睡眠時無呼吸症候群は遺伝する?原因やリスク、オンライン診療でできる対策を解説

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は肥満や生活習慣と深く関係する病気ですが、近年では遺伝的な要因も関与している可能性が指摘されています。

実際、家族にSAS患者がいる場合は自分も発症しやすいことが報告されています[1]。

例えば、第一度近親者(親や兄弟姉妹など)にSASの人がいると、自分がSASになるリスクは一般よりも約1.5倍高いとのデータもあります[4]。

 

本記事では、SASの遺伝的要因について、国内外の最新医学エビデンスをもとに詳しく解説し、遺伝的素因があっても取れる対策や治療法について説明します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)は遺伝と関係する?

家族歴と発症リスク

SASは遺伝的素因がある程度関与する疾患と考えられています。

疫学研究によれば、SAS患者の第一度近親者は、肥満や年齢などの要因を調整してもいびきや無呼吸を起こしやすいことが示されています[1]。

ある日本の調査では、SAS患者の親族(第一親等)の約9.1%にSASがみられ、これは一般人の有病率(約1.7%)の4倍以上だったと報告されています[2]。

このように家族歴はSAS発症の重要なリスク指標となりえます。

 

特定の遺伝子の関与

SASに関連する具体的な遺伝子についても研究が進んでいます。

多因子遺伝の典型で、一つの遺伝子が直接SASを引き起こすわけではありませんが、複数の遺伝子変異が発症しやすさに少しずつ影響すると考えられます[4]。

最近の研究から、例えば炎症に関与するサイトカインであるTNF-α遺伝子の多型(-308G/A)を持つ人はSASになりやすいとの報告があります[1]。

また血管の状態を調節するAngiopoietin-2(ANGPT2)遺伝子の変異が、夜間の低酸素状態の程度(SASの重症度指標)に関連することも明らかになりました[1]。

そのほか、ドーパミン受容体遺伝子セロトニン受容体遺伝子、脂肪細胞の機能に関わる遺伝子(例えばLPAR1)など、SASとの関連が示唆された遺伝子候補は複数存在します[10]。

ただし、これらの遺伝子の影響はそれぞれ小さいため、現在のところ特定の遺伝子があれば必ずSASになるというものではなく、遺伝要因はあくまで「なりやすさ」に関与するに留まります。

 

骨格・顔面形態の遺伝的影響

両親や祖父母と顔つきが似るように、頭部や顔面の骨格的特徴も遺伝で受け継がれるため、これがSASの家族内発症に影響するケースがあります[11]。

具体的には、下顎が小さい(小顎・下顎後退)扁桃や舌が大きい気道(喉の奥)が狭い形状といった解剖学的特徴は遺伝的に家族間で共通しやすく、結果として気道が睡眠中に塞がりやすい体質が遺伝する可能性があります[2]。

実際、家系内で同じような顔貌や首まわりの構造を持つ複数のSAS患者が見られた例も報告されています[2]。

 

遺伝と環境要因の相互作用

SASは遺伝要因と環境要因の組み合わせで発症すると考えられています[1]。

遺伝的に「太りやすい」「顎が小さい」などの素因を持っていても、環境要因(生活習慣)が良好であれば必ずしも発症しません。

しかし遺伝的素因に加えて、後述するような肥満・加齢・飲酒喫煙などの要因が重なると、発症リスクが大幅に高まります[4][3]。

例えば、遺伝的に肥満になりやすい人が高カロリーな食生活を送ると重度の肥満となり、その結果SASを発症しやすくなります。

一方で遺伝的素因があっても適切な体重管理をしていればSASを予防できる可能性があります。

このように「遺伝だから必ず起こる」わけではなく、環境要因との相互作用が重要なのです。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすい人の特徴

SASの発症には上記のように様々な要因が絡みますが、特に以下のような特徴を持つ人はSASになりやすいとされています[5]。

 

家族歴がある人

家族にSASと診断された人がいる場合、自身も発症する確率が高まります。遺伝的に似た体質・骨格を共有するためと考えられ、海外の研究ではリスクが約1.5倍と報告されています[4]。家族にいびきや無呼吸が多い場合は要注意です。

 

骨格的特徴

小顎(下顎の後退)や顎が細いなど、先天的に上気道が狭くなりやすい顔面骨格の人はSASを起こしやすい傾向があります[5][2]。

また、生まれつき扁桃肥大で喉を塞ぎやすかったり、舌が大きめである場合も気道が狭くなる原因になります。

これらは親子で似ることが多いため、家族に同様の顔立ちでいびきをかく人がいる場合は注意が必要です。

 

太りやすい・肥満体型の人

肥満はSAS最大のリスク要因です。体質的に太りやすく、実際に肥満傾向にある人は、首や喉周りに脂肪がついて気道が圧迫され、無呼吸を起こしやすくなります[3]。

肥満度を示すBMIが高い人ほどSAS有病率が高いことがわかっており、肥満者は非肥満者に比べて10倍以上SASになりやすいとの報告もあります[10]。

 

男性

性別では男性が女性より圧倒的にSASを発症しやすいことが知られています。

中年男性では同年代の女性の約3倍もSASが多く報告されています[5]。

これは男性ホルモンの影響や脂肪の付き方の違い、咽頭周囲の筋肉量の差などが関係すると考えられます。

一方、女性でも更年期以降はリスクが上昇し、閉経後にホルモン補充療法を受けていない女性では男性と同程度まで有病率が上がるとのデータがあります[5]。

 

年齢が高い

高齢になるほどSASの頻度は高まります。

加齢に伴い喉や舌の筋肉の緊張が低下したり、舌根が沈下しやすくなるため、気道閉塞が起こりやすくなるためです。

また加齢で体重が増えたり、舌や軟口蓋に脂肪が沈着することも一因です[3]。

一般に40~70歳で多く、特に60歳以上では有病率が急増します[5]。

 

民族的要因

人種・民族によってSASのなりやすさに差があることも指摘されています。

例えば欧米人と比べて日本人を含むアジア人は、肥満度がそれほど高くなくてもSASになる割合が高い傾向があります[10]。

これはアジア人に多い骨格的特徴(相対的に小さな顎や扁桃の大きさなど)が影響していると考えられます。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)になる原因

SASは睡眠中に上気道(鼻から喉にかけて)の通り道が狭くなることによって起こる無呼吸状態です。

その背後には遺伝的要因と環境要因が複雑に絡んでいます。

 

遺伝要因による解剖・生理学的特徴

遺伝的素因を持つ人では、SASを引き起こしやすい体の特徴がみられることがあります。

代表的なのは先述した顔面・気道の構造です。遺伝により顎が小さかったり、咽頭(喉)のスペースが狭い形状の場合、仰向けに寝たときに舌や軟口蓋が気道を塞ぎやすくなります。

また舌の大きさ軟口蓋の長さなども遺伝的に決まり、これらが大きいと気道閉塞のリスクとなります。

さらに筋肉の緊張度合いや神経による上気道筋の制御能力にも個人差(おそらく遺伝要因)があり、睡眠中に喉の周りの筋肉が過度にゆるみやすい体質だと無呼吸が起こりやすくなります。

実際、ダウン症候群など一部の遺伝性症候群では顎が小さい・舌が大きい・筋緊張低下といった特徴のために若い頃からSASを発症することが知られています[3]。

このように、生まれつき備わった体の構造・性質がSASの原因素因となり得るのです。

 

 

環境要因(生活習慣や疾患要因)

SAS発症において、環境要因(後天的要因)も非常に大きな役割を果たします。

なかでも肥満は最大の原因であり、体重増加に伴って首や気道周囲に脂肪がつくと気道が圧迫され無呼吸が起きやすくなります[4]。

 

事実、SAS患者の60~70%は肥満であるとのデータもあり[4]、肥満度が高いほどSASの重症度(無呼吸指数AHI)も高くなる傾向があります[1]。

 

また加齢も原因の一つです。

年を取ると筋力が衰え、睡眠中に喉周りの軟部組織が喉を塞ぎやすくなります。

 

さらに飲酒も要因です。

アルコールは筋肉の緊張を緩める作用があるため、就寝前の飲酒によって喉の筋肉が弛緩し、普段は無呼吸がない人でも息が止まりやすくなります[3]。

 

同様に睡眠薬や鎮静剤の服用も無呼吸を悪化させることがあります。

 

喫煙もリスクです。

タバコを吸うと気道粘膜が慢性的に炎症を起こし腫れるため、気道が狭くなり無呼吸の原因になります[3]。

 

そのほか鼻づまり(慢性的な鼻炎・副鼻腔炎)も鼻から空気を取り込みにくくし、口呼吸になることで喉が塞がりやすくなる要因です。

 

また睡眠姿勢(仰向けに寝ると重力で舌が下がる)や深酒して泥酔状態で寝るなども一時的に無呼吸を引き起こすことがあります。

 

このように環境要因だけでもSASを誘発しますが、多くの場合は遺伝的な形質と環境要因とが重なり合って発症に至ります。

 

 

遺伝要因と環境要因の複合的影響

SASは「遺伝か環境か」ではなく「遺伝+環境」で起こることがほとんどです[1]。

 

例えば、生まれつき顎が小さい人でも痩せていて筋肉がしっかりしている若いうちは発症しないかもしれません。

しかし加齢で筋緊張が低下したり体重が増えたりすると発症する、といった具合に、先天的な要因が下地にあり、後天的な変化が引き金となって発症するケースが多いのです。

 

逆に、家族にSASの人がいて自分もその体型に近い場合でも、体重管理や生活習慣に気をつけてリスク要因を減らすことで発症を防げる可能性があります。

 

つまり遺伝的要因があっても「運命」と考える必要はなく、後天的な対策次第で十分リスクをコントロールできることを覚えておいてください。

 

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遺伝的要因があっても対策可能!睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

たとえ遺伝的にSASのリスクが高くても、適切な対策や治療によって発症を予防したり症状を軽減することができます。

ここでは主なSASの治療・対策法を紹介します。

 

生活習慣の改善

SASのリスクを下げる最も基本的かつ重要な対策は生活習慣の是正です。

 

特に減量(体重コントロール)は効果的で、肥満のある方は体重を5~10%落とすだけでも無呼吸の程度が大きく改善する場合があります。

高度肥満の方では、食事療法・運動療法に加えて減量手術(胃縮小手術など)を行うとSASが寛解することも報告されています[5]。

実際、肥満患者に対する減量手術後に無呼吸指数(AHI)が正常化しSASがほぼ治ったケースも多く、減量は根本的対策として非常に重要です。

 

また飲酒を控えることも大切です。

就寝前のアルコールは無呼吸発作を誘発・悪化させるので、SAS傾向のある人は禁酒または寝る4時間以上前までに飲酒を済ませるようにします[3]。

 

禁煙も気道炎症を改善し、いびき・無呼吸の頻度軽減につながります[3]。

 

さらに睡眠習慣の見直しも有益です。

十分な睡眠時間を確保し、睡眠薬の乱用を避け、可能であれば横向きで寝る習慣をつけると良いでしょう(仰向け睡眠で無呼吸が悪化する人には、抱き枕の利用などで横向き寝を促す工夫が効果的です)。

生活習慣の改善は遺伝的素因がある人でも発症を遅らせたり軽く済ませる効果が期待できます。

 

 

CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)

中等症以上のSAS患者の第一選択治療はCPAPと呼ばれる機械による療法です。

CPAP装置は就寝時に鼻(または鼻口)マスクを装着し、気道に空気を送り込んで内部から圧力をかけることで喉の閉塞を防ぐ機械です。

遺伝的要因で気道が狭い体質の方でも、CPAPを使えば睡眠中ずっと気道が開いた状態を保てます。

症状の改善効果は非常に高く、適切に使用すれば夜間の無呼吸や低酸素状態がほぼ完全に解消されるため、日中の眠気やいびきも劇的に軽減します[9][9]。

 

さらにCPAP治療により血圧が下がったり不整脈や脳卒中のリスクが減少するといった合併症予防効果も報告されています[5]。

重症のSASでは心不全や心筋梗塞など命に関わる合併症リスクが高まりますが、CPAPの継続使用によってそれらの心血管イベントの発生率を低下させることができるのです[5]。

 

CPAP療法は遺伝的素因の有無に関わらずSAS治療の標準であり、特に重症例では生涯にわたり使用する価値のある有効な治療法です。

機器の進歩により携帯性や静音性も向上し、自宅で簡便に行えるようになっています。

 

口腔内装置(マウスピース)

軽症~中等症のSASや、CPAPがどうしても合わない方には口腔内装置による治療も有効です。

これは歯科で作成するマウスピース型の装置で、就寝時に装着すると下顎や舌を前方に押し出す構造になっており、喉の気道スペースを広げて無呼吸を防ぎます。

ただし重症SASでは十分な効果が得られにくいため、重症の場合はCPAPの方が望ましいとされています。

 

外科的治療(手術)

解剖学的な原因が明らかな場合や、他の治療で効果不十分な場合には外科的手術も選択肢となります。

代表的なのは扁桃摘出術鼻中隔・鼻甲介手術です。

 

扁桃(のどの扁桃腺)が大きく気道を塞いでいる場合、その摘出手術によりSASが劇的に改善することがあります。

成人のSAS患者を対象とした研究では、扁桃摘出のみの手術で無呼吸指数(AHI)が平均82%も減少し、95%近くの症例でAHIが半減するなど高い効果が報告されています[7]。

 

特に若年で肥満傾向がある扁桃肥大の男性では、扁桃摘出によりSASがほぼ治癒するケースもあります[7]。

小児のSASにおいても、アデノイドや扁桃の肥大が原因であればその摘出手術が第一選択で、多くの子どもで症状が改善します。

もう一つは顎矯正手術(顎骨前方移動術)です。

これは上顎および下顎の骨を外科的に前方へ移動固定する手術で、結果的に舌や軟口蓋が引き前に出されて上気道が広がるため、SASの根本的治療となります。

大掛かりな手術ですが効果は高く、重度のSAS患者でもこの手術により80~90%の症例で無呼吸が大幅改善したとの報告があります[8]。

 

下顎が小さいことが原因のSASでは非常に有効な治療と言えます。

これらの外科治療は患者さん個々の状態に応じて検討され、適応があれば行われます。

ただし手術にはリスクも伴うため、基本的には他の保存的治療(減量・CPAP・マウスピース等)で効果不十分な場合明らかな解剖学的閉塞がある場合に選択されます。

 

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「もしかして睡眠中に無呼吸になっているかも」「いびきが酷く日中の眠気も強い」

このようなSASの症状や心当たりがある場合、できるだけ早めに専門医で診断を受けることが重要です。

SASを放置すると日中の居眠りによる事故リスクが高まるほか[4]、高血圧・心臓病・脳卒中・糖尿病など様々な合併症のリスクが上昇することがわかっています[4]。

幸い、現在はオンライン診療を活用して自宅にいながらSASの専門診察・検査を受けることも可能です。

 

森下駅前クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の診察・検査をオンラインで完結できる体制を整えています[9]。

具体的には、スマートフォンやパソコンを使って医師のオンライン問診・診察を受け、その後ご自宅で簡易睡眠時無呼吸検査(携帯用の検査機器を用いた自宅での睡眠検査)を実施します[9]。

検査機器はクリニックから宅配便で貸し出されるため、来院せずとも睡眠中の無呼吸の有無を調べることができます[9]。

医師はオンラインで検査結果を説明し、SASと診断された場合には重症度に応じて適切な治療方針を提案します[9]。

例えばCPAP療法が適応となれば、CPAP装置もご自宅に配送されるので、受け取りのために外出する必要もありません[9]。診察から治療まですべて保険適用で行えます[9]。

 

※※2025年2月現在、保険診療のルール上、CPAP使用開始後に一度、対面診療のための来院の必要性があります。

 

オンライン診療の予約方法は、森下駅前クリニックのウェブサイトから24時間受付が可能です[9]。

 

SASは適切に対処すれば怖くありません。「いびきがひどい」「日中に異常に眠い」などの兆候がある方は、遺伝的要因の有無にかかわらず早めに専門医に相談しましょう。

森下駅前クリニックのオンライン診療(https://morishitaekimae.com/online/)を活用し、快適な睡眠と健康な生活を取り戻してください。

 

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引用文献(出典)

[1] Mukherjee S, et al. The genetics of obstructive sleep apnoea. Respirology. 2018;23(1):18-27.
(The genetics of obstructive sleep apnea – PMC)
[2] 井上雄一ほか「睡眠時無呼吸症の遺伝性に関する研究 – 家系内多発の実態ならびにその要因について」科研費報告(鳥取大学, 1997年).
(KAKEN — 研究課題をさがす | 睡眠時無呼吸症の遺伝性についての研究-家系内多発の実態ならびその要因について- (KAKENHI-PROJECT-08671088))
[3] National Heart, Lung, and Blood Institute. Sleep Apnea – Causes and Risk Factors. (アメリカ国立心肺血液研究所 NIH、2025年更新).
(Sleep Apnea – Causes and Risk Factors | NHLBI, NIH)
[4] MedlinePlus Genetics. Obstructive sleep apnea – Inheritance and Causes. (米国国立医学図書館, 2021年).
(Obstructive sleep apnea: MedlinePlus Genetics)
[5] Blechner A & Friedman N. Diagnosis and Treatment of Obstructive Sleep Apnea in Adults. Am Fam Physician. 2016;94(5):355-360.
(Diagnosis and Treatment of Obstructive Sleep Apnea in Adults | AAFP)
[6] 日本呼吸器学会『睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療ガイドライン2020』公益社団法人日本呼吸器学会, 2020年.
[7] Huntley C, et al. The Effect of Tonsillectomy Alone in Adult Obstructive Sleep Apnea. Otolaryngol Head Neck Surg. 2015;152(5):969-973.
(The Effect of Tonsillectomy Alone in Adult Obstructive Sleep Apnea | Request PDF)
[8] Vanderveken OM, et al. Maxillomandibular advancement for OSA: Long-term outcomes. J Clin Sleep Med. 2020;16(8):1409-1418.
(The influence of position dependency on surgical success in …)
[9] 森下駅前クリニック「CPAP専門外来(睡眠時無呼吸症候群のオンライン診療)」(2023年).
(CPAP専門外来|睡眠時無呼吸症候群のオンライン診療は森下駅前クリニックへ!)
[10] National Library of Medicine. Genetics of Sleep Apnea (NCBI, 2022年).
(Is Sleep Apnea Genetic?)
[11] レスメド スリープスポット. 閉塞性睡眠時無呼吸は遺伝する?
 (閉塞性睡眠時無呼吸は遺伝する? – ResMed SleepSpot | レスメド スリープスポット)

※上記で示した各文献タイトル横のカッコ内リンクは本文中で[番号]として表記した引用元の詳細です。
本文の文章はそのまま、リンク部分のみを「[番号]」に置き換えております。

 

睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

検査

予防

合併症

症状

原因

傾向

疑い

 

 

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睡眠時無呼吸症候群が日中に及ぼす影響とは?原因から治療まで徹底解説

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まることで睡眠の質が低下する病気です。

その結果、十分眠っていても日中に強い眠気を感じたり、常に疲労感が抜けない状態になります。

 

仕事や日常生活への悪影響も大きく、集中力の低下や判断力の鈍化、イライラしやすさや気分の落ち込みなどを引き起こします。

これらは生活の質の低下や重大なミス・事故につながるため注意が必要です。

 

本記事では、SASの基礎知識から日中への具体的な影響、原因メカニズム、そして最新の治療法まで、国内外のガイドラインや医学的エビデンス をもとに詳しく解説します。

SASが疑われる場合の対処法についても紹介します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?基礎知識を簡単に解説

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome; SAS)は、睡眠中に10秒以上の呼吸停止(無呼吸)や呼吸低下(低呼吸)を繰り返す疾患の総称です。

原因により大きく2種類に分類され、閉塞性睡眠時無呼吸(Obstructive Sleep Apnea; OSA)と中枢性睡眠時無呼吸(Central Sleep Apnea; CSA)があります[1]。

 

OSAは喉や気道の物理的な閉塞によって起こり、無呼吸中も呼吸しようとする努力(いびきなど)が見られるのが特徴です。

一方、CSAは脳の呼吸中枢の働きの低下により呼吸信号が送られなくなることで生じ、無呼吸中に胸や腹部の動き(呼吸努力)が見られない点で異なります。

SASの大部分はOSAであり、本記事でも主にOSAについて述べます。

 

SASの診断基準は、一晩の睡眠あたりの無呼吸・低呼吸の発生回数である無呼吸低呼吸指数(Apnea-Hypopnea Index;AHI)によって決まります。

成人では通常、AHIが5以上でSASの疑いがあり、症状(日中の強い眠気など)が伴えば睡眠時無呼吸症候群と診断します[2]。

 

また症状がなくてもAHIが15以上であれば診断基準を満たします。

AHIが5~15未満を軽症、15~30未満を中等症、30以上を重症と分類するのが一般的です。

SASは決して珍しい病気ではなく、中等症以上(AHI≧15)のOSAは成人男性の約2割、閉経後の女性の約1割にみられるとの報告もあります。

 

日本ではAHI≧15の中等症以上の患者が約940万人(30~69歳人口の14%)に達するとの推計もあり[8]、現代社会において無視できない頻度の疾患です。

肥満や加齢、男性であることがリスク因子で、糖尿病や高血圧など生活習慣病患者では有病率がさらに高いことが知られています。

 

 

SASを放置すると起こり得る健康リスクにも注意が必要です。

睡眠中の低酸素状態や睡眠断片化は全身にさまざまな悪影響を及ぼし、高血圧や心臓病、不整脈など心血管疾患の発症リスクを高めます[8][9]。

 

実際、OSAは冠動脈疾患や脳卒中の独立した危険因子とされ[7]、重症OSAでは心不全や心筋梗塞、脳卒中の発症率が有意に高いとの報告があります。

また認知機能の低下も見逃せません。

 

近年の研究で、OSAによる夜間低酸素血症が認知症や軽度認知障害のリスク要因となりうることが示唆されています[5]。

さらにうつ病や不安障害など精神面への影響も指摘されており、SAS患者では健常者に比べ抑うつ症状の頻度が高いことが多数の研究で報告されています[7]。

このようにSASは全身の健康に関わる重要な疾患であり、早期発見・治療が大切です。

 

睡眠時無呼吸症候群が日中に及ぼす主な影響

眠気と疲労感

過剰な日中の眠気(Excessive Daytime Sleepiness; EDS)はSASの代表的な症状です。

夜間の睡眠中に何度も無呼吸や低呼吸が起こると、そのたびに浅い睡眠や覚醒が生じて睡眠が分断されます。

本人は十分寝ているつもりでも睡眠の質が極端に悪いため、日中に強い眠気に襲われたり、常に倦怠感・疲労感が抜けない状態になります[10]。

 

例えば会議中や食後にウトウトしてしまったり、ひどい場合は信号待ちなど短い停止時間にも眠り込んでしまうことがあります。

睡眠が細切れになることで熟睡感が得られず、朝起きても疲れが取れていない、頭がぼんやりする、といった訴えもよく聞かれます。

慢性的な寝不足状態に陥るため、コーヒーを飲んでも効果がないような強い眠気が一日中続くケースもあります。

 

このような日中の過度の眠気は、患者本人が自覚するだけでなく周囲から見ても異常と分かることがあります。

日本の診療ガイドラインでも、SAS患者では日中の強い眠気がしばしば存在し、治療後も残る場合があると指摘しています[1]。

慢性的な疲労と眠気は生活の質(Quality of Life;QOL)の低下につながり、放置すると仕事の継続や日常活動にも支障をきたすため、早期の対応が必要です。

 

集中力の低下や判断力の鈍化

睡眠不足は脳の認知機能を低下させますが、SASの場合も同様です。

十分な睡眠がとれないことで注意力や集中力が続かなくなり、些細なミスが増えたり物覚えが悪くなったと感じるようになります。

実際に、OSA患者では記憶力や注意力、実行機能(判断・計画能力)に明らかな障害がみられることが多くの研究で報告されています[11]。

 

例えば会話や業務でケアレスミスが増える、人の名前や約束を忘れやすくなる、判断に時間がかかる、といった形で現れます。

これは夜間の低酸素や睡眠分断によって脳へのダメージが蓄積するためと考えられています。

OSAでは海馬や大脳皮質に神経障害が生じ、認知機能全般の低下につながるとの報告もあります[7]。

 

また反応速度の低下も問題になります。

睡眠不足の状態ではとっさの判断や動作が遅れがちです。

スポーツで瞬発力が落ちたり、運転中にブレーキを踏むまでの時間が遅れるなど、素早い対応が要求される場面で能力が発揮できなくなる可能性があります[11]。

 

このような集中力・判断力の低下は、特に仕事で重大な影響を及ぼしかねません。

複雑な作業や高い注意力を要する業務では生産性が下がり、ミスによるトラブルも増えるでしょう。

 

交通事故のリスクや機械操作中のミス

SAS患者にとって最も深刻な日中症状の一つが、居眠り運転による交通事故リスクの増大です。

日中の強い眠気から、運転中につい瞬間的に意識を失ってしまう「マイクロスリープ(瞬間睡眠)」が起こることがあります。

これにより居眠り運転や漫然運転となり、重大な事故を引き起こす危険性が高まります。

 

研究によれば、OSA患者の自動車事故リスクは健常者の少なくとも2倍以上に達するとされ[3]、あるメタ分析では1.2~4.9倍もの範囲で事故率が上昇するとの報告もあります[3]。

実際、SASが原因と考えられる居眠り運転事故の事例も多数報告されており、社会的にも大きな問題となっています。

 

また産業現場での労働災害や医療現場でのヒヤリハットなど、機械操作や注意力が要求される場面でのミスも増加します。

OSAは過度の眠気を引き起こす代表的疾患であり、交通事故の最も重要な予防可能な原因であるとも言われています。

メタ解析では、SAS患者の仕事中の事故リスクは健常者の約2.2倍にもなるとの結果が示されました[4]。

 

特に職業ドライバーや重機オペレーターのような安全に関わる職種では、SASによる注意障害は自他ともに重大な危険を及ぼします。

日本のガイドラインでも、日中の眠気や注意不足は交通事故など様々な事故の原因となり得るため、SAS診療において留意すべき点であると強調されています[1]。

このような背景から、日本呼吸器学会のガイドライン2020ではSAS患者の自動車運転に関する章が設けられ、安全管理の重要性が述べられています。

 

イライラしやすくなる

睡眠不足は精神的な余裕を奪い、些細なことでイライラしたり怒りっぽくなることが知られています。

SASでも夜間の断続的な睡眠不足によりストレスホルモン(コルチゾールなど)の分泌リズムが乱れると考えられ、感情のコントロールが難しくなる傾向があります。

実際に、OSA患者では頻回の覚醒による睡眠分断が「怒りっぽさ」や「情緒不安定」を引き起こすことが報告されています[7]。

例えば家族や同僚に対して些細なことで声を荒らげてしまったり、常に焦燥感・落ち着きのなさを感じるといった形で現れます。

医学研究によれば、睡眠中の断片化と低酸素による慢性的なストレス状態が交感神経を過剰に活性化させ、日中も身体がリラックスできない「戦闘モード」に陥るとされています[9]。

その結果、心にゆとりがなくなり苛立ちやすい精神状態になってしまうのです。また慢性的な疲労と眠気自体がストレス源となり、心身の疲弊から余計にイライラを募らせる悪循環も考えられます[10]。

周囲から「最近怒りっぽい」「感情の起伏が激しい」と指摘される場合、実は背後にSASが潜んでいるケースもあります。

 

気分が落ち込む

SASはメンタルヘルスにも影響を与えます。

慢性的な睡眠不足状態が続くと脳内の神経伝達物質バランスが乱れ、抑うつ症状や不安症状が出現しやすくなります。

実際、OSA患者ではうつ病の併存率が一般人口より有意に高いことが国内外の研究で示されています[7]。

 

あるレビュー研究の結論では、未治療のOSAは感情面に悪影響を及ぼし、放置するとうつ病や不安障害のリスクが高まるとされています[6]。

夜間に繰り返される低酸素状態や睡眠分断が脳の情動を司る領域(例えば扁桃体や前頭前野)の機能に影響し、気分の調整がうまくできなくなる可能性があります。

具体的な症状としては、「何となく憂うつでやる気が出ない」「趣味や仕事に喜びを感じなくなった」「理由もなく不安感が強い」といった形で現れることがあります。

SASと診断されていない段階では、一見するとうつ病や不安障害として扱われてしまうケースもあります。

実際に、SAS患者の中には抑うつ状態のために精神科を受診していたが、精査すると睡眠時無呼吸が原因だったという例も少なくありません[7]。

 

夜間の低酸素や睡眠障害を改善することで抑うつ症状が改善するケースも報告されており、SAS治療はメンタル面の改善にも寄与します。

したがって日中の気分障害が顕著な場合も、SASの有無を確認することが重要です。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)はなぜ日中にこれほど影響が出るのか?

SASがこれほど多岐にわたる日中の悪影響をもたらすのは、主に以下のような生理学的メカニズムによります。

 

睡眠中の低酸素血症と交感神経の過活動

無呼吸によって血中の酸素濃度が下がると、身体は「窒息の危機」と判断して交感神経(いわゆるストレス反応)を活性化させます。

心拍数や血圧が上がり、寝ているにもかかわらず身体が興奮状態になるのです[9]。

この交感神経の過剰な刺激が一晩に何度も繰り返されることで、夜間だけでなく日中も交感神経が亢進しやすい状態(慢性的なストレス状態)に陥ります[9]。

その結果、先述したようなイライラや不安感の増加、高血圧や脈拍数の上昇につながります。

また交感神経優位の状態では脳がリラックスできず、集中力や意思決定力が低下する一因ともなります。

 

覚醒反応の増加による睡眠の断片化

無呼吸や低呼吸が発生すると、脳は酸素不足に対処するため一瞬目覚める(覚醒反応)を起こします。

この覚醒は必ずしも意識的に「目が覚めた」と自覚されるものではありませんが、脳波的には睡眠が浅い段階に引き戻されます。

重症のOSAでは1時間に30回以上も無呼吸が起こることがあり、2分に1回は脳が覚醒している計算になります。

その結果、深い睡眠が維持できず睡眠が細切れ(断片化)となり、身体も脳も休息しきれません[7]。

人間の睡眠は本来、浅いノンレム睡眠から深い徐波睡眠、さらにレム睡眠へと90分周期で繰り返します。

しかしOSAではこうした正常な睡眠サイクルが破壊されてしまうため、熟睡による回復効果が得られなくなります。

結果として日中の強い眠気や疲労感、頭の回転の悪さなどにつながります[10]。

 

深い睡眠(徐波睡眠)の減少

前述の睡眠断片化とも関連しますが、OSA患者では特に深いノンレム睡眠(徐波睡眠)の割合が減少する傾向があります。

徐波睡眠は脳と身体の回復・成長ホルモン分泌に重要で、記憶の定着や免疫機能の維持にも関与しています[13]]。

この徐波睡眠が十分に取れないと、翌日の肉体的・精神的リフレッシュが不十分になります。

慢性的に徐波睡眠が不足すると、高血圧や糖代謝異常のリスクが上がるとの研究報告もあります。

加えて、夢を見るレム睡眠の障害も指摘されています。レム睡眠は感情処理や記憶整理に関与するとされ、OSAではレム睡眠中にも無呼吸が起こるため夢見が悪かったり頻繁に目が覚めることがあります。

これら深い睡眠段階の障害は、長期的な認知機能の低下や気分障害とも関連している可能性があり[5]、SASが日中に及ぼす影響を一層悪化させる因子となります。

 

 

以上のように、SASは夜間の生理機能に断続的なストレスを与えることで、翌日の覚醒時にまでその悪影響が持ち越されます。

低酸素と睡眠分断の反復という二重の負荷が、身体と脳のコンディションを損ない、様々な日中症状を引き起こすのです。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)を治すには

SASと診断された場合、症状の改善と合併症予防のために適切な治療を受けることが重要です。主な治療法には以下のようなものがあります。

 

生活習慣の改善

生活習慣の見直しは軽症のSASでは第一選択となり、また他の治療を行う場合でも基礎として重要です。

特に肥満はOSAの最大の危険因子であり、首や喉周りに脂肪が付くことで気道が狭くなる原因となります。

したがって減量はSAS改善に極めて有効です。体重を10%減らすだけでも無呼吸の程度が大幅に軽減するケースがあり、肥満度が高い患者では減量により症状が著明に改善することが期待できます。

実際、肥満を伴うOSA患者には減量療法を併用することが強く推奨されています[1]。適切な食事管理と運動により標準体重に近づけることが目標です。

 

また、飲酒や喫煙の習慣を見直すことも重要です。アルコールは筋肉の弛緩を促し、睡眠中に喉の気道が塞がりやすくなります。

就寝前の飲酒はOSAを悪化させるとの解析もあり、できるだけ控えるべきです。日常的な飲酒習慣がある人はない人に比べ、OSA発症リスクが約1.25倍に増加したとの報告もあります。

喫煙もOSAと関連が指摘されています。

タバコによる慢性的な上気道の炎症や浮腫が気道径を狭め、無呼吸を助長する可能性があります。

1日20本以上の喫煙習慣を持つ人は、OSAの予後を悪化させるとのデータもあり、禁煙が望ましいとされています。

 

さらに、睡眠姿勢や睡眠衛生の工夫も有用です。仰向けで寝ると舌根が喉の奥に沈下して気道を塞ぎやすいため、横向き寝(側臥位)を心がけると無呼吸発作が減少する場合があります。

また十分な睡眠時間を確保し、寝る前のリラックス(深酒や夜更かしの回避、電子機器の使用制限)など質の良い睡眠習慣を整えることも、SAS症状の軽減に役立ちます。

 

CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)

中等症~重症のOSA治療の第一選択となるのがCPAP療法です[8]。

CPAP療法では、就寝時に鼻(または鼻口)マスクを装着し、小型のポンプから空気を持続的に気道へ送り込むことで喉の気道閉塞を防ぎます。

陽圧によって気道が内側から広げられるため、睡眠中の無呼吸・低呼吸をほぼ完全に抑制できます。

適切に使用すれば即座にいびきや無呼吸が消失し、睡眠の質が正常化します。日中の眠気や倦怠感もCPAP開始後から大幅に改善する例が多く報告されています。

 

CPAPの有効性は多数の研究で実証されており、過剰な日中の眠気(EDS)はCPAP治療により著しく改善することが示されています[1]。

またCPAPを毎晩しっかり使用することで、高血圧や心血管イベントのリスク低減効果も期待できます[9]。

無呼吸による酸素不足や交感神経亢進が抑えられるため、夜間の血圧上昇が緩和し、長期的には心臓や脳血管への負担を減らすと考えられています。

さらに、CPAP使用者では交通事故リスクが大幅に減少することも明らかになっており[12]、適切な治療は社会的な安全面でも重要です。

 

CPAP療法の課題は「継続使用の困難さ」です。

マスクや機械の装着に違和感を覚える人もおり、定着するまでに時間がかかる場合があります。

しかし最近の機器は小型軽量化し、静音で自動圧力調整機能も備わるなど使い勝手が向上しています。根気強く慣れることで日中の快適さが得られるため、重症の方ほどCPAPによるメリットは大きくなります[4]。

医療者と相談しながら機器の微調整やマスクフィッティングを行い、できるだけ毎晩の使用を続けることが肝要です。

 

口腔内装置(マウスピース)療法

マウスピースによる治療もOSAに有効な場合があります。

これは歯科で作製する口腔内装置(オーラルアプライアンス; OA)を就寝時に装着し、下顎や舌の位置を前方に固定することで喉の気道を確保する方法です。

 

主に軽症~中等症のOSAや、CPAPがどうしても継続困難な患者に適応されます。

マウスピースはコンパクトで旅行などにも持ち運びやすく、CPAPより装着への抵抗感が少ないという利点があります。

 

外科的治療の選択肢

生活習慣改善やCPAP、マウスピースで十分な効果が得られない場合、外科的治療が検討されることがあります。

SASの外科治療は原因となる解剖学的狭窄部位を改善することを目的に行われ、患者の状態に応じてさまざまな術式があります。

代表的なものの一つが咽頭・口蓋部の手術です。

また小児のSASではアデノイド増殖(咽頭扁桃)の摘出が標準的に行われ、顕著な改善を示します。

成人では、軟口蓋やのどちんこ(口蓋垂)の余剰組織を切除・縮小して気道を広げる口蓋咽頭形成術(UvuloPalatoPharyngoPlasty;UPPP)が行われることがあります。

ただしUPPP単独では十分な効果が出ないケースもあり、慎重な適応判断が必要です。

 

もう一つは顎骨の手術です。

下顎が小さい(後退している)ことで舌が喉を塞ぎやすいタイプのOSAには、下顎骨を前方に移動させる手術(場合により上顎も含めた顎矯正手術)が行われます。

顎骨前方移動術(Maxillomandibular Advancement; MMA)は気道全体を拡大でき、重症OSAにも高い有効性を示す治療法です。

顔貌や歯並びへの影響も考慮しつつ、専門的な評価のもと適応が決定されます。

この他、舌が大きい場合には舌の一部を切除・縫縮する手術や、舌を支える舌骨を前方固定する術式などもあります。

外科的治療は根治的効果を期待できますが、侵襲が大きくリスクも伴います。

そのため基本的には他の治療で効果不十分な場合の最終手段となります。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

上記の症状に心当たりがある場合は、できるだけ早く医療機関でSASの検査・診断を受けることが大切です。

近年はオンライン診療を活用して、自宅にいながら専門医の相談を受けることも可能です。

森下駅前クリニックでは、来院せずにビデオ通話を通じてSASの診察・検査の手配を行っています。

SASが疑われれば自宅で行える簡易睡眠検査(携帯型の睡眠ポリグラフ装置)を手配します。

検査結果に基づいて確定診断や重症度評価を行い、必要な場合は適切な治療(CPAP機器の導入など)につなげます。

オンライン診療を利用すれば、忙しくて受診の時間が取れない方や遠方の方でも早期に専門診療へアクセスできます。

SASは放置すると健康リスクが高まる疾患ですが、治療により日中の眠気や倦怠感は劇的に改善し、生活の質が向上します。

思い当たる症状がある方は一人で悩まず、まずはオンライン診療で専門医に相談してみましょう。

 

森下駅前クリニックのオンライン診療(https://morishitaekimae.com/online/)をご利用ください。

 

早めの対応が、快適な日常と将来の健康を守る第一歩です。

 

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引用文献

[1] 日本呼吸器学会(編)『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020』南江堂、2020年

[2] Kapur VK, Auckley DH, Chowdhuri S, et al. Clinical practice guideline for diagnostic testing for adult obstructive sleep apnea: An American Academy of Sleep Medicine clinical practice guideline. J Clin Sleep Med. 2017;13(3):479–504.

[3] Tregear S, Reston J, Schoelles K, et al. Obstructive sleep apnea and risk of motor vehicle crash: a systematic review and meta-analysis. J Clin Sleep Med. 2009;5(6):573-581.

[4] Garbarino S, Guglielmi O, Sanna A, et al. Risk of occupational accidents in workers with obstructive sleep apnea: systematic review and meta-analysis. Sleep. 2016;39(6):1211-1218.

[5] Marchi NA, Véronneau M, Massicotte-Marquez J, et al. Obstructive sleep apnoea and 5-year cognitive decline in the elderly population. Eur Respir J. 2023;61(6):2201621.

[6] Vanek J, Prasko J, Genzor S, et al. Obstructive sleep apnea, depression and cognitive impairment. Sleep Med. 2020;72:50-58.

[7] Iannella G, Maniaci A, Lechien JR, et al. Mood, behavioral impairment, and sleep breathing disorders in obstructive sleep apnea patients treated with maxillomandibular advancement: a case series and review of literature. Behav Sci. 2023;13(8):686.

[8] (Associations of diabetes mellitus and hypertension with adherence to continuous positive airway pressure therapy in male patients with obstructive sleep apnea – PMC)

[9] (Impact of Obstructive Sleep Apnea and Sympathetic Nervous System on Cardiac Health: A Comprehensive Review)

[10] (Emotional Stress Evaluation of Patients with Moderate and Severe Sleep Apnea Syndrome – PMC)

[11] (Cognitive deficits in adults with obstructive sleep apnea compared to children and adolescents – PMC)

[12] (Continuous Positive Airway Pressure Reduces Risk of Motor Vehicle …)

[13] (Slow-Wave Sleep: An Overview | Sleep Foundation)

睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の特徴とは?見逃しやすい症状と診断・治療のポイント

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が何度も止まる疾患であり、日常生活に深刻な影響を及ぼします。

 

実際、中等度以上のSASは成人男性の約20%にみられるとの報告もあり[1]、決して珍しい病気ではありません。

 

放置すると高血圧や心疾患など重大な健康リスクを伴うほか、集中力低下による交通事故の原因になることも指摘されています[1][2]。

 

本記事では、SASの基本知識から特徴的な症状、診断方法、そして治療法まで、最新の医学的エビデンスをもとに解説します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の基本知識

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)

定義とメカニズム

閉塞性睡眠時無呼吸(Obstructive Sleep Apnea; OSA)は、睡眠中に上気道(主に咽頭)が物理的に閉塞することで呼吸が停止または低下する状態です。

睡眠時には筋肉の緊張が低下し、舌や軟口蓋などが喉の気道を塞ぎやすくなります[1]。

気道が完全にふさがると「無呼吸」、部分的な狭窄で呼吸が浅くなる状態は「低呼吸」と呼ばれ、いずれも10秒以上続く場合が問題になります[1][3]。

 

主な原因・危険因子

OSAでは肥満が最も重要な危険因子とされており、首回りや舌への脂肪沈着で気道が狭くなることが大きな要因です[1]。

また、下顎の後退や扁桃肥大、アデノイド肥大などの解剖学的要因もリスクを高めます[1]。

一般的に男性に多く、加齢とともに発症リスクは上昇し、就寝前の飲酒や喫煙といった生活習慣も症状の悪化に関与します[1][4]。

一部の研究では、飲酒習慣をもつ人はOSAのリスクが約25%増加するとの報告もあります[5]。

 

中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)

定義とメカニズム

中枢性睡眠時無呼吸(Central Sleep Apnea; CSA)は、脳の呼吸中枢からの信号異常によって睡眠中の呼吸運動自体が停止する状態を指します。

気道の閉塞が原因ではなく、呼吸の“指令”が一時的に途絶えるため、OSAのようないびきは通常みられません[3][6]。

脳幹部の呼吸調節が乱れると、無呼吸と過呼吸が交互に現れる「チェーンストークス呼吸(Cheyne-Stokes呼吸)」を呈することがあります[6]。

 

主な原因

CSAは心不全や脳卒中後の患者に多くみられ、特にチェーンストークス呼吸が特徴的です[3][6]。

また、ALSや筋ジストロフィーといった神経変性疾患、頚髄損傷など中枢神経に影響を及ぼす病態でも生じる可能性が指摘されています[6]。

そのほか、慢性腎不全やオピオイド系鎮痛薬の使用もCSAを誘発する要因となり得ます[6]。

実際の患者数はOSAよりも少ないものの、心不全や神経疾患の合併では見逃せない病態です[1][3]。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の主な特徴

睡眠中のいびきや呼吸停止

SASの典型的な症状として、大きないびきが挙げられます。

OSAの多くでは激しいいびきを伴い、家族やパートナーが「呼吸が止まっている」と気づくことで発覚するケースが少なくありません[1][2]。

 

本人には自覚がないため、周囲の指摘は重要な診断のきっかけとなります。睡眠中に「無呼吸」や「低呼吸」がくり返し起こり、その頻度(無呼吸低呼吸指数:AHI)が病気の重症度を左右します[1][3]。

1時間あたり5回以上の無呼吸・低呼吸が確認される場合にはSASの疑いがあるとされ、中等症以上では20~30回以上を数えるケースもあります[1]。

 

起床時の口渇や頭痛

朝起きたとき、口の渇きや頭痛を感じるのもSASの重要なサインです。睡眠中の口呼吸や低酸素状態によって喉の粘膜が乾燥しやすく、血管拡張により頭痛が起こることがあります[2]。

 

一見すると風邪や寝不足とも思われがちですが、いびきや日中の眠気など他の症状と併せて考えると、SASの可能性が高まります。

 

日中の強い眠気や集中力の低下

頻繁な無呼吸による睡眠分断によって夜間に十分な休息が得られないため、日中の強い眠気集中力の低下が顕著になります[2][7]。

仕事中にボーッとしたり、運転中の居眠りなどは、本人はもちろん周囲にも大きなリスクをもたらします。

特に居眠り運転は重大事故の原因となり、社会的にも大きな問題です[1]。こうした症状が当てはまる場合は、早めに専門医への相談が望まれます。

どれだけ寝ても疲れが取れない

「たくさん寝たはずなのに疲れが抜けない」「熟睡感がない」といった訴えがある場合も、SASの疑いがあります。

夜間に繰り返される無呼吸が深い睡眠を妨げ、非回復性の睡眠に陥ることが原因です[1]。

重症のOSAでは、持続的な低酸素が筋肉や臓器に負荷をかけ、起床時から強い倦怠感やだるさを引き起こすことが知られています[1][2]。

 

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放置すると危険!合併症や健康への影響

合併症のリスク(高血圧、心不全、糖尿病、脳卒中など)

SASを放置すると、高血圧や心不全、糖尿病、脳卒中といった重篤な合併症リスクが高まることが明らかになっています[1][3][8]。

 

  • 高血圧:OSAは二次性高血圧の主要な原因の一つであり、とくに治療抵抗性高血圧や夜間〜早朝に血圧が高いタイプでOSAの合併が疑われます[1]。CPAP治療で血圧が下がる例も報告されており、早期の介入が大切です。
  • 心不全:重症のSASは心臓へ大きな負荷をかけ、心不全の発症・悪化と双方向で影響し合います[3][8]。OSA患者では不整脈の頻度が高い点にも注意が必要です。
  • 糖尿病(2型):OSAはインスリン抵抗性を高め、2型糖尿病のリスクを上昇させる可能性が指摘されています。肥満や生活習慣と切り離しても、OSAそのものが独立した危険因子になり得るという研究結果もあります[1][9]。
  • 脳卒中:OSAによる動脈硬化の進行や血圧変動は脳梗塞・脳出血のリスクにも直結します[2][7]。一度脳卒中を起こした患者がOSAを合併している場合、再発や予後悪化の可能性が高まるため、早期発見と治療が重要です[7]。

 

さらに、冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)、認知機能障害、うつ病などとの関連も報告されており[1][7]、健康長寿のためにSASの放置は禁物と言えます。

 

日常生活や仕事のパフォーマンス低下

SASは日中の強い眠気や注意力散漫により、仕事や家事、学業の能率を大きく下げるだけでなく、本人の安全および周囲の安全にも影響を及ぼします[1]。

致死的な交通事故の15~33%に居眠り運転が関与しているとのデータもあり、OSA患者の場合は特に事故のリスクが高いことが分かっています[1][2]。

また、いびきや睡眠不足がパートナーの眠りを妨げ、家庭内ストレスの原因になるなど、社会生活全般に悪影響を及ぼす点も見逃せません。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

生活習慣の改善

軽症のSASではまず、生活習慣の見直しが推奨されます。

最も大切なのは減量で、肥満傾向のOSA患者は体重を落とすだけで無呼吸発作が大幅に改善する場合があります[1][8]。

 

また、飲酒は睡眠中の筋弛緩を助長するため節酒や休肝日の設定が推奨されます。

禁煙は上気道の炎症軽減に役立ちます。

仰向けではなく横向きで寝るなどの体位工夫も、いびきや無呼吸を軽減させる可能性があります[1][8]。

あわせて、規則的な睡眠習慣と寝室環境の整備といった“睡眠衛生”の改善も基本的な対策です[1][3]。

 

経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)

中等度〜重度のOSAに対する第一選択治療が、CPAP(シーパップ)療法です。

就寝時に鼻や口を覆うマスクを装着して空気を送り込み、気道に陽圧をかけることで閉塞を防ぎます[1][8]。

多くの患者で、いびきや日中の眠気が劇的に改善し、高血圧のコントロールにも寄与するなど、心血管リスクの軽減が期待できます[1][9]。

日本ではAHI(1時間あたりの無呼吸・低呼吸回数)が20以上のOSA患者に保険適用が認められており、有効かつ実績のある治療法です[1]。

 

マウスピース治療(口腔内装置)

軽症〜中等症OSAや、CPAPに抵抗がある場合などでは、マウスピースによる治療が選択肢となります[1][8]。

下顎を前方へ固定する装置を就寝時に装着し、喉の気道を確保する方法で、歯科にて個別に製作します。

CPAPほどの効果は期待できないものの、いびきの軽減や眠気の改善に有効な場合があります[1]。

 

外科的治療

扁桃肥大や鼻中隔湾曲など解剖学的な原因が明確な場合には、手術による根治的治療が検討されることがあります。

口蓋扁桃やアデノイドの切除、軟口蓋の一部を切除するUPPP手術、重度肥満に対する減量手術などが代表例です[1][8]。

侵襲が大きいため慎重な判断が必要ですが、適切な症例では長期的な改善が期待されます。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

SASは放置すれば様々なリスクを招くため、少しでも疑いがあるなら早めの検査・治療が望まれます。

しかし、「忙しくて通院できない」「検査入院が大変そう」と受診をためらう方も少なくありません。

そうした場合にはオンライン診療を活用して、早期に相談や検査を受けることがおすすめです。

森下駅前クリニックでは、スマートフォンやパソコンを通じて医師の診察が受けられるため、地理的・時間的負担を大幅に軽減できます[10]。

 

オンライン診療では、初診から自宅で行う簡易検査の指導、検査結果の説明、そして治療方針の提案まで、一連の流れを遠隔で完結させることも可能です[10]。

CPAP療法が必要な場合は機器の送付から使い方の指導までオンラインでサポートするため、クリニックに足を運ぶ機会を最低限に抑えられます[10]。

また、定期的なフォローアップ診察や機器調整もオンライン中心で行えるため、仕事や家庭の事情で忙しい方でも治療を継続しやすくなるでしょう。

 

「最近、いびきがひどい」「起床時の頭痛や日中の眠気が気になる」など思い当たる症状がある方は、放置せず専門医に相談してください。

オンライン診療を含めた多様な受診手段を活用すれば、早期発見と早期治療がスムーズに進められます。

SASに対する適切なケアを行うことで、合併症リスクを下げ、日々の疲れや眠気から解放される可能性があります。

まずはお気軽に、森下駅前クリニックのオンライン診療(https://morishitaekimae.com/online/)をご利用ください。

 

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引用文献

[1] 日本呼吸器学会. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療ガイドライン2020.
[2] Mayo Clinic. “Obstructive sleep apnea – Symptoms and causes.”
[3] Jehan S, et al. “Obstructive sleep apnea and stroke.” Sleep Med Disord. 2018;2(5):120-125.
[4] Zhang L, Samet J. “Cigarette Smoking and Sleep Disturbance.” Nicotine Tob Res. 2022;24(11):1697-1706.
[5] Peppard PE, et al. “The impact of alcohol upon breathing during sleep.” Chest. 2007;131(3): 780-791.
[6] Rana AM, Sankari AG. “Central Sleep Apnea.” StatPearls [Internet]. StatPearls Publishing; 2023.
[7] Durgan DJ, Bryan RM. “Cerebrovascular Consequences of Obstructive Sleep Apnea.” J Am Heart Assoc. 2012;1(4):e000091.
[8] Epstein LJ, et al. “Clinical Guideline for the Evaluation, Management and Long-term Care of Obstructive Sleep Apnea in Adults.” J Clin Sleep Med. 2009;5(3):263-276.
[9] Tasali E, et al. “Obstructive sleep apnea and type 2 diabetes.” Chest. 2008;133(2):496-506.
[10] 森下駅前クリニック公式サイト. 「CPAP専門外来|睡眠時無呼吸症候群のオンライン診療は森下駅前クリニックへ!」https://morishitaekimae.com/online/

 

睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)は難病指定されている?病気の実態と治療法を解説

 

近年、「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS)」という病名を耳にする機会が増えています。

 

夜間に何度も呼吸が止まるため、日中の過度な眠気や集中力の低下、さらに高血圧や心血管疾患など多くの合併症を引き起こす可能性がある疾患です。

 

国内でも推定患者数は数百万人規模とされ、実は決して珍しい病気ではありません[1]。

 

一方、呼吸が浅くなる「肺胞低換気症候群」という稀少疾患が指定難病に分類されていますが、これもまた睡眠時の呼吸障害と深い関係を持つ病態です。

 

本記事では、SASの基礎知識や難病指定との関係、特に肺胞低換気症候群との関連を中心に、最新の治療法まで包括的に解説します。

 

専門医がエビデンスに基づきながら分かりやすく要点をまとめていますので、SASが疑われる方や、その治療法を検討している方の参考になれば幸いです。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?基礎知識をおさらい

定義と分類

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に10秒以上の呼吸停止や呼吸低下(低呼吸)が繰り返される疾患です。

SASの有無や重症度は、1時間あたりの無呼吸・低呼吸発生回数(無呼吸低呼吸指数:AHI)で判定されるのが一般的で、AHIが5回以上でSAS、中等症は15回以上、重症は30回以上と分類されます[1][2]。

 

SASには主に2つのタイプがあります。

1)閉塞性睡眠時無呼吸(Obstructive Sleep Apnea:OSA)
 睡眠中に上気道(鼻や咽頭部)が物理的に狭くなる、またはふさがることで生じます。いびきを伴いやすく、肥満や扁桃肥大、下顎の後退などによる解剖学的狭窄が主な原因です。SASの大部分を占めます。

2)中枢性睡眠時無呼吸(Central Sleep Apnea:CSA)
 脳の呼吸中枢が「呼吸せよ」という指令を出さなくなることで発生します。心不全や脳の器質的疾患、あるいは特定の薬剤の影響などによって起こり得る病態です。OSAよりは頻度が少ないものの、重度の基礎疾患を背景に生じることがあります[3]。

 

症状と潜在患者数

SASの代表的な症状として、夜間のいびき・無呼吸、日中の強い眠気、起床時の頭痛、夜間頻尿、熟睡感の欠如などが挙げられます。

とくにいびきや無呼吸は家族など周囲に指摘されて気づくことが多く、本人には無意識の場合が多いのが特徴です。

 

SASは決して珍しくはありません。

国内では中高年男性の約2割、女性でも数%が中等度以上のSASを有するという報告があり、日本全体の潜在患者数は数百万~数百万人規模とも推定されます[1]。

放置すれば高血圧、糖尿病、心疾患、脳卒中などの合併症リスクが上昇し、生活の質や社会生活にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。

近年はSASに伴う交通事故のリスク増大や、生産性の低下なども問題視されており、早期の発見と治療が重要とされています[2]。

 

難病指定とは?睡眠時無呼吸症候群(SAS)は該当する?

指定難病の定義

日本における「指定難病」は、厚生労働省が定める一定の基準を満たした希少疾患で、医療費助成などの公的支援を受けられる対象疾患のことを指します。

難病全体の定義としては、原因不明で治療法が未確立、長期的な療養が必要—といった特徴を持つものが含まれますが、そのうちでも国内患者数が一定数以下(人口の0.1%程度以下)で、客観的な診断基準や重症度分類が確立しているものが「指定難病」に分類されます[4]。

現在、300を超える疾患が指定難病に選定されており、患者さんは所定の要件を満たすことで医療費の助成が受けられる仕組みです[5]。

 

一般的なSASは指定難病に含まれない

では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は指定難病に該当するのでしょうか?

結論からいえば、一般的なSAS(OSAや多くのCSA)は指定難病には含まれていません

国内に多くの潜在患者が存在し、一定程度の治療法(後述のCPAP療法など)が確立されているため、難病の条件である「希少性」「原因不明」「有効な治療法の欠如」には当てはまりません。

そのため、公的医療費助成を要する指定難病には区分されていないのです。

 

もっとも、「睡眠中の呼吸障害」という大きなくくりの中には、指定難病に該当する病態も存在します。

その代表例が「肺胞低換気症候群」と呼ばれる疾患群で、重症肥満低換気症候群(OHS)や中枢性肺胞低換気症候群(CCHSなど)を含む病態が、稀少性や重症度の観点から指定難病に認定されています[3]。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と関係する指定難病「肺胞低換気症候群」とは?

肺胞低換気症候群の定義・分類

肺胞低換気症候群は、睡眠中に換気(空気の出入り)が極端に低下して、二酸化炭素(CO₂)が蓄積(高CO₂血症)する病態です。

生まれつきの遺伝子変異に伴う先天性中枢性低換気症候群(CCHS)や、原因不明の特発性中枢性低換気症候群、肥満による重症肥満低換気症候群(OHS)など、いくつかのタイプに大別されます[3]。以下に代表的な病型を挙げます。

 

1)先天性中枢性肺胞低換気症候群(CCHS)
 遺伝子(PHOX2Bなど)の変異が原因となり、出生時から脳の呼吸中枢が機能不全を起こす極めて稀少な疾患です。別名「オンディーヌの呪い」とも呼ばれ、新生児期から人工呼吸管理が必要になることもあります。

2)特発性中枢性肺胞低換気症候群
 中枢神経系に目立った器質的異常がないにもかかわらず、後天的に呼吸調節障害が生じる病型です。原因が明確ではなく、睡眠中の低換気(高CO₂血症)が著しいため、難治性の場合は生命に関わります。

3)重症肥満低換気症候群(Obesity Hypoventilation Syndrome: OHS)
 高度肥満により、呼吸に必要な筋肉や胸郭の動きが制限されるうえ、呼吸中枢の感受性も低下しやすいことで肺胞換気が極度に低下する病態です。OHSの患者の多くが、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)を合併すると報告されています[3]。つまり「肥満に伴う無呼吸」と「低換気」が重複した状態であり、慢性的に高CO₂血症と低酸素血症を呈するケースが少なくありません。

 

病態とリスク

肺胞低換気症候群は、単に「呼吸が止まる」だけでなく「呼吸が浅い」状態が顕著であることが特徴です。

SASの方でも無呼吸発作中は換気が低下しますが、肺胞低換気症候群では全体を通して極度の換気不足が生じるため、重度の高CO₂血症と低酸素血症を招きやすくなります。

 

こうした病態が持続すると、肺高血圧や右心不全を含む重篤な合併症のリスクが高まり、場合によっては昼間もCO₂が高いままになる(慢性化)ことがあります。

特にOHSの場合は、肥満を改善しない限り病態が進行しやすく、結果として生命予後にも大きな影響を及ぼします[3]。

このように、希少性と重症度の高さから、肺胞低換気症候群の多くの病型が指定難病として認定されています。

 

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睡眠時無呼吸症候群の治療方法

1. 生活習慣の改善

SASの治療において第一に重視されるのは、体重管理をはじめとする生活習慣の見直しです。

肥満は閉塞性SASの最大の危険因子であり、5~10%程度の減量でも症状が大幅に改善する例があります[1][6]。

また、就寝前の飲酒や喫煙は気道や呼吸中枢に悪影響を及ぼし、無呼吸を悪化させることが知られています。

鼻炎や鼻づまりがある場合には、鼻洗浄などで鼻通りを良くするなど、小さな工夫でもSAS症状の緩和につながることがあります。

 

2. CPAP(持続陽圧呼吸)療法

中等症以上の閉塞性SASで代表的かつ有効な治療法が、CPAP(シーパップ)療法です[2][6]。

就寝時に専用のマスクを装着し、一定の陽圧をかけた空気を送り込み続けることで、上気道が塞がるのを防ぎます。

気道の「空気の添え木」のような役割を果たし、無呼吸やいびきを劇的に抑制できるため、日中の眠気や合併症リスクを軽減する効果が期待できます。

 

唯一の難点は、マスクやホースを毎晩使用し続ける必要がある点です。

マスクの装着感や空気の送り込みによる不快感、肌トラブルなどが起こる場合もありますが、機器は年々改良が進み、軽量・静音化やリモートモニタリング機能などサポート環境が整備されつつあります。

医療保険も適用されるため、継続的にフォローアップを受けながら使用すると良いでしょう。

 

3. マウスピース(口腔内装置)療法

軽症~中等症のOSA、あるいはCPAPが苦手な患者さんには、歯科で作成するマウスピース(口腔内装置)を就寝時に装着する治療があります[2]。

下顎を前に突き出す構造になっており、舌根が喉へ落ち込むのを防いで気道を広く保つ仕組みです。

個人の顎関節や歯列に合わせてオーダーメイドで作製するため、効果には個人差がありますが、正しく適応されればいびきやAHIの改善が得られるケースも多く報告されています。

 

4. 外科的治療(手術)

扁桃肥大や顎の骨格構造など、解剖学的に明らかな原因がある場合、口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)など気道を広げる手術を検討する場合があります[7]。

ただし、手術には一定の侵襲や合併症リスクが伴い、術後の経過や長期的な効果にも個人差があります。

小児のSASでは扁桃摘出やアデノイド切除により著しく改善する例が多い一方、成人例では根治が難しく再発リスクもあるため、CPAPなどの保存的治療を優先するのが一般的です。

 

5. 舌下神経刺激療法

近年、CPAP以外の新たな治療アプローチとして注目されているのが、舌下神経刺激療法(Hypoglossal Nerve Stimulation)です[8]。

鎖骨下にペースメーカー様の装置を埋め込み、睡眠中に舌下神経を電気刺激することで舌筋を前方へ引き寄せ、気道閉塞を防ぎます。

CPAPをどうしても継続できない中等症~重症OSAの患者が対象になるケースが多く、欧米を中心に導入例が増加しています。

日本でも保険適用が始まり、適応基準を満たす患者には新たな選択肢となってきました。

 

肺胞低換気症候群の治療

一方、指定難病である肺胞低換気症候群(OHSや特発性中枢性低換気症候群など)では、非侵襲的陽圧換気(NPPV)療法が重要な役割を果たします[3][5]。

 

CPAPと同様にマスクで気道に空気を送りますが、より換気を補助する機能(BiPAPなど)を備えている装置を用いることで、浅い呼吸を強制的にサポートします。

重症のケースでは、日中も高CO₂血症が続くため、在宅人工呼吸管理が必要となる場合もあります。

特に肥満低換気症候群(OHS)では、体重管理を徹底しながらNPPVで夜間の低換気を補っていくことで、将来的に心不全や呼吸不全へ進行するリスクを下げることが可能です。

先天性中枢性低換気症候群(CCHS)の場合は、新生児期から気管切開下の人工呼吸管理が必要になるケースもあるなど、各タイプで治療戦略は大きく異なります。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

もし「自分はいびきをよくかく」「家族に呼吸停止を指摘された」「日中に異常な眠気がある」「朝起きたときに頭痛や疲労感が強い」などの症状があれば、早めに医療機関へ相談するのがおすすめです。

SASを放置すると、高血圧や糖尿病、心血管疾患、脳卒中などの発症リスクが上昇し、重大な健康問題につながる可能性があります。

 

しかしながら、「忙しくて通院できない」「一晩入院検査が必要なのでは?」といった不安やハードルを感じる方も少なくありません。

近年は医療のデジタル化が進み、オンライン診療を活用して初期相談や問診を受けられる体制が整っています。

 

オンライン診療であれば、自宅や職場など遠方からでも気軽に専門医に相談でき、必要に応じて簡易検査機器を自宅で使用するなどのステップにつなげることが可能です。

疑わしい症状があれば、迷わず専門医の診断を受け、早期に対策を行いましょう。

 

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引用論文・参考資料

[1] 日本睡眠学会編. 「睡眠障害の診断と治療ガイドライン 2017」, 医学書院.
[2] American Academy of Sleep Medicine. “International Classification of Sleep Disorders, 3rd Edition (ICSD-3).” Darien, IL: AASM; 2014.
[3] American Thoracic Society. “Statement on home care for patients with respiratory disorders.” Am J Respir Crit Care Med. 2005;171(12):1443-64.
[4] 厚生労働省. 「難病法及び子ども・子育て支援法の一部を改正する法律(平成26年法律第50号)」.
[5] 日本呼吸器学会. 「慢性呼吸不全診療ガイドライン」. Medical View社, 2021.
[6] Peppard PE, Young T, Palta M, Skatrud J. “Prospective Study of the Association between Sleep-Disordered Breathing and Hypertension.” N Engl J Med. 2000;342(19):1378-84.
[7] Fujita S. “Uvulopalatopharyngoplasty: long-term results.” Otolaryngol Head Neck Surg. 1984;92(5):653-8.
[8] Strollo PJ Jr, Soose RJ, Maurer JT, et al. “Upper-Airway Stimulation for Obstructive Sleep Apnea.” N Engl J Med. 2014;370(2):139-49.

 

睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

検査

予防

合併症

症状

原因

傾向

疑い

 

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「寝ているときに目が覚める…」それって睡眠時無呼吸症候群(SAS)の恐れあり!?

 

睡眠中に何度も起きてしまう。

しっかりと睡眠時間を取ったにも関わらず、日中眠くなってしまう。

 

もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

 

SASは、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気で、放置すると高血圧や心臓病などのリスクが高まります。

 

また日中の眠気は仕事のパフォーマンス低下にも繋がります。

この記事では、寝ている時に目が覚めてしまう中途覚醒を引き起こす原因ならびにSASとの関連についての解説を行います。

 

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寝ているときに目が覚めてしまう原因

不眠症のなかでも眠りについたあと途中で目が覚めてしまう症状は中途覚醒と呼ばれています。

途中で目が覚めると、眠りが浅い、ぐっすり寝た気がしない、昼間眠いなどの症状が問題になります。

 

中途覚醒の原因として

  • 生活習慣・ライフスタイルによる影響
  • 睡眠関連呼吸障害・運動障害の可能性
  • 精神疾患の可能性
  • 更年期障害
  • 泌尿器疾患の可能性
  • 加齢

などが考えられます。順番に見ていきましょう。

 

生活習慣・ライフスタイルによる影響

ストレス・不安

ストレス・不安は、中途覚醒の大きな要因です。

日常生活でのストレス・不安事や緊張状態が続くと、寝つきだけでなく眠りの質にも悪影響が出て、夜中に目覚めやすくなります。

ストレスが続くことでコルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌され、深い眠りを妨げます。

交代勤務・生活リズムが一定しない

交代勤務、特に夜勤がある人に多い理由です。

働いている時間が不規則であると、私たちの体内時計(睡眠覚醒リズム)が、自然の明暗リズムと合わなくなります。

このミスマッチが生じることが、目が覚めやすい理由になります。

アルコール摂取 

アルコールにはリラックス効果があり、寝つきやすくなる一方、睡眠の質に悪影響を及ぼします。

アルコールによる利尿作用により夜中にトイレに行きたくなることで、睡眠が中断されることがあります。

また、アルコールが肝臓で分解されると、アセトアルデヒドという物質が生成され、このアセトアルデヒドが体内に蓄積すると交感神経が刺激されるため、心拍数が増加し体が覚醒状態になりやすくなることも睡眠の質の低下を招きます。

さらに、アルコールは睡眠サイクルを乱し、深い眠りであるレム睡眠の時間を短くするため、結果的に睡眠の質が低下し中途覚醒を引き起こします。

 

睡眠関連(呼吸・運動)障害の可能性

睡眠関連呼吸障害 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠中に呼吸が一時的に停止するため脳が酸素不足を感じ、何度も目覚めてしまいます。

睡眠関連運動障害

周期性四肢運動障害

周期性四肢運動障害は、睡眠中に四肢(主に下肢)の筋肉が勝手に収縮や弛緩を繰り返すことで睡眠が妨げられ、中途覚醒を起こす疾患です。

しかし、本人には両足が動いている自覚はなく、疾患の発見が遅れがちなのが特徴です。

別名は睡眠時ミオクローヌス症候群でありその英語名Periodic Limb Movement DisorderからPLMDと表記されます。

 

むずむず脚症候群(レストレスレッグ症候群)

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群 Restless Leg Syndrome:RLS)は、就寝中に足がむずむずするなどの不快感を感じることで睡眠が妨げられる疾患で、睡眠障害の「睡眠関連運動障害群」に該当します。

 

PLDMおよびRLSともに鉄分が不足する貧血や腎不全との関連が指摘されております。

 

参考資料:国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所睡眠・覚醒障害研究部

 

精神疾患の可能性

うつ病

うつ病の人は夜中に目が覚めることが多く、再度眠りにつくのが難しいことがあります。うつ病に伴う精神的な疲労感や絶望感が、睡眠の質を低下させる要因とされています。

中途覚醒以外にも、寝付きが悪い(入眠困難)、朝早く起きてしまう(早朝覚醒)などの睡眠障害のパターンやそれぞれが合併したりもします。

 

更年期障害

女性ホルモンの変化(エストロゲンとプロゲステロンの低下)により、さまざまな心身の不調が現れるようになります。

中途覚醒もその症状に含まれ、夜間におけるほてりや発汗といった血管運動神経症状の出現や心理的ストレスなどが原因で、1〜2時間おきに目が覚めるようになるとされています。

また閉経後は睡眠時無呼吸症候群のリスクがあがる傾向があります。

 

泌尿器疾患の可能性

夜間頻尿

夜間頻尿とは、排尿のために1回以上夜間に起きる症状のことで、年齢を重ねると夜間頻尿になる人が増える傾向にあります。

症状が悪化すると中途覚醒が増え、睡眠の妨げになります。

 

参考資料:日本泌尿器科学会

 

加齢

加齢に伴い睡眠周期の変化・質の変化があげられます。

レム睡眠と深いノンレム睡眠が若い人に比べて少なくなるとされており、ぐっすり眠れた感じが減ります。

中途覚醒を減らす方法

中途覚醒の原因にもいろいろあり、複数が重なることもありますが減らす方法はあるのでしょうか?いくつか紹介しますので日常生活で試してみてください。

 1.毎日一定の時間に起きる

 規則正しい睡眠リズムを保つことは、睡眠障害の改善に効果的です。寝る時間よりも起床時間を一定にすることのほうが、体内時計が整います。

 2.日中に適度な運動をする

 日中に適度な運動をすると、睡眠の質が向上します。運動によって体温が上昇した後、体温が下がることで自然に眠りやすくなります。

寝る直前の激しい運動は交感神経を活発にし睡眠の質を下げる可能性がありますので注意しましょう。

 3.ストレスを減らす

日常生活におけるストレス要因を見つけ出し、適切な対処法を見つけることで中途覚醒の改善につながります。例えば、仕事や人間関係のストレスを軽減するために、リラックスできる時間を設けたり、瞑想やヨガなどのストレス解消法を取り入れたりすることが効果的です。  

 4.就寝前の飲食に注意する

就寝前の飲食は、胃腸を刺激し眠りの質を低下させます。消化に時間がかかる脂っこいものは避け、胃腸に負担がかからない軽い食事を心がけてみてください。

コーヒー、紅茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインには覚醒作用があるため、これらの飲み物は控えましょう。

 5.就寝前のスマホやパソコンの使用を控える

 就寝前は、スマホやパソコンの使用を控えましょう。スマホやパソコンが発するブルーライトは脳を刺激し、眠りを促すメラトニンの分泌を抑制します。

寝つきが悪くなるだけでなく、夜中に目が覚めやすくなります。

 6.就寝前の喫煙を避ける

 タバコに含まれるニコチンには覚醒作用があるため、カフェイン同様就寝前は控えるのがベストです。

また習慣的に喫煙をしている人は喫煙していない人に比べて睡眠時無呼吸症候群(SAS)の発症率が高くなることが確認されていますので、別の観点ではありますが禁煙が推奨されます。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)を放置するとどうなる?

中途覚醒について睡眠時無呼吸症候群(SAS)も含めて紹介しました。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は睡眠中に呼吸が何度も止まる・呼吸が弱くなる病気です。

 

呼吸が止まりなくなるわけではありませんが呼吸停止中の酸素濃度の低下と呼吸が再開することで酸素濃度が上昇することが身体に(特に血管系に)多大な負担を与え合併症として・・・

 

脳血管障害は健常者の約3倍、狭心症・心筋梗塞は、健常者と比べて約2~3倍、心不全は約4倍、不整脈が約2~4倍高まります。

高血圧については、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が重症であればあるほど高まるとされています。

 

厚生省研究班の調査では、AHI(無呼吸指数)が20以上の場合、治療なしだと5年生存率は84%、裏を返すと5年以内に16%の方が亡くなられると言うことになります。

しかし適切な治療を受けることで健常者と変わらない生存率になるとの報告もありますので、早めに対処を行っていきましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

眠りについたあと途中で目が覚めてしまう原因がSASかも知れません。

もし疑わしいと思ったら医療機関で検査を受けてみましょう。

 

「最近、眠りが浅い、、、」

「もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれない、、、」

と感じたら、まずは専門の医療機関に相談してみましょう。

 

忙しい毎日でなかなか病院に行く時間を取れない方もいるかもしれません。

特に、睡眠時無呼吸症候群は、初期症状が自覚しづらいこともあり、受診のハードルが高いと感じている方も少なくないでしょう。

 

そんな方におすすめなのが、オンライン診療です。

オンライン診療であれば、自宅や職場など、場所を選ばずに初診から診察を受けることができます。

検査の結果、中等症から重度の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP療法などの治療が開始されます。

CPAP療法は、鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで気道を広げ、無呼吸を予防する治療法です。

オンライン診療でも、医師からCPAP装置の使い方や注意点などの説明を受けることができます(※初診から検査結果説明までオンライン診療で完結可。CPAP開始後の初回は対面診療が必要です。)

「もしかして…」と思ったら、まずはオンライン診療で相談してみましょう。

 

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「最近、眠りが浅い…」それって睡眠時無呼吸症候群(SAS)の恐れあり?!

 

睡眠中に何度も起きてしまう。

しっかりと睡眠時間を取ったにも関わらず、日中眠くなってしまう。

 

もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

 

SASは、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気で、放置すると高血圧や心臓病などのリスクが高まります。

また日中の眠気は仕事のパフォーマンス低下にも繋がります。

 

この記事では、睡眠とSASについての解説を行います。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が何度も止まる病気です。

日本人の約4人に1人がSAS予備軍であるとの推計もあり、決して他人事ではありません。

放置すると、高血圧や糖尿病、さらには脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる重大な病気につながる危険性も。

 

眠りが浅い(睡眠障害)と睡眠時無呼吸症候群(SAS)の関係

睡眠障害のうち呼吸関連障害を伴うものを睡眠関連呼吸障害と定義されます。

この睡眠関連呼吸障害のうち最も頻度が高いのは、舌・喉の筋肉が睡眠中に弛緩し、気道が閉じてしまう、もしくは狭くなることで生じる、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(ObstructiveSAS:OSAS)です。

 

そのほか、何らかの原因で睡眠中に脳の呼吸調節システムのエラーが生じることで、中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)があります。

 

いずれのタイプでも、呼吸がとまる(弱くなる)ことで酸素の取り込みが妨げられ、血液中の酸素が不足します。

酸素不足を解消しようと呼吸を再開するときに脳の覚醒反応が起こり、途中で起きてしまう、睡眠時間を十分確保していても寝足りない、などの睡眠不足(睡眠障害)におちいります。

 

眠りが浅くなる原因

続いて、一般的に眠りが浅くなる原因については以下のようなことがあげられます。

 

心理的要因

不安、イライラ、人間関係の悩みなど。他の精神疾患を伴うこともあります。

 

身体的要因

更年期などによるホルモンバランスの変化、身体疾患などを原因とした頻尿、皮膚病(アトピー性皮膚炎など)による痒みなど。

 

環境的要因

季節の変わり目、引っ越しなど。

 

生活習慣的要因

アルコールや喫煙によるニコチン摂取、コーヒーの飲み過ぎなどによるカフェイン摂取過多、入眠前の過剰なネットの利用や携帯・スマートフォンの操作など。

 

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眠りが浅いと起こる症状

眠りが浅い、思うように眠れないなど睡眠の問題が発生すると、翌日に集中力の低下や、記憶の定着の低下などが現れます。

 

集中力が維持できない

眠りが浅い、ぐっすり眠れないなどの睡眠の悩みによって、前日の心身の疲れが十分に取れていないと、集中力が維持できないと考えられています。

 

記憶の定着が低下

睡眠時間が足りていないといった睡眠の量に関する問題は、記憶定着の低下をまねくこともあります。

十分な睡眠を取った人とそうでない人を比べた研究で、学習後に睡眠を取った人の方が技術が向上したり、テストの正答率が上昇したりする結果が出ています。

逆に、徹夜などによって睡眠時間が減少すると、正答率が下がるとも報告されているため、記憶の定着や強化に関わっているといえるでしょう。

 

肥満に関連するホルモンバランスの乱れ

十分な睡眠がとれないといった睡眠不足は、肥満との関連も指摘されています。

睡眠不足となると、食欲を調整するホルモンのバランスに影響を与えます。

食欲を増進させるホルモンである「グレリン」と、抑制するホルモン「レプチン」という摂食調節ホルモンのバランスが、食欲を増進する方に働くため、肥満に繋がる可能性が高くなるのです。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の場合はCPAPで保険診療

睡眠時間は人生の3分の1を占めており、「心身のメンテナンス」をする役割があり、人間が生きていく上でも非常に重要なものです。

睡眠障害に伴って様々な症状に繋がることを示しました。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠障害に関連する呼吸障害であり睡眠中に呼吸が何度も止まる病気です。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(ObstructiveSAS:OSAS)と肥満は相関関係があります。OSASの3分の2は肥満者であり非肥満者の3倍の合併率と報告されております。

減量すれば改善するはず、、、なのですが睡眠障害に伴うホルモンバランスの乱れなどもあり痩せにくい状態に。

 

痩せれば症状は軽くなるはずだけど、なかなか痩せられないというジレンマに陥っていることもあります。

そのため中等症から重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)に該当する方はCPAP療法などで、睡眠の質を改善しながら減量に励んでいくと言う方法が考えられます。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「最近、眠りが浅い、、、」

「もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれない、、、」

と感じたら、まずは専門の医療機関に相談してみましょう。

 

忙しい毎日でなかなか病院に行く時間を取れない方もいるかもしれません。特に、睡眠時無呼吸症候群は、初期症状が自覚しづらいこともあり、受診のハードルが高いと感じている方も少なくないでしょう。

そんな方におすすめなのが、オンライン診療です。

 

オンライン診療であれば、自宅や職場など、場所を選ばずに初診から診察を受けることができます。

検査の結果、中等症から重度の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP療法などの治療が開始されます。

CPAP療法は、鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで気道を広げ、無呼吸を予防する治療法です。

オンライン診療でも、医師からCPAP装置の使い方や注意点などの説明を受けることができます(※初診から検査結果説明までオンライン診療で完結可。CPAP開始後の初回は対面診療が必要です。)

「もしかして…」と思ったら、まずはオンライン診療で相談してみましょう。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)と心不全の関係とは?早期治療が命を救う理由

 

睡眠中に何度も起きてしまう。

しっかりと睡眠時間を取ったにも関わらず、日中眠くなってしまう。

 

もしかしたら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

 

SASは、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気で、放置すると高血圧や心臓病、脳血管障害などのリスクが高まります。

また日中の眠気は仕事のパフォーマンス低下にも繋がります。

 

この記事では、心不全との関係についての解説を行います。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?基礎知識を解説

睡眠中に呼吸(口や鼻の空気の流れ)による空気流入量が10%以下まで低下し10秒以上停止する状態を睡眠時無呼吸といいます。

 

ほとんどの場合、これにはいびきを伴います。

 

また空気流入量が30%以下まで低下し10秒以上持続し、3%以上の酸素飽和度低下あるいは覚醒反応を伴う場合を低呼吸と定義します。

 

1時間あたりに5回以上の無呼吸・低呼吸が発生し、そのために熟眠できず、日中など起きている時間に異常な眠気を催す状態のことを睡眠時無呼吸症候群といいます。

 

睡眠時無呼吸症候群は大きく分けて「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」「中枢性睡眠時無呼吸症候群」の2種類に分けられます。

また両者が混在したものを混合性睡眠時無呼吸症候群とよびます。

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群の90%を占めます。

文字通り空気の通り道である気道が物理的に塞がってしまう(閉塞)ことで起こります。

 

肥満の方は、首回りの脂肪が気道を圧迫しやすいため、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。

肥満体型でなくても扁桃腺肥大があると気道をふさぐ原因になります。

またあごが小さい方では、舌が喉の方に落ち込みやすく、気道を塞ぎやすいため睡眠時無呼吸症候群になりやすい傾向があります。

 

中枢性睡眠時無呼吸症候群

中枢性睡眠時無呼吸症候群は、閉塞性無呼吸のように気道閉塞が起きていないにもかかわらず、無呼吸を発症する疾患です。

脳の中にある呼吸をコントロールする呼吸中枢の働きが落ち、呼吸の指令が届かなくなることで起きる無呼吸です。

心不全や脳血管障害を持っている人に多くみられるとされています。

 

心不全とは??症状と原因を知ろう

心臓は全身に血液を送る左心系、全身から返ってきた血液を肺に血液を送る右心系に分かれいずれもポンプ機能を果たしています。

心不全とは心臓の機能が何らかの原因で不全に陥った状態をさします。

 

左心系が弱る左心不全では、心臓から十分な血液を送り出せなくなり、体に必要な酸素や栄養が足りなくなるので坂道や階段で息切れがしたり、疲れやすくなります。

右心系が弱る右心不全では、水分が体内に貯留しやすくなり足の甲から脛にかけてむくんだり、体重の増加がおこります。

また肝臓が腫れておなかの膨満感を感じるようになります。

 

心不全になる原因として狭心症、心筋梗塞、高血圧や不整脈、弁膜症といった病気があげられます。

糖尿病や多量のアルコール摂取で心臓の筋肉が変化し心筋症となり心不全に陥ることもあります。

 

参考:日本循環器学会

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と心不全の関係

閉塞性睡眠時無呼吸症候群と心不全

閉塞性の場合、睡眠中の無呼吸によって全身の低酸素状態と高炭酸ガス血症(二酸化炭素の増加)、頻回の覚醒反応が起こり交感神経が優位になります。

また、気道が塞がる・狭まる状態が胸腔内の陰圧につながり、心臓に大きな負荷がかかります。

その他、ホルモンや、酸化ストレスなどが心臓への悪影響につながった結果、高血圧状態の持続、不整脈の誘発などの病気を起こすリスクが高まり、心不全を起こしやすくなるのです。

 

中枢性睡眠時無呼吸症候群と心不全

中枢性睡眠時無呼吸症候群は呼吸中枢の障害で起こります。

心不全の結果として起こる無呼吸であり、さらに心不全を進展・悪化させると考えられています。

 

心不全により水分が体内に貯留しやすくなることから肺の中にも水が増え(肺のうっ血状態と言います)肺の迷走神経反射が亢進し(脳の呼吸中枢とは別に)呼吸回数を増やし過呼吸状態になります。

過呼吸になると二酸化炭素濃度が下がります。

 

通常、脳の呼吸中枢は血液中の二酸化炭素濃度の上昇を感知して呼吸の指令を出すのですが、二酸化炭素が低下していると脳の呼吸中枢の反応が落ちて、呼吸運動が起こらなくなり、中枢性無呼吸となります。

起きている時に比べ、睡眠中の脳の呼吸中枢の二酸化炭素に対する感受性は鈍くなっており、中枢性無呼吸が出やすくなっています。

この無呼吸状態と過呼吸状態を30秒~2分間隔程度で周期的に繰り返す呼吸はチェーン‐ストークス呼吸(Cheyne-Stokes)と呼ばれます。

こういった夜間の無呼吸で低酸素状態がおこると、交感神経の活動が活発になり、睡眠中にも、弱った心臓に負担をかけ続け、心不全を更に悪化させたり、不整脈を起したりして生命予後を悪化させます。

大雑把にまとめますと

・閉塞性は心不全の原因になる。

・中枢性は心不全の結果起こる、そして心不全の悪化に関与する。

と言えます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の早期発見と治療方法

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に起きるため自覚症状がない人も多くいます。

早期発見するにはどんな方法があるでしょうか?

「もしかすると(自分は/家族が/彼・彼女が)睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれない」とお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。

 

早期発見

1.セルフチェック

  • 大きないびきをかいている。(家族やパートナーから指摘されたことがある場合も当てはまります)
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある。
  • 日中の会議中や運転中に強い眠気に襲われることが多い。
  • しっかり寝ても日中眠い、体がだるい、やる気が出ない。
  • 高血圧である、もしくは降圧剤を飲んでも血圧が下がりにくい。
  • 夜間にトイレに起きることが多い。
  • 最近メタボリックシンドロームの傾向を指摘された。
  • あごが小さく二重あごもしくはあごのくびれがない。

 

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2.睡眠アプリを使用してみる

スマートフォンの普及に伴い睡眠アプリで睡眠状況が把握出来るようになっています。

ひとり暮らしの方や、普段ひとりで眠っている人など、睡眠中の状況を指摘してもらいにくい人は、睡眠アプリを活用して、睡眠中の状況を記録するのがおすすめです。

 

例えば、睡眠アプリでは、次のような情報を記録できます。

  • 睡眠時間や睡眠効率の計測
  • 深い睡眠と浅い睡眠の割合の計測
  • 起床時間と就寝時間の記録
  • いびきや歯ぎしりの有無の確認
  • 寝返りの回数や振動の計測
  • 心拍数の計測
  • 無呼吸の有無の確認

1.のセルフチェックと併せて活用してください。

ただし睡眠時無呼吸症候群(SAS)の確定には医療機関での検査・診断が必要ですので参考程度として下さい。

 

3.健康診断・人間ドックなどで検査を受ける

標準の検査項目には含まれていませんがオプション検査で選択できることがあるので気になる方は、活用してみてください。

 

4.医療機関で診察を受ける

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を発症しているか否かをチェックしたい、何が問題なのかを詳しく知りたいという方は、睡眠時無呼吸症候群の検査・診断を行っている医療機関で診察を受けるのがおすすめです。

睡眠やいびきの知識を豊富にもつ医師から、適切なアドバイスをもらえます。

生活習慣のアドバイスや治療方法の提案などもしてもらえるので、早期発見のために時間を見つけて医療機関を予約してみてはいかがでしょうか?

オンライン診療にも対応している医療機関もありますので、忙しくてなかなか通院出来ない方にもお勧めです。

 

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治療方法

CPAP(シーパップ)療法

CPAP療法は、SASの治療のまさに”王様”と言えるほど、一般的な治療法です。

イメージとしては、就寝時に鼻に装着したマスクが、まるで”空気のスプリント”のように、気道を広げて無呼吸を防いでくれます。

 

CPAP療法は、重症のSASにも効果を発揮し、多くの場合、症状の改善や消失に繋がります。

 

マウスピース(口腔内装置・スリープスプリント)療法

マウスピース療法は、就寝時に装着するマウスピースが、下あごを少し前に出すことで気道を広げ、無呼吸を予防する治療法です。

例えるなら、“アゴを優しく支える小さな添え木”のようなものです。

CPAP療法に比べて、比較的小さく、携帯にも便利なので、旅行や出張が多い方にもおすすめです。

 

手術による治療

SASの手術療法には、鼻やのどの気道を広げる手術や、あごの位置を矯正する手術など、様々な方法があります。

これは、言わば、“気道のリフォーム”とでも言うべき治療法です。

 

手術療法は、CPAP療法やマウスピース療法で効果が得られない場合や、鼻中隔彎曲症や扁桃肥大など、生まれつき気道が狭いなどの問題が原因でSASを発症している場合に検討されます。

 

生活習慣の改善

SASの治療には、生活習慣の改善も重要です。

肥満はSASのリスクを高める大きな要因の一つです。

 

具体的には、次のようなことに気をつけましょう。

  • 減量: 肥満は、まるで気道に”脂肪の枕”を乗せているような状態です。体重を減らすことで、気道が広くなり、呼吸が楽になります。
  • 禁煙: タバコは、気道を狭くするだけでなく、炎症を起こしやすくするため、SASのリスクを高めます。禁煙は、気道への”悪影響を取り除く”という意味で、非常に重要です。
  • 飲酒: アルコールは、筋肉を弛緩させるため、気道が狭くなりやすくなります。飲酒は、”気道を休ませる”ためにも、控えめにしましょう。
  • 睡眠薬: 睡眠薬の中には、気道の筋肉を弛緩させるものがあり、SASの症状を悪化させる可能性があります。睡眠薬を服用している場合は、医師に相談しましょう。
  • 睡眠姿勢: 仰向けで寝ると、舌根が気道を塞ぎやすくなるため、横向きで寝るようにしましょう。横向きで寝ることは、”気道を確保するための寝姿勢”と言えるでしょう。

これらの生活習慣の改善は、SASの治療だけでなく、健康的な生活を送る上でも重要です。

SASと診断された方は、医師の指導のもと、生活習慣の改善にも取り組んでいきましょう。

 

関連記事

眠時無呼吸症候群(SAS)の治療方法 | 改善するための治し方・対処法

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を放置するとどうなる?

閉塞性および中枢性睡眠時無呼吸症候群(SAS)と心不全の関係について紹介しました。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は睡眠中に呼吸が何度も止まる・呼吸が弱くなる病気です。

呼吸が止まりなくなるわけではありませんが呼吸停止中の酸素濃度の低下と呼吸が再開することで酸素濃度が上昇することが身体に(特に血管系に)多大な負担を与え合併症として・・・

 

脳血管障害は健常者の約3倍、狭心症・心筋梗塞は、健常者と比べて約2~3倍 心不全は約4倍、不整脈が約2~4倍高まります。

高血圧については、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が重症であればあるほど高まるとされています。

 

厚生省研究班の調査では、AHI(無呼吸指数)が20以上の場合、治療なしだと5年生存率は84%、裏を返すと5年以内に16%の方が亡くなられると言うことになります。

 

しかし適切な治療を受けることで健常者と変わらない生存率になるとの報告もありますので、早めに対処を行っていきましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

息切れやむくみの原因が睡眠時無呼吸症候群(SAS)による心不全かも知れません。

もし疑わしいと思ったら医療機関で検査を受けてみましょう。

 

「最近、眠りが浅い、、、息切れがする、、、むくみが、、、」

「もしかしたら睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれない、、、」

と感じたら、まずは専門の医療機関に相談してみましょう。

 

忙しい毎日でなかなか病院に行く時間を取れない方もいるかもしれません。

特に、睡眠時無呼吸症候群は、初期症状が自覚しづらいこともあり、受診のハードルが高いと感じている方も少なくないでしょう。

 

そんな方におすすめなのが、オンライン診療です。

 

オンライン診療であれば、自宅や職場など、場所を選ばずに初診から診察を受けることができます。

 

検査の結果、中等症から重度の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP療法などの治療が開始されます。

CPAP療法は、鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで気道を広げ、無呼吸を予防する治療法です。

オンライン診療でも、医師からCPAP装置の使い方や注意点などの説明を受けることができます(※初診から検査結果説明までオンライン診療で完結可。CPAP開始後の初回は対面診療が必要です。)

 

「もしかして…」と思ったら、まずはオンライン診療で相談してみましょう。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

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原因

傾向

疑い

 

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寝汗は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性あり?原因や関係性、改善方法を解説

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、寝ている間に呼吸が何度も止まる病気です。

 

いびきや無呼吸を起こすことはイメージしやすいかと思います。

 

これらの症状以外にも実は寝汗にも関係していることがあります。

 

なぜでしょうか?

 

この記事では、睡眠時無呼吸症候群と寝汗の関係を解説し、危険な寝汗の見分け方や、考えられる病気について紹介します。

 

寝汗に悩んでいる人は、ぜひ読んでください。

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寝汗が出る原因

寝汗は誰にでも生じる生理現象で気温の低い冬であっても、ひと晩にコップ1杯分ほどの寝汗をかくといわれています。

 

寝汗をかくのは、日中のうちに体内にこもった熱を放散し体温調節をするためで、人が健康に生きるために必要な現象であり、これには副交感神経の働きが関係しています。

 

疲れた身体を休息させるため、副交感神経は睡眠中に優位に働きます。

 

寝汗によって体内の熱を放散することも、疲れを回復させるための現象といえます。

 

副交感神経とは反対に、日中に優位に働くのが交感神経。

 

どちらも自律神経と呼ばれ、お互いがシーソーのようにバランスを取りながら機能していますが、このバランスが乱れてしまうと必要以上の寝汗をかきやすくなってしまいます。

 

寝汗と睡眠時無呼吸症候群(SAS)の関係

寝ている間は本来リラックスした状態になるため副交感神経が優位になりますが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の場合は呼吸が止まったり浅くなったりすることを繰り返し体が低酸素状態になります。

 

すると体に負担がかかっている危険信号により脳が覚醒した状態になり交感神経が優位になります。

 

そうなると体温調整がうまく行かなくなり多量の寝汗をかいてしまうことがあります

 

いびきや無呼吸は、家族、パートナーからの指摘で初めて分かることが多いですが多量の寝汗は自分でも気づきやすい体の現象ではないでしょうか?

 

不快な寝汗がある人は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を疑っても良いかも知れません。

 

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1分でわかる!睡眠時無呼吸症候群の簡単セルフチェック

 

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寝汗がひどい場合の睡眠時無呼吸症候群(SAS)以外の病気

 

ひどい寝汗の原因には、睡眠時無呼吸症候群(SAS)以外にも結核や肺炎のような呼吸器疾患、甲状腺機能障害、自律神経失調症、悪性リンパ腫、低血糖症、多汗症、更年期障害、月経前症候群などが隠れている可能性があります。

 

それぞれの症状など解説しますので参考にして下さい!

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状をわかりやすく解説!自分でできる症状チェックリスト付き

 

肺結核や肺炎などの呼吸器疾患

肺結核は結核菌による肺の感染症、肺炎の原因は様々な病原体(細菌、ウイルス、真菌、抗酸菌など)により肺の組織に炎症を起こした状態のため前述の結核菌による肺炎も含まれますが、多くの場合は細菌感染です。

症状は咳や痰を伴い、発熱することが多いですが一日中の発熱ではないこともあります。

夜に熱が出ていても朝に熱がなくなっていて、その日の夕方から再び熱が上がりだすため寝汗の原因になります。

朝起きてちょっと良くなったから様子を見ようかな、を繰り返しているうちに悪化してしまうことがあるため体温の経過や寝汗などが数日続く場合は内科・呼吸器内科などの医療機関を受診しましょう。

 

甲状腺機能亢進症

甲状腺は喉ぼとけの下にある臓器です。甲状腺ホルモンを作ることで脈拍や体温の維持、体内のタンパク質合成やエネルギー代謝などを担っています。

このホルモンが過剰産生された状態になる病気(バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎など)です。

過剰な甲状腺ホルモンにより体にとってはエンジン全開状態が続くため、心拍数が速くなる、動悸、発汗、不眠、体重減少、下痢傾向などが現われます。

当てはまる項目が多い場合は内科・内分泌/代謝内科などの医療機関を受診しましょう

 

自律神経失調症

自律神経失調症は、脳が受けるストレスや不規則な生活習慣などにより、自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスが崩れて心身の不調が起こる状態です。

自律神経はあらゆる臓器とつながっているため、全身に様々な症状が現れます。

動悸や血圧上昇など心臓関連の症状や、頭痛、立ちくらみ、ふらつき感、不眠などの神経と関連した症状、下痢や便秘など消化器症状を伴うこともあります。

疲れやすさや寝汗なども出現することがあります。

 

症状が多岐にわたるためどこで相談したら良いのかに困る病気ですね。

個人的にも確定診断が難しく丁寧にほかの病気を鑑別(区別)、除外していく必要がある病状だと思います。

複数の病気が絡まっていることもあるため、症状が強いものから順番に相談していく診療科を考えるのが良いと思われます。

 

心療内科や精神科、内科、婦人科などの医療機関を受診しましょう。

 

悪性リンパ腫

血液中の白血球の一部であるリンパ球ががん化(=勝手にどんどん増殖してしまうこと)してリンパ節やその他のリンパ組織に腫れやしこりを作る病気です。

血液腫瘍の一種で、血液がん(造血器腫瘍)の中で最も多くみられます。

 

リンパ節(首やわきの下、足の付け根など)の腫れが出現し、しこりとして感じます。痛みを伴うことはあまりないこと、段々大きくなるなどが特徴的です。

 

症状が進行すると発熱、体重減少、寝汗などが出たり、ほかにも皮膚の発疹、嘔吐など様々な症状が現れてきます。

 

確定診断や治療は血液内科の専門領域です。いくつか当てはまる症状がある場合はかかりつけ医などに相談した上で可能性が高いと判断された場合は紹介状(診療情報提供書)を作成してもらい専門医療機関に受診しましょう。

 

低血糖症

血液中のブドウ糖(血糖値)が正常値よりも低くなり、体の各部に必要なエネルギーを供給することが難しくなる状態です。一般的に血糖値が70mg/dL未満になった場合を指しますが、個人差があります。

発汗や動悸などの症状が現れ、意識消失を起こすなど危険な状態に陥ることがあります。

糖尿病の治療で低血糖を起こしている人は、夜間にも低血糖状態を起こしている可能性があり、その症状として寝汗をかくことがあります。

 

一方、血糖値を下げるような治療を受けていない人が、低血糖とそれに伴う意識障害を起こす自発性低血糖症という病気もあり、これらの症状の原因疾患としてインスリノーマ、膵外腫瘍、インスリン自己免疫症候群などが関与していることがあります。

 

ただし2009年の疫学調査で350名ほどの報告のため稀な病状です。

糖尿病治療関連で起きることが多いので既に医療機関の受診中だと思われますが血糖値の急激な変化(過剰な摂取、逆に過剰な制限)でも該当しそうな場合は内科・内分泌/代謝内科などの医療機関に相談しましょう。

 

多汗症

文字通り汗が多く出る症状ですが、汗っかき体質と違う点はどこでしょうか?

  • 多くの場合、小児期に発症し、成人になっても症状が続くこと(発症年齢が25歳以下)
  • 手、足、顔、脇の下など、左右対称性に多く汗をかくこと
  • 睡眠中は発汗が止まっていること
  • 1週間に1回以上、多汗のエピソードがある
  • 家族歴がみられること

などです。

 

汗が多く出ることでほかの皮膚トラブルや日常生活に支障が出ることがあります。当てはまるかも、と言うような人は皮膚科・形成外科などで診療を担当していることが多いので受診してみましょう。

 

更年期障害・月経前症候群

更年期障害は、女性ホルモンの減少を原因として起こる心身のさまざまな障害で、気温・室温に関係なく起こる火照りや多汗が、寝汗の原因となります。

それ以外の症状としては、冷え、頭痛、肩こり、肌や口内の乾燥、不眠、憂うつ、疲労感などが挙げられます。

 

月経前症候群は月経前の3~10日に、心身のさまざまな症状が現れ、月経の開始とともに軽快・消失する病状です。

この期間は体温も0.5度前後、上昇することから、寝汗をかきやすくなります。

それ以外の症状としては、腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、乳房の張り、めまい、イライラ、抑うつ、不安、不眠などが見られます。

 

症状や程度には個人差があるため、該当する症状で日常生活に不具合が生じている場合は婦人科などの医療機関を受診しましょう。

ホルモン剤などの副作用が心配、あるいは副作用が強く出てしまった人などは漢方製剤での治療も選択肢です。

診療科を問わず漢方に詳しい医師・医療機関も相談候補にしてみてください。

 

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寝汗がひどい場合の改善方法

 

  • 生活習慣を整える:ストレスをためない、生活リズムを整える、適度な運動をする、入浴でリラックスするなど、心身がリラックスして自律神経が安定するようにします。
  • 寝室の環境を整える:寝室の気温や湿度を調節し、快適な睡眠環境を保ちます。理想的な室温は夏場で約25℃〜26℃、冬場で約22℃〜23℃、湿度は1年を通して50%〜60%です。エアコンと除湿機を併用して、快適な睡眠環境を保ちましょう。
  • 寝具を見直す:吸湿性の高いパジャマやシーツ、カバー類を使用します。敷き寝具は、素材と硬さに気をつけましょう。
  • 寝る前にコップ1杯の水を飲む:水分を控えると脱水やベタベタとした汗の原因になるため、寝る前にコップ1杯程度の水を飲みましょう。
  • アルコールの量を減らす、やめる:お酒を飲むと寝汗をかくタイプの方には有効です。
  • お薬の必要性をもう一度考える:かかりつけ医師やかかりつけ薬剤師に、今飲んでいるお薬の副作用の可能性がないか相談する。

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

 

寝汗と睡眠時無呼吸症候群(SAS)の関係について、また寝汗の原因になりうるほかの病気についての解説でした。

 

「もしかしたら、自分も睡眠時無呼吸症候群(SAS)かも…」と感じたことはありませんか?

大きないびき、日中の耐え難い眠気、朝起きた時の頭痛、集中力の低下、そして今回のテーマの寝汗!! 

 

これらはSASの典型的な症状です。

 

「病院を受診した方が良いのかな…」と思いつつ、日々の忙しさに追われ、なかなか受診に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

 

特に、仕事や育児で時間を取るのが難しい方にとっては、病院に行くこと自体が大きな負担になりますよね。

 

そこで、近年注目されているのがオンライン診療です。

オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンを使って、自宅や職場など、どこにいても医師の診察を受けられるサービスです。

 

SASのような、初期段階では自覚症状が乏しい病気の早期発見・早期治療にも役立ちます。

最初のステップとしてオンライン診療を利用することで、気軽に相談でき、専門医のアドバイスを受けることができます。

 

早期発見・早期治療が大切なSASだからこそ、オンライン診療を有効活用し、健康管理に役立ててみてはいかがでしょうか。

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査キットとは?自宅でできる簡易検査の方法や費用

 

日中の眠気や集中力の低下、大きないびき…

もしかしたら、あなたは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。

 

厚生労働省の調査によると、SASは成人の約3人に1人が罹患している可能性があると推定されており、決して珍しい病気ではありません。

 

SASがある人の場合、寝ている間に呼吸が止まるため、血液中の酸素が一時的に90%以下に下がり、呼吸の再開で酸素濃度が戻り、無呼吸で再び下がるなどを一晩に何度も繰り返すことになります。

 

この酸素濃度の上下変動が血管への酸化ストレスとなり様々な合併症となり得るため、SAS疑いがある人は検査を受けてみましょう。

 

この記事では、自宅で手軽にできるSASの簡易検査について詳しく解説します。

指先などに酸素飽和度を測るセンサーのタイプ、指先センサーの他に気流センサーや体動センサーをつけるタイプがあり、これらをつけて寝るだけで、睡眠中の酸素飽和度や呼吸状態を測定できます。

検査費用も比較的安く、健康保険が適用されるケースもあります。

 

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簡易検査とは?

検査の詳細

検査費用と治療費用

検査入院とは

検査・治療には健康保険はおりる?

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)疑いは自宅で検査キット(簡易検査)が可能

簡易検査キットには、酸素飽和度を測る指先センサーの他に、気流センサーや体動センサーが付いているものもあります。

 

気流センサーは、鼻と口の空気の流れを感知し、呼吸が止まっているかどうかを判断します。

 

体動センサーは、寝返りなどの体の動きを検知し、睡眠の質を評価するのに役立ちます。

 

これらのセンサーによって、より詳細な情報を記録し、SASの診断をサポートします。

簡易検査の種類は主にパルスオキシメーターとアプノモニターがあります。

 

パルスオキシメーター

・指先で酸素飽和度を測定、心拍数も測定可能。

・職業ドライバーなどの企業検診で用いられることが多く、医療機関で無呼吸症候群の検査目的に行われることは少ない。

 

アプノモニター

・上記パルスオキシメーターに加えて、気流センサーや体動センサーが付いている。

・医療機関での検査として行われる検査は、この検査がほとんどです。

・簡易検査、簡易ポリソムノグラフィー検査などとも表現されます。

 

いずれの検査も貸出可能なキットとなるため自宅で1晩あるいは2晩装着し、検査結果を解析します。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法

自宅で検査可能な簡易検査は手軽に検査出来る反面、睡眠自体の評価は出来ないため検査結果が過小評価に繋がる可能性があります。

 

しかしながら中等症(AHI 15)以上の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断には活用出来る検査と言えます。

 

ほかの検査方法として入院(※現在は入院なしでも検査可能な検査キットがあります)して行う精密検査があります。

 

精密検査はポリソムノグラフィー検査や終夜睡眠ポリグラフ検査と言われる検査です。

 

脳波の測定も出来るため睡眠の質や睡眠障害の有無を確認出来るため睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断以外に、レム睡眠行動障害や周期性四肢運動障害、ナルコレプシーなど睡眠障害に関連する病気の検査として行われることもあります。

 

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睡眠時無呼吸症候群のAHI(無呼吸低呼吸指数)とは?

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査費用

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われることで簡易検査を受けた場合の検査費用についてはいくら位になるのでしょうか?

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われて医療機関で検査をした場合、多くのケースは健康保険の適用が受けられます。

 

簡易検査の検査費用は保険点数で900点=9000円のため、年齢や収入により自己負担が1割~3割とかわりますが3割負担の方で2700円前後の自己負担になります。

 

※別途、初診あるいは再診料などが加わります。 精密検査の検査費用は施設基準により保険点数に幅があります(3750点~4940点)が3割負担の方で11000円~15000円前後となります。

※別途、初診あるいは再診料。入院で検査の場合は入院費用などが加わります。

 

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検査費用と治療費用

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の流れ

一般的な検査・診断の流れを見てみましょう

 

①問診・睡眠尺度評価(Epworth Sleepness Scale=ESS)

②簡易検査

③重症度に応じて診断確定、治療開始 または精密検査に進んだ後、診断確定、治療開始

 

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睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

 

「もしかして、睡眠時無呼吸症候群かも…?」と不安を抱えながらも、忙しい毎日でなかなか病院に行く時間を取れない方もいるかもしれません。

 

特に、睡眠時無呼吸症候群は、初期症状が自覚しづらいこともあり、受診のハードルが高いと感じている方も少なくないでしょう。

 

そんな方におすすめなのが、オンライン診療です。

 

オンライン診療であれば、自宅や職場など、場所を選ばずに初診から診察を受けることができます。

検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP療法などの治療が開始されます。

 

CPAP療法は、鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで気道を広げ、無呼吸を予防する治療法です。

オンライン診療でも、医師からCPAP装置の使い方や注意点などの説明を受けることができます

(※初診から検査結果説明までオンライン診療で完結可。CPAP開始後の初回は対面診療が必要です。)

 

「もしかして…」と思ったら、まずはオンライン診療で相談してみましょう。

手軽に専門医のアドバイスを受けることができます。

 

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検査の詳細

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検査・治療には健康保険はおりる?

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、さらに詳しく知りたい方は各記事をご確認ください。

治療

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原因

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疑い

 

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)のマウスピース治療を解説!

 

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が何度も止まる病気です。

 

睡眠時無呼吸症候群のほとんどが、“閉塞型睡眠時無呼吸症(OSAS)”と言われるものです。

 

上気道(空気の通り道)が塞がれることにより起こります。

 

閉塞の原因は、肥満・扁桃腺の肥大・鼻の疾患・舌の肥大・顎の後退などがあげられます。

 

また、顎が小さいと気道がふさがれやすいため、痩せているのに睡眠時無呼吸症候群を発症している方もみられます。

 

今回はマウスピース(スリープスプリント)治療についての説明です。  

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)のマウスピース治療とは

いびきや無呼吸の原因となる舌の落ち込みを軽減するため、下顎を前方に突き出した状態で、上下の顎を固定して気道を確保する方法です。

 

マウスピース(スリープスプリント)による治療は導入しやすく身体に負担が少ない、小型で携帯性にすぐれることなどから

①無呼吸症候群には該当しないがいびきが強い方

②無呼吸症候群でも軽症な方

③中等症以上の無呼吸症候群でCPAP療法を行ったが、CPAPが合わなかった方

などに用いられています。

 

歯ぎしり改善用やスポーツ用のマウスピースとは異なる形状をしています。

上記①の場合は自費作成(健康保険適用外)、②および③に該当する方は医科(内科、耳鼻咽喉科等)での診断が確定している場合は保険適応となります(マウスピースの種類により例外があります ※後述)。

 

マウスピースの作製に関しては歯科領域になるためで作製に慣れている歯科医での作製が勧められます。

※軽症:簡易検査または終夜睡眠ポリグラフ検査(ポリソムノグラフィ)で無呼吸低呼吸指数(AHI)が5以上15未満 ※中等症:AHIが15以上

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療で使用するマウスピースの種類とメリット・デメリット

 

上下一体型マウスピース(保険適用)

メリット

  • 保険適応となるため3割負担の方で1万~1万5千円前後で作製可能。

 

デメリット

  • SAS中等症以上には効果が乏しい
  • 上下が固定されているため下顎の位置の微調整が出来ない
  • 使用により不快感や顎関節を痛める時がある
  • 嚥下や咳がうまくできない

などが挙げられます。

 

上下分離型マウスピース(保険適用外)

メリット

  • 下顎の位置の微調整が出来るため、長期使用しても適切な状況で使用できる
  • 上下分離で顎を動かせるため、顎関節に負担が少ない。
  • 嚥下や咳ができる

 

デメリット

  • 保険適用外のため、製作費が高額になる(10万円以上)
  • SAS中等症以上には効果が乏しい

 

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マウスピース治療の流れ

睡眠時無呼吸症候群で軽症と診断された場合、医科(内科、耳鼻咽喉科など)での情報提供書を作成してもらい歯科受診。

歯科受診:

口腔内検査、レントゲン検査などによる歯の状態、顎関節の評価など踏まえ歯の型取り→作製

の流れとなります。

 

マウスピース治療が適切でないと判断されるケースとして以下のような場合が挙げられます。

  • 高度の鼻閉(耳鼻咽喉科医の治療が先に必要)●著明な扁桃肥大
  • 残存歯数の少ないもの ●顎関節症 ●重度歯周病● 明らかな顎形態異常(小下顎症)
  • 自己管理不能な精神障害 ●心身症

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療はマウスピースとCPAP(シーパップ)のどちらがいい?

どちらが良いか?については一概には言えませんが、保険適用の観点では軽症はマウスピース、中等症から重症レベルはCPAPの方が治療効果が出やすいと考えられます

症状の観点からはいびきがメインの方はマウスピース、いびきだけでなく無呼吸の指摘がある人、眠気が強い人はCPAPの方が効果を得やすいと考えられます。

その他、鼻炎や鼻中隔湾曲の有無、扁桃腺肥大の有無、巨大舌の有無、歯の状態など合併する症状に応じて効果も変わりますので、複数の選択肢の中からどれが合いそうかなどについては検査、診断含め医療機関と相談しましょう。

 

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)をそのまま放置すると?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を「たかが、いびき」と安易に考えて放置していませんか?

実は睡眠時無呼吸症候群は、知らないうちにあなたの健康を蝕み、様々な合併症の引き金となる可能性がある、恐ろしい病気なのです。

まず、睡眠時無呼吸症候群で最も問題となるのは、睡眠中に呼吸が何度も止まることです。

 

呼吸が止まると、体、特に脳への酸素供給が途絶えます。

脳は酸素不足に非常に敏感で、酸素が足りなくなるとパニック状態に陥り、体に「すぐに酸素を送れ!」という緊急信号を発します。

その結果、心臓は猛烈に働き始め、血圧が急上昇するのです。

このような状態が続くと、血管は常に高い圧力にさらされ、まるでゴムひもを何度も強く引っ張るように、徐々に硬く、もろくなっていきます。 これが動脈硬化です。

 

動脈硬化は、血管の壁が厚く、硬くなってしまう病気で、血管が狭くなり、血液の流れが悪くなってしまうのです。

動脈硬化が進むと、様々な合併症のリスクが高まります。心臓に酸素を供給する冠動脈が硬化すると、狭心症や心筋梗塞といった生命に関わる病気を引き起こす可能性があります。

 

脳の血管が硬化すれば、脳卒中のリスクも高まります。 また、睡眠時無呼吸症候群は糖尿病のリスクも高めることが知られています。

糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度が高くなる病気で、放置すると様々な合併症を引き起こし、生活の質を大きく低下させる可能性があります。

さらに、睡眠時無呼吸症候群によって睡眠の質が低下すると、日中の眠気が強くなり、集中力の低下や倦怠感を引き起こします。

これにより、仕事や学業のパフォーマンスが低下するだけでなく、居眠り運転による交通事故のリスクも高まります。

 

アメリカ心臓協会の声明でも、睡眠時無呼吸症候群は高血圧、心不全、冠動脈疾患、脳卒中などの心臓血管疾患のリスクを高めることが指摘されています。

特に、高血圧がなかなか改善しない方や、心房細動を繰り返す方は、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けることが推奨されています。

 

このように、睡眠時無呼吸症候群は決して軽視できる病気ではありません。

 

「たかが、いびき」と考えて放置せず、少しでも気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けるようにしましょう。

 

早期発見、早期治療が、あなたの健康を守る上で非常に重要です。

 

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睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合はオンライン診療へ

「もしかして、睡眠時無呼吸症候群かも…?」と不安を抱えながらも、忙しい毎日でなかなか病院に行く時間を取れない方もいるかもしれません。

 

特に、睡眠時無呼吸症候群は、初期症状が自覚しづらいこともあり、受診のハードルが高いと感じている方も少なくないでしょう。

 

そんな方におすすめなのが、オンライン診療です。

オンライン診療であれば、自宅や職場など、場所を選ばずに診察を受けることができます。

 

検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP療法などの治療が開始されます。

 

CPAP療法は、鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで気道を広げ、無呼吸を予防する治療法です。

オンライン診療でも、医師からCPAP装置の使い方や注意点などの説明を受けることができます。

 

「もしかして…」と思ったら、まずはオンライン診療で相談してみましょう。手軽に専門医のアドバイスを受けることができます。

 

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睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく

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