を蝕まれ、寿命を縮めてしまうことさえあるのです。

 

最も重要なのは、早期発見と適切な治療です。
睡眠時無呼吸症候群の治療法は、大きく分けて2つあります。

 

1つ目は、生活習慣の改善です。

具体的には、肥満の改善、禁酒、禁煙、寝る前の食事制限、横向きで寝るなどがあります。これらの対策を組み合わせることで、睡眠時無呼吸症候群の症状を改善できる可能性があります。

 

2つ目は、医療機器を使った治療法です。

代表的なものが、「CPAP(シーパップ)療法」です。これは、寝ている時に鼻にマスクを着けて、空気を送り込む治療法です。

 

CPAP療法は、睡眠時無呼吸症候群の治療に非常に効果的な方法ですが、最初はマスクの装着に慣れないことや、違和感を感じる場合もあるかもしれません。しかし、治療を続けることで、症状が改善し、より健康的な生活を送れる可能性が高まります。

 

睡眠時無呼吸症候群は、適切な治療を受けることで、健康寿命を延ばすことができる病気です。睡眠時無呼吸症候群と診断されたら、医師と相談しながら、自分に合った治療法を見つけていきましょう。そして、健康な毎日を手に入れましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

 

「毎日ぐっすり眠っているはずなのに、なぜか疲れが取れない…」 「朝起きると、頭が重だるくてスッキリしない…」

 

そんな悩みを抱えているあなたは、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)の影に怯えているのかもしれません。

 

不安に感じたら、まずはオンライン診療で、専門医に相談してみてはいかがでしょうか?

オンライン診療は、自宅にいながら、スマホやパソコンを使って、医師の診察を受けることができる便利なシステムです。 病院に行く時間がない方、小さなお子様がいる方、病院に行くことに抵抗がある方など、様々な事情を抱える患者さんにとって、心強い味方となっています。

 

例えば、こんな悩みや不安を気軽に相談することができます。

  • 「最近、いびきがうるさいと家族に指摘されるようになった。睡眠時無呼吸症候群の可能性はあるのだろうか?」
  • 「日中、我慢できないほどの強い眠気に襲われることがある。仕事にも集中できず、不安だ…」
  • 「睡眠時無呼吸症候群の検査を受けたいけれど、どんな検査をするのか、費用はどれくらいかかるのか知りたい」

 

オンライン診療では、あなたの症状や不安に寄り添いながら、睡眠時無呼吸症候群に関する疑問や不安を解消するためのアドバイスやサポートを提供しています。

 

睡眠時無呼吸症候群は、早期発見・早期治療が非常に重要な病気です。 「ちょっと心配だな…」と感じたら、一人で悩まず、まずはオンライン診療を利用して、専門医に相談してみましょう。

 

 

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参考文献

  1. Marin JM, et al. Lancet 2005; 365(9464): 1046-1053.
  2. 厚生労働省: 統計情報・白書, 令和2年簡易生命表の概況, 結果の概要, 1 主な年齢の平均余命.

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の対策 | 生活習慣を改善することで予防をしよう

 

あなたは「自分は大丈夫」そう思っていませんか?実は、自覚症状が出にくいまま進行し、放っておくと、高血圧や糖尿病、心筋梗塞、脳卒中など、命に関わる病気を引き起こすリスクが高まります。

 

その病気とは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」。

 

特に肥満体型の方は要注意です。

首回りに脂肪がつくと、睡眠中に呼吸が止まってしまうことがあります。

 

「あれ?もしかして私も?」

そう思った方は、まずは生活習慣を見直してみましょう。

 

この記事では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の具体的な対策について解説し、原因や予防法にも触れていきます。

 

ご自身の状況と比較しながら、読み進めてみてください。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の対策には生活習慣の改善をすること!

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されたり、心配な症状がある方は、まずできることから取り組んでみましょう。 日々の生活習慣を少し見直すだけで、症状が改善する可能性があります。

 

食事制限・減量

肥満は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の大きなリスク要因の一つです。睡眠時無呼吸症候群の患者さんを診察していると、多くの方が肥満傾向にあることに気づきます。

 

太っている方の気道は、まるで風船がしぼんだように狭くなっていることが多く、睡眠中に呼吸が止まりやすい状態です。 首回りに脂肪がつくと、さらに気道が狭くなり、睡眠中に呼吸が止まりやすくなります。

 

食事の内容を見直し、適正体重を目指しましょう。 目標体重を達成するために、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせた無理のない食事療法の提案をしています。

 

例えば、

  • 塩辛いものや甘いもの、炭水化物を摂り過ぎていないか?
  • 毎食、野菜を食べているか?
  • 魚より肉を食べることが多くないか?
  • 揚げ物やバター、生クリーム、チーズを使った料理を食べることが多くないか?

などをチェックしてみましょう。

 

また、サラダやスープなど低カロリーのものを先に食べ、高カロリーのものを後回しにするのも効果的です。 食物繊維の多い食品を最初に食べることで、血糖値の急上昇を抑え、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。

 

飲酒の制限

寝る前のアルコールは、気道の筋肉をリラックスさせてしまい、気道が狭くなる原因になります。 これは、飲酒によって気道を広げる筋肉が緩み、舌根沈下を起こしやすくなるためです。

 

特に就寝前の飲酒は控え、適量を守るようにしましょう。 具体的には、ビールであれば中瓶1本、日本酒であれば1合程度を目安にすることをお勧めしています。

 

睡眠薬・精神安定剤などの制限

睡眠薬や精神安定剤も、アルコールと同様に気道の筋肉を弛緩させる作用があるため、睡眠時無呼吸症候群の症状を悪化させる可能性があります。 これらの薬は、脳の活動を鎮静化させることでリラックス効果をもたらしますが、その一方で気道の筋肉も緩めてしまうことがあります。

 

これらの薬を服用している場合は、医師に相談の上、使用を控えるか、他の薬への変更を検討してみましょう。 自己判断で服用を中止することは大変危険ですので、必ず医師の指示に従ってください。

 

禁煙

タバコは、気道に炎症を起こし、気道を狭くするため、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。 タバコの煙に含まれる有害物質は、気道の粘膜を刺激し、炎症や腫れを引き起こします。 その結果、気道が狭くなり、呼吸が苦しくなってしまうのです。

 

禁煙することで、睡眠時無呼吸症候群だけでなく、様々な病気のリスクを減らすことができます。 禁煙は睡眠時無呼吸症候群の予防と改善だけでなく、動脈硬化の予防、肺がんのリスク低下など、多くの健康効果をもたらします。 禁煙外来などを活用し、医師や薬剤師のサポートを受けながら禁煙に挑戦してみるのも良いでしょう。

 

寝方(寝る姿勢)の改善

仰向けで寝ると、舌がのどの奥に落ち込みやすく、気道を狭くしてしまうため、睡眠時無呼吸症候群の症状が悪化しやすくなります。 仰向けで寝ることで重力によって舌根が気道に沈下しやすくなるためです。 気道の断面積が狭くなることで、空気の通りが悪くなり、いびきや無呼吸を引き起こしやすくなります。

 

横向きで寝ることで、気道が確保されやすくなるため、睡眠時無呼吸症候群の予防・改善に効果が期待できます。 横向きで寝る場合は、重力の影響を受けにくく、舌根が気道に沈下しにくいためです。 横向きで寝ることに慣れていない場合は、抱き枕を使ったり、体の後ろにクッションを置いたりすることで、楽な姿勢を保つことができます。

 

運動

適度な運動は、体重管理だけでなく、ストレス軽減や睡眠の質向上にも効果があり、睡眠時無呼吸症候群の予防・改善にも役立ちます。 運動不足は肥満の一因となり、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めるだけでなく、自律神経のバランスを崩し、睡眠の質を低下させることにもつながります。

 

激しい運動である必要はありません。 毎日、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う、一駅手前で降りて歩くなど、できることから始めてみましょう。 軽い運動でも、継続することで心肺機能が高まり、基礎代謝がアップし、太りにくい体作りに繋がります。

 

口呼吸から鼻呼吸へ

口呼吸は、気道を乾燥させ、炎症を起こしやすくするため、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。 口呼吸は、鼻呼吸に比べて、空気中のウイルスや細菌を直接体内に取り込みやすく、感染症のリスクを高める可能性もあります。 また、口呼吸を続けることで、顔の筋肉のバランスが崩れ、口元が出てきたり、顔色が悪くなったりするなど、美容面への影響も懸念されます。

 

鼻呼吸を心がけることで、気道の乾燥を防ぎ、睡眠時無呼吸症候群の予防・改善に繋げることができます。 鼻呼吸には、空気を加湿・加温する、ウイルスや細菌をフィルターする、などの役割があります。 鼻づまりの原因となっているアレルギー性鼻炎などの治療を行うことも有効です。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の対策グッズ

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されたら、生活習慣の改善と並行して、医療機器やグッズを取り入れてみましょう。 ここでは、代表的な対策グッズを3つご紹介します。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方におすすめの枕は、横向き寝になったときに、頭と体の軸がまっすぐになる高さが重要です。 低すぎると気道が狭くなってしまいやすいためです。

 

低すぎる枕は、まるで頭を地面につけたまま横向きになっているようなもので、気道が圧迫されやすくなります。 一方、高すぎる枕は、首に負担がかかり、筋肉が緊張して気道を狭くしてしまう可能性があります。

 

枕の素材は、低反発素材よりも、頭が沈み込みすぎない高反発素材がおすすめです。 低反発素材は、頭や首にフィットして心地よいと感じるかもしれませんが、睡眠時無呼吸症候群の方にとっては、気道を圧迫するリスクがあります。 高反発素材は、適度な反発力で頭と首を支え、気道を確保しやすいため、睡眠時無呼吸症候群の方に向いています。

 

枕を選ぶ際には、実際に寝転んでみて、呼吸のしやすさを確認することが大切です。 お店で試す際には、恥ずかしがらずに、横向き寝になってみて、呼吸が楽にできるかどうか、首や肩に負担がかからないかどうかを確認しましょう。

 

マウスピース

マウスピースは、就寝時に装着することで、下あごを少し前に出すことで気道を確保し、無呼吸状態を予防する効果があります。 歯に装着することで、顎の位置を少しずらし、気道の空間を人工的に広げるイメージです。

 

マウスピースには、歯科医院で歯型を取って作製するオーダーメイドのものと、ドラッグストアなどで購入できる既製品のものがあります。 オーダーメイドのものは、自分の歯型にぴったりとフィットするため、装着感が良く、効果も高い傾向がありますが、費用は比較的高額です。 一方、既製品のものは、安価で手軽に購入できますが、フィット感が悪く、効果が低い場合があります。 費用と効果のバランス、そしてご自身の口腔内の状態などを考慮して、どちらのタイプが適しているか、医師と相談してみましょう。

 

マウスピースは、毎日使用し、定期的に交換する必要があるため、費用や手間を考慮して選ぶようにしましょう。 毎日歯磨きをするように、マウスピースも清潔に保つことが大切です。

 

いびき防止グッズ(鼻用テープやピン)

いびき防止グッズには、鼻に貼るテープや、鼻腔を広げるピンなど、様々な種類があります。 これらのグッズは、比較的安価で、手軽に使用できるというメリットがありますが、効果には個人差があります。

 

鼻に貼るテープは、鼻翼(鼻の穴の外側の部分)を軽く持ち上げることで、鼻腔を広げ、鼻呼吸をしやすくする効果があります。 鼻腔を広げるピンは、鼻の穴に挿入して、鼻腔を広げる効果があります。

 

しかし、テープやピンを長時間使用すると、皮膚がかぶれたり、痛みが出たりすることがあるため注意が必要です。 また、鼻づまりの原因がアレルギー性鼻炎などの場合は、これらのグッズだけでは十分な効果が得られないこともあります。

 

いびき防止グッズは、あくまで一時的な対策であり、根本的な治療にはなりません。 いびきがひどい場合は、医療機関を受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。 医師の診断のもと、適切な治療法を選択することが大切です。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治し方

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されると、不安な気持ちになる方もいるかもしれません。しかし、睡眠時無呼吸症候群は適切な治療と生活習慣の改善によって、症状をコントロールできる病気です。治療法は、軽症から重症まで、患者さん一人ひとりの状態に合わせて選択されます。

 

まず、睡眠時無呼吸症候群の治療で最も重要な柱となるのが「生活習慣の改善」です。その中でも「肥満」は睡眠時無呼吸症候群に深く関わっており、体重増加によって気道が狭くなることで、無呼吸状態になりやすくなります。

 

例えるなら、空気の通り道である気道が、脂肪によって圧迫されて狭くなってしまうイメージです。実際に、私の患者さんの中にも、10kgの減量に成功しただけで、睡眠時無呼吸症候群の症状が劇的に改善した方がいらっしゃいます。

 

減量以外にも、飲酒や喫煙、睡眠薬の使用なども、睡眠時無呼吸症候群の症状を悪化させる可能性があります。飲酒は、気道の筋肉を弛緩させてしまい、気道が狭くなる原因となります。特に寝る直前の飲酒は、睡眠中の無呼吸のリスクを高めるため、控えるようにしましょう。

 

喫煙も、気道に炎症を起こし、気道を狭くするため、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高める要因となります。禁煙は睡眠時無呼吸症候群の予防と改善だけでなく、動脈硬化の予防や肺がんのリスク低下など、様々な健康効果をもたらします。

 

睡眠薬や精神安定剤も、気道の筋肉を弛緩させる作用があるため注意が必要です。これらの薬を服用している場合は、自己判断で中断するのではなく、必ず医師に相談するようにしてください。

 

生活習慣の改善と合わせて、横向きで寝ることも効果的です。仰向けで寝ると、舌が喉の奥に落ち込みやすく、気道を狭くしてしまうため、睡眠時無呼吸症候群の症状が悪化しやすくなります。横向きで寝る場合は、重力の影響を受けにくく、舌が気道に沈下しにくいため、呼吸が楽になります。

 

横向きで寝ることに慣れていない方は、抱き枕を使ったり、体の後ろにクッションを置いたりすることで、楽な姿勢を保つことができます。

 

これらの生活習慣の改善は、睡眠時無呼吸症候群の症状を和らげるだけでなく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防にもつながります。ご自身の健康のためにも、できることから少しずつ改善していくように心がけましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

 

「もしかして、睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれない…」と感じながらも、忙しい毎日の中で、なかなか医療機関を受診できない方もいるかもしれません。

 

「毎日ぐっすり眠れている自信がない」「日中、強烈な眠気に襲われることがある」「パートナーにいびきや呼吸が止まっていることを指摘された」

 

このような経験はありませんか?

これらの症状は、睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれません。

 

特に、太り気味の方や首が短く太い方は、気道が狭くなりやすく、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高いと言われています。

 

しかし、多くの方が「自分は大丈夫だろう」と軽く考えてしまいがちです。

「ちょっと疲れているだけ」「そのうち治るだろう」と放置してしまうケースも少なくありません。

睡眠時無呼吸症候群は早期発見・早期治療が何よりも重要です。

 

「もしかして…」と思ったら、一人で悩まず、まずは専門医に相談してみましょう。

最近は、オンライン診療に対応している医療機関も増えています。

自宅にいながら診察を受けられるので、忙しい方でも受診しやすいというメリットがあります。

オンライン診療では、睡眠時無呼吸症候群の症状や疑いについて相談したり、検査方法や治療法について説明を受けたりすることができます。

 

 

オンライン診療の予約はこちら

 

LP:https://www.morishitaekimae.com/lp/

オンライン診療予約ページ:https://patient.digikar-smart.jp/institutions/74866a5f-ec9c-4593-bb51-7c0b6d4226de/reserve?mid=8f0e77b6-e56c-4e41-b684-16221abe6d5e

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